ソシオニクス　LSI（ISTj）by Gulenko

概要

仕事をする際の正確さと具体性が特徴です。

細部に至るまで綿密な仕事をする人で、今後起こるイベントに対して入念に準備します。ビジネスでは感情よりも自分の利益を優先します。

法律や規則を考慮し、身の回りのものをきちんと整理整頓します。いつも頼りになる人です。彼らは不屈の精神で様々な苦難に耐えることができます。

意志が強く、タフで心に情熱を秘めた人です。命令の実行をすること・命令が正しく実行されているかという点に対して常に非常に高いレベルを求めます。

上手く仕事をできていない人がいたら、その面倒を見て仕事のやり方を説明してあげます。何かを評価する際は、冷静なリアリストであり、実体のない空想は許されません。

自分で集めた数多くの事実を引用して、自分の主張を証明しようとします。

◆◆◆

友人や同僚とのコミュニケーションでは、礼儀正しく、丁寧です。知的で礼儀正しい人という印象を与えます。しかし、親密な関係になるとそれまでの印象から一変して、かなり冷たい面を見せるようになります。

小さな人間関係の輪の中では社交的なほうですが、プライバシーを必要としています。倫理的な規範を説いて人々を啓蒙する傾向があります。

自分ができることは他人もできると思っており、他人に対して自分と同じレベルを要求します。何かを深く掘り下げると、視野の広さが失われます。自分の信念を貫きます。

自分が守ってきた理想が崩れることは、彼らにとって個人的な悲劇となります。

情報がない見知らぬ人に不信感を抱きます。人の背後にあるネガティブな要素に気づくと、長い間、その人を信用しなくなります。

詳細な説明

LSIは、あらゆる問題を深く研究します。頑固に、粘り強く情報を集め、主題を完全に理解します。

よく整理されていて、スムーズに機能しているシステムを好意的に見る一方で、そのシステムに当てはまらないものは、無意味なものとして否定します。

興味のある事業の進捗状況を定期的にチェックします。一貫性があり、能率的で、自分の仕事をきちんとこなそうとします（同じことを他人にも要求します）。

既存のヒエラルキーには敏感です。ビジネスの際は個人的な感情を考慮しません。自分の物を勝手に持っていかれたり、移動されたりするのが許せません。

冷静な現実主義者：実現可能な目標だけを設定し、ほとんどの場合それを達成します。説明や警告が効果的に作用しない場合は、圧力をかけるような方法を試すことがあります。

相手を窮地に追い込み、圧迫する術を心得ています。ストイックな人です。 自分をコントロールすることができ、逆境にも耐えられます。面白くなくても必要なことは無理してやり通すことができます。

弱者や無防備な人を助けて保護し、老人と病人の世話をします。たとえ人に気付いてもらえなかったとしても、正義のために孤独なオオカミの戦士になることができます。

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公の場では、礼儀正しく適切な態度をとります。陽気で社交的に振る舞うことができます。その場に応じた短期的なコミュニケーションを簡単に行うことができます。行動によって信頼を得ます。

相談された場合は相手の話をよく聞いて共感し、自分ならどうかを話します。たくさんの人と親しく接しますが、過度のなれ合いは避けます。

自分の家族には厳しいです。簡潔な表現で教育しようとします。愛情は確かですが、2つの愛情の対象の間で引き裂かれるようになってしまうことがあります。

自分の世界観に対する執着が非常に強いです。自分の考えを簡単には変えず、譲歩や妥協をする気はありません。自分の考えを共有できそうな人を友人として選びます。

他人の能力を評価する際の指標として、自分自身を引き合いに出します（「私はこれができるのに、なぜ他の人たちはできないんですか？」）。

直接自分が経験したことから得た知識は、彼らにとって直観の代わりになるものです。自分の味方でなくても、親身になって話を聞いてくれる人であれば信頼できます。

知的で芸術的な才能のある人を大切にします。こうした人の場合、利己的だったり非倫理的な行為をしたとしても許すことがあります。

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多くの場合、憂鬱で深刻な気分になっています。負の感情を溜め込んでしまうほうです。定期的に他の誰かにそれをこぼすことで、一時的に心の平穏を得ます。良好な状態であるために、感情的な雰囲気が頻繁に変わる様な環境を必要としています。

泣いたり、気まぐれな行動をとったり、非難したりといった、否定的な感情による圧迫には耐えられません。それを無視するより、いっそ負けを認めるほうが彼らにとっては楽です。

内面的にはかなり敏感で傷つきやすいほうですが、それを弱さと考えて表には出しません。

時間を守らない人、決められた時間を超過する人は許せません。落ち着いたペースで生きており、不必要なスケジュールの混乱を好みません。運命に翻弄されたり、先行きが不透明であることを恐れています。

基本的には神秘主義を否定していますが、予言、占い、夢の解釈に注意深く耳を傾けます。

突発的に発生した重要な仕事を、短期間で行わなければならない状況では、やる気に満ち溢れます。

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仕事の際も買い物をする際も非常に倹約的です。万一に備えて使い古した物を保管しておきます。より少ない労力で、より多くのことをしようとします。

機械化、自動化を支持します。支出よりも収入をコントロールしたいと考えるほうです。他の人の行動をコントロールし、非論理的な行動や不適切な行動を見逃しません。

自分の身だしなみにも、他人の身だしなみにも気を配ります。家庭、職場では整理整頓に努めており、服装もきちんとしておくよう心がけていますが、いつも欠かさずそうしているわけではありません。

手仕事が得意で、家の中のものを修理したりいじったりすることがよくあります。特にデザインや装飾に関連するような、繊細な手作業を得意としています。シンプルで健康的な料理を好みます。好みと習慣はあまり変化しないほうです。

コミュニケーションの仕方

どちらかというと、他者と簡単に繋がりをつくり、親密な関係になることができる人です。男性のLSIの場合、鋭すぎるジョークで他人（特に異性）を傷つけることがあります。

エレガントで礼儀正しい、颯爽とした雰囲気のあるジェントルマンとして振る舞うことが多いです。巧みに女性に声をかけ、（感覚的な要素が強ければ）「騎士」のようにふるまうことができます。映画「持参金のない娘」のように、ギターを使ってロマンチックな歌を披露してみせるような面もあります。

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フォーマルな場でのコミュニケーションでは、あらゆる意味で「正確さ」にこだわります。彼らは数字や指標、事実に基づいた資料、具体的な論理に注意を払い、どんな問題でも、あらゆる角度から見て、詳細を精査します。

彼らは冷静な現実主義に基づいて評価と判断を行います。根拠のない仮定や無謀なプロジェクトは嫌いです。どんな問題も徹底的に準備すべきだと考えています。一般的な真実、道徳的な教えについて話すことが多いですが、単純にそういった話が好きだというよりは、その場ごとに話す必要があると考えたテーマについて話していることが多いです。

ポスターやウォールプリントなど、視覚的なプロパガンダを好みます。

ごく少数の親しい人たちとインフォーマルな場で雑談する際は、哲学的な話題や道徳的な話題を話す傾向があります。宗教、神秘主義、予言、その他の直観に深く関わっていそうな物事に対して、ある種の憧れを抱きます。

質問をされたら、なんとかしてそれに答えようとします。どこに行けばいいのか、誰に頼めばいいのか、この場合の順序はどうなのか、といったことを常にアドバイスしてくれます。

行動の特徴

このタイプに特徴的なのは、ヒエラルキーの明確な社会や組織に対する適応力が高く、自分の立場に期待される役割にふさわしい振る舞いができるという点です。

子供の頃は、ほとんどの場合、従順で模範的な子供であり、他のタイプが子供だった頃と比べて、年長者を敬う気持ちが強かった場合が多いです。学校では他の生徒の模範となることが多く、責任ある課題を任されるような子供だったことでしょう。

積極的に組織の課題に取り組もうとするため、もし彼らが役職に就くと、絵にかいたような「管理職」として活躍します。また組織作りや組織運営も上手く、メンバーに対して「決められたことを実行する」ことを厳しく要求します。

誰にも譲歩しない人で、厳格な規律をしっかり守ることができる人です。

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学位、肩書き、地位などのヒエラルキーを重視し、尊重します。命令系統にはしっかり従います。人間関係を非常に信用しています。その裏返しで、基本的な倫理観に反した行動をとる人には不信の眼差しを向けてしまいます。時には人の陰謀や悪意を見抜くこともあります。彼らLSIについてどう思っているかを態度にはっきり示さない人も信用できません。

本が大好きで、特に参考書、百科事典、辞書などを蒐集する傾向があります。自分が関わっている分野について何も知らないという状態は、彼らにとって耐えがたいものです。

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家の中は軍隊のように整然としています。物がたくさんあっても、決められた場所に置かれ、厳重に管理されています。彼らは常に、自分の周りに快適さと秩序を作り出そうとします。

何かを工作したり、修理したりといった、手を使った作業が得意です。日常生活では気取らず、豪華な食事を食べたがったりすることはあまりありませんが、品質の良し悪しにはこだわりがあります（なるべく品質の高い食材を使った料理を食べようとします）。

外見

このタイプの人は、遠目からでも外見的な特徴で簡単に見分けがつきます（男性に限りますが）。このタイプの女性は、外見に際立った特徴がありません。

LSIの姿でまず目を引くのは、「堅物さ」です。このタイプの男性は、自分の足でしっかりと立ち、堅実でしっかりとした印象を与えます。頭がふらふら動いたり、キョロキョロと周囲を見渡したりといった落ち着きのなさがありません。歩きながら腕をぶらぶら振ることもありません。人によっては「気をつけ」の時の腕の状態で歩いているようにさえ見えることもあります。

ただ、LSIの歩き方は全体的に柔らかさ、滑らかさがあり、滑るように歩く傾向があります。道を曲がる際は直角に曲がります。

◆◆◆

顔の特徴では、特に頬骨が目立っています。そのため、どこか東洋的、アジア的な印象を受けることが多いです（ただし鼻は高い人が多いです）。顔の表情は静的で、感情がなく、目の前の物事に集中していて「心ここにあらず」といった様子は一切ありません。このタイプの男性は、美しく豊かな口ひげを生やしている可能性があります。

服装は清潔できちんとしています。服装はシックで控えめなほうで、汚れてうたりシワがついていることはありません。このタイプの男性は、非常に軍服が似合います。服装の形に違反して、平気でドレスコードに適していない服装をする人のことを、かなり批判的にとらえるタイプです。

仕事

部下として

強み

整理整頓が上手で、徹底した実行力があります。怠慢な人や無責任な人には厳しいです。行動や決断に一貫性があり、始めたことは必ず最後までやり遂げます。

LSIは、すべてにおいて秩序、正確さ、具体性を好み、公式または検証された情報源のみを信頼するようにしています。特定の分野の問題を狭く深く研究するのが得意で、細かいところまで徹底的に調べ上げます。本や書類を丁寧に保管し、事実を明らかにするのが好きです。自分がよく知っている仕事のやりかたやルールなどについて他人から質問されたら、嫌な顔ひとつせずに教えようとします。

非常に勤勉で、規律、秩序を確立することができ、自分で自分の仕事をコントロールしながら進めることができます。個人的な関係や気分よりも仕事を優先します。非常に効率的で、義務感が強く、自分にも部下にも厳しいです。彼らは自分の知識を実践することが好きです。

すべてを事前に準備しようとします。計画にないイベントは好きではありません。

問題のある領域

自分が重要だと思うことには妥協しません。定期的にフォーマルな場で、近寄りがたい雰囲気を醸し出しつつ、指揮系統には従います。他人の意見にはかなり不寛容です。

人との関係において柔軟性がなく、個々の能力を十分に考慮しません。LSIの信念を他人が変えようとしても上手くいきません。反対されたり、自分の意志や仕事のやり方を押し付けられたりするのを嫌います。

秘密主義で、外部の人間と自分の感じている印象を共有することを避けようとします。変化や不安定を恐れます。自分と他人がどのような関係なのかを正確に把握することは苦手です。

自分の物を勝手に触られたり、仕事の邪魔をされたりするのは耐えられません。

以下のことは期待できません。

適職

LSIは他者に責任をうまく分配し、意識することなく自然にその責任が正しく果たされているか監視するような傾向が強いので、特に8～10人を超えないグループの場合は、具体的な管理を効果的に行うことができます。優秀な部門長になるでしょう。

また、質の高い設計作業を行うことができ、自分の手で何かを作ることにも適性があります。機械を操作する、製作するような分野にも適性があります。

インストラクター、管理者、ドキュメントデザイナー、税務調査官、調査員などの仕事が向いています。

組織のトップとして

規律、一貫性、方法論、正確さ、秩序へのこだわり-これらがこのタイプの基本的な特徴であり、こういった特徴のおかげで彼らは信頼できる人物としての評価を得ることが多いです。

彼らの約束は信頼できます。彼らは厳密にその約束を果たします。このタイプの人はあまり行動的ではありませんが、意志が強く、パワフルな人です。急がず、忍耐と一貫性によって目標を達成しようとします。

監督・指導者

彼らにとって「指示」とは、ある種のコマンド、命令、条件などを厳密に実行するための情報を送信することを意味しています。LSIが経営者として自分の部下と行うコミュニケーションには、彼らの指示を受けた者が、いつ、どこで、何を、どのような役割として、どのような条件で実行するかをLSIが一方的に決定するという特徴があります。彼らはこのような活動スタイルに傾倒しながら、技術的な問題を解決していこうとします。

しかし彼らは先を見通すことが苦手で、将来的に事業とそれをとりまく環境がどのように変化していくかをあまり上手く予測できません。そのため、大胆な改革、特にリスクのある改革には有用性よりも疑念を感じる傾向があります。

一方で、実用的な結果を得るための論理には長けています。彼らが得意とするこういった「実用的な論理」は、既存のシステムの安定を脅かす要因を排除することを主眼としています。

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認識した情報を理解する際に、LSIタイプの経営者は「論理」、それもかなり具体的な論理を使って理解しようとします。

自分に関係するビジネスの細部や詳細、組織（これは利害関係や友好関係から生じた概念的・抽象的なグループではなく、○○会社、××部門などといった具体的なグループです）、参加者の地位とそれに紐付く責任について「ありとあらゆる全て」を考慮に入れ、コントロールしようとします。

「状況がわからない」よりは「悪い状況だということがわかる」ほうがマシだと考えるタイプです。そのため「何の結果もない」より「悪い結果が出た」ほうを評価します。

何かを検討する際には、検討対象が「より単純で明解」なものになるよう分析を進めていきます。

さまざまな分野を浅く広く調べ散らすようなことはせず、特定の分野だけを集中して掘り下げようとする傾向があります。

蓄積された経験的資料に基づいて、その分野に関する複数種類の分類体系や概念を比較し、その中から最も優れたものを選び出すことができます。

そして将来的には、こうして選び出したシステムの枠組みの中で働き、他の枠組みは受け入れなくなります。彼らの論理性は、既存の枠組みをカスタマイズする際に強く発揮されます。

彼らのこうした思考プロセスの結果として、秩序を確立するための指示、決議、命令の基礎となる論理的な結論が得られます。LSI型の経営者は結束力を大切にする、「組織の支持者」です。そのため集団から逸脱する人や調和を乱す人を好みません。

理解しがたい現象や事実を、既知の法則を用いて強引にでも説明しようとします。彼らはなんであれ、客観的な論理に基づいて、対象のすべて、あるいは少なくとも一部を、ひとつひとつ説明付けようとします。これには非常に時間がかかるため、何かを始める前にはいつもかなり時間をかけて準備しようとします。

夢物語や即興、無謀なプロジェクトは好みません。彼らは冷静な現実主義者なのです。彼らの前では全てが考え抜かれ、計算され、整然と並べられています。

◆◆◆

このタイプの特徴は、チームを支配したいという願望があり、特定のアイデアとその実現に執着することです。要求が多く、ためらいや意志の欠如、悪意は許しません。

LSIは、組織と秩序を求めており、その手段は原則として様々な形（政治的な圧力、説得、信用）で現れる「強い意志を持った圧力」です。社会的なヒエラルキーの中で高い地位にいる場合、独裁的な傾向を示すこともあります。もし地位が低い場合は、目上の人に強い意志を持って圧力をかけることはせず、従順に従おうとします。

彼らが秩序や規律を課すのは、自分の領域内、自分の能力の範囲内に限られます。

LSIは人間関係に感情を持ち込まないようにします。彼らは「人に影響を与えたい」という欲求を抱くことが多いです。この場合の「影響」とは、特に「他人に影響を与えたい、自分の願望や問題のビジョンややり方に従わせたい」という形の欲求として表われることが多いです。

一方で、人と親しくなる意味はないとも考えがちです。また、部下との集合的な相互作用（会議）を避けようとします。そうした場では、彼らが意図したシナリオに従って全てが進行するかどうかわからないためです。

彼らは、（可能であれば）仕事の時間のほとんどを電話での会話などに費やしてしまいます。仕事上の問題について考えるのは、仕事中ではなくプライベートで済ませようとする傾向があります。

◆◆◆

ビジネスの進め方に流動性はありません。特に行動パターンが確立されていない状況では、慎重に検討してから行動を起こそうとします。

また、何かを達成したいと思った時は、それを叶えるまで努力し続けます。非常に粘り強く、一貫性があります。責任感を持って課題に取り組みます。

自分にも他人にも厳しい人です。

ビジネスコンタクトを確立する基準は客観的です。個人的な好き嫌いに関係なく、経歴（仕事の効率や能率、仕事に対する態度）に応じて評価します。自分自身、能力の向上に励むほうですが、それを他人にも期待します。

そのため、向上心のない人とはビジネスパートナーにならないようにしています。

「妥協できない」 - この欠点は、LSIの目的意識の高さと忍耐力によって補われています。そのため、自分に不利な状況になっても、おおっぴらに反対意見を表明したりはせず、敵の集団を少しずつ削り、味方に誘い込むような手段をとります。そうやって静かに、しかし着実に敵を追いつめながら、目標を達成します。

主な特徴

労働条件

彼らは高いレベルの幸福感を得るために仕事をします。彼らは、自分に与えられた仕事を効率的かつ確実にこなし、自分の功績に応じた見返りを受け取ることを期待しています。この場合の見返りは、具体的なものである必要があります（LSIは抽象的ではなく具体的に物事を捉えるタイプです）。ボーナスや、その他、貴重な贈り物などがいいでしょう。

彼らの仕事のペースはゆっくりです。自分の計画を乱すような急ぎの仕事を嫌います。特に急かされたり計画を変えるよう言われると怒りを爆発させることすらあります。

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LSIは特定の、それほど大規模ではなく、前もって計画をしっかり立てられるような仕事を好みます。

普段から仕事に使うものは全て用意して整理しておきます。

仕事の能率を上げるための方法について、自発的に学ぼうとします。もしすぐに何かの仕事をさせたい場合は、「その仕事をしなかった場合に発生する問題」について感情的に訴えると効果が高いです。

仕事の品質を追求したいという欲求が強いタイプで、それを邪魔されるとかなり不快に感じるほうです。

そのため他の人とは極力関わらずに仕事をしたがります。

自己改善のための推奨事項

あなたの長所は、現実的で注意深く、どんなプロジェクトや活動もやり遂げることができる点です。あなたは約束を投げ出さない、責任感の強い人です。

秩序や規律、明確なルールや規則を求めるという特徴があります。どんな怠慢や無責任にも我慢なりません。

あなたの思考は現実的で、根拠があり、感情ではなく客観的で具体的な要素に導かれています。特定の業務分野を深く掘り下げることができます。

あなたは自己主張も目的意識も強い人です。あなたが管理職に向いていることは、わざわざ言うまでもないでしょう。

職務を全うしていない人々は懲戒処分すべきだと考えるほうです。

他人に圧力をかけすぎないようにしましょう。まず、何が本当に罰に値する行為なのかを理解するよう心がけてください。

あなたは家庭でも職場でも、高い水準を保とうとします。そこには一切の妥協もありません。

◆◆◆

問題点：明確な見通しがなく、既成概念を壊さなければならない状況での自信に欠ける点、予想外のアイデアや過去の価値観を否定するような提案に不信感を抱いてしまう点です。

このような場合、あなたは、混乱の渦に飲み込まれてしまうかもしれません。古い固定観念を捨てるために、その長所と短所をよく吟味してください。

型にはまらない新しいアイデアには常に注意を払い、不意打ちを食らわないようにしましょう。

失敗の原因を誰かの意図的なものだと考えず、もっと人を信じましょう。

全員に同じパフォーマンスを求めず、能力や才能は人それぞれ異なっていることを忘れないようにしましょう。個人的なアプローチ方法をもっと開発してみましょう。

あなたがリーダーである場合、部下の創造性を抑えつけたり、一挙手一投足を監視したりしないようにしましょう。

時代遅れの規則や指示にも従ってみせるという手段で、自分が使える人間だという証明をしようとしないでください。

興味や趣味の範囲を広げ、一つのことに集中しないようにしましょう。今の時代の最先端の考え方は、昔出版されたどんな本にも書いていないのだということを思い出してください。

◆◆◆

あなたのもう一つの問題は、人との付き合いの中で、時折、急激な変化や不規則性が見られる点です。

優しさや繊細さを見せていたかと思ったら、不自然なほど急に権威的な態度へと変わることがあります。親しい相手には無神経になりやすかったり、礼儀がなくなりがちな傾向が自分にはあるということを忘れないでください。

こういったことが原因で生じた誤解や対立を、強引すぎる解決法で解決するという事態を招かないようにするために、適度な抑制の効いた態度を心がけましょう。

「あなたを助ける義務が他人にはある」と考えないようにしましょう。

無駄に長い説教や講釈をして、人をウンザリさせないよう気を付けましょう。たとえあなたが正しくても、教訓的な口調で話せば人から敬遠されてしまう可能性があります。

モデルGの機能

機能図

モデルGによる機能の説明

+：肯定主義的。ポジティブな要素を最大化したいという欲求、物事の「いい面」に目を向ける。
-：否定主義的。ネガティブな要素を最小化したいという欲求、物事の「悪い面」に目を向ける。

モデルGの機能ごとの役割の詳細についてはこちらを参照。

① 管理機能 +L（+Ti）

• モデルAでの位置：第1機能
• 次元：4次元性

自分が関わっている事柄を徹底的に掘り下げようとします。頑固に、粘り強く情報を収集し、状況を完全にコントロールします。

本を集めるのが好きで、特に参考書に興味を持ちやすいです。厳格な秩序と十分に機能するシステムの支持者です。そしてそれに当てはまらないものは、すべて非論理的なものとして拒絶します。気になる案件があれば、定期的にチェックして進捗状況を確認しています。バランス感覚と実行力があるタイプですが、他人にもそれと同じことを要求します。

上下関係を尊重します。仕事には私情を挟みません。徹底的に整理整頓したがります。誰かが自分の持ち物を勝手に触ったり、移動したりするのには耐えられません。

② 創造機能 -S（-Si）

• モデルAでの位置：第8機能
• 次元：4次元性

自分の外見を注意深くチェックしており、職場でもプライベートでも、服はいつもきちんとしています。

自分の手で何かを修理したり、家で使う物を自作したりするのは得意で、特にデザインや装飾に関連した細かい手作業は非常に上手くやってのけます。

シンプルでヘルシーな料理が好きです。極端な味や習慣を好むようなことはありません。

③ 役割機能 +R（+Fi）

• モデルAでの位置：第3機能
• 次元：2次元性

公共の場では礼儀正しく、正しい行動をとります。無理してでも明るく社交的に振る舞います。状況に応じて人とすぐ接触しますが、人間関係が長続きしない性格です。

行動によって人から信頼を得ます。自分に声をかけてくれた人の話をじっと耳を傾け、共感を示します。親密な関係にはなりやすいですが、「なれ合い」の関係は嫌いです。

家では、家族に対して厳しい態度で接します。教育好きで、モラルに関する話をよくします。同時に複数の人に心を惹かれることはありますが、浮気はしません。

④ ランチャー機能 -T（-Ni）

• モデルAでの位置：第6機能
• 次元：2次元性

いつもタイミングが悪い人です。時間にルーズな人が大嫌いです。何事にも慎重に、焦らず対処します。

スケジュールの遅れや変更が嫌いで、突然発生するイベントを恐れています。

スピリチュアルなものを信じませんが、予言や占い、夢をつい気にしてしまいます。予期せぬ重要な事件がおこった場合は、火事場の馬鹿力を発揮します。

⑤ 実証機能 +F（+Se）

• モデルAでの位置：第2機能
• 次元：3次元性

冷静な現実主義者：実現可能な目標だけを自分に課します。そしてほとんどの場合、すぐではなくてもいずれ目標を達成します。説明や警告が役に立たない場合は、圧力やその他の強引なコントロール方法を用いようとします。

LSIは敵を圧迫し、追い込むことができます。自分をコントロールする方法を知っているストイックな人です。どんな逆境にも耐えることができます。

面白くないけれど必要なことは、無理矢理にでもやってしまえる人です。

弱者や無防備な人を助け、老人や病人の世話をします。時には、正義のために隠れて戦う孤高の戦士です。

⑥ 操作機能 -E（-Fe）

• モデルAでの位置：第5機能
• 次元：1次元性

彼ら自身は、普段から憂鬱な気分でいることが多いです。ネガティブな感情を溜め込みがちで、それを誰かにぶつけることで、自分自身を解放しようとします。体調を整えるためには、こうした感情を頻繁に変化させる必要があります。

LSIは、泣いたり、戯言を言ったり、非難したりと、ネガティブな感情的圧力に耐えることができません。彼らにとって、感情的圧力を無視するよりも屈服した方が楽に感じます。

内面的にはかなり繊細で傷つきやすいほうですが、それを弱点と考えて表には出さないようにしています。

⑦ ブレーキ機能 +I（+Ne）

• モデルAでの位置：第4機能
• 次元：1次元性

自分の世界観にはとてもこだわりがあり、譲歩や妥協はしません。考え方が一致するかどうかで友人を選びます。

「自分が出来ることを出来るかどうか」という観点で他人を判断します。こうした直観は、他者を信頼するかどうかの際にも影響を与えます。そのため相手が自分と親しいかどうかと、その人を信用するかどうかは彼らにとって別問題です。

また、知的で創造的な才能のある人を評価します。こうした人物に限れば、利己的で倫理的でない人すらも許容できます。

⑧ 統制機能 -P（-Te）

• モデルAでの位置：第7機能
• 次元：3次元性

仕事でもプライベートでも非常に倹約家です。少額の金額でも節約しようとします。使用済みのものも、念のために取っておくタイプです。不必要な人件費を削減しようとするため、機械化や自動化といったものが大好きです。

支出ではなく収入をコントロールしようとします。また、誰かが非論理的・非現実的だったり、間違っているのではないかと思われるような場合、その人の行動をコントロールしようとする面もあります。

サブタイプ

不活性・接触サブタイプ

Ti-ISTj (Ti-LSI)

最も合理的な論理タイプです。非常に構造的です。組織的なヒエラルキーを積極的に支持し、周囲の人々を過剰といえるほどに組織化することがあります。

彼ら自身は自分の仕事に細心の注意を払い、全てを完成までやり遂げます。細部まで抜かりがありません。混沌や混乱を嫌います。

躍動感に欠ける、どこか単調な生活を送っています。

外見的には、きっちりしていて、慌てず、落ち着きがあり、自制心がある人に見えます。仕事の際は親しい人相手でも形式ばった態度を崩さず、まるで軍隊のような振る舞いを見せることもあります。

服装は保守的で、暗い色調の、まるで制服のようにきっちりした服装を着ていることが多いです。

Se-ISTj (Se-LSI)

直情的で、元気が良い人です。他の人には秩序と組織に従うよう要求し、これを乱す人を批判したりもしますが、彼ら自身がそれに従うとは限りません。

ある程度、距離がある関係ではコミュニケーション能力のある人に見えますが、親密な関係になるほどに、距離が近づくと頑固さが目立つ人です。煽られたら攻撃的に反応することがあります。

リーダーシップを発揮しようと努力しますが、少人数のグループを管理するのが彼らには最も適しています。強そうな人に見えます。

男性の場合、顔ひげを生やした人が多く、服装も自由なスタイルを好みます。

DCNHサブタイプ

LSIドミナント

二分法：接触 / 完了 / 接続
強化された機能：TeSe（またはSeTe）+ Fe

LSIクリエイター

二分法：接触 / 開始 / 無視
強化された機能：FeNe（またはNeFe）+ Se

LSIノーマライザー

二分法：距離 / 完了 / 無視
強化された機能：TiSi（またはSiTi）+ Fi

LSIハーモナイザー

二分法：距離 / 開始 / 接続
強化された機能：NiFi（またはFiNi）+ Si

出典：

• https://wikisocion.net/en/index.php?title=LSI_Profile_by_Gulenko
• https://wikisocion.net/en/index.php?title=LSI_subtypes
• https://rykovodstvo.ru/exspl/11834/index.html?page=16
• http://ru.laser.ru/socion/references/gulenko/school/portraits/

参考：

• http://zanoza.socioland.ru/wiki/Система_подтипов_DCNH
• https://socioniks.net/article/?id=224
• Psychological Types: Why Are People So Different?: 64 Portraits in Socionics. How each of the 16 Jungian types varies in 4 main ways

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グレンコによって提唱されている新しいソシオニクスのモデルです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

グレンコによって提唱されているサブタイプ理論です。詳しくは下記をご覧ください。
①「タイプ、DCNHサブタイプ、アクセント」
②「DCNHサブタイプとは」