内向的感覚 Si
内向的感覚(Si)は、内向的、非合理的、動的な情報要素です。Si、S、体験の感覚、白の感覚とも呼ばれます。
Siは感覚を内面化し、それらを詳細に体験する能力に関連しています。Siはある瞬間に起こっているプロセス間(動的)の、具体的で直接的な(外面的)、繋がり(内向的)、つまり、オブジェクト間の相互作用の物理的、身体的で感覚的な経験に焦点を当てます [1]。
これは、内部の物理的な状態や、様々な物理的な揺らぎ、物質が対象間で直接転送されること、例えば動き、温度、汚れなど、に対する認識が生まれます。
このような目に見える物理的プロセスに対する認識力の高さは、結果的に健康や環境との最適なバランスに対する認識力の高さにつながります。
具体的な環境に対する個人の身体的反応は、美的感覚、快適さ、利便性、快楽を知覚し、定義する主要な方法です。
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外向的感覚(Se)とは対照的に、Siは獲得したり達成したりするために何が必要かという、外部から求められ、要求される必要性に焦点を当てるのではなく、自分自身のニーズに従うことに関連しています。
そのため、Se自我タイプ(SLE, LSI, SEE, ESI) [2]が「私には、他者の選択や優先順位がどれほど正当なものであるかを評価する力がある」と感じやすいのに対し、Si自我タイプ(SEI, ESE, LSE, SLI)は(自分の快適さに極端な影響を与えないのであれば)可能な限り他者の選択や優先順位に合わせ、対立を最小限に抑えようとします。
内向的直観(Ni) とは対照的に、Siは抽象的なプロセスや因果関係ではなく、周囲との直接的な相互作用や調和性 (または不調和性) に関連しています。
Siを重視するタイプ [3]は、目標達成のために無理をするよりも、楽しい活動に時間を費やすことを好みます。
彼らは、「楽しみながら活動できるのであれば、人々はより多くの努力と時間をその活動に費やすことができるはずだ。そして、長期的にはよりスキルも向上するはずだ」と考えることが多いです。
また「目標は外界の要求や制約によって形成されるのではなく、人々の内発的なニーズに合わせたものであるべきだ」と考えて、他人がやりたくないことを、強制的にやらせようとはしません。
個人的な幸福や快適さが直接的に害されているような場合を除いて、争いよりも平和的共存を好み、気楽で楽しい人であろうとします。
ウィキソシオンの説明
第1機能 Si(SEI, SLI)
モデルAでの第1機能:先導機能
自分自身や他人の内的な身体的状態を認識し、なぜそうなるのかを理解し、その身体的状態を再現したり、回避する力に長けています。
第1機能にSiを持つ人々は、自分の内的な身体的経験を満たせるような状況に引き寄せられます。身体状態を認識したり、再現したり、分析したりするような活動に参加している時の彼らは、非常に大きな個人的パワーと熱意を見せます。
「不快感を避けること」は、このタイプの主要な動機のひとつです。
内的な不快感は、緊迫した心理的雰囲気や、働きすぎによる身体的リソースの消耗、他人からのプレッシャー、「やるべきこと」が多すぎるプレッシャー、満たされない身体的欲求、あるいは過剰に満たされすぎた身体的欲求から生じることがあります。
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第1機能にSiを持つタイプの人々は、こうした不快感が生じるとすぐに気付き、それを上手く発散させるための手段を講じるか、あるいは単に自分を悩ませる何かから離れようとします。
他の人の不快感をよく感じとれるため、他者の緊張を和らげたり、良い解決策を提案できます。
第1機能Siタイプは、常に自分自身を環境(これには周囲の人々も含まれます)に合わせて調整します。ある状況において何を望むのが「適切」であるかについて、固定した考えを持つことはほとんどありません。
その場に合わせた、その場限りの方法で、他者のニーズに応えようとします。こういう方面では、ただ「そうするのが正しい気がする」と感じるだけで、十分な確信をもって行動できます。
彼らのこうした行動は「Niの弱さ」の裏返しでもあるため、外部の観察者から見ると「ただの思い付きで行動をしている」だけに見えるかもしれません。
第2機能 Si(ESE, LSE)
モデルAでの第2機能:創造機能
彼らはリラックスした活動や娯楽を企画し、人々が落ち着いて楽しめるようにするのが得意です。しかしながら、いつも自動的にこうした行動やスキルを発揮するわけではありません。必要性を感じた時だけに限られます。第1機能がSiである人々とは対照的に、彼らは「常に穏やかでバランスがとれていること」を重視していません。
彼らは、人の好みや個人的嗜好に敏感で、家族や友人のために何かをしたり、喜ばせることができるような何かをしたり、物を贈ったりするのが好きです。例えば「家の中に、快適で、清潔で、広々とした環境を作ること」「何か相手が好きなことをするために、連れ出すこと」「相手が趣味を追求するのに役立つ機会や人物を見つけること」がそうです。
第3機能 Si(IEI, ILI)
モデルAでの第3機能:役割機能
リラックスする必要性や、楽しむ必要性を強調されたり、そのための活動を他人が強調するのを嫌がります。
「自分の身体の声に耳を傾ける」ことに時間を費やすよりも、不安やためらいを克服できるような、明確な外的要求 [4]が必要です。
第4機能 Si(EIE, LIE)
モデルAでの第4機能:脆弱機能
第4機能としてのSiを持つ人々は、Siの影響に無頓着で、それを軽視する傾向があります。Siの側面の物事は、他の目標を達成することと比べると重要性が低いと考えがちです。
彼らは物理的で近い距離にある「まさに今この瞬間」の優先度を、遠くにある長期的な考慮事項よりも下に見がちです。
この典型的な表れが、細かな美的ディテールへの関心の欠如です。長期的に見れば、そうしたものに気を配ることは、まるで終わりなく続く訓練のようなものだと彼らは感じてしまいがちです。
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それ以外にも、物がどこにあるか気付かないというような、身近な周囲に対する意識の相対的欠如という形や、自分自身の身体感覚の欠如という形でも表れます(何か対処したり、取り組んだりする必要がない場合は特に、顕著に表れやすいです)。
この「Siへの関心の低さ」は、LIEの場合であれば「細かな美的ディテールへの関心の欠如」という形で表れることが多く、EIEの場合であれば、書類の記入、署名、税金の申告などといった、細部にまで気を配らなければならない事務作業への嫌悪感という形で表れることが多いです。
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いずれにせよ第4機能にSiを持つ彼らは、Siの側面を「あまり重要ではないもの」と考えがちです。そのせいで、Siに関わる思いもよらない問題、新しい問題、または無視していたの問題によって道を誤ってしまうことがあります。
第5機能 Si(ILE, IEE)
モデルAでの第5機能:暗示機能
生理的な感覚であったり、身体的な違和感の有無であったり、あるいは自分の体が本当に欲しているものは何か、それを過不足なく満たせているか等といった、自分の身体的プロセスに対する自己認識力が、ほとんどいつも欠けています。
時々、自分でも理解できない独特の好みや嗜好を持つことがありますが、それを自分自身で理解することも、満たすこともできません。
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自分の肉体美や性的魅力を、公の場であからさまにひけらかすことはほとんどありませんが、少なくとも信頼できる友人やパートナーの小さな輪の中では、肉体美や性的魅力がある人だと受け取られたいと思っています。
また、そのような雰囲気の中で、自分の肉体美や性的魅力を向上させたいとも願っています。
第6機能 Si(LII, EII)
モデルAでの第6機能:動員機能
他者のために、あるいは自分自身のために楽しい感覚的な体験を生み出すことは難しいです。しかしながら、それに関する話、例えば快楽や楽しみ、リラクゼーションについて話すことは好きです。それは「こうして話を聞いた誰かが察して、自分をリードしてくれるかもしれない」と期待しているためです。
定期的に神経質になってイライラしやすいほうですが、通常、自力では上手く解消できません。彼らには、「リラックスして、実際に自分が何を必要としているのか、何を楽しいと感じるのか、なぜ神経質になっているのか」を整理するための手助けが必要です。
Siの領域では、不健康なほど制限したり、甘やかしたりするなど、極端になりやすい傾向があります。
第7機能 Si(SLE, SEE)
モデルAでの第7機能:無視機能
自分の身体状態や感覚の質を十分に評価することはできますが、彼らはそれよりも、自分の外の世界を体験し、世界と交流するという外的な活動を優先します。
もっと外の世界でやるべきことがあるのに、感覚的な調和だとか、バランスだとかいった問題にこだわってばかりいる人には苛立ちを感じてしまいます。
こうした「感覚の探求」は、プライベートで、自分の時間の中で行うべきことだという考えを持っています。また、公の場で最初にすべきことは、「感覚の探求に時間をかけること」ではなく、もっと人と対話し、関わり合い、状況を指揮することに意識を向けることだとも感じます。
第8機能 Si(LSI, ESI)
モデルAでの第8機能:実証機能
自分自身や他人の身体状態、健康状態、美的感覚、美味しい食事やリラックスできる状況などといった感覚的刺激がもたらす内面的な効果を認識し、評価することには自信を持っています。また、人から求められれば、それについて説得力のある評価を下すことができます。
しかしながら「心を和ませる」とか「リラックスさせる」といった話や、それをテーマにした議論は、人生における優先度が高い話だとは感じません。彼らにとって、こうしたものは娯楽にすぎないものです。
Siの分野には全体的に自信を持っていますが、それにも関わらず、あまり真剣には取り組まず、それほど没頭したりもしません。
体調や健康に意識を向ける際は、Si的なアプローチよりも、Se的なアプローチである「厳格で過酷な食事療法や運動療法」を自分自身や他人に課す傾向が強いです。
価値機能の側面 by Dmitry Golihov
価値機能:モデルAの第1機能、第2機能、第5機能、第6機能のこと。別名「尊重する機能」
第1機能 Si(SEI, SLI)
生活する上での感覚的な楽しみを追求し、どこにでもそれを見つけようとします。例えば美味しい食べ物、快適な椅子、良好で安定した生理的感覚などです。
しばしば、彼らは自分の身体的な好みについて、自分を専門家のように考えます:「私が暖かさを愛するなら、寒さを好む人はみんなセイウチだ」
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健康問題にも非常に自信を持っており、時には医師の意見さえも関係ないと無視して、自分の考えの方が正しいと考えることもあります。
ほとんどいつも健康ですが、感覚的な快楽に溺れて、健康を損なうこともあります。喫煙、アルコール、暴飲暴食、ただそれをやめるというのは、非常に難しいです。
同時に、これらの問題については非常に保守的な好みを持っています。
もしも料理を作るのが好きで、実際に料理に携わるような人の場合であれば、簡単にスキルを習得することでしょう。
しかし、他人の料理、特にチャレンジ精神あふれる型破りな料理には非常に批判的かもしれません。
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多くの場合、快適に過ごすために必要なものはすべて携帯しています。
プライバシーに関することを自由に話します。こういった話を他人から隠す必要があるとは考えません。自分の病気や、体の内部のメカニズムについて話すのが好きです。
感覚的な体験において保守的であるため、これらの点については非常に慎重です。
自分の不屈さと信頼性に自信を持っています。もし何かを感じたり察知した場合、誰の言葉にも耳を貸さず、すべてを「自分のやり方」で行います。
力と技術がいる、普通の人では難しいちょっとした工作を簡単に片づけてしまうような、昔からの方法や工夫、コツといったものを愛しています。また、彼ら自身、そうした作業のためのアイデアを考え出すのが得意です。
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自身の身体とその柔軟性を上手にコントロールできます。
世界に自分が存在することを実感するために、常に何かを身体的に感じる必要があります。暖かいカーペット、毛糸の靴下、柔らかい子猫、手の中で回転させるためのバオディングボールなど、そのようなものに囲まれたがります。
利便性の問題でよく騒ぎますが、これは会話を維持するためにやっていることなので、とりたてて心配することはありません。
第2機能 Si(ESE, LSE)
創造機能(第2機能)にSiを持つ彼らは、身体的な快適さと感覚的な快楽の専門家であり、そこで何かを「創造」して、他者に提供することが好きです。
料理好きで、非常にクリエイティブに料理することもありますが、それが行き過ぎて、特殊過ぎる料理を作り出してしまうこともあります。彼らは様々な感覚を試す、偉大な実験家です。感覚の多様性を愛しています。
このタイプの人々が珍しいエキゾチックな料理を提案すると、他の人々から歓迎されることが多いです。良いマッサージセラピストにもなれるでしょう。
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身体面から大切な人のケアをします。彼らは、大切な人がいる場所に、快適さと居心地を生み出す方法を知っています。
医療の分野でも、創造的で熟達しています。必要であれば、いきなり実地で手術をするかもしれません(そんな経験が無くても、進んで手術することでしょう)。
一般的に、他の人を治療したり、より身体的に健康にしたり、体の状態を改善したり、より美しくしたりする実験が好きです。
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味や香りという意味でも、多様性を愛しています。思いがけない味や香りなどの様々な感覚を味わい、それを周りの人と分かち合います。
彼らは一日中親しい人々に提案して回ります:「このベリー、食べてみて」「この香りどう?花のような良い香りだよ」「肩、マッサージしてあげようか」「ジャム入りのキャンディいる?」
他の人から感覚的な面で頼みごとをされると、断れないことが多いです。ひょっとしたらその頼み事を聞いたことが刺激となって、奇奇怪怪とした感覚世界に彷徨い込んでしまうかもしれません。
第6機能 Si(LII, EII)
彼らの抱く多くの懸念事項は、健康、有用性/有害性、信頼性に関連しています。この傾向は通常、誰から見てもはっきりわかる形で見られます。
まるで「歩く医療ガイド」のような人です。病気になったら、いつ何を飲むべきかといった情報に詳しいことが多いです。
こうした分野に関する疑問は、彼らの自己評価の基盤になっています。そのため、これらの問題に関する場合は、あまり遠慮せずに行動します(冬の水泳、トレーニング、朝のジョギング、健康促進のための特別な製品の摂取など)。
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自然療法や鍼灸、ヨガ、整体などといった代替療法に興味を持つ人もいます。健康を改善できるものには、何にでも興味を持つことがあります。
自分の身体の健康に対するわずかな危険にも、非常に用心深く対処します。寒くなってきたとき、一番最初に暖かい服を着ようとするかもしれません。
運転のスピードが速すぎる場合は、速度を落とすように言うかもしれません。
自分の幸福を害する脅威になりそうなものは、どんな些細なものでも見逃せません。たとえ1つのネジの緩みでさえも、それが自分の生命を害する潜在的な脅威だと感じて、しっかり締めなおそうとすることでしょう。些細な理由でも、常に機械や設備をチェックします。
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健康上の問題があると、大いに自己評価が下がってしまいます。
ここで能動的防衛をとった場合、自分の身体的な健全性を証明するために、肉体的な意味での過酷さに立ち向かって見せようとするかもしれません(例:コミュニティの行事で、最初に重い家具を運ぼうとするなど)。
そして受動的防衛をする場合であれば、自分から「自分は年寄りだし病気だ」と言うかもしれません。
身体の健康を確認するために利用できるものは、すべて優先されます。そのため、自分はまだ健康であることを示す手段として運動を好みます。
彼らにとって最も恐ろしいことは、他の人の前で、無力に病床に横たわらなければならないことです。
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彼らは自分が働いている組織の医療計画に自信を持ちたがります。しばしば「有益な」という言葉の人質になります、それが健康に関連する場合は特にそうです。
社会保障や、国の借金問題などに対する関心が高いほうです。いざという時に、自分を助けてくれる人が誰もいないことを恐れています。
自分の健康が問題ないことを確信するために、定期的に何らかの方法で「自分にはまだちゃんと体力がある」と確認したがります。そのために、ハイキングやロッククライミング、マラソン、トライアスロンをする人もいます。
そして、そうやって自分に課したテストに合格できれば、「私の身体状態は良好だ」と認識します。
第5機能 Si(ILE, IEE)
暗示機能(第5機能)にSiを持つ彼らは、いつも身体的な快適さや不変性、心地よい感覚がある場所にひきつけられており、それに逆らうことが出来ません。
身体的に快適な場所は、たとえ非常に高価だったとしても、いい場所だと感じます。高品質な料理やマッサージが好きです。
快適で居心地がいい場所を見つけたら、それが街の反対側にあるレストランだったとしても、距離など気にせずに夕食を楽しみに出向きます。快適さのために必要な設備が無い場所は避けます。
美味しい料理を楽しむことが大好きで、自分の好みや習慣にとらわれた人々だと言えるでしょう。もしも甘党であれば、キログラム単位でお菓子を消費するかもしれません。
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他人に何かを言われると、すぐそれに影響を受けて「今、私は体調が良い」「悪い」と思い込んでしまうところがあります。
時には「最も心地が良い」と思った場所の要素を、自宅に再現しようとすることがあります [5]。
心地の良さや快適さにはすぐに馴染んでしまいますが、それが将来的には弱点になってしまうこともあります。その心地よさ、快適さ無しでは我慢できなくなってしまうのです。
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健康問題では、権威者の助言からの影響を受けやすいです。「これは治療しないといけませんね」と言われると、あっさり「そうなのか!」と信じてしまいます。ヤブ医者に騙されやすいタイプだと言えるでしょう。
時間通りのきちんと食事をとったり、薬を飲んだり、睡眠をとるのを忘れてしまうことがあるため、思いやりのある親や配偶者からのサポートが欠かせません。
訳注
- ^ ソシオニクスでは、タイプだけではなく、情報要素にも二分法が紐づけられている。それによると、Siは動的(一定に動き続ける物体と領域)、外面的(明示的で直接的な現実の内容。字が似ているが、外向的とは別の概念)、内向的(内在的な性質、ある物事と別の物事の間にある内的な関係性)となる。関連記事「情報要素 二分法」
- ^ 自我ブロック、つまり第1機能と第2機能のどちらかにSeがあるタイプ。具体的にはSLE, LSI, SEE, ESIのこと。
- ^ Siを重視するタイプ:アルファ・クアドラ(ILE, SEI, ESE, LII)とデルタ・クアドラ(IEE, SLI, LSE, EII)のこと。これらのタイプは全て二分法が「賢明」でもある。
^ 「不安やためらいを克服できるような、明確な外的要求が必要です」:例えば「この問題集は良くないんじゃないだろうか。明日もっといい問題集を探して、買ってきてから勉強するほうが効率いいかも」と考え事に耽る受験生に対する「今、勉強しないでいい理由探しをする暇があるなら、その時間で一問でも多くの問題を解け!」という発言がこれに該当する。
外的要求とは、他人や社会から「あれをしろ」とか「こういう人間にならなくてはならない」と押し付けられる要求のこと。
第5機能(暗示機能)にSeを持つIEI、ILIはSe的な意志の強さやバイタリティを好む一方で、本人は優柔不断でなかなか踏ん切りがつけられないタイプである。
何が何でも目標に食らいついて、それを達成するために突き進むような意志の強さやバイタリティを自分では生み出すことができない(そのため放っておくと、活力がない鬱々とした日々を惰性で続けがち)。関連記事「外向的感覚 Se - 第5機能 Se(IEI, ILI)」
- ^ 例えば居心地がいいレトロ喫茶店で見かけたアイテムを買い集めて、自宅に再現しようとする。