概要
快適さや質の良さを評価します。派手で美しい服よりも、快適な服を好みます。手先が器用です。体に何かが触れたり、不快な匂いには鋭敏に反応します。
自然との静かなコミュニケーションを好みます。家族や友人を大切にします。
慎重で経済的です。日常生活でも仕事でも、自分の好きなことには積極的に取り組みます。耳当たりの良いスローガンやアピールには懐疑的で、常識から外れた物は信用しません。
自分が正しいと思うことに対しては、頑なに妥協しません。新しいアイデアには不信感を抱きつつも、実際にアイデアを試してみるならば、彼らは最大限にそれを活用することができます。
誇り高く、独立心が旺盛です。ほんのちょっとした特別扱いや褒め言葉、そして他人から注意・関心を向けられることを必要としています。
疑り深すぎる傾向があるため、上手く将来の見通しを立てることができません。タイミングを逃さずに必要なときに必要な選択を行えるかどうかを心配しています。まるで自分が運命の波に左右されていると感じることもあります。
感受性が鋭いタイプです。議論中に自分の感情をコントロールすることができません。人前で自分の気持ちをどうやって表せばいいのかわかりません。
人生の苦難に直面した際、「ブラック・ユーモア」を口にする傾向があります。時には、悲観的で無気力になってしまいます。人を励ますどころか、その人のネガティブな状態にあてられて、自分までネガティブになってしまいます。
詳細な説明
実体験と旅を通して世界を知ります。自然の調和を乱すものに敏感です。わざとらしいもの、見せかけのもの、不健康な本能を否定します。
親しい人への思いやりがあります。体調を崩している人を見ると、助けに行きます。もし誰かを友人だと思えば、その人が困っているのを放っておきません。
感覚に関連する潜在的な可能性を感知します。新鮮な感覚を追求して、活動的な生き方をすることが多いです(釣り、ハイキング、水泳、旅行、など)。
単調な生活や惰性的な生活には耐えられません。表には出しませんが、内面は繊細で傷つきやすいほうです。生き残るために一般的な風習に順応し、必要であれば既成の規範に従います。
経済的で、慎重に物質的なリソースを扱います。古いものや長年使ったものを捨てるのではなく、修理しようとするほうです。彼らの考え方には技術的な傾向があります。
問題を解決するために、シンプルでありながら効果的な方法を探します。何か仕事をする前に、望みの結果を得るための複数の選択肢を考え、最も経済的な選択肢を選びます。
自分にとって最も便利な方法でしか仕事をしません。仕事をしない人を注意し、どうしたら仕事をさせることができるか、あるいはどうすればそれを取り除くことができるかを考えます。
自分は必要なことだけをやります。技術を必要とする道具を含めて、どんな道具も見事に使いこなします。手先が器用な人が多いです。
自分の選んだ分野の知識、技術、専門的なレベルを常に向上させようとします。労働と勉強を合理的に組織化し、確実で迅速な成果を期待します。
◆◆◆
通常、仕事や課題の成果物の提出に遅れることはなく、期限内にきちんと提出します。自分にとって不都合なスケジュールを割り当てられることを心配しています。
人との付き合いにおいて、「人生を取り込まれやすい」性質があります。独特のユーモアと皮肉で疑いを表現します。しかし心の底ではいつも楽観主義者です。
ポジティブな結果への希望を失いません。緊急事態にも慌てず、時間的な猶予を作り出すことに徹します。内面の印象を外部の出来事に追随させることで、方向づけを行います。
運命の変遷に依存していると感じています。人生の衝撃を受け止め、そこから大切な人を守ろうとしますが、長く続けることは困難です。
ある時は「海に浮かぶ氷山」のように冷たく自己中心的であり、そしてまたある時はエネルギッシュに興奮します。人間関係を感情表現の程度で評価します。感情の起伏の激しさは、人間関係が不安定で、うまくいかない可能性があることを示しています。
争いごとにはあまり深く関わりませんが、自分の価値観を踏みにじられたと感じると、厳しく対応します。部外者には率直な話をしません。自分の内面を探られるのを嫌がります。彼らを理解するためには、言葉以外の方法が必要になります。
◆◆◆
SLIは、自分の能力や成果が評価されることを好みます。もし自分の成果が注目されないと、挑戦する意欲を失います。
また自分の能力が長い間必要とされなかったり求められなかったりすると、病気になることもあります。日常生活の単調さを紛らわすことができるような、新しい挑戦的な状況や珍しい問題を必要としています。
興味を持てない仕事は辞めますが、もし惰性で続けなければならなかった場合、憂鬱になってしまいます。新しい目標や刺激的なことがないと、気分が落ち込みます。
成功を約束するような褒め言葉には、よく反応します。手が届きそうで届かないくらいのところにある成功が自分のそばにある時、彼らの状態は最適なものになります。
SLIの気分は他人からどのように扱われるかに左右されます。彼らは深い愛情、つまり時間という試練を乗り越えた、安定した感情だけを信頼します。
他人と接する際、彼らは独自に心理的距離を設定しますが、相手がそれを越えてしまうと非常に不安になります。押しつけがましく威張った人には不寛容です。
人間関係を円滑にすることは、充実した人生を送るための不可欠な条件です。
コミュニケーションには慎重で距離を置くほうですが、人の弱さには寛容で優しい人です。
◆◆◆
暴力や強要には批判的です。自分から誰かに圧力をかけることはしませんし、自分に圧力をかけようとする動きにも屈しません。
SLIは話し方のリズム、態度、見た目から、相手の可能性と実力を推し量ります。人生経験を積むことで、自慢話と本当の話を見分けることができるようになります。
目標を達成するにはどの程度の力が必要なのか、どうすれば望み通りの結果を得ることができるのかがわかります。
ただし、最も効率的な手段についてわかっていたとしても、それを実行できないこともよくあります。暴力に訴えることはほとんどありません。
彼らがそうした手段をとるのは、基本的には外部から圧力をかけられた場合だけです。
ビジネスパートナーとして、合理的なものだと判断した場合は、義務に従います。ビジネス関係では、誠実さ、明瞭さ、アットホームさを重視します。非常に頑固です。
SLI自身が確信している物事について、誰かが説得して意見を変えようとするのは事実上不可能です。自分の冷徹な理解に基づいて行動します。
ビジネスにおいては、慎重で几帳面です。常に最小の力でなんとかしようとします。より少ない人数で集まります。官僚主義や細かい管理には反対の立場をとります。
包括的な計画を守りつつ、細部の変化に柔軟に対応します。
コミュニケーションの仕方
SLIの持つコミュニケーションでの特徴は、自分に対する評価に懐疑的であることと、一度下した判断をなかなか変えようとしないところです。
SLIは、最初は対談相手と意見が合わないことが多いです。そしてこうした意見の対立がいつまでも続いてしまう傾向があります。言葉では同意していても、内心では自分の意見こそが正しいと思っていることが多いです。
また、コミュニケーションにおける感情表現の仕方によっても、SLIを見分けることができます。
普段は冷めていて無感情な人ですが、人と意見が対立した際には感情を抑えられず、厳しくて無礼で不機嫌な態度をとります。こうした状態になると、身振り手振りが激しくなり、興奮して、声を荒げます。
◆◆◆
自分の経験を他の人と共有することはありません。媚びるようなコミュニケーションや押し付けがましい抱擁が嫌いです。
こうした好き嫌いの原因には、生理学的な要因も関係しています:彼らは非常に敏感な肌を持っているのです。人が自分の心に入り込むことに耐えられません。何よりも、精神的にバランスのとれた状態を大切にします。
説明の仕方が上手で、わかりやすいです。伝えたいことを、しっかり、わかりやすく伝えることを心がけています。
この特徴は、革新的な教師であるヴィクトル・シャタロフ(ウクライナ教育科学アカデミーの名誉博士)の創造的な態度から、はっきり見てとることができます。
仕事の進め方について実践的なアドバイスをします。
行動の特徴
SLIと多かれ少なかれ密接なコミュニケーションをとるときに顕著になる行動面の主な特徴は、その実用主義と目に見える利益への志向です。
常に非常に経済的です。決して熱意だけで動く人ではありません。仕事に没頭するのが苦手で、積極的に仕事に取り掛かるまでには時間がかかります。
しかし、一度何かをやり始めると、徹底的にやります - 最後の一滴まですべてを絞り出そうとします。
日常的な作業(家事や家計の管理、家庭で使うような道具の修理など)は、他の追随を許さないほど上手くこなします。
行動面では、完全な独立性(人に依存しなくても一人で何でもできる・干渉もされない状態)を目指しています。見知らぬ人でも、まだ自分に影響を与えていない場合には、ある程度の範囲内でしか関わらないようにします。
友情をとても大切にしており、人が訪ねて来るとすぐに受け入れてくれます。助けを求める声を聞けば、何としてでも助けようとします。
◆◆◆
スリルを味わうのが好きで、アクティブなレクリエーションや高スピードでの運転など、さまざまな方法でスリルを味わいます。
グレゴリー・ラスプーチンはおそらくこのソシオタイプですが、彼はこうしたスリルに貪欲な性質のお陰で歴史に名を残しました。
自分自身の明確な内的信念と欲望を持っており、それに頑固に従います。
さらに、この内的な「名誉の規範」は、一般的に世間で受け入れられている行動規範とは異なる可能性があります。自分についての他人の意見は、ほとんど考慮しません。
常に大きな忍耐力を示します。自分の視点から見て理不尽な命令には従いません。また、自分の都合の良いようにしか行動しません。そのため、頑固で手に負えないイジメっ子などの評価を受けることもあります。
外見
SLIは顔の表情でタイプ判別できます。SLIによく見られる代表的な表情は「無感情」です。彼らの無表情さは、「冷たさ」や「ミステリアスな雰囲気」、あるいは「近づきがたい雰囲気」や「精神的な脆さ・危うさ」という風に感じるような雰囲気があります。
ここであげたような雰囲気は、SLIでも特に感覚型サブタイプに見られる特徴です。
一方の論理型サブタイプは、愉悦を求めているような雰囲気があります。例えるなら、どことなく「チェシャ猫のよう」に見えます。
いずれにせよSLIの顔からは、こういった特徴と同時に「疑心」や「不信」を感じとることができます。
顔の形は顎先に向かって先細りになっていることが多いです。口元は穏やかで、上唇と下唇の厚さは同じ程度です。
通常、口はしっかり閉じられており、口角はわずかに下がっています。SLIには特徴的な歩き方があります。
彼らはまるで「水の中を歩いているかのような」歩き方をする傾向がありますが、これはこのソシオタイプを判断する上で非常に有用な特徴です。
◆◆◆
SLIの体型はスポーティなことが多いです。SLIは、口の片側に笑みを浮かべることが多いですが、これは懐疑心が顔に出たためです(ニヤリと笑っているかのように見えます)。
子音の発音が特徴的で、どことなく不機嫌そうなボソボソ声で話しているように聞こえます。
彼らが好む服装のスタイルはインフォーマル、カジュアル、エレガント、スポーティなどです。華美ではなく、実用性・快適性を重視した服装をしていることが多いです。
SLIの服装は非常に似合っていることが多いです。また体型に合った服装をしています。
仕事
部下として
強み
合理的で有用な行動をとることができます。新しいアイデアを実践し、それを最大限に生かすことができます。
彼らの特徴は、落ち着きのある静かな忍耐力、始めたことはすべて完了させなければならないという義務感、そして謙虚さです。日常生活でも、好きな仕事でも創意工夫をします。
彼らの手の届く範囲の物事はすべて、仕事や休息のためにきっちり整理されています。自分のセンスを信頼しており、美意識の高い人です。
何が美しく、何が醜いか、どこが調和していて、どこが不調和か、常に自分の意見を持っています。鮮やかで派手な服装は嫌いで、節度と調和を好みます。友情を大切にします。
◆◆◆
人が助けを求めてきたら、自分の時間を惜しまず助けます。SLIは自分の意見を誰かに押し付けることはしませんが、もし誰かを自分の意見に従わせようと決めたら大抵は自分の思った通りになります。自分のやったことによって誰かが喜んでくれたら、それが彼らの喜びになります。
時間は厳守します。会議は時間通りに初めて、時間通りに終わらせようとします。ストレスに強く、危険な状況下では普段に輪をかけて冷静に行動することができます。
危険を警告されると、恐怖ではなく興味を抱きます。そして自分を試してみたいと思う傾向があります。
問題のある領域
懐疑的な傾向があり、分析や雑談を好みます。感受性が非常に鋭いタイプですが、通常は感情や気持ちを表に出したりはしません。
その日の気分に大きく左右されるほうで、ダウナーになる時期とアッパーになる時期を交互に繰り返します。秘密主義で、馴れ合いを好まず、人を自分の居場所に引きずり込む術を知っています。
SLIは、他人のためになるようなことであっても人に命令して何かを実行させるということはありません。そんな時は、人に何かをさせるのではなく、自分の思うままに行動します。
喜びをもたらすことだけに耽溺することがありますが、そのために怠惰な印象を人に与えることもあります。する必要がないと思った仕事はしません。
まどろっこしい話し方を好まず、自信に満ちたストレートな発言を好みます。
以下のことは期待できません。
- 起こっている出来事に、常に体だけではなく心から参加すること。
- 自分の失敗を他人のせいにする人に一定の理解と同情を向けること。
- 信念のないプロジェクトを引き受けること。
適職
経済的で合理的な運営、精密機器のメンテナンス、高品質な製品の設計、中間管理職、スモールビジネス、職場環境のインテリアデザイン
組織のトップとして
優れたSLIは、どのような原料(原材料)が必要かを知り、それをもとして高品質の製品を作ることができます。彼らはいつも現実主義者であり、やるべき仕事だけを引き受けます。
SLIは「マイスター」に例えられます。この「マイスター」という言葉は通常、熟練工に関連して使われますが、この場合はさらに深い意味で使っています。
こうした「マイスター」のスタイルは、工場の清掃員にも研究者にも、共通して見られるスタイルです。
「マイスター」であるSLIには、誠実さと勤勉さ、忍耐力を通じて、質の高い仕事のやり方について研究し、その中で仕事に必要なスキルを身に着けようとする強い意欲を持っているという特徴があります。
◆◆◆
温情主義的なリーダー
このタイプのリーダーは、「この部下は与えられた仕事をこなすことができるのかどうか」「この仕事は、この部下のレベルに合った仕事なのだろうか」という点を気にしており、全ての部下の手助けとなるように、現在のスキルレベルと、達成できると思われる努力目標とのギャップを明確にし、生産性と品質を大幅に向上させるよう努力します。
彼らは、自分の仕事と、自分の監督下のチームメンバーの仕事を調整し、何をやるべきか定義し、アイデアや事業を提案・支援し、例えそれが困難であっても必ずやり遂げようと努力し続けます。
彼らはチームの進むべき道を示す人です。また、人々が楽しんで働くことができるような心理的な雰囲気を作り出すことによって、高い目標を達成するために必要となる「刺激的で創造的な雰囲気」を生み出そうと試行錯誤します。
◆◆◆
SLIは戦術的な性質の問題を解決しようとする傾向があります。これは、彼らの考え方が実践的なビジネス志向であるためです。
彼らの活動は、肉体的・精神的な不快感を感じるような状況を防ぎ、排除することを常に目的としています。
そのため、自分が活動する環境や、部下の仕事の出来ぐあい、上司との良好な関係といったものを非常に重要視します。
物体の質的特性を敏感に感じ取ることができます。美的センスが発達している人です。こうしたことが影響して、SLIの行う事業活動の基本原則は、美しさと実用性の両立という原則であることが多いです。
彼らの創造的な潜在能力はすべてこの一点に集中していると言っても過言ではありません。そのため、デザインと品質の両方が素晴らしい製品を生み出したいと願うのです。
また彼らは他に類を見ないほど、製品の個性化、つまり人々の個々のニーズにできるだけ合わせた製品を生み出すことができます。
彼らは優れた技術者であり、特定の仕事を行うための段階ひとつひとつを、徹底的に考え抜きながら進めていきます。仕事を始める前に、必要な道具、材料、書類がすべて揃っているかどうかを確認します。利用可能なリソースを効率的に活用します。
彼らが行う仕事は、プロセス自体に一貫性があり、論理的です。問題に直面した際は、一点の疑問もないくらい完全にそれを解決しようとします。
◆◆◆
上下関係が明確な、ヒエラルキー的な形態でリーダーシップを発揮することにはあまり積極的ではありません。SLIは自分が最高権力を握ることには興味をもちません。
それよりもメンバーひとりひとりの権力と義務の配分が絶妙な「黄金律」のある組織形態を好みます。彼らは「やる気」ではなく「経済的な意味での報酬」によって組織を率いようとします。
「大きな目標を立てること」「リスクを甘受すること」が苦手なため、大企業よりは中小企業の管理者のほうが向いていると思われます。
このタイプの人は、ある特定の能力があるかどうかや、感情的な好き嫌いだけを見るのではなく全体的に見て誰かと接点を持つかやめておくかを判断します(仕事上の付き合いでも、プライベートの付き合いでもどちらも同様です)。
彼らは初対面の人を相手にする際は、礼儀正しい笑顔で(なおかつ感情を感じさせない笑顔で)接触します。慈悲深さと冷たさが同居しているかのような雰囲気があります。
そして共通の目標を達成するために、相手との信頼関係を築き、相手に安定感を与えようとします。常に明確に自分の義務を果たします。
◆◆◆
SLIが事業展開する際は、状況に応じて、事実に基づいた論理に従って「状況に適応するための目標」をたてながら進めようとします。
個人の主観的な「こうしたほうがよさそう」「あれはやめておいたほうがよさそう」といったイメージは二の次となります。彼らにとって「正しい行動方針」とは、現実そのものによって促されるべきものであり、自分の独断的な計画、指示、ルールによって促されるものではありません。
SLIは妥協型の行動をとりがちです。彼らは状況に応じて競争でも協力でも妥協でも全てを行うことができます。
もし自分の主張が正しいと確信している場合は、それを執拗に証明しようとするかもしれません。誤解が生じた場合、公式にあからさまに訴えて解決しようとするのではなく、誇りをもって直接内々に話し合うなどして解決しようとします。
主な特徴
- 戦術的なタスクをうまく解決することができます。ヒエラルキーがはっきりしている組織のリーダーに向いています。
- ビジネスコンタクトを確立する方法は、人的要因に焦点を当てています。
- ビジネス活動の形態は、知的資源の存在を識別すること、それを活用することに焦点を当てています。
- 部下とのコミュニケーションは「温情主義」に基づいています。この特徴が最もよくあらわれるのは、争いが起きた際です。このような時、彼らは状況に合わせて柔軟に、戦うか、
- 協力関係に持ち込むか、妥協するかを選んで行動することができます。
- SLIは、組織の共通の目標を追求し、チーム全体の利益を追求することに高いパフォーマンスを発揮できます。
- 彼らは権威主義的な方法をとりがちなほうですが、あくまでもソフトで「温情的」な形で行動しようとします。
- 公的なヒエラルキーを遵守します。彼らは一般的に受け入れられている倫理的、専門的な行動基準に一致する行動をとろうとします。
- 動機と目的:倫理的規範の範囲内でのみ成功を追求し、コンプライアンスを守ります。彼らの目的は、法律で認められている範囲内で利益を求めることです。
- 法に対する態度:事業活動は厳密に法の枠内で行い、倫理基準を遵守します。
- 戦略:伝統的な価値観を重視します。SLIが経営者である場合、従業員の倫理的問題を自分の手で解決しようとします。
労働条件
SLIは、ビジネスにおける優れた実用主義者です。このソシオニクスタイプは、仕事に求める報酬が「福祉」であるタイプのひとつです。
彼らは、実用的な報酬が約束されておらず、技術的な要素がなくて、ありきたりなアイデアのためには働きません。さらに、彼らにとって良好な労働条件は非常に重要であることも理解しておく必要があります。
SLIは、仕事に必要なすべての道具や器具が手元にある快適な職場環境と、寛大に接してくれる同僚を求めています。
SLIは、常に慌ただしくて、来客が多く、リラックスする機会がない一流のオフィスよりも、居心地の良い家具が置かれた小さな部屋で仕事をすることを好みます。
彼らが技術的なスキルを向上させ、効率的に仕事をするためには、彼らが達成した成果を褒め称えることを忘れないでください。
◆◆◆
自己顕示欲が強い方ではありませんが、自分の仕事ぶりには注目してもらいたいと思っています。気分が乗らないときには、あまり仕事がうまくいかなくなる可能性があります。
そのような時には、優しく共感を示しながら、積極的に調子はどうか聞いたり、刺激的で楽観的なアドバイスをしてあげる必要があります。- 「どうしてそんなに不機嫌そうな顔をしているんだ?結局のところ、実際には何もひどいことは起こっていないし、明日にはすべてがうまくいくはずだ!」
また、本人はあまり意識して情報集めをしようとはしませんが、他人の情報や、他人が持つ潜在的な可能性、人間関係などに関する総合的な情報を実は必要としています。
貴方が彼らと感情的で親切なコミュニケーションをとり、彼らの能力をよく褒め、冷静に進めなければならないような技術力を必要とする作業を与えれば、彼らとのコミュニケーションはうまくいくでしょう。
自己改善のための推奨事項
あなたの強みは、周囲の世界の現象に対する尽きることのない好奇心です。あなたは、人生、自然、建築物について観察するだけでなく、様々な分野に精通することを望み、進んで旅をします。
よいセンスと眼識を備えています。人生における主要な価値観は、物質的な意味でも、人との関係においても快適であることです。
マナーのなさ、無粋さ、人間的な温かみの欠如は、あなたを深く傷つけます。あなたは内面的な感情の調和と健康的な生活スタイルを求めています。
あなたのもう一つの長所は、ビジネスを効率的に進めることができる論理性です。あなたには具体的な利益を生み出すセンスがあります。理にかなった行動をとり、無駄なプロジェクトには手を出しません。興味のある仕事があれば、粘り強く、正確に、着実に、慎重に行動し、優れた仕事をすることができます。
こうした場合、あなたは事前に詳細の全てを具体的に考え、必要なものを全て準備し、創意工夫と勤勉さと敏捷さを発揮して仕事に取り組みます。
◆◆◆
そんなあなたの弱点は、自分の気持ちを人に伝えることができないことです。そのせいで他の人はあなたのことを「冷たくて薄情な人だ」と思ってしまうかもしれません。
また内面的な緊張のあまり、感情を抑えられなくなってしまい、いきなり怒りや攻撃性を露わにしてしまうことがあります。後になってから後悔することもあるかもしれません。
感情を表に出すのが苦手なため、感傷的な話よりも冗談を交えた話をしがちな傾向があります。時に、これが原因で誤解されることがあります。
失敗した際、沈黙と孤独の中で耐えようとする傾向もあります。こういった傾向で誤解を招かないようにするために、あなたのパートナーを信頼し、真剣な口調で話すよう心がけましょう。
◆◆◆
また、懐疑的な傾向が強く、将来を悲観的に考えてしまうことも大きな問題です。時々憂鬱な気分に浸りきってしまい、モチベーションを失くして何かを諦めてしまうことがあります。
多くの場合、このような無気力さは、あなたの視野を狭め、あなたが人生においてもっと多くのことを達成する妨げになってしまいます。
おそらく自分にこうした問題があることは、あなたのこれまでの人生経験を振り返れば理解できるのではないかと思います。
もっと頻繁に旅行に出かけたり、習慣化している生活を、ほんの少しでいいので変えてみるといいかもしれません。新しい体験は、歴史への興味に繋がるかもしれません。
自分の好きな仕事を見つけましょう。それはきっとあなたの人生を有意義なものにし、あなたを未来へと導くはずです。仕事への熱意は、懐疑的な傾向や無気力に対する良い治療薬です。
憂鬱な気分に支配されないでください。そんな時は、友人の家に行ったり、散歩や映画、公園などに出かけてみましょう。明るい人や、熱心な人のそばで過ごす時間を増やすと、ポジティブな感情や新しい感動を補給することができるはずです。
モデルGの機能
機能図
モデルGによる機能の説明
+:肯定主義的。ポジティブな要素を最大化したいという欲求、物事の「いい面」に目を向ける。
-:否定主義的。ネガティブな要素を最小化したいという欲求、物事の「悪い面」に目を向ける。
モデルGの機能ごとの役割の詳細についてはこちらを参照。
① 管理機能 +S(+Si)
- モデルAでの位置:第1機能
- 次元:4次元性
感覚を通して世界の様々な物事を学習します。自然の調和を乱すものがあると、鋭く察知します。
すべての人為的なもの、気取ったもの、不健全な本能を拒絶します。潔癖症です。家族や友人を大切にします。人が疲れていたり、具合が悪そうにしているのを見ると、すぐに助けに行きます。困っている友人を見捨てません。
感覚を通して物事の持つ様々な可能性を感じとります。魚釣り、キノコ狩り、海水浴、旅行など、新しさを求めて動き回るような生活を好みます。
単調さや退屈は嫌いです。彼らは自然との静かなコミュニケーションを好む。内面的には繊細で傷つきやすいものの、それを表に出すことはありません。
生きていくために、彼らは世間の風潮に順応し、社会の固定観念に自分から従おうとします。
② 創造機能 -L(-Ti)
- モデルAでの位置:第8機能
- 次元:4次元性
信頼できるビジネスパートナーだといえます。「この義務は妥当な義務だ」と思った義務はきちんと守ります。ビジネス関係では、率直さと疑念の余地のない明快さを好みます。
非常に頑固な人です。彼らが確信を持っている場合、彼らの意見を他人が変えることはほとんど不可能です。他人から何かを言われても、彼らは落ち着きを失うことなく、ただ自分が理解したことに固執し続けます。彼らは、計算と几帳面なアプローチが感じられる行動をとります。
常に最小限のコストで、より多くの人を惹きつけようとします。官僚主義や小手先の管理といったものを歓迎しません。必要に合わせて細部は柔軟に作り変えますが、それ以外の大部分は一般的な技法に厳密に従おうとします。
③ 役割機能 +T(+Ni)
- モデルAでの位置:第3機能
- 次元:2次元性
約束した時間に間に合わせるように必死に作業をします。彼らはどんなことでも必ず時間を守ろうとします。
そしてそのために自分の時間をしっかり管理します。また、無理なタイムスケジュールを押し付けられることを恐れています。彼らとコミュニケーションすると、様々な「人生を送るための知恵」を持っていることが感じ取れます。懐疑的な態度を、独特のユーモアと自虐的な皮肉によって表現します。
しかし、そうした言動をしている際であっても、心の中ではまだ成功への希望を失っていません。急に危機的な状況に陥った時でも、彼らはパニックになることなく、時間を稼ぐ方法を探します。彼らは運命に対する不屈の精神をもって、直観に従いながらこうした状況を打破しようとします。
衝撃的な出来事に遭遇した際はそれをしっかり受け止め、愛する人を必死に守ろうとします。ただし、彼らはこういった衝撃的な出来事からくるストレスに長時間耐え続けることはできません。
④ ランチャー機能 -R(-Fi)
- モデルAでの位置:第6機能
- 次元:2次元性
他人が自分をどう扱うかによって、自分の気分が変わります。時間をかけて培われた、深い愛情と安定し感情だけを信じます。
他人とのコミュニケーションでは、状況ごとに彼ら自身が必要としているだけの心理的距離(親密さと疎遠さ)を設定します。
彼らが想定する距離感と異なる距離感をとろうとする人がいると非常に神経質になります(親密にしたいのに、よそよそしい対応をされる、あるいは逆に仲良くなりたくない相手に親密な態度をとられる等)。押しつけがましい人は我慢できません。
彼らは、心理的な意味で不健全で喧嘩の多いチームの中で生活したり仕事をしたりしようとすることはありません。
彼らにとって人間関係が円滑であることは、充実した人生を送るために不可欠な条件なのです。
几帳面な性格で、コミュニケーションでは一定の距離を置きたがるところはありますが、他人の欠点には寛容です。なんのてらいもなく他人を許すことができる人物です。
⑤ 実証機能 +P(+Te)
- モデルAでの位置:第2機能
- 次元:3次元性
手先が器用です。物を捨てるよりも修理しようとします。物の取り扱いには倹約的です。技術的な面から物事を考えます。
仕事上の問題を解決するために、シンプルで効果的な方法を見つけます。実際に仕事に取り掛かる前に、望ましい結果を得るためのいくつかの選択肢を考えて、その中から最も経済的な方法を選び取ります。自分の都合のいいようにしか動きません。怠けている人やサボっている人に注意します。
どうやったら仕事をさせることができるか、あるいは排除できるかということを考えています。本当に必要なことだけをしたがります。道具や技術を要する装置を使いこなします。
自分ですると決めた活動を通して、粘り強く自分を向上させます。仕事を合理的に組織化して、迅速な結果を出そうとします。
⑥ 操作機能 -I(-Ne)
- モデルAでの位置:第5機能
- 次元:1次元性
自分の能力や成果を評価されることが好きです。自分の出した結果が人から注目を集めないのであれば、挑戦する気持ちは消えてしまうでしょう。
自分の能力が必要とされない状態が長く続くと、病気になってしまうこともあります。灰色の日常生活から気をそらすような、新しい、珍しい事件を求めています。
興味が持てないイベントに遭遇したら、それをほったらかしにして自由に自分のことをし始めたり、スイッチを切ったりしてしまいます。
何かをするためには、励ましや刺激が必要です。そういったものが得られない場合、興奮が冷めてしまって憂鬱になります。刺激的な新しい目標がないと、身体の調子が悪くなります。
彼らに早期の成功を確信させるためには、積極的に褒め言葉や賞賛の言葉をかけてあげる必要があります。
成功がすぐそこまで来ているにもかかわらず、常に滑り落ちているような状態が最適である。このタイプの人にとって、ニンジンを鼻先にぶら下げられた馬のような状態こそが最適の状態です。
⑦ ブレーキ機能 +E(+Fe)
- モデルAでの位置:第4機能
- 次元:1次元性
このタイプの人は感情表現にコントラストがあり、まるで「海に浮かぶ氷山」のようだと例えることができます。
黒い海の下に大きな氷の塊を秘めた氷山のように冷徹で、悲しみを抱えた自分の世界に没頭している時や、船に近づく氷山のように危険で、感情的に興奮して激しく自己主張をする時があります。
相手の感情表現の度合いによって、人間関係を評価します。彼らにとって暴力的な感情は、不安定で悪い人間関係の指標になります。
争いがあった際は、議論に巻き込まれないうちに立ち去ろうとします。しかし他人から自分の弱点を突かれると激しく反論します。
外部の人間とはあまり率直な話をしたがりません。他の人々が、自分の心の中に侵入しようとするのを好みません。そのため彼らの内面を理解しようと思うなら、言葉を使わずに理解する必要があります。
⑧ 統制機能 -F(-Se)
- モデルAでの位置:第7機能
- 次元:3次元性
暴力や何かを強制しようとする圧力に批判的です。彼ら自身が誰かに圧力をかけることはしませんが、自分を支配しようとする独裁者には屈しません。
競争を好まず、野心や出世欲はありません。権力を求めて争ったり、高い地位を望むことはありません。話すペースやマナー、外見から、その人のもつ長所や仕事が出来そうかどうか判断します。
口だけの人か、本当に実力がある人かをすぐに見分けることができます。目的を達成するために、どこにどれだけの力を加えればよいかを的確に理解することができますが、あまり人の弱点を狙い撃つような攻撃を好みません。
暴力的な態度をとることはほとんどなく、常に外部環境のプレッシャーにさらされています。
サブタイプ
不活性・接触サブタイプ
Si-ISTp (Si-SLI)
美的感覚が鋭く、心地よさというものを重視しています。Te-SLIより付き合いやすく、柔軟性の高い人です。
また、Te-SLIより楽観的ですが、仕事に対する意欲は低いです。洗練された趣味を持ち、目が肥えており、奢侈に耽ります。文学、芸術、言語学、歴史など、人文的な学問に興味を持ちやすいです。
自分の美しさを引き立てるような服装やアクセサリー、調和のとれた色の取り合わせを選び、快適さに満ちた美意識で自分を表現します。
Te-ISTp (Te-SLI)
ビジネス志向で、冷たく、やや厳格そうで近寄りがたい雰囲気のある人です。現実主義者であり、疑り深い人です。
真新しい物には懐疑的で、スローガン的なアイデアを推し進めようとする人々には不信を抱きます。実利的な性格のため、無駄なプロジェクトは常に避けようとします。
非常にダイナミックな人で、技術面も優れています。無駄に見えるものからであっても、最大限の利益を引き出すことが出来ます。
彼らが作り出す製品は常に時代の最先端を行くものであるため、他のどんな競争相手にも立ち向かうことが出来ます。服装は落ち着きがあり、保守的でスポーティな技術的スタイル(材質の特性を生かしつつ美しさを追求したスタイル)を好みます。
DCNHサブタイプ
SLIドミナント
二分法:接触 / 完了 / 接続
強化された機能:TeSe(またはSeTe)+ Fe
- 職人や狩人に例えられることがあるサブタイプ。
- 多機能なツールを好む。専用の道具が無くても、手元にある道具をうまく活用してなんとかしてしまう。
- 具体的に目に見える成果を出そうとする。
- 無駄な仕事は引き受けない。
- 自分の義務はきちんと果たそうとする。
- 優れたビジネス向けの資質を備えている。経営や商業的な問題に関して有能さを発揮する。
- 技術を習得することによって新規顧客を獲得しようとする。そうして得た利益を元手にさらに新しい技術を獲得しようとする。
- その関わりの発端が偶然か否かに関わらず、自分と関わりがある分野では博識であろうと努めている。
- 物事を円滑かつ迅速に進めるために必要なことを、事前に全て考え、準備を整えておこうとする。必要な物が手元に揃っていることを重視する。
- 一度夢中で取り組んだことがあるタスクは、より効率的に処理できる。
- 持久力を求められる運動にも適性がある。肉体を酷使する労働であっても、必要であれば進んで行うことが出来る。
- 同じ情報を何度も繰り返さないといけないのは苦痛。
- 同僚や上司、部下と友好的な関係を築けるかどうかが、仕事の成功を左右する。
- 仕事と友情は、このサブタイプの人にとってなくてはならないものである。
- メンバーの貢献度に応じて利益を分配しようとする。
- 自分自身と自分のグループのために、適切な仕事の条件と休息の条件の両方を作り出すことが出来る。
- 有利な条件を提示することで、仕事仲間やパートナーのやる気を引き出す。
- 一度合意した条件を超える要求を受け入れることは無い。もしもさらに何かを要求されそうになった場合は、自分から相手との関係を切ることさえ考える。
- 同じ価値観を共有できる人とのコミュニケーションを好む。よく知らない人と接するのはあまり好きではない。
- 友好的で自然に受け入れてもらえるような人間関係では上手くやっていけるが、偽善的であったり、寛大さに欠ける関係では途端に上手くいかなくなってしまう。
- 自分の感情的な衝動の手綱を上手く握ってくれて、なおかつ自分の意見に耳を傾けてくれるような外交的な人との相性がいい。
- 馴れ合いのような関係を嫌う(これは相手がパートナーであっても同様)。
- 人の不幸には同情し、なんとかしようとする。こういう時、感情的になるのではなく、行動することで問題を解決しようとする。
- 自分に正当性があると思った時は妥協しない。自分の正当性を主張しようとする場合、弁舌ではなく事実で証明しようとする。
- 人から非難されると、うまく言い返せないことが多い。人と一度争いになってしまった場合、言葉だけで解決するのは難しい。
- 一度喧嘩をした後になかなか仲直りをできないと、それっきり永久に関係を断ってしまう。
- 信頼を裏切られたと感じたら、二度とその人とは口をきかない。
- 人から理解してもらえないと、自分の中に引きこもってしまい、外界との接触を断ってしまう。
- 嫉妬深いほうだが、それを無関心の仮面で隠そうとする。
SLIクリエイター
二分法:接触 / 開始 / 無視
強化された機能:FeNe(またはNeFe)+ Se
- 新しい技術装置のテスターや、作業器具や武器の熟練した使い手に例えられることがあるサブタイプ。
- ちょっとした自分自身への皮肉を伴う、独特のユーモアのセンスを持っている。
- 他のサブタイプよりも、自分のやり方や行動に裁量を求める傾向が強い。
- これまでに経験したことがない新しい仕事に魅力を感じやすい。
- 時間の節約が上手い。
- 自分の経験談を人と共有したがる。
- 興味の範囲が広いため、だいたいどんなスキルであっても比較的簡単に習得できる。
- 興味をそそられる新しいものが存在すること、あるいは状況が変化することによって、活力を得ることが出来る。そうでなければ定期的に無気力状態に陥ってしまう。
- 突発的に発生する技術的・家庭的な問題に対して、創意工夫を発揮した臨機応変な対応を取るのが得意。
- 目まぐるしく変化する危険な状況を楽しむ。そういう状況に挑むことで自分の限界を試すのが好きだが、それで一線を越えてしまったり、精神的に病むことはない。
- 打てば響くようなところがある。
- 早いタイミングで具体的な報酬が得られるような条件であるほど、モチベーションが増す。金銭だけではなく、珍しい体験ができることもまた、このサブタイプの人にとっては報酬になりうる。
- 好奇心旺盛ではあるものの、理論的なことに関しては、時間をお金を犠牲にしてまでやる気はない。このサブタイプの人の好奇心は、手元にある物品や機材の性能や品質を検証するような方向性に向かう。
- 急いで物事に取り組むのは好きではないものの、行動すべき時が来たと感じれば、必要な速度で行動できる(自分だけでなく、周囲の人も同じように行動できるようサポートできる)。
- 有能で才能あふれる人を尊敬する。
- 離れ業など、技術を要求される過激で危険なスポーツを好む。
- 防衛的な武道への適性が高い。しかしながら、そういったスキルを日常で役立てようとはあまり考えない。
- 喧嘩に勝つことよりも、最初から喧嘩が起きないようにすることの方が重要だと感じる。
SLIノーマライザー
二分法:距離 / 完了 / 無視
強化された機能:TiSi(またはSiTi)+ Fi
- 隣接する専門分野にまで精通した熟練技能者、工業訓練の達人に例えられることがあるサブタイプ。
- 機械や様々な機構の仕組みを観察することが好き。
- スキームやテンプレート、ガイドラインを活用して分析を行い、具体的な課題を解決することが得意。
- 物を修理したり、特定の目的のために改造するのが得意。
- わかりにくい問題を理解し、複雑なことをシンプルかつ効果的に説明できる。
- 常識外れの突飛な行動をとることはあまりない。
- 自分が間違っていることをきちんと認識することこそが、学習に繋がると考えているため、もしも間違いが見つかった場合は常にそれを失くそうとする。
- 最も合理的な選択肢は何かを自問自答することが重要だと考える。
- 高度な資格は目指すが、高い地位は目指さない。
- 何事も慌てず、それでいて迅速に、良心的かつ正確な仕事をする。
- 仲間や家族を大切にし、身近な人に思いやりを持つ。
- 一見すると惰性で動く怠け者のように見えることがあるが、このサブタイプの人々は目標達成への執念に突き動かされている。
- 疑り深いため、スローガンにのせられることはない。
- まだ使える古い物や、馴染みのある物が好き。
- 仕事だけでなく、休息も計画立てて取っている。
- 何かが上手くいっていない時は、休みをとっても満喫することが出来ない。
- 自分の仕事を非常に大切にしている。そのため、わずかな報酬で働いたりはしない。
- 偉そうだったり、侮辱的だったりするような態度で強制的な要求を突き付けられても、断固として拒絶する。
- 経済的な倹約家。無駄なく身の回りのことを処理しようとする。しかしながら事業の先行きを見通すのが苦手なせいで、軽率な行動をとってしまうことも多い。
- あまり自己主張しないほう。それでも自分の仕事が注目されなかったり、評価されなかったりすると怒ることがある。
- 健康や見た目には気を配る。変にオリジナリティを追求したりはせずに、着心地の良さと機能性を重視したファッションを好む。
SLIハーモナイザー
二分法:距離 / 開始 / 接続
強化された機能:NiFi(またはFiNi)+ Si
- フリーランスの職人に例えられることがあるサブタイプ。
- 最終結果が出るところまで一人でできる仕事を好む。
- 最小限の努力で最大限の結果を出す。
- 最も省エネなタイプ。そのため、SLI-Hが無理をしている姿を見ることはまずない。
- 美学とセンスの専門家のようなこのサブタイプの人々は、あらゆる種類の喜び(利便性、完全な休息、高品質の製品)を求めている。
- 単調なことやルーチンが苦手。何かに飽き始めると、どんどん憂鬱になってしまう。
- 新しい情報を素早く吸収し、必要な物を選択できる。そうしている間はしばしば憂鬱を忘れられるものの、しばらくするとまたそれに苦しめられることになる。
- 様々な刺激的でダイナミックな出来事を通じて喜びを体験する必要性を抱えている。日頃の憂さを晴らすために旅に出たり、自然を散策することもある。
- 傍からはわかりにくいが、自分に自信がなく、自分の能力や才能を疑ってしまいがち。しかし実際に何かのプロジェクトに関わって行動している時は、その不安が消えている。
- 気分の落ち込みに悩まされることが多い。また、それが物理的な作業能力にも悪影響を与えている。
- このサブタイプの人のモチベーションは、言葉やしぐさ、行動から読み取ることがかなり難しく、労働の最終結果だけでしか確認できないことが多い。
- 自分の能力を評価されることに過敏な面がある。客からの賞賛を望んでおり、自分の習熟度を(素人ではなく)専門家が評価することを必要としている。
- 顧客の要望に応える仕事には適性がある。必要な物はすべて自分で用意して、仕事のための環境を整えようとする。
- 自分の身の丈以上の努力を嫌い、干渉されない快適な生活を望んでいる。
- 人当たりが柔らかく、控え目な人。感情を表に出すのを控えている。
- 自分のプライベートの話はあまりしたがらない。
- プライベート空間では、他の人の権利を侵害しない範囲で、自分の利便性を追求しようとする。
- 会話が退屈に感じても、そこから上手く離れることが出来ない。
- 人から注目されることを嫌う。あまりよく知らない人の前では感情を覆い隠す。
- 人と人との間の思いやりや、親しみをとても大切にしている。
- 相手の気持ちに寄り添い、欠点を人に伝える時は、極力失礼がないようタイミングを選んで伝える。
- 争いから距離を置き、慎重さと外交的な態度を示すことができる。
- マナーがないことは嫌いで、悪趣味さや下品さには嫌悪感を抱く。
- 暑さ、息苦しさ、血の匂い、肉体的・精神的苦悩を苦手とする。暴力的なものには過敏で、かなり影響を受けてしまう。
- 血を見る必要がある外科医や、ルーチンへの耐性が求められる生産ライン工には向かない。
- 自分の内面的な快適さを侵害されたり、自主性を制限されたりすると、怒りを爆発させることがある。しかしその後、かなり後悔してしまう。
- わざわざ言葉にしなくても理解してもらえる関係が理想。
- フレンドリーでオープンでありながら、控え目な人に心惹かれやすい。そうした人といれば、生来の怠惰や無気力を克服できる。
- ユニークでオリジナリティのあるものを好み、型にはまった服装を嫌う(この点ではSLI-Nと明確に異なっている)。
- https://wikisocion.net/en/index.php?title=SLI_Profile_by_Gulenko
- https://wikisocion.net/en/index.php?title=SLI_subtypes
- https://rykovodstvo.ru/exspl/11834/index.html?page=41
- http://ru.laser.ru/socion/references/gulenko/school/portraits/
- http://zanoza.socioland.ru/wiki/Система_подтипов_DCNH
- https://socioniks.net/article/?id=337
- Psychological Types: Why Are People So Different?: 64 Portraits in Socionics. How each of the 16 Jungian types varies in 4 main ways
関連記事
- グレンコによって提唱されている新しいソシオニクスのモデルです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- グレンコによって提唱されているサブタイプ理論です。詳しくは下記をご覧ください。
①「タイプ、DCNHサブタイプ、アクセント」
②「DCNHサブタイプとは」
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