この記事に関連するタイプ:LEFV, LVFE, ELFV, EVFL, VLFE, VEFL
概要
第3機能はI- You-(「自分のことはよくわかりませんが、あなたの意見も疑わしいです」)の機能である。
ここにFの側面(物質的な側面;健康、身体的ニーズ、身体活動への関心、美しく着飾ることへの関心、美食、家事や家庭内の物の修理、投資スタイル、金銭感覚など)がくるタイプには、サブタイプに関わらず多かれ少なかれ以下の特徴が見られる。
- 優先するのは自分のニーズや願望であり、他人のニーズや願望に影響されずに行動することを望む。
- 自分の外見や健康状態、住環境など、物質的な側面について気を配っており、「こうなりたい」「こうありたい」という理想像を持っている。
- 自分のニーズとその満足度に絶えず気を配っており、物質的な世界のわずかな綻びにも敏感に気が付く。
- 自分の願望や理想を叶えるために、他者のサポートを求めている。
- 物質的な側面に対する自分の力にあまり自信を持っていない。
サブタイプ
3F-1
1Fに似た3F。最も自立的な3F。
概要で紹介した特徴のうち、「優先するのは自分のニーズや願望であり、他人のニーズや願望に影響されずに行動することを望む。」「自分の外見や健康状態、住環境など、物質的な側面について気を配っており、「こうなりたい」「こうありたい」という理想像を持っている。」という特徴が比較的強く表れやすいサブタイプ。
自分が快適に過ごせる世界を創り上げたいという欲求が強い。自分のニーズを非常に重視しており、妥協せずにそれを追求しようとする。
ファッションやライフスタイルなど、関心のあるトピックについて積極的に情報収集を行っていることも多い(3F-2と違い、そうして得た大切な情報を、むやみやたらと他人に共有するのは嫌う)。
自分の理想を重視し、他者にはあまり左右されないという点から、1Fと混同されることがある。
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- 3F-1と1Fの違い:
3Fによる物質的側面への向き合い方は意識的であるのに対して、1Fは無意識的であり、ムラがある。3Fは常に安定してこの側面に意識を向けているため、絶えずスキルを磨いたり、情報収集し続けていることが多い一方で、1Fはひとしきり欲求が叶いさえすれば、物質的側面への注意や関心が薄れるという違いがある。
3F-2
2Fに似た3F。最も社交的な3F。
概要で紹介した特徴のうち、「自分のニーズとその満足度に絶えず気を配っており、物質的な世界のわずかな綻びにも敏感に気が付く。」という特徴が比較的強く表れやすいサブタイプ。
活動的でフットワークが軽く、物質的な側面に関するトピックに強い関心を持ち、積極的に情報収集していることが多い。また、そうした自分が興味のあるトピックについて、人と交流したり、アドバイスしたり、されたりするのも好む(こうしたアドバイスがしつこく、押しつけがましく感じてしまい、物質的な側面にあまり意識を向けない傾向のある1Fと4Fがイライラし始めることもある)。こうした交流好きなところから、2Fであると誤解されることがある。
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- 3F-2と2Fの違い:
3F-2は不安定で外部からの影響を受けやすいが、2Fはあまり影響を受けないという違いがある。
3F-2は他人の評価を気にする一方で、2Fはあまり気にしない傾向がある。そのため3F-2はしつこいくらいに他人の意見やアドバイスを求めることがある(「この服変じゃない?」など)。
3F-4
4Fに似た3F。最も他者に依存する傾向が強いものの、手助けしてくれる誰かがいる場合は高いパフォーマンスを発揮できる3F。
概要で紹介した特徴のうち、「自分の願望や理想を叶えるために、他者のサポートを求めている。」「物質的な側面に対する自分の力にあまり自信を持っていない。」という特徴が比較的強く表れやすいサブタイプ。
物質的な側面には苦手意識があり、もっと知識を得て改善しなければならないと考えている。快適な生活環境を創り出すことを願っているが、キャパシティーオーバーを避けるために、必要最低限のシンプルな生活を送ろうとすることもよくある。
物質的な側面にあまり自信がない点が4Fに似ているため、両者が混同されることもある。
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- 3F-4と4Fの違い:
3F-4も4Fも自分自身の物質的な側面に対する力には苦手意識があるものの、4Fが苦手を克服することにあまり興味を持たないのに対して、3F-4は「下手だけど、どうにかして上手くやりたい」と願い、必死に情報収集したり、人からのアドバイスをもらって改善しようとする傾向がある。