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サイコソフィア

2021年5月27日木曜日

サイコソフィア 診断リンク

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タイプ一覧

各タイプと各セクスタの個別説明。各タイプの個別の説明は下記のリンク先を参照。


サブタイプ(アクセント)

サイコソフィアのサブタイプ(アクセント)ごとの説明。

F 物質 V 意志 E 感情 L 論理
1st 1F 1V 1E 1L
2nd 2F 2V 2E 2L
3rd 3F 3V 3E 3L
4th 4F 4V 4E 4L

詳しくはこちらの記事を参照。


オンラインテスト

外部サイトのリンク。ロシア語。

一応リンクを載せているものの、個人的にはサイコソフィアのタイプはオンラインテストに頼らないほうがわかりやすいんじゃないかという気がした(理由はアクセントの記事を見てもらうとわかりやすい)。

4問
 https://xn--h1aaracmczf9h.com/cgi-bin/test.pl

20問
 https://bestsocionics.com/test/psychosophy/

40問
 http://typtest.ru/aleafan.htm

200問
 http://typtest.ru/psychosofy.htm


サイコソフィアとは

  • 主にロシアで広まっている類型論。
  • 4つの側面(論理、感情、意志、物質)と、4つの態度(I+ You-, I+ You+, I- You-, I- You+)を組み合わせたタイプ。
  • 24種類のタイプと6種類のセクスタ(ソシオニクスのクアドラのようなもの。クアドラ=4、セクスタ=6)が存在する。
  • タイプ間の相性の話がある。
  • サブタイプ(アクセント)に関する理論がある。
  • 英語圏で広がっているAttitudinalPsycheの元ネタ。ちなみにPersonality databaseにもこのタイプの項目がある。
  • 制作者はアレクサンダー・アファナシエフ(А.Ю.Афанасьева, Alexander Y.Afanasyev)というロシアの作家。
  • 制作にあたって、ソシオニクスの考え方の影響を受けている。
  • サイコソフィア(Психософия, Psychosophia, Psychosophy)またはサイコヨガ(Психе-йога, Psyche-Yoga)という。

4つの側面

L(論理)


Logical State - “Mind”

すべての論理的思考、分析、知識、博学、意見、証拠、議論、真実の探求、人生の意味に関する科学的研究に対する態度。

E(感情)


Emotional State - “Soul”

感情的な反応、感情的な経験に対する態度、直観的な予感、人生の文化的および芸術的側面(絵画、音楽、映画など感情が主導的な役割を果たす全てのもの)。

F(物質)


Physical State - “Body”

すべての物質的なものに対する態度。見た目、食べ物、所有権、金銭、性欲、快適さ、身体的ケア、実践的なスキル。

V(意志)


Willpower - “Spirit/Character”

個人のエネルギー、意志力、精神力、決断力、自信、欲望(desires)、目標の順守と障害の克服、人々や世界一般に対する自己意識に対する態度。自制心、責任および義務。

4つの態度

I+ You-

「私の意見が唯一正しいものです。あなたの意見は存在しません」


I+ You+

「私は自分が正しいと思う権利を留保します。あなたの意見も考慮に入れます」


I- You-

「自分のことはよくわかりませんが、あなたの意見も疑わしいです」


I- You+

「私はこれについて理解していません。あなたの意見を全面的に受け入れます」


タイプの記述法

LVEFの側面と態度の組み合わせは下記のようになる。

側面 態度
L(論理) I+ You-
V(意志) I+ You+
E(感情) I- You-
F(物質) I- You+


セクスタ

ソシオニクスのクアドラと同じような小グループ。

1番目の機能と4番目の機能が同じ、または入れ違いになるタイプ
 かつ
2番目の機能と3番目の機能が同じ、または入れ違いになるタイプ

から構成される(例えば第1セクスタはEVLF, FLVE, FVLE, ELVF)。


◆◆◆


アファナシエフ(サイコソフィアの開発者)は、人類において最初に生まれたのは物質(F)と感情(E)の側面であり、その後、物質(F)から意志(V)が、感情(E)から論理(L)の側面が生じたと考えた。

そしてアファナシエフは、この考えとソシオニクスのクアドラの考えをベースにして、セクスタという概念を導入した。ソシオニクスでは時代の変遷をクアドラの変遷として説明する理論があるが、このセクスタもまた同様に、時代の変遷と共に支配的なセクスタが変化していくとしている。

(クアドラは4、セクスタは6を意味する。ソシオニクスのクアドラはα、β、γ、δの4つのグループからなるので「クアドラ(4)」と呼ぶが、6つのグループからなるサイコソフィアは、クアドラと言う代わりに「セクスタ(6)」と呼ぶ


また、ソシオニクスのクアドラが同じ価値観を共有するタイプのグループ(具体的には双対、活性化、同一、鏡像、関係のタイプ)であるのと同様、セクスタは同じ価値観を共有するタイプ同士のグループである(いわゆる「相性がいい」とされるアガペーに基づくタイプ)。


◆◆◆


各セクスタの使命

第1セクスタの使命
- 過酷で原始的な条件の中で、人々が生き延びる術を見つけること。

第2セクスタの使命
- 農場と牧場を作り、発展させること。

第3セクスタの使命
- 集約的な管理体制を確立すること。

第4セクスタの使命
- 社会の文化的な生活レベルを向上させること。

第5セクスタの使命
- 消費社会を形成すること。

第6セクスタの使命
- 社会を再編すること。


セクスタ別の説明

上述のタイプ一覧のリンク先を参照。


クラブ

ソシオニクスのクラブと同じような小グループ。

1番目の機能(I+ You-)と2番目の機能(I+ You+)が共通するタイプ別のグループ。職業選択傾向を左右するとされる。

同じクラブ同士は、共通の興味関心、類似した態度、習慣、才能を共有している。

同じクラブ同士は無意識に惹かれやすいものの、価値観が異なる(=セクスタが異なる)場合、長期的なコミュニケーションでは深刻な相互不理解が生じる可能性がある。


◆◆◆


クラブは下記の6種類ある。

  • リーダー
  • エクスプローラー
  • 実用主義者
  • コミュニケーター
  • ソーシャル
  • イデオロジスト


クラブ別の説明

クラブは下記のように分類される。タイプ末尾の括弧内の数字はセクスタの番号。


リーダー:VFxx, FVxx

VFLE(3), VFEL(4), FVLE(1), FVEL(6)

強い肉体と精神、自信と目的意識を持つ。地に足がついていなさそうな物事、例えば科学的なものや文化的な物に対してやや懐疑的な態度をとることがある。ただし、そういったものが人々に大きな影響を与えていることは認識しているため、有効そうであればそれらを利用することも出来る。

必要な場合、人と対決するのを恐れない。高い地位を占め、自分自身と自分の大切な人に、価値観と快適さの両方を提供できる。スピーチによって自分の考えをうまく表現するのはあまり得意ではない(どちらかというとスピーチが得意な感情的な人々や知識人に無意識に惹きつけられやすい。ただし一度そういった人々に惹きつけられた場合であっても、その後あまりにも空論じみていると感じたら失望してしまう)。


  • 起業家、経済活動家、軍隊、スポーツチームのリーダー


エクスプローラー:VLxx, LVxx

VLFE(3), VLEF(5), LVFE(2), LVEF(6)

最も熟慮を好むクラブ。日常的な問題を解決することより、人類全体の問題を深く掘り下げることに興味を持つ

忍耐力と持久力があり、自分の精神的、肉体的な不快感を二の次にして大きな目標を達成しようとする。

人類に利益をもたらし、人類が持つ知識の限界を押し広げたいと願っており、多くの新しいアイデアとそれを実現する方法探しに夢中になりやすい。精神的には強いが、経済的困難に直面することも多い。自給自足的で孤独を好む

無意識のうちに陽気で活気に満ちたのんきな人に惹かれやすいものの、実際にそうした人々に出会った際は、相手の知性と思考スタイルをテストしようとする(そしてテストに合格できない相手には、自分の知識や世界観を共有したがらない)。もしそれを共有できる相手を見つけられたら、大きな幸せを感じる。


  • 科学研究、およびその普及活動


実用主義者:FLxx, LFxx

FLEV(5)、FLVE(1)、LFEV(4)、LFVE(2)

最も実用的なクラブ。技術的な問題に取り組むのを好み、高品質な手作業が求められる活動に向いている。

このクラブの人々のスピーチは特定の物質的なイメージと同時に、深く哲学的でさえある考えに満たされている。実学に興味を持つ一方で、あまりにも観念的過ぎる理論、机上の空論じみた理論には興味を示さない

英雄主義や闘争のロマンスといったものには非常に懐疑的で、争いの前になるべく自分に有利な条件を作り出そうとしたがる。

無意識のうちに活動的で創造的で精神的な人々に惹きつけられやすく、そうした人々に合理的で安定した生活というものを教えようとしたがる。


  • 科学技術者、職人、エンジニア、証券業


コミュニケーター:LExx, ELxx

LEFV(4)、LEVF(6)、ELFV(3)、ELVF(1)

創造的で独創的。人道的方向性と科学的方向性を兼ね備えている。

自分の論理的な考えと、自分の感情の両方を上手に伝えることが出来る。彼らのスピーチは興味深いアイデアや鮮やかなイメージで満たされているが、あまり自分に自信がないことが多い

行動を予測して計画すること自体はできるものの、実際的な活動で立てた目標を達成するのは難しい場合がある。

どちらかというと夢想家的でロマンチックな人々。


  • 経済学の教師、銀行の顧客サービス、会計士、作家、心理学者、科学研究者(このクラブの人の書く科学論文は、普通の科学論文とは違って読み手に感情を通して影響を与えるような芸術的イメージや比喩に彩られていることが多い)


ソーシャル:FExx, EFxx

FELV(5), FEVL(6), EFVL(2), EFLV(3)

社会の扇動者。最も活気に満ち溢れたクラブであり、鮮やかな情緒と実用性を兼ね備えている。誘惑の達人。

人生をまるでパーティのように捉えているように見えることがあるが、それでいて真面目さや具体的な行動を二の次にすることはないという、実用性と表現力に優れる人々。

肉体的には強いが精神的には脆いところがある。人類全体の問題などといった壮大な問題ではなく、日常生活の問題を解決するために論理性を発揮する。

無意識のうちに冷たい思想家に惹きつけられることがある。もしそうした人々と出会った場合、彼らの魂を解放して、人生のシンプルな喜びを感じさせようとする。

  • 保険会社やカスタマーサービスなど、銀行や金融サービス業、ソーシャルワーカー、広告代理店


イデオロジスト:VExx, EVxx

VEFL(4), VELF(5), EVFL(2), EVLF(1)

最も精神的で、最も非現実的なクラブ。人間関係の問題や、信仰と自由の問題、社会心理学、感情と欲望の問題に夢中になっている。文化的な生活と精神的な領域を現代的な視野でつなぎ合わせることができる人々。

禁欲的で、自分の物質的側面に拘ることは恥ずべきことだと考える傾向がある。

しばしば、イデオロジストクラブの人々が文化的な活動に没頭している様子を見て、合理的で実用的な人々が彼ら(イデオロジストクラブの人々)に魅力的に感じることがあるが、こんな時彼らは直接的に、あるいは仄めかしによって、合理的で実用的な人々を「本当の道」へと導こうとする。

  • 文化プロジェクトの管理など、精神的および文化的領域での活動、司祭、作家、メンター、教師、監督や俳優


タイプ間の関係

関係表

記事「サイコソフィアのタイプ間の関係表」を参照。


アガペー(ソフトな関係)

アガペー

1番目と4番目、または2番目と3番目が入れ替わる関係。(例:LVEFLEVF
最も調和がとれた関係。お互いを傷つけることなく補完し合い、発展を促進し合う関係

アガペー

完全なアガペー

1番目と4番目かつ2番目と3番目が入れ替わる関係。(例:LVEFFEVL

完全なアガペー


フィリア(似た者同士の関係)

フィリア

同一関係。(例:LVEFLVEF

似たような強みと似たような問題を持つ。相互理解や共感はしやすいが、互いをカバーしきることができない

フィリア

準フィリア

1番目と2番目かつ/または3番目と4番目が入れ替わる関係。(例:LVEFVLFE

フィリアの亜種。通常のフィリアと違って価値観が異なるため、通常のフィリアほど相互理解できない

準フィリア


エロス(ハードな関係)

エロス

1番目と3番目が入れ替わる関係(例:LVEFEVLF)。

不利な関係。一見するととても魅力的ではあるものの、関係が深まるにつれて真逆の価値観を持っていることに気づく。

エロス

準エロス

2番目と4番目が入れ替わる関係(例:LVEFLFEV)。

この場合、価値観の拒絶というほどの対立ではないので、1番目と3番目が入れ替わる関係よりはマシ

準エロス

完全なエロス

1番目と3番目かつ2番目と4番目が入れ替わる関係(例:LVEFEFLV)。

最も不利な関係

完全なエロス


具体的な見方(例)

LVEFVELFを比較すると、次のようになる。

タイプの比較例


1L- 3L :エロス

VELFは、LVEFの言葉に過敏に反応し、不信感を抱きがちで、何の確信を得ることができずに、その状態に固執してしまうことがある。LVEFがすでに決めている問題について、VELFが議論や話し合いをしようとすることに苛立ちを覚えることもありうる。VELFLVEFの発言を批判したり、LVEFの意見に同意しないこともあるが、それに対してLVEFは何も意見を返さずに話し合いをやめてしまうこともある。


2V- 1V :準フィリア

VELFは、LVEFが何を望んでいるのか把握している。LVEFVELFと相手の欲求について話し合ったりすることを好むが、VELFは、そうした話し合いの結果を踏まえて自分の欲求を変えることがあまり好きではない。


3E- 2E :アガペー

感情的な面での相性は良好。VELFは、ありのままのVELFを受け入れて、LVEFの不安や恐れを払拭し、必要な時に自信と楽観性を与える関係になる。


4F- 4F :フィリア

物質的な面では、二人とも自分の欲しいものがはっきりしていないため、子供の頃の経験が非常に重要になってくる。


ソシオニクスとの関係

機能について

諸説あるが、ソシオニクス研究家のIvan PopovやVictor Talanovの仮説では下記のように言われている。

V:倫理的な合理性
L:ソシオの論理ではなく直観(または直観論理ブロック)に近い
E:ソシオの倫理に近い
F:ソシオの感覚に近い


また、下記のような対応で説明しているサイト(http://typologies.ru/)もある。

V:ソシオのSeとFi
L:ソシオのTiとNe
E:ソシオのFeとNi
F:ソシオのTeとSi



ソシオニクスの関係とサイコソフィアの関係の優先度

ソシオニクスの情報代謝は、サイコソフィアのフィルターを透過してやりとりされるという説がある。わかりやすく言えば、ソシオニクスの相性が生じる前に、まずサイコソフィアの相性が生じるという説。

例えばソシオニクスのIEI-SLEは「双対関係」とされているが、もしIEIのサイコタイプがEVFLで、SLEのサイコタイプがFLEVという「完全なエロス」の関係だった場合、サイコソフィアのタイプの相性が悪いため「お互いに相手の話に耳を貸さない、興味を持たない」ような状態になってしまい、ソシオニクスの双対関係がスムーズに開始されない可能性がある



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参考:

ソシオニクス・タイプ診断

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