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エニアグラム タイプ4とタイプ7の違い

2021年6月30日水曜日

エニアグラム タイプ4 タイプ7

タイプ4とタイプ7の違い

タイプ4とタイプ7は全く違うタイプです。健全度レベル6では表面的な類似性がありますが、それを除けば、両者をよく知る人がタイプ4とタイプ7を長期間、見間違えることはないと思われます。

タイプ4もタイプ7も過剰に何かを求めるタイプだという点は同じですが、健全度レベル6のタイプ7は次々と新しいモノ(あるいは体験)を欲しがる(より正確に言うと、モノを獲得する際に得られる刺激を求める)という意味で、過剰な物質主義者と呼ばれます。

タイプ4はモノではなく自分の内なる感情を過剰に追い求めるタイプです。彼らは自分の肉体や精神が衰弱するのもかまわず、空想生活の中で自分の感情を大きく揺さぶりながら、何であれ感じたり想像したりしようとします。健全度レベル6のタイプ4は感情や空想に溺れ、自らの命を削りながら感覚を研ぎ澄ませるという意味で自堕落な耽美主義者と呼ばれます。

タイプ概要


タイプ4 タイプ7
囚われ 妬み 貪欲
根源的恐れ アイデンティティがないこと
個人的な存在意義がないこと
必要なものを奪われてしまって
痛みに囚われること
根源的欲求 内面の体験からアイデンティティを作ること
自分自身と自分の存在意義を見つけること
幸福で、満足していて、充足していること
超自我の声 自分に正直であれば大丈夫だ 必要なものを手に入れたら大丈夫だ

共通点

タイプ4とタイプ7は下記の点が共通しています。

  • (健全度6)他者から見ると、どちらも非現実性や気取った様子が目立つ人に見える。
  • (健全度6)どちらのタイプもある種の過剰さを持っている(「爛熟した退廃と官能」として表現される過剰さ)。

相違点

タイプ4とタイプ7は下記の点が異なっています。

タイプ4 タイプ7
(健全度6)空想生活の中で自分の感情に溺れる (健全度6)これでもかというくらい豪華な物を大量に所有したり、派手な経験を色々しようとする
(健全度6)過剰に刺激(豪華なモノを獲得したり派手な経験をすることによって得られる刺激)を追い求めるのは、気晴らしして不安から逃れるため (健全度6)過剰に感情を追い求めるのは、自意識の痛みを和らげるため
豪華な物を求めるが、いざ欲しいものが手に入ってしまうと、それに対する興味を失ってしまう 自分が美しいと思うものを長く大切にする(浜辺で拾った石や、芽をひとつ出した小枝など)
物欲の強い物質主義者 気怠げな唯美主義者

ユングのタイプ論との関係

ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ4は内向的直観に、タイプ7は外向的感覚に近いとされています。


参考:

ソシオニクス・タイプ診断

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