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ソシオニクス モデルG タイプ一覧表

2021年5月23日日曜日

ソシオニクス モデルG


タイプ一覧および関連用語

タイプ一覧表

Model G: Type table
Model G: ILE


⑦ 外向的(二分法)(外向タイプか内向タイプか。説明省略


出典:


恩恵リング

記事「要求関係と恩恵リング」参照。


エボリューションとインボリューション

恩恵リングに基づくグルーピング。詳しくは記事「社会的進歩リング」参照。


革命、進化、変換、退縮は、エボリューション/インボリューションをさらに細分化したもの。

エネルギーダイナミクスの観点から、社会情勢の変化のサイクルを四段階にわけ、それぞれの段階でどのソシオニクスタイプが関わっているか分類したもの。

革命→進化→変換→退縮がひとつのサイクルとなっている。


革命:急速で根本的な変化

進化:緩慢で段階的な変化

変換:迅速で段階的な変化

退縮:緩慢で根本的な変化


参考:


プラスとマイナス

Gulenkoの場合の各情報要素についている「+(プラス)」と「-(マイナス)」の意味。


+(プラス)
  • 肯定主義的な方向への強調。
  • ポジティブを最大化したいという願望があることを意味している。何か良いものへの志向と、それを増やしたいという欲求を示す。

+(プラス)
  • 否定主義的な方向への強調。
  • ネガティブな状態を最小限に抑えたいという願望があることを意味している。ネガティブなものをなくしたいという願望の表れとして、ネガティブなものに反応しやすい傾向があることを示す。


 +/-の定義に関する注意点

+/-を最初に使用し始めたのはGulenkoだと言われているが、現在の定義は専門家によって大きく異なるため、資料ごとにそれぞれの作者の定義を調べなおす必要がある。


例えばYermakは+/-を「肯定主義/否定主義」以外に、「クローズアップ/俯瞰」、「内側方向/外側方向」、「心理的距離が近距離/遠距離」の合計4種類の意味で使用している(詳しくは記事「モデルA」参照)。

Popovは+/-を詳細化/単純化の意味で使用しているが、肯定主義/否定主義の意味では使用していない(詳しくは記事「機能の組み合わせ」参照)。

Stratiyevskayaは+/-をエボリューション的/インボリューション的という意味で使用している。(詳しくは記事「アルファ・クアドラ (1) by Stratiyevskaya」参照)。


参考:


気質

Gulenkoによる気質の分類。タイプ名の背景の色と対応している(例:ILEの場合は橙色)。

詳しくは記事「気質」参照。

背景色 気質 二分法
類似する
四気質
赤色
Ej気質
(率直的・自己主張的)
動的 外向 合理 黄胆汁質的
橙色
Ep気質
(柔軟・可逆的)
静的 外向 非合理 多血質的
青色
Ip気質
(受容的・適応的)
動的 内向 非合理 黒胆汁質的
緑色
Ij気質
(バランス・安定的)
静的 内向 合理 粘液質的


態度(クラブ)

Gulenkoによる社会的使命の方向性の分類。

論理 / 倫理」、「直観 / 感覚」、「貴族主義 / 民主主義」という3種類の二分法に基づく分類される。


科学的
論理直観民主主義
客観的で再現可能な方法による、科学的、理論的、実験的研究に最も適している。
  • 重度に科学的:ILE、LII

    主な認知刺激は好奇心。わかりやすい経済的メリットよりも科学的に重要な課題を取り扱うような分野に適している。

  • 軽度に科学的:ILI、LIE

    直接利益を生み出すことにつながるような応用分野に適している。


管理的
論理感覚貴族主義
形式的な管理構造や、技術的・物質的な生産に最も適している。
  • 重度に管理的:LSI、SLE

    強制的な(マニュアルによる)集中管理を専門としている。

  • 軽度に管理的:LSE、SLI

    自律的な管理を専門を専門としている(地理的に分散しているシステムの管理を得意とする)。


人道的
倫理直観貴族主義
人間文化の理想的な側面(スピリチュアリティ、世界観、イデオロギー、宗教、文学、芸術、人文科学、教育、個人的な発達、心理的援助)を取り扱う分野に最も適している。
  • 重度に人道的:EII、IEE

    根本的で、認識されているものの放置されているような精神的問題や偏見への対処に優れている。寛容を育み、「反体制派」との関係を修復すると言った人道的活動を行う分野で効果的に力を発揮できる。

  • 軽度に人道的:IEI、EIE

    潜在意識や暗示にめまぐるしく移り変わる心理状態を取り扱う点に優れている。極端な状況であっても、異質な価値観に立ち向かうために人々を結集させることができる。


社会的
倫理感覚民主主義
流通および社会的コミュニケーション(貿易、供給、サービス、ヘルスケア、ケータリング、社会保障、娯​​楽など)の分野に最も適している。
  • 重度に社会的:SEE、ESI

    貧富の格差が大きく、頻繁に政治選挙や押し付けがましい広告を行うなど、矛盾(階級、民族、性別など)を持つ社会でより効果的に力を発揮できる。

  • 軽度に社会的:SEI、ESE

    激しい競争がなく、貧富の格差もなく、政治にほとんど関心がない社会でより効果的に力を発揮できる。


参考:


コミュニケーションスタイル

Gulenkoによるコミュニケーションスタイルの分類。詳しくは記事「コミュニケーションスタイル」参照。


情熱的
  • ExFx(SEE、IEE、ESE、EIE)
  • 他の人々に対する彼らの態度に最も自信があり、彼らの好き嫌いや倫理的評価を示すことを恐れない。非公式的な接触において最も社交的。

冷徹的
  • IxTx(ILI、SLI、LII、LSI)
  • 自分の感情に自信がなく、感情的な表現は抑制されている。非公式的な接触では最も社交的でない。

ビジネスライク
  • ExTx(LSE、LIE、SLE、ILE)
  • なんらかの活動を通じて他の人と接触する。自分の仕事や契約に感情を向ける。

誠実的(ソウルフル)
  • IxFx(EII、ESI、IEI、SEI)
  • 自分に魅力を感じた相手を選んで接触するが、あからさまな感情表現はしない。間接的な手段を使って誠実に正直な感情を表現する。


参考:


ロマンススタイル

Gulenkoによるロマンススタイルの分類。親密な関係においてタイプが行動にどう影響するのかという点からの分類。友人やビジネスパートナー間の関係にはほとんど影響しない。


侵略的
  • Se(LSI, SLE, ESI, SEE)
  • モデルGの(1) 管理機能 (5) 実証機能のどちらかにSe(モデルAで見た場合、第1機能か第2機能にSe)があるタイプ。
  • 他の人への魅力を静的な状態と見なしており、自分の好みに合わせて方向を変えるのは自分次第だと感じている。興味の対象に近づき、「執拗に」追いかけ、関係が成立した後ですら揺さぶりをかけ続ける点が「侵略者」と呼ばれる所以。こうした侵略者的な言動をパートナーに受け容れてもらえない場合、落胆して興味を失う。

犠牲的
  • Ni(EIE, IEI, LIE, ILI)
  • モデルGの(1) 管理機能 (5) 実証機能のどちらかにNi(モデルAで見た場合、第1機能か第2機能にNi)があるタイプ。
  • パートナーとの関係性の上に生じる魅力を動的な状態と見なす。また、そうやって見なすことが普通のことだと感じている。パートナーとの間で生じる「惹きつけ合い」そのものに焦点をあてて特別視する傾向があり、この惹きつけ合いを実感したいと望む。もしも実感できない場合、パートナーとの関係性が破綻したと見なす。

介護的
  • Si(ESE, SEI, LSE, SLI)
  • モデルGの(1) 管理機能 (5) 実証機能のどちらかにSi(モデルAで見た場合、第1機能か第2機能にSi)があるタイプ。
  • 「パートナーの魅力」も「パートナーの身体的な快適さ、幸福感」も動的な状態だと見なす。また、そうやって見なすことが普通のことだと感じている。パートナーとの間で生じる「惹きつけ合い」にとって、「身体的な快適さ・幸福感」は重要な要素だと認識している。

幼児的
  • Ne(ILE, LII, EII, IEE)
  • モデルGの(1) 管理機能 (5) 実証機能のどちらかにNe(モデルAで見た場合エゴブロックにNe)があるタイプ。
  • パートナーとの関係を、「退屈で停滞している状態から抜け出すためのもの」だと見なす。また、そうやって見なすことが普通のことだと感じている。


参考:


感覚と直観

記事「感覚と直観(ソシオニクス)」参照。


論理と倫理

記事「論理と倫理(ソシオニクス)」参照。


合理と非合理

記事「合理性と非合理性(ソシオニクス)」参照。


静的と動的

記事「静的と動的(ソシオニクス)」参照。


質問と宣言

記事「ソシオニクス 二分法 質問 / 宣言」参照。


肯定主義と否定主義

記事「ソシオニクス 二分法 肯定主義 / 否定主義」参照。


戦術家と戦略家

重要な点として、Gulenkoによる二分法「戦術 / 戦略」は、一般的な分類(AushraおよびReininによる分類)とは異なっている。一般的な分類はこちらの記事を参照「二分法」。


◆◆◆


Gulenkoによると、Aushraによって解釈されたレーニン特性の「戦略家 / 戦術家」には誤りがあるとのことである。Aushraは「ILI(批評家)」を戦術家であるとしていたが、この解釈は実践と矛盾しておりILIは特定の行動の長期的な結果を予測することが得意だということが明らかになっている(戦略家)。

またAushraは「SEE(政治家)」を戦略家と見なしているが、実際にはその強みは、短期的な戦術目標を達成することにある。


戦略家は結果に意識を向け、戦術家は手段に意識を向けるという主張もあるが、これについても実践から確認した結果をみる限り誤りであると言える。

これらを踏まえてGulenkoは戦略家と戦術家について再解釈を行った。合理主義者(xxxjとなるタイプ)の場合、感覚型(xSxj)が戦略家であり、直観型(xNxj)は戦術家となる。


◆◆◆



合理的な戦略家
  • xSxj(LSI、LSE、ESI、ESE)
  • 戦略を柔軟に変えることができないが、目的に合致した最適な戦略を構築できる。

非合理的な戦略家
  • xNxp(ILI、ILE、IEI、IEE)
  • 目的が変更された場合、それに応じて柔軟に戦略を変えることができる。

合理的な戦術家
  • xNxj(EIE、EII、LIE、LII)
  • 目標を達成するための多くの方法を見つける方法を知っているが、その正しさは疑わしい。

非合理的な戦術家
  • xSxp(SEE、SEI、SLE、SLI)
  • 現在の状況の変化に合わせて柔軟に対応する。


参考:


認知スタイル

Gulenkoによる「エボリューション / インボリューション」、「静的 / 動的」、「肯定主義 / 否定主義」という3種類の二分法に基づく認知スタイルの分類。


因果的決定論的
  • ILE、LSI、SEE、EII
  • エボリューション静的肯定主義
  • 分析的で、肯定的で、演繹的な認知スタイル。認知は安定していて明確。パーツや中間の詳細を見落とすことなく手続き的(意思決定過程の要所要所に判断基準を組み込んでいくこと)に考える。非常に有効な解決策の構築を目指している

◆◆◆


弁証法的アルゴリズム的
  • EIE、ILI、LSE、SEI
  • エボリューション動的否定主義
  • 合成的、否定的、演繹的な認知スタイル。連想的イメージを合成する形で認知を行う。矛盾やパラドックスを見つけるのが得意。

◆◆◆


ヴォーティカル・シナジェティクス
  • ESE、SLI、LIE、IEI
  • インボリューション動的肯定主義
  • 合成的で、肯定的で、帰納的な認知スタイル。シナジェスティクスとは混沌から秩序がどのように現れるかという意味。シナジー幾何学とも訳される。一つの思考が別の思考に連鎖するような、流動的な思考による認知を行う。シナジェティクスの思考の流れは、連なった小さな滝や渦、嵐に例えられる。一見どこに向かっているのかわからないように見えて、渦が一点に集中するように、彼らが引き付けられているものに収束するような流れ方をする。

◆◆◆


ホログラフィック・パノラマ
  • SLE、LII、IEE、ESI
  • インボリューション静的否定主義
  • 分析的で、否定的で、帰納的な認知スタイル。特定の事物に基づく情報を、他の特定の事物へ、それらの間の何らかの類似に基づいて適用するという認知を行う(類推による認知)。同じオブジェクトの複数の投影(さまざまな角度から撮影したもの)を精神的に重ね合わせることによって全体像を把握するような認知をすることからホログラフィックと呼ばれる。


参考:


モチベーション

モチベーションになるものによる分類。


地位
  • ExSx(ESE, SLE, SEE, LSE)
  • 権力、影響力、顕著な社会的地位、可能な限り最大の人々の輪の中の権威に関する欲求。

福祉
  • IxSx(SEI, LSI, ESI, SLI)
  • 良好な物質的支援、快適な生活条件、安定した未来の保証に関する欲求。

独自性
  • ExNx(ILE, EIE, LIE, IEE)
  • 新奇性、あらゆる分野での基本的な発見と発明、パイオニアになる能力、非伝統的な考えを広める能力に関する欲求。

自負心(自尊心)
  • ExNx(LII, IEI, ILI, EII)
  • 個人的な好奇心、主題または作業方法の根底部分に対する関心、解決されている問題の積極的な主観的評価をすることに対する欲求。


参考:


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