概要
新しい流行の火付け人になるような、進取の気性(積極的に新しい物事へ取り組んでいこうという気性)の持ち主です。革新的で、新しい理論を生み出したり、まだ誰も作ったことがないようなものを開発しようとします。
じっと座っていることができず、ハイキングや登山、ジョギングなどを楽しむことがよくあります。大胆な実験を行ったり、世間では一般的な考えを否定したりします。常に自分の目的を見据えており、自分がどこを目指しているのかということを他人に説明します。
リスクを恐れず直観に従って行動します。豊かな想像力の持ち主で、一風変わったアイデアを思いつくことができます。優れた発明家で、新しいゲームを生み出すこともできます。
「出遅れると手遅れになる」という意識が強く、常に時代の先端を行こうとします。自然を愛しています。彼らにとって「自然」は特別な意味を持つ大切なものです。
様々な分野で、認知論的な関心(人間の知能の性質について理解し、人間という生き物の思考方式について理解しようとする試みへの関心)を持っていることが特徴です。
◆◆◆
ユーモアのある楽天家です。しかし彼らのジョークはその場に不適切なジョークであることもあります。
信頼できる人間関係を築くことに難があります。人付き合いがかなり「乱雑」なため、予期せぬ冒険や危険に巻き込まれることがあります。落ち着きがなく、よくしゃべり、締め切りが迫っていようが意に介しません。
彼らは、自分のビジネスに支障が出ない限り、自分の外見にはあまり関心がありません。また自分の周りの秩序や快適さもそれほど重視しません。スタミナがあってメンタルもタフなほうですが、民間療法やその他の型破りな方法でそれを維持しようとします。
すぐ暇を持て余すほうで、ゆったりとした娯楽が好きではないため、休暇中でも「リラックスして心身を休める」ということがなかなか出来ません。
詳細な説明
LIEは、新しいプロジェクトや事業の前向きな可能性を非常に敏感に認識しています。物事が自分に具体的な利益をもたらすよう転換させる方法を知っています。LIEは、自分から見て「役に立たないセオリー」に従っている人を批判します。冒険心にあふれ、どんな時でも簡単に飛び出していきます。
ランニング、ハイキング、クライミングなど、ダイナミックなスポーツをすることが多いです。旅行や住む場所を変えることを恐れません。客観的な提案を行い、その実現に向け果敢に取り組みます。
プロジェクトの可能性がなくなったら、すぐに方向転換して新しいことに切り替えます。
財政状態に気を配り、お金に余裕があれば価格差で勝負しながら、積極的にお金を活用しようとします。物質的な利益の流れをコントロールする主導権を自分の手中に収めようとします。
LIEは、時間の経過とともに展開する「トレンドの主流な流れ」を直観的に捉えることができます。リスクを恐れず、直観に従って行動します。前へ前へと積極的に行動します。これは明日になれば手遅れになってしまうかもしれないからです。新しい技術や組織の方法をいち早く取りれます。
彼らは頭の中で、常に過去の出来事を参照しながら分析し続けています。そしてそこから未来に活用できる教訓を描き出しています。これまでに起こった出来事を分析することで、人生や運命の根底になるような法則を見つけ出そうとします。珍しい現象、不思議な現象すべてに興味があり、それらを合理的に説明付けようとします。
◆◆◆
楽観主義者で、どんな状況でもへこたれません。人々を楽しませ、笑顔にすることが好きな人です。ユーモアのある発言をしながら、人と交流をし始めます。LIEのユーモアは、しばしばヒントやダブルミーニングを含む悪戯心に満ちたものです。すぐ議論や賭けに参加します。誰かから挑発された場合は特にです。
自分の主張をするときは、しばしば皮肉的になります。相手の意見を冷やかしたりもします。すぐカッとなるほうです。そのせいで他の人が不快に感じることもあります。しかし彼ら自身はそのことを認識しておらず、「自分は単に意見交換しているだけだ」と信じています。
不快なコンディションや不快な環境でも生活や仕事ができます。彼らにとってスタミナと健康は自然が与えてくれるものです。食事や生活空間のデザインにこだわりません。
自分の身だしなみは少しだけ気にします。一度着慣れると、そればかり着てしまう傾向があります。個人的、または仕事上の関係に影響を与える可能性がある場合だけ、きちんとした格好をします。
日常の問題や雑事から自分を解放してくれる人と積極的に関わりを持ちます。「欠点」や「体調不良」を言い訳の材料にしている人が嫌いです。不注意な行動をとることが多く、軽薄な人と言えるかもしれません。
悪い習慣を開き直って見せびらかすか、あるいはその逆に積極的に立ち向かうかのどちらかです。こうした両極端な傾向は、性生活にもあてはまります。
◆◆◆
心理的に近い距離で他人と交流します。民主主義的です。自分のテリトリーでは積極的に行動し、友好的になるほうです。温かく、誠実で、心のこもったコミュニケーションの中でリラックスした気分になります。非公式な場でLIEと意見が合わない場合、まずLIEに対して善意を持ったうえで説得することで解決すべきです。
彼らは信頼できる安定した人間関係を強く必要としています。彼らは偽りをすぐに見抜くことが出来ないため、悪い集まりや疑わしい事業に参加してしまうことがあります。信頼できる、長い付き合いのある友人を大切にします。普段から他人に対して鈍感で不注意なところがあります。彼ら自身も、自分にそういう傾向があると用心しています。
人間関係が壊れてしまった場合、償いの方法を探します。そのためにプレゼントを送ったり相手への特別な気遣いを見せたりします。
極限状態でアクティブになります。自分自身のために立ち上がることが出来ます。外部からかけられる、感情的な圧力をはねのけます。人に指示したり、導いたり、自分の目標を達成するために他の人を使いたいという強い欲求があります。しかしながら彼らが熟達しているのは、自分と同じような精神性の人を指揮する場合に限られます。
気分が高揚すると「自分ならどんな問題でも解決できる」という万能感を得ます。しかし感情的なサポートが得られないと、すぐに闘志がなくなってしまいます。恋愛では大胆です。適度な競争を楽しむ人です。断られたり抵抗されたりすると、向こう見ずでしつこい対応をします。
人から挑戦状を叩きつけられるのが好きです。穏やかで、対等で、感情的ではない生活は、LIEを脆く、鈍重でくだらない人物に変えてしまいます。
◆◆◆
身の回りの整理整頓をあまり重視していません。いつも散らばったものの中から、必要な物を見つけ出します。きちんと規則通りに運用されているか、きちんと計画通りに進んでいるか監視します。しかし通常、彼ら自身はプロセスの規制やコントロールを効果的に行うことは出来ません。状況や問題に対する自分の理解に固執しがちな面があります。
楽観的すぎる計画を立てて失敗したり、将来の展開をあまりにも機械的に予測しすぎてしまうことがあります。通常、一つの厳密なシステムを支持して、全ての可能性をこのシステムから強引に導き出そうとするか、逆に、情報を全く構造化せず、任意のランダムなシーケンスに委ねるかのどちらかになります。
解決策がない、絶望的で無駄な状況を許容するのは難しい事です。どんなことでも、成功の確信があってこそ楽しく取り組めます。様々なことに挑戦するのが好きです。そのため、自分が探しているものが見つかるまで、趣味や職業、勤務先などを頻繁に変えたりします。好奇心旺盛です。
期待されていることに反した行動をすることが多いです。実験をしたり、誰も足を踏み入れたことのない場所を突き進んだりといったように、発明家や探検家のような役割を果たすことを好みます。好きな仕事や趣味には全力投球します。
うぬぼれが強いです。自分の能力を評価してもらえない場合、自分と誰かを対比してみせようとする傾向があります。
コミュニケーションの仕方
コミュニケーションに関して見られるこのタイプに特徴的な点は、当意即妙なユーモアやジョークを言うことができる点、またそういったことを言うのが大好きであるという点です。男性の場合、しばしば性的な意味合いを込めたユーモア・ジョークをいうこともあります。
彼らのユーモアは、絶妙に曖昧で、色々な意味で解釈ができるという意味で巧みです。また彼らの言うユーモア・ジョークには相手の意見をからかうようなニュアンスの皮肉が込められている点も特徴的です。思いがけないタイミングでこうした発言をするため、聴衆の笑いを誘うことも多いです。
◆◆◆
気になる相手と、場所を問わず、とても簡単にコミュニケーションを始めることができます。親密な距離感でコミュニケーションしようとする傾向が強いです。
彼らは、あらゆる提案やアイデアを、その有用性と適用性の観点から検討します。具体的なリターンを得るために、あらゆる手段を講じます。すべてをチェックして、すべてを理解したがります。
空飛ぶ円盤、地球外生命体、バイオフィールド、テレパシーなど、様々な種類の神秘的で非合理的な現象の存在には非常に懐疑的です。
人々をリードするのが好きで、何をすべきか多くの具体的な指示を出します。現場で使える最先端のものは全て利用しようとします。「アメリカ的」なタイプのビジネスマンです。
行動の特徴
LIEの行動として特徴的なのは、興味を惹かれたもの以外が目に入らなくなるという点です。彼らは何かやりたいことがあると、他のことを何もかも忘れてしまいます。最初は小さなことから初めて、だんだん大きくしていくような形でビジネスを展開します。
好奇心旺盛で、いつも色々なことを試しています。他の人が試してみたものの上手くいかなかったことにも興味を持ちます。
自分自身が考察対象に入っているような場合、彼らは論理性を非常に強く発揮できます。行動によって他人にプレッシャーをかけ、何かをするよう「お願い」したり、要求したりすることができます。自分の主張の正しさを言葉で上手く証明できない時は、強引な態度をとることもあります。このタイプの人は「カウボーイ」(訳注:旧ソ連圏で比喩として使われる「カウボーイ」という言葉はネガティブな意味で使用されることがあるが、ここでのカウボーイも文脈的にそうではないかと思われる。アメリカの西部開拓時代の白人的な、我が物顔で他人の土地に入り込み、平然と略奪したり占領したり自分ルールを押し付けるような厚かましい人物の比喩)のような振る舞いをすることがあります。
彼らは時折、自分でも非論理的だと思うような行動をし始めます。命の危機に瀕したときは、全身の力を総動員します。非常に陽気でバイタリティがあります。
◆◆◆
LIEの男性はハイキング、登山、長距離走などを好む人が多いです。楽しいことが好きで、恋の火遊びもします。無頓着に軽々しい行動をすることもあります。自分の行動の結果を考えません。そしてこのような時、彼らは道徳的な規範など完全に忘れ去っています。
外見
LIEは「歩き方」にタイプ固有の特徴が表れやすいです。このタイプの人は、わずかに「跳ねる」ような、つまり、かかとを地面につけず、足裏をバネのようにしながら歩くという特徴が観察されることが多いです。しかしこれは論理的なサブタイプのみに当てはまる特徴です(直観的なサブタイプの場合はこの特徴があまり観察されません)。
論理的サブタイプのLIEはどちらかというと痩せ気味で、太っているということはあまりありませんが、直観的なサブタイプの場合はかなり太っていることが多いため、見た目での判別は比較的行いやすいです。
LIEは視線があちこち動き回る方です。視線が長時間、一点に向いているということがありません。また他人の目もあまり見ない方です。しかし直観的なひらめきに由来する特徴的な視線の動き(自分の横や天井に視線を向けたまま、考え事に没頭するような状態)が定期的に観察できます。
特に直観的なサブタイプの場合は、こうしたひらめきの際、唇を前につきだすような動作をすることが多いです。笑う際は、フランスの俳優ベルモンドのように、"アメリカ的"な笑顔で大きく笑いかけます。
◆◆◆
あまりきちんとした身だしなみをしていないことが多いです(特に男性の場合はだらしない見た目をしていることが多いです)。まるでついさっきハイキングから帰ってきたばかりのような見た目をしています。こうした傾向は論理的なサブタイプの場合さらに顕著です。服装も一般常識からは考えられないような無茶苦茶な服装をしていることがあります(例えば下がスウェットパンツ、上がスーツなど)。同じ服を何時間も着っぱなしという傾向もみられます。
仕事
部下として
強み
ダイナミックで、機動力があり、アクティブな人です。いつも時間に追われているかのような焦燥感に駆られています。彼らにとって仕事でタイミングを逃したり出遅れたりすることは許されないことです。素晴らしい働き者で、積極的に利益をもたらす活動を行います。
好奇心旺盛で、理論をこねくりまわすだけで終わるような活動全般にあまり意味を見出さず、実際に活用できるような革新的な技術に興味を持ちます。ビジネスを行う上で生じる様々な問題に精通しています。ある企業の採算性や将来性の有無を見抜きます。効率を上げるためのユニークな方法を提案し、恐れずにリスクを取ることができます。すべてにおいて、ビジネスの明快さと明確さを追求します。何の準備もなく、やみくもに行動したりはしません。
LIEは事前に計画をたてようとするタイプです。LIEは、絡め手や策略を好まず、相互に有益な条件で交渉しようとします。芸術のスポンサーやパトロンになることもあります。必要であれば、快適ではない環境でも生活できます。たとえそれが自分にとって困難なことであっても、決して文句を言いません。
感情的で騒がしく、落ち着きがないタイプです。楽観主義者で、常に親しみやすさをアピールします。健康的なライフスタイルを積極的に追求します。
問題のある領域
誰もが彼らの過酷な仕事ぶりについていけるわけではないことを考慮せずに、自分のリズムを他人に押し付けて勝手に変えてしまうこともあります。気になることが多すぎて、何をやっていてもいつも時間に追われてしまい、全てをきちんと完了することができません。
十分に考えることなく壮大すぎる計画を立てることがあります。過度にリスクをとったり、怪しげなことにも真っ先に手を出してしまいます。とてもおしゃべりで、読んだり聞いたりしたことを話したり話し合ったりするのが好きです。LIEは非常にカジュアルな服装をしますが、自分の外見に注目されることは嫌いです。
そそっかしく、事務的な書類を作成するような仕事や、細心の注意を払う必要のある仕事では細かいミスが多く、思いついたら周囲を巻き込んで試してみようとするため、日常生活や職場に「創造的な」混乱をもたらしてしまいます。原則的には確固とした態度で臨みますが、時には無知で無礼なユーモアを口にしてしまうことがあります。医者嫌いです。
◆◆◆
以下のことは期待できません。
- 慎重に、そして慌てずに意思決定を行うこと
- ルーチンワークを徹底すること
- 家庭でも職場でも、整理整頓をきちんとすること
- きれいで行き届いた身だしなみをいつも徹底すること
- 他者の心理状態を敏感に察して機転を利かせること
適職
LIEは幅広い視野が必要とされる革新的な分野に適性があり、スタンダートではないアプローチを採用する傾向があります。理論的なものを実用化することが得意です。優れた発明家やイノベーターになることができます。彼らの仕事のペースの速さとあちこち動き回ることを好む点を考慮すれば、出張が多いダイナミックな仕事が向いていると言えます。
ビジネスをする上でのリスクを恐れないので、新しいビジネス形態の先駆者になることができます。興味深いもの、将来性のあるもの、ダイナミックなもの、慎重なケアを必要としないものであれば、様々な仕事をすることができます。
組織のトップとして
このタイプの人は非常にオープンな性格をしています。常に「アメリカン・スマイル」を浮かべながら相手に話しかけます。誰かに興味を惹かれたら、すぐに話しかけ、ジョークや皮肉を交えてコミュニケーションしようとします。陽気でエネルギッシュで現実的な人です。
プレイヤー
LIEはゲームの中で自分を表現しようとし、結果(勝利)を得る過程そのものに満足感を得ます。この特徴は、ビジネスライフ全般、特に自分の仕事を一種のゲームのように考えているLIEタイプのリーダーを理解するうえで、非常に重要な特徴です。LIEはリスクを取ることを好みますが、それは計算の上でのことです。
革新的な技術に投資することを恐れません。同時に、すぐにリターンを期待するのではなく、将来性を重視しています。すべてのチャンスをものにしようと努力しているので、将来の大きなリターンを期待して、さまざまな分野で活動しています。このような活動の原動力となるのは、ひとえに「勝者としての名声を得たい」という欲求です。
◆◆◆
何かを成し遂げる過程で生じる困難は、当たり前のこととして冷静に受け止めます。こうした意味で、LIEは天性の起業家だと言えます。一生のうちにいくつもの職業を転々とする傾向があります。彼らは自分ですべてを理解し、自分ですべてを経験しようとします。
目的意識が高く、不屈の精神を持つ人です。日常生活という小さな枠の中で快楽を貪るだけで、自ら努力せずに美味しい思いだけをしようとする人には微塵の関心も敬意も払いません。
LIEは、獲得した物的資源を貯め込むのではなく、すぐに使おうとします。消費者としてではなく、企業家として自己実現しようとします。他人が見ていないところで利益を得ようとします。市場で自分がどこまで自由に活動できるのか見極め、将来の需要を生み出す新しいニーズの誕生を予測します。
官僚的な社会では、このタイプの人々は多くの障害や制限に煩わされることになります。
LIEは、自分のビジネスに関連する事実を分析しようとし、新しいアイデアに耳を傾けます。彼らは、理論と実践を組み合わせるような分野に関心を抱きやすいです。
実際に自分で様々な検証や実験をしようとします。特に一般的には行われないようなやり方をした時、どのような結果が得られるのかを知りたがります。実験する際は、新しい手法と旧来の手法両方を、同じ条件で試した場合どうなるか比較したり、理論的に想定される結果と実際の結果の間に矛盾がないかを確認したり、代替手段がないかを調べたりしながら行います。
◆◆◆
LIEは、イベントの結果を直観的に予測することで、リスクを取ることができます。投資した資金のほとんどが無駄になるような場合でも、そのシェアの一部を有望な投資先に投資することで、最終的には投資した資本を回収できると確信しています。
ゴールに至るためのプロセスを臨機応変に変えることができるため、ライバルが彼らの動きを予測することは困難です。
無駄な時間や、生産性のない娯楽を好みません。チャンスを逃してしまったことがわかるとショックを受けます。めまぐるしく変化するような環境で、効果的に生きて、働くことができます。
閉塞感や保守性を嫌いますが、彼らのこうした側面のすべてが万人から肯定的に受け止められるわけではありません。それは既成の秩序に反するためです。LIEは他人に合わそうとはしません。LIEの生活ペースに耐えられるのは、どんな状況に直面しても、穏やかさ・冷静さを保つことができるような人だけです。
主な特徴
- 戦略的な問題解決に意識が向きがちです。最前線で戦うリーダーとして十分に活動することができます。
- ビジネスコンタクトを確立する際には、客観的な基準を重視します。
- LIEのビジネス形態は多様で、冷静な計算と先見性があり、意志を持って障害を克服する能力があります。彼ら自身はあまりそうした文化に適性があるわけではありませんが、官僚主義には寛容なほうです。
- 部下とのコミュニケーションは、部下の興味を刺激することを基本としています。組織の成功に貢献した者には報酬を与え、妨げた者には罰を与えます。
- 協力的なスタンスの行動をとります。必要に応じて、LIEはうまく他者と競争することができます。
- 起業家精神を持ち、新技術を見逃さず、客観的な要因を考慮することで、高い生産性を発揮できます。
- 経営の際はモラルマネジメントを意識しますが、必要であれば、どんな経営スタイルでも取ることができます。
- 動機と目的:仕事の満足感は結果ではなくプロセスそのものから得られます。主な目標は、ユニークで大きな結果を出すことです。
- 法に対する態度:官僚的なルールや秩序を無視します(ただし自由な行動を阻害しない範囲であれば、法律を尊重します)。
- 戦略:経営の自由度が高く、生産性、新技術、人的資源に最大限の注意を払います。
労働条件
LIEは、独自性の追求に動機付けられています。したがって彼らにとって仕事は刺激的なものでなければならず、創意工夫を発揮する機会も必要としています。
またLIEはすぐに仕事に役立つか、それともすぐ役立つわけではないものの将来的には役立つ可能性がある、あらゆる物事を学ぶことが好きです。そのため頻繁に出張やセミナー、シンポジウム、会議、高度なトレーニングや教育を受ける機会を与えれば、満足して仕事に十分な興味を向けるようになるでしょう。
LIEと仕事をするときは、彼らはルーチンワークが嫌いで、しかも上手くこなすことができないという点を考慮に入れておくべきです。
骨の折れる登録事務作業などは彼らに任せないほうがいいです。また彼らが行う危険な提案に対しては、慎重に対応し、彼らの計画を遂行するのに必要となるようなリソースは十分にあるのか、誰が資金を提供するのかを明確にする必要があります。
また、どのような人々がLIEをサポートしているか聞いてみるのも良いことだと思われます(多くの場合、彼らにとって「チーム」とは「彼ら自身」と同じ意味を指します)。
もしLIEが「すぐに行動しないと手遅れになる」と急かしてきたら、それを考慮に入れたほうが吉です(彼らはそうした方面での直観に非常に優れています)。しかしLIEの計画は荒っぽいため、一度や二度の失敗を苦にせず、「七転び八起き」の精神に基づいて行動する必要があります。
◆◆◆
LIEは、周囲の全員を熱狂的なラッシュに巻き込みながら、状況が必要とする以上のことをやりたがる傾向があります。もし彼らが「お役所仕事」に耐えられず、焦ってしまったら、それを冷静に、バランス感覚を失わずに優しく受け止めて、「LIEが感じている困難を理解しようとしていること」「内面的にサポートしようとしていること」を彼らに示すべきです。
彼らの努力を支援し、危険な行動や無駄なコストから彼らを守ってあげることができれば、貴方と彼らの間には素晴らしい互恵関係が築かれることになるでしょう。
自己改善のための推奨事項
あなたの長所は、積極的な起業家精神です。新しい事業やプロジェクトに熱意をもって取り組み、結果を出すために努力を惜しみません。どんな理論やアイデアであっても、それを実用的な方向へ導くにはどうしたらいいのかを理解できる、実用的で実利的な性格の持ち主です。
新しい技術を積極的に生活に取り入れます。些細なことで時間を浪費しません。特に大規模な目標やプロジェクトに惹かれます。
一度決めたことを先延ばしにしない、行動力のある人です。新しい仕事やプロジェクトを素早く理解し、それを実現させようとします。
楽観主義者で、自分が始めた事業は必ず成功すると信じています。自分の計画を進んで他者と共有し、様々な分野での挑戦を楽しんでいます。自由にリスクを取り、どんな困難でも軽々と乗り越えていきます。
◆◆◆
自分の日々の生活を整理するという点で、問題に直面することがしばしばあります。リラックスする時間を確保して、自分の肉体と精神をきちんと休めるのが苦手です。健康的なライフスタイルを送らなければならないと考えながらも、日頃はあまり健康に気を配っていません。仕事と遊びを両立させ、一つの仕事に極端に打ち込み過ぎないようにしましょう。
仕事と遊びのメリハリをつけた合理的な生活リズムを守り、ランニングなどのアクティブなスポーツをするようにしてください。身だしなみや家事にももっと気を配りましょう。他人があなたに対して言う意見を無視してはいけません。また、家族にも気を配り、楽しいサプライズをしたり、家族の悩みを親身に聞く時間をもっと作るようにしてください。
美的センスを磨きましょう。あなたにとってより重要なプロジェクトや目標のために、自分の外見を犠牲にする必要はありません。贅沢すぎる遊びをしないようにしましょう。
プライベートな事柄には、より神経質になってください。プライベートな事柄で自分への注目を集めようとはしないほうが吉です。これは他の人から誤解されてしまう原因になるかもしれません。
知らず知らずのうちにリラックスしたコミュニケーションの雰囲気を壊してしまい、自分自身や友人を面倒な立場に追いやる危険性があります。
◆◆◆
もうひとつの問題は、必ずしもあなたが意図した通りに受け取ってもらえない曖昧なユーモアやジョークです。機転を利かせて、謙虚な姿勢で発言するよう心がけましょう。
強引に人の気分を盛り上げようとしないでください。誰もが冗談じみた言い方、もっと言えば皮肉や嘲笑を好むわけではないと言うことを忘れないでください。
コミュニケーションにおいて、過度な感情的馴れ合いは避けてください。礼儀とマナーを身につけましょう。そうすれば自尊心が高まり、他人から尊敬されるようにもなれます。
ありもしない問題、必要のない問題、無関係な問題で論争を始めないようにしましょう。このせいで多くの人からの尊敬を失ってしまうことになります。感情をすぐ表に出さないようにしてください。思考より行動が先走らないようにしましょう。
何か苛立つようなことがあれば、その苛立ちの対象から距離を置き、冷静になる時間を作って、よく考えたうえで次の会議の席まで待ち、そこで自分の判断と意見を述べる方がいいでしょう。
モデルGの機能
機能図
モデルGによる機能の説明
+:肯定主義的。ポジティブな要素を最大化したいという欲求、物事の「いい面」に目を向ける。
-:否定主義的。ネガティブな要素を最小化したいという欲求、物事の「悪い面」に目を向ける。
モデルGの機能ごとの役割の詳細についてはこちらを参照。
① 管理機能 +P(+Te)
- モデルAでの位置:第1機能
- 次元:4次元性
新しいビジネスの可能性を見つけ出すのが得意です。目に見える利益をもたらすために、ビジネスを展開する方法を見つけ出すことができます。自分から見て無駄な理論を展開する人を批判します。積極的に新しい物事へ取り組んでいこうとする、楽観的な性格です。
ハイキング、登山、ランニングなど、ダイナミックなスポーツを好む人が多いです。出張や未知の土地へ行くことにも抵抗がありません。大胆にまだ誰もやったことがないような事業をはじめ、粘り強く実行していきます。プロジェクトの可能性が尽きた場合は、すぐに新しい方向に切り替えます。財務処理もこなすことができます。
価格の差を利用して、経済を回す傾向があります。この人物を例えるなら、自分だけではなく他の人々の経済状況も大きく左右する、重要な決定権を数多く握っているような人物だと言えます。
② 創造機能 -I(-Fi)
- モデルAでの位置:第8機能
- 次元:4次元性
自分から見て、何も具体的に得られるものがないと思われるような活動には耐えられません。どんな活動でも、成功を確信したときだけ喜んで取り組もうとします。彼らは様々な活動で自分の力量を測るのが好きです。そのため、本当に取り組む価値があると思うことができる趣味、職業、職場が見つかるまで、いろいろなものに手を出してはすぐやめるという行為を繰り返しがちです。
好奇心旺盛です。突拍子のない行動をとることが多いです。実験が好きで、人跡未踏の道を進み、発明家のように行動します。自分の好きな仕事に没頭します。
虚栄心が強いです。自分の能力が評価されないと、他人に反抗的になる傾向があります。
③ 役割機能 +E(+Fe)
- モデルAでの位置:第3機能
- 次元:2次元性
楽観主義者で、どんな状況でも心が折れることはありません。波乱万丈な体験を重ねるごとに、さらに自信に満ちた人物になっていきます。笑うのが好きで、人を笑わせようとすることも多いです。ジョークを飛ばして相手に接触しようとします。絶妙なほのめかしや曖昧さが含まれているような、巧みなユーモアの持ち主です。
すぐに議論したがります(特に誰かに挑戦されたときは即座に応じます)。そして議論の場では、相手の意見を皮肉ったり、嘲笑したりすることが多いです。癇癪もちで短気なため、他人に不快感を与えることが多いです。しかし、彼らの主観的には「単に意見を交換しているだけ」であり、自分の振る舞いの不適当さをきちんと認識していないことが多いです。
④ ランチャー機能 -F(-Se)
- モデルAでの位置:第6機能
- 次元:2次元性
極限状態になるとアクティブになります。自分のために戦うことができます。感情的なプレッシャーを排除し、自分の目標のために他人を上手く利用したいという願望を持っています。しかし、彼らは自分と同じようなタイプの人しかうまく管理できません。
感情が高揚している時は万能感に支配されていて、「自分はどんな仕事でもこなすことができる」と思うようになります。しかし感情的な面をサポートしてくれる人がいないと、すぐにこうした気分は霧散してしまいます。
大胆不敵のロマンチストです。人と競争することやギャンブルが好きで、こういった方面に対しては粘り強さを発揮します。様々なことに挑戦することも好きです。静かで感情的な波乱のない生活は、彼らを軟弱で不器用で愚かな人間に変えてしまいます。
⑤ 実証機能 +T(+Ni)
- モデルAでの位置:第2機能
- 次元:3次元性
時代の流れを直観的にとらえます。また直観を頼りに恐れることなくリスクを取ります。チャンスを逃さないように、常に時代の先を読んで行動します。新しい技術や組織形態をいち早く取り入れようとします。
思考の中では常に過去に目を向け、過去の出来事を分析し、そこから未来への教訓を引き出します。時間を追って様々な現象を分析して、繰り返しおこる「運命的」なパターンを見つけようとします。珍しくて不思議な現象に興味を持ちやすいほうです。そういったものを検証し、論理的な正当性を見出そうとします。
⑥ 操作機能 -R(-Fi)
- モデルAでの位置:第5機能
- 次元:1次元性
彼らは人々と民主的に、心理的に近い距離でコミュニケーションをとる傾向があります。自分のテリトリーでは積極的で親しみやすい態度でいることを心がけています。
彼らは、温かく誠実なコミュニケーションの雰囲気によってリラックスできます。LIEとの間で意見の相違がある場合は、インフォーマルな雰囲気の中で解決を目指すと効果的です(こういった雰囲気では、LIEは人当たりの良い面が表れやすくなるためです)。LIEは、信頼できて安定した人間関係を強く必要としています。
他人の発言の「疑わしさ」をすぐに見抜くことができないため、予期せず危険なことに巻き込まれることがあります。信頼できる友人を大切にします。他人から関心を向けてもらえないことを恐れています。誰かとの関係を壊してしまった場合、どうやって償いをするか考え続けます。それと同時に、相手にプレゼントをしたり、具体的な気遣い見せたりします。
⑦ ブレーキ機能 +S(+Si)
- モデルAでの位置:第4機能
- 次元:1次元性
快適ではない環境や便利な道具がないような環境でも生活や仕事ができます。大自然に触れることでスタミナと健康を増進することができます。食事や家具についてはこだわりません。
また彼らは自分の見た目をあまり気にしません。ずっと同じ服ばかり着ることもあります。他の人との関係に見た目が影響を与える場合だけ、自分の見た目を気にします。彼らは日常の細々とした作業から自分を解放してくれる人のことを大切にします。軽率な行動が多く、軽薄なところがあります。
自分の不健康な習慣を自慢するか、あるいは全く逆に、積極的に改善しようとするかのどちらかの態度をとります(性生活についても同様の極端さが見られます)。
⑧ 統制機能 -L(-Ti)
- モデルAでの位置:第7機能
- 次元:3次元性
彼らは自分のまわりが混沌としていても平然としています。散乱しているものの中から、自分が必要とするものを見つけ出すことができるためです。
計画が正しく進められていないせいで非効率になっていないかという点を気にしますが、手順の正しさを管理するような能力はあまり高くありません。これは彼らの予測があまりにも「機械的」で、実際の状況を柔軟に理解することが得意ではないためです。このせいで彼らの「薔薇色の計画」が失敗することも多いです。
細かな状況の差異や偶然性を考慮せず、同じ手順でやったら必ず同じ結果が出ると思い込んでしまうか、逆に手順と結果を全く整理せず、行き当たりばったりなやり方で強引に進めようとするかのどちらかになりがちです。
サブタイプ
不活性・接触サブタイプ
Te-ENTj (Te-LIE)
全てのタイプの中で最もダイナミックです。活躍の場を広げるパイオニア的存在です。のびのびした人に見えます。非常に感情的で衝動的なため、ビジネスをする上で一貫性に欠けることがあります。
不注意なところがあるため、油断して意図せず複雑な事態に陥ってしまうこともあります。自由な市場活動の中で自己実現できます。自分が共有したアイデアの実現をサポートとしてくれるような人を探します。
仮に負けてしまったとしても、その精神と楽観性を失うことは無く、自分の人生を歩んでいけます。見た目や健康にはあまり関心がありません。
体型はやや痩せ型で、かなり機動性があります。男性の場合、ヒゲを生やしていることもあります。無秩序で混沌とした、あまり自己管理していない生活スタイルを送っています。
Ni-ENTj (Ni-LIE)
落ち着きのあるバランスの取れた人物です。生活スタイルがきちんとしています。良いチャンスは見逃しません。どのアイデアを実行に移すのがベストなのか、冷静に判断します。
常に最適で最も有利な解決策を見つけ出し、最大の利益をもたらします。多くの場合、一種の自然科学者であり、テスターであり、実験者です。頭と手の両方を使って仕事をする人です。彼らが完成させようとする全てのことにおいて、自然科学、物理科学または絵画を取り入れることができます。
優れたゲーム技術者であり、実験者です。子供たちと仲良くなって、簡単に面白い活動に参加できます。やや落ち着いた見た目をしており、Te-LIEよりもがっしりとした体型をしていることが多いです。身なりを整え、健康には気を配ります。
DCNHサブタイプ
LIEドミナント
二分法:接触 / 完了 / 接続
強化された機能:TeSe(またはSeTe)+ Fe
- 開拓者、管理された市場に縛られない近代的な西洋のビジネスマン、先端技術を導入し、手段を選ばずに荒稼ぎしている資本家に例えられることがあるサブタイプ。
- 実利的で計算高い。需要がなければ空想や抽象的なことにはほとんど興味が湧かない。
- 決断が早く、すぐに実行に移す。
- 簡潔な説明を好む。
- 様々な種類の活動や仕事の経験を積もうとする。
- 1つの分野を極めたら、その分野に留まるのではなく、すぐに次の分野へ移る。
- すぐにはリターンが得られないハイリスクな活動にも取り組める。
- 極限状態で自分を試し、あらゆる障害を乗り越えて勝利することに面白さを感じる。
- 自分の得意分野では、かなり冒険的で活動的になる。
- 本当に真剣に取り組むのは、自分に実益がある活動に限られる。
- 単にエネルギッシュなだけではなく、自分を信じて自分の目標に突き進む力も持っている。
- 困難に遭遇しても粘り強く、かつ楽観的に耐え忍ぶことが出来る。根本的な問題に直面した場合は、せっかちさや苛烈さを見せて取り組む。
- 後戻りを恐れずに、別の角度からのアプローチを採用したり、より質の高い方法を使って物事に取り組もうとする。
- 段階ごとに仕事を割り振り、それぞれの段階で一定以上の成果を上げる。
- 最終的なゴールと今現在の間の道筋を明確に把握し、それを段階ごとに分けて、それぞれでどれくらいのリソースが必要になるか概算できる。
- プロセスを段階にわけて管理するが、いずれの段階であっても外部からの干渉やコントロールを嫌う。一方で、関係者には計画性、勤勉性、段階ごとの結果の検証を要求する。(二分法「結果」の強い現れ。結果タイプの特徴として、自分が関与する事柄の結果が明確に定義されていないと、不快感を覚えやすいというものがある)
- 新しい情報への感度が高い。
- 常にビジネスや自分が興味のある活動のための人脈を広げている。
- 他の人と競争して勝ち抜く力に優れている。一見するとただ手をこまねいるだけに見えるときはあるが、それは「そうするほうが自分の利益に繋がる」という判断でそうしているだけで、どうすればいいか迷ったり不安で動けなくなっているわけではない。常に突破口を見つけ出し、ライバルを出し抜く。
- 自分の気持ちを、言葉ではなく行動で証明することを好む。
- リーダーシップに優れている。このリーダーシップは、相互に利益がある条件を提示して関係者の合意を取り付けること、自分自身が他の人々の模範として振舞うことを通して発揮される。(余談だが、言葉ではなく行動で証明することを好んだり、自分自身が模範的な行動を取ることで人に影響を与えようとするタイプとして、他にEIIが挙げられる。そんなEIIとLIEは準双対関係である)
- 人に馴れ馴れしいタイプではない。飾り気のない落ち着きがある。
- 人の気持ちがあまりわからない。
- 強固で安定した人間関係にこだわる。
- 他のタイプに比べて、家族の強力なサポート・ストレスの多い仕事や競争によるダメージを回復させることができる家庭という、強固な後ろ盾を必要としている。
- 「真面目で控え目で、献身的な人々」と関係を持つことに惹かれる。そういった人々が相手の場合、積極的に様々なトラブルへのサポートを提供しようとする。
- 人の気持ちを理解するのが苦手。感情面で失敗しないように気を付けるあまり、かえって気まずい思いをすることが多い。
- 言行が一致しない人は尊重しない。契約交渉は真面目に行う。小細工やごまかしを嫌う。
- 怠け者や、ふざけた言動が多い人を嫌っており、容赦なく縁を切ってしまう。
- 積極的に競い合うことを奨励する。そのせいで人間関係が悪くなることが多い。
- 虚飾や見栄のための散財を嫌う。
LIEクリエイター
二分法:接触 / 開始 / 無視
強化された機能:FeNe(またはNeFe)+ Se
- 活動的で活発、落ち着きがない実験家に例えられることのあるサブタイプ。
- 自信家で大胆。自分の運命を自分でコントロールしようとする。
- 活発で柔軟な頭脳を持ち、好奇心旺盛で果敢に実験に取り組む。
- 時々子供のような振る舞いを見せる。他の人から見ると、何の苦労もなく生きているように見える。
- プライベートな生活習慣や生活環境が変化しやすい。
- 自分の能力を様々な活動に活かし、応用するにはどうすればいいのか素早く理解する。
- チャンスを見逃さずに、アイデアが浮かんだらすぐに実践に移す。
- いつも何かの活動に取り組んでいる。何もせずにボーっとしたり、立ち止まって考え事をすることはほとんどない。
- 持ち前のポジティブシンキングが創造性の原動力。
- 人生に対して明るく楽天的な見方を持っており、なんだかんだで自分の天運を信じている。そしてそれが実際に幸運や成功を引き寄せているようなところがある。
- 思考がかなり混沌としているため、自分の考えをわかりやすくまとめて人に伝えるのは苦手。それでも玉石混合の選択肢の中から玉を選び取る鑑識眼には優れている。
- やるべきこと、やりたいことがあれば、すぐに取り掛かる。それによって他の人も活性化し、楽観的に物事に取り組める風土を築くことができる。
- しばしば壮大な計画を立てる(計画自体は十分に練られていないことも多い)。
- どこへ行くにしても、時間通りに到着する。
- ロマンチストで旅好き。気分次第の無計画な旅よりも、有意義な目的を設定した旅のほうが好み。
- 健康に恵まれている人が多い。
- 家事などの日常的な領域では、口うるさくはないほう。ある程度雑然としていても気にならないし、自分自身の外見にはほとんど注意を払っていない。
- 他の人からの「自分の容姿や外見」に対するサポートはありがたく感じるが、どちからというと自分の見た目ではなく内面を見て欲しいと感じる。
- 真剣な表情で会話を始め、笑いで締めくくろうとする傾向がある。
- もし執筆活動をする場合は、様々な試みにチャレンジするだけではなく、高頻度で更新し続ける非常に生産的な執筆家になる。
- 自分の気持ちを捉えるのが下手で、そのことを多かれ少なかれ気にしている。ユーモアを交えてそれを引き出してくれるパートナーを必要としている。
LIEノーマライザー
二分法:距離 / 完了 / 無視
強化された機能:TiSi(またはSiTi)+ Fi
- 新しいスキームを研究開発する研究者に例えられることがあるサブタイプ。
- 様々な問題について、自分なりに賛成意見と反対意見、両方の視点からの意見を持っている。
- 原則となるような事柄については、正確さと明瞭さを追求しながら事前に必要な情報を収集する。
- 法とルールに関する知識を熱心に学んでいる。
- 徹底した証拠に裏打ちされていない仮定は信じられなくなる。
- あらゆることに秩序と論理と常識を求める。
- 事前に計画を立てることを好む。
- 自分の興味がある分野の状況を把握し、自分が得た情報の感想を積極的に人に伝える。
- 実践的な例を使って、リアリティのある資料を提示できる優れた教師。
- 自分の経験や現在のプロジェクトについての会話を好む。
- 新しいシステムを包括的に研究し、その中核となる原則と実装方法を見つけ出そうとする。
- アイデアに基づいて何かを決める時は、実際にそのアイデアを検証、テストして、確信できるだけのデータを得ようとする。そうして確信を得られた場合、粘り強さと一貫性をもってそれを実行に移す。
- 自分独自のかなり複雑なシステムを説明するのが大好き。それを通して、様々な現象のモデルを広めようとする。しかしながら彼らは独自のシステムを作る際、物事を単純化しすぎる傾向があり、重要な細部を見落としてしまいがちである(二分法「結果・インボリューション」の帰納的思考の強い現れ)。それでも、それを気にせずに、ずっとそのシステムを利用し続けようとする。
- 根が真面目な人が多いが、民主的な性格とユーモアによって、会話にリラックスした雰囲気を作ろうとするため、真面目一辺倒というわけではない。
- 臭いものに蓋をして見ないふりをしない人、差し迫った問題や不満について腹を割って話し合える人と協力し合おうとする。
- 子供や若者との共通言語を見つけ出し、うまくコミュニケーションをはかれる。子供と一緒に有益な活動に参加できる。
- ロマンチックなところはなく、理想の人間関係というような夢は持っていない。
- 生活力は高めで、順応性がある。
- このサブタイプの人々は実用的で経済的ではあるものの、日々の家事にはあまり時間を割かない人もまた多い可能性がある。あくまでも最優先事項は仕事。
- 仕事に多くの時間を割こうとするほうではあるものの、家族も大切にする。
- 配偶者とは、明確に家事の責任分担をしようとする。
- 他人の美的センスを信頼し、高く評価する傾向がある。
- 自分の体型には自信を持っていることが多い。さっぱりとした美しさを保つよう、自分の身だしなみに気を配っている。
- 健康問題に強い関心を持っている。
- ランニングやスキー、ダイビングなどの体を激しく動かすスポーツだけではなく、様々な健康増進に役立つ活動に興味を持っている。単純に体を動かせばいいというより、どういう心持ちでそれに取り組むべきかという精神論的な部分にも関心が高い。
- 人間関係で遭遇する問題には、自分の個人的な経験だけではなく、関連する情報を読み漁って何とか理解しようとする。(LIのFiは1次元性であるが、経験パラメータしかもたない機能であっても外部の尤もらしい情報=規範を学習しようとすることはある。ただし、そうして学習した模範解答通りの行動を実際に取るためには、経験を積む必要がある。関連記事「1次元性機能の特徴とタイピング時の注意点」)
LIEハーモナイザー
二分法:距離 / 開始 / 接続
強化された機能:NiFi(またはFiNi)+ Si
- 広大な範囲を旅する孤独な旅人に例えられることがあるサブタイプ。
- どことなく風変わりで、行動の予測が読み辛い人。
- 陽気で独創的。気まぐれで落ち着きがない。内面的には繊細で、本質的には優しい人。
- 未知の現象や未解決の現象に興味を持ちやすい。持ち前の豊かな想像力を頼りに、様々な物事の本質を掴もうとする。
- 喜びや悲しみの仮面の裏には、無謀さが潜んでいる。
- やや注意力に欠けており、些細なことで気が散ってしまう。
- 気分次第で仕事を後回しにすることがよくある(気が向いたときに再開する)。
- 焦って物事を進めようとすることがある。他の人を急かすことも多い。
- 結果をすぐに知りたいという気持ちが強い(この点でLIEドミナントとは違いがある)。そのため、些細なことを無視しがち。
- 思い立ったら急に長い旅行や冒険に出かけるようなタイプ。
- 自分の冒険で見聞きしたことなど、自分の経験について積極的に話す。
- 新しい経験と多様性を求めて、頻繁に趣味を頻繁に変える。後になってから、また昔の趣味への興味が再燃することもある。
- 変化が乏しく、良くも悪くも安定したチームでの作業は肌に合わない。裁量があって、出張の機会もあれば、保守的な組織にも適応することはできる。
- 希望がなくなると、一時的に打ちのめされてしまう。それでも根が楽観的なので、少ししたらまた最初から挑戦しなおす。
- 問題の解決策を選ぶときは即断できない。それでもこのサブタイプの人には、一度立てた計画を突き通そうとする面がある。
- たとえフィクションであっても真面目に語る語り手。
- 人と滅多に争わない。よく言えば、すぐに怒りを鎮める人。悪く言えば回避的。
- 時々優しさに付け込まれることはあるが、それでも喜んで人と繋がり、サービスする。
- 人を信頼し、積極的にアドバイスを提供したり、意見を述べたりする。
- ジョークを言って人々の気持ちを明るくすることで、人を励まそうとする。
- 子供や動物が好き。
- 人を説得しなければならない場合は、最大限、攻撃的ではないアプローチをとろうとする。
- 暴力や残虐行為には強く否定的な態度を取る。
- 想像力を働かせず、快適さや快楽のために、日々をなんとなく生きている惰弱な人々を見ると嘆かわしいと感じる。
- 自分の発見を実践によって検証しようとして、自分自身や他の人を不必要なリスクに晒してしまうことがある(無謀な実験に人を巻き込むという特徴で説明されることがあるタイプには他にIEEがあるが、IEEの場合、自分の身は危険に晒さずに、他の人を使って実験すると言われている)。
- 困難な環境、あらゆる気候に適応できる。
- 人間と自然の間の調和を軸にした、独自の哲学と世界観を持っている。
- このサブタイプの人々は、単純化しすぎた判断や無謀な行動を引き留めてくれるパートナーを必要としている。
- https://wikisocion.net/en/index.php?title=LIE_Profile_by_Gulenko
- https://wikisocion.net/en/index.php?title=LIE_subtypes
- https://rykovodstvo.ru/exspl/11834/index.html?page=28
- http://ru.laser.ru/socion/references/gulenko/school/portraits/
- http://zanoza.socioland.ru/wiki/Система_подтипов_DCNH
- https://socioniks.net/article/?id=329
- Psychological Types: Why Are People So Different?: 64 Portraits in Socionics. How each of the 16 Jungian types varies in 4 main ways
関連記事
- グレンコによって提唱されている新しいソシオニクスのモデルです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- グレンコによって提唱されているサブタイプ理論です。詳しくは下記をご覧ください。
①「タイプ、DCNHサブタイプ、アクセント」
②「DCNHサブタイプとは」
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