はじめに
当サイトでは、ソシオニクスの様々な情報を雑多にまとめていますが、量が多いだけに「どこから読めばいいか分からない」と迷ってしまうかもしれません。
そんな方向けに、おすすめ記事をいくつか紹介したいと思います。
ソシオニクスに対して「相性論付きMBTI」のようなイメージをもっている人もいるかもしれませんが、ソシオニクスは相性論以外の話がかなり多いです。
タイプ診断
まず最初にタイプを診断してみましょう。
どちらも無料で、メールアドレスなどの登録無しで受けることができます。
- Sociotype.com(外部サイト・英語)
- ソシオニクス診断(当サイトの診断・日本語)
Sociotype.comがオススメな理由
おそらく世界で最も多くの人が受けている可能性が高いソシオニクスのタイプ診断です。
英語がよくわからなくても問題ありません。ブラウザのページ翻訳機能を使えば日本語に機械翻訳できます。
下記は、診断結果の読み方を解説した記事です。あまり色々な記事を読む時間がないという場合は、Sociotype.comのテストを受けて、最低限、下記の記事にだけ目を通せば、大まかにはソシオニクスのイメージが掴めると思います。
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ソシオニクスの基本中の基本となるような項目(タイプ、サブタイプ、クアドラなど)を診断できます。
このテストの結果の意味がわかるようになれば、「ソシオニクスはちょっと詳しいほうだ」と言っても過言ではないかもしれません。
ソシオニクス診断がオススメな理由
MBTIやユングに詳しい方はご存知かもしれませんが、ユングから派生した多くの16タイプ論には「外向/内向」「直観/感覚」「思考/感情」「知覚/判断」などの二分法があります。
ソシオニクスにもこうした二分法があるのですが、ソシオニクスの二分法はこの4種類以外に11種類、合計15種類の二分法があります。
ソシオニクス診断は、この15種類の二分法からタイプ診断を行えます。
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あまり馴染みがない二分法だと思いますが、こちらもソシオニクスを読む上では必須級の知識です。タイプ診断をやってみて、自分の結果を見ながら、各二分法の説明に目を通して見ることをオススメします。
タイプ診断(本格的に深めたい方向け)
本格的にソシオニクスを知りたいという方におすすめなのが、あるソシオニクスの学派で使用されているものを参考にして作成したタイピング用の質問リストに回答してみることです。
現状、日本語話者向けのサポートがないため、質問リストに時間をかけて回答したからと言って即タイプがわかるわけではないのですが、全くソシオニクスを知らない時の自分の回答を、ソシオニクスの知識を深めた後から読み返してみると、セルフタイピングの判断材料になるため、とても役立つと思います。
一人でも回答できますが、ソシオニクスの雑談系コミュニティに参加している・SNSで詳しい人と繋がっている・X(Twitter)でスペースなどを開催して交流することに抵抗がないなど、何人かで集まって互いの回答を読み比べできる環境にいる方にも特におすすめです。
タイプの説明
ENTp
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ISFp
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ESFj
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INTj
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ESTp
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INFp
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ENFj
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ISTj
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ESFp
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INTp
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ENTj
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ISFj
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ENFp
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ISTp
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ESTj
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INFj
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ご自身の候補タイプや、興味のあるタイプの説明を読んでみましょう。
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中でも特にお勧めの記事は、下記の専門家による説明を翻訳した記事です。それぞれ上記のリンク先から探すことができます。
- Meged and Ovcharovによる説明:おそらく世界で最も読まれている説明のひとつです。そこまで長くはないです。サブタイプ別の説明もあります。
- Gulenkoによる説明:こちらも非常にメジャーな説明です。かなり長いです。サブタイプ別の説明もあります。
- Weisband and Aushraによる説明:ソシオニクスの生みの親による説明です。短めです。
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また、毒舌な説明が好きな人にはStratiyevskayaによる説明もオススメです。かなり長いです。タイプ描写に偏りがあるという批判があって賛否両論ですが、その一方で自分のタイプを探す際の決め手になる・こんなにリアリティのある描写は見たことないという感想も見かけます。サイト管理人が知る範囲内だと、日本のソシオニクス関連コミュニティでは、最も話題に上がることが多い説明です(描写に毒が多い分、インパクトがあるのではないかと思います)。
情報要素の説明
外向的直観(Ne)とか、内向的論理(Ti)とかのソシオニクス・バージョンの意味です。MBTIとはかなり意味が異なるものがあるので、一度目を通しておくとよいでしょう。
クアドラ・次元の説明
下記は非常に重要で、頻繁に出てくる用語です。目を通しておくと、ソシオニクスの話が一気にわかりやすくなると思います。
ここまで押さえれば、基本的な情報はある程度は網羅できていると思います。
その他
モデルA
ソシオニクスにはいくつかモデルがありますが、最もよく使用されるモデルがこのモデルAです。
固有名詞が大量に出てくるので、「さっきソシオニクスを知ったばかり」という人が、いきなりこの記事を読むのはしんどいかもしれません。少し読んで興味が持てない場合は、後回しにすることをオススメします。
特定のタイプ間の特徴比較
LIIとILIには、どのような違いがあるのか等の情報を解説しています。全タイプの組み合わせ(120パターン)を網羅しています。
タイプ関係
かっこ内の数字はタイプ関係の快適度です。
タイプ関係表
タイプ関係 ILE SEI ESE LII EIE LSI SLE IEI SEE ILI LIE ESI LSE EII IEE SLI ILE 同 双 活 鏡 要+ 監+ 協 幻 超 消 似 衝 要- 監- 共 準 SEI 双 同 鏡 活 監+ 要+ 幻 協 消 超 衝 似 監- 要- 準 共 ESE 活 鏡 同 双 共 準 要- 監- 似 衝 超 消 協 幻 要+ 監+ LII 鏡 活 双 同 準 共 監- 要- 衝 似 消 超 幻 協 監+ 要+ EIE 要- 監- 共 準 同 双 活 鏡 要+ 監+ 協 幻 超 消 似 衝 LSI 監- 要- 準 共 双 同 鏡 活 監+ 要+ 幻 協 消 超 衝 似 SLE 協 幻 要+ 監+ 活 鏡 同 双 共 準 要- 監- 似 衝 超 消 IEI 幻 協 監+ 要+ 鏡 活 双 同 準 共 監- 要- 衝 似 消 超 SEE 超 消 似 衝 要- 監- 共 準 同 双 活 鏡 要+ 監+ 協 幻 ILI 消 超 衝 似 監- 要- 準 共 双 同 鏡 活 監+ 要+ 幻 協 LIE 似 衝 超 消 協 幻 要+ 監+ 活 鏡 同 双 共 準 要- 監- ESI 衝 似 消 超 幻 協 監+ 要+ 鏡 活 双 同 準 共 監- 要- LSE 要+ 監+ 協 幻 超 消 似 衝 要- 監- 共 準 同 双 活 鏡 EII 監+ 要+ 幻 協 消 超 衝 似 監- 要- 準 共 双 同 鏡 活 IEE 共 準 要- 監- 似 衝 超 消 協 幻 要+ 監+ 活 鏡 同 双 SLI 準 共 監- 要- 衝 似 消 超 幻 協 監+ 要+ 鏡 活 双 同 似:疑似同一
準:準双対
要+:左列のタイプが要求する側
要-:左列のタイプが要求される側
監+:左列のタイプが監督する側
監-:左列のタイプが監督される側
画像の好みからタイプ診断
タイピングのサポートになる情報
モデルAの性質に着目しながら、各タイプの性質の違いを分類している記事です。「機能の特殊化」というタイトルからは何の話をしているのか想像しにくいですが、これまでに紹介した記事とは異なる観点からタイプを分類している記事なので、タイピングする際の新たな切り口になると思います。
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また、下記はユング二分法(内向/外向、直観/感覚、論理/倫理、合理/非合理)のステレオタイプなイメージへの批判と、これらの二分法の定義について書かれた記事です。「一人になれる時間が欲しい=内向タイプ」のような、誤ったステレオタイプを見直すことのできる記事です。
サブタイプ
ソシオニクスには色々なサブタイプ理論があります。下記は、サブタイプに関連する話の記事です。
符号(+/-)
ソシオニクスには、8つの情報要素(Te, Ti, Fe, Fi, Se, Si, Ne, Ni)にさらにプラスとマイナスをつけた16種類の要素を使って考える方法があります。
必要な前提知識が多いため、「さっきソシオニクスを知ったばかり」という人が、いきなりこの記事を読むのはしんどいかもしれません。
先に下記の記事を読むことをオススメします。
ソシオニクスとMBTIの違い
ソシオニクスの統計解析
最も直観的な感覚タイプはSEIであるとか、最も倫理的な論理タイプはILEとSLIであり、最も論理的な倫理タイプはESI、などの調査結果です。
ソシオニクスとエニアグラムの比較
「エニアグラムのタイプ4に最も多いタイプはIEI」などの考察記事です。
公式タイプ診断に興味がある
ソシオニクスには、MBTI協会のような商標権を持つ単一の公式的な団体はありませんが、事実上スタンダードとなるようなソシオニクスの理論を作り出している専門家によるタイプ診断は存在します。
ウクライナのビクター・グレンコが有料でタイプ診断をしています。
ビクター・グレンコは、ソシオニクスの生みの親であり、既に亡くなっているオーシュラに次いでソシオニクス関連文献での引用件数が多い著名な専門家です。ウクライナ語、ロシア語、英語ができなくても、機械翻訳でやりとりが可能なので、興味がある場合は問合せをしてみてはどうでしょうか。日本人の診断実績も複数あります。
下記はグレンコ作成のモデルであるモデルGを紹介した記事です。診断受付先のリンクも記載しています。
ソシオニクスの派生理論
ソシオニクスには、サイコソフィアという派生理論があります。ソシオニクスの記事でも時おり登場することがあります。
PDB(Personality database)(外部サイト)という「英語版のキャラクター性格診断まとめ」のようなサイトがありますが、このサイトにはMBTIやエニアグラム、トライタイプ、ソシオニクス、ビッグファイブSLOAN、ユングタイプ、四気質タイプと並んで、サイコソフィア系のタイプ論の項目が存在します(Attitudinal Psycheという名前の項目です)。
さらにもっと知りたい人向け
こちらに色々載せています。ソシオニクス以外の記事もあるので、もしよろしければご覧ください。