この記事に関連するサイコソフィアのタイプ:FLEV, FLVE, FELV, FEVL, FVLE, FVE
概要
第1機能はI+ You-(「私の意見が唯一正しいものです。あなたの意見は存在しません」)の機能である。
ここにFの側面(物質的な側面;健康、身体的ニーズ、身体活動への関心、美しく着飾ることへの関心、美食、家事や家庭内の物の修理、投資スタイル、金銭感覚など)がくるタイプには、サブタイプに関わらず多かれ少なかれ以下の特徴が見られる。
- 自分の日常的な習慣や好みを他人に押しつけがち。
- 物質的な側面に対する自分のニーズを最優先にする。
- 独占欲が強かったり、強欲であったりしたかと思えば、気前がよかったりと不安定なところがある。
- 本人の意識の上では、あまり物質的な側面には注意が向いていない。
- 一度欲求が叶えば、興味関心の方向が第2機能の側面(例えばFLEVの場合、L)にうつりかわることが多い。
サブタイプ
1F-2
2Fに似た1F。最も活発で自信に満ちた1F。
概要で紹介した特徴のうち、「自分の日常的な習慣や好みを他人に押しつけがち」という特徴が比較的強く表れやすいサブタイプ。
1F-2は自分の物質的側面の習慣や考え、好みに強い自信を持っており、もしも周囲に自分と全く異なる習慣、考え、好みの人しかいなかったとしても、自分の物質的側面での行動や考え方を変えたり、疑ったりしないどころか「自分のやり方のほうが良いから、皆もこうしたほうがいい」と教えようとする。
同居者など、どちらか片方の習慣や考えに足並みをそろえなければならない相手の場合、自分の習慣や考え方こそが最良だと信じていて譲歩したがらないことが多い(もしも1F-2がこのような場面で譲歩をみせる場合、感情E、論理L、意志Vのどれかに押し負けたからということが多い)。他の1Fと比べると、1F-2は特に自分の物質的側面の習慣や考えを堂々と見せることが多いため、周囲の人々や世界に広く影響を与える力がある。
またかなりアクティブで、物質的側面に関わる活動(例えばスポーツや投資など)を積極的に行っていることも多い。
自信を持ってこの側面に関するアドバイスを他人にすることも多いが、こうした点が2Fに似ている。
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- 1F-2と2Fの違い:
1F-2は、他者を「欲求を満たすための対象」として認識する( 物質的な側面以外では異なるので注意)。一方、2Fは自分自身の欲求ではなく、他人の心の底で感じている他人の欲求に焦点をあて、他人がそれに気付いたり、表現するためのサポートをしようとする傾向が強い。
1F-2は一通り欲求が叶えば別の側面(第2機能)に興味を向けることが多いが、対する2Fは、安定して物質的な側面に興味を向け続ける。
(これは1Fに限らず、サイコソフィア第1機能の一般的な傾向として見られる傾向)
1F-3
3Fに似た1F。最も高い要求をもった1F。
概要で紹介した特徴のうち、「物質的な側面に対する自分のニーズを最優先にする」「独占欲が強かったり、強欲であったりしたかと思えば、気前がよかったりと不安定なところがある」という特徴が比較的強く表れやすいサブタイプ。
他の1Fよりも、物質的な側面に対し、広範囲にわたる高い要求を持っている(例えば自分の身体スペック、健康状態、外見的美しさ、経済状況、食の好み、住環境の好みなど、様々なことに高い要求を持つ)。
自分の要求が満たされない場合は強い不安や不快さを示すといった気難しい面があるが、こうした部分が3Fと似ている。
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- 1F-3と3Fの違い:
1F-3は「I+ You-」であるため、外部からの干渉を好まず、「物質的な側面では、他人から邪魔されたくない」「構われたくない」と感じる傾向が強い。それに対して、3Fは「I- You-」であるため、自分の意見や考えに不確かさを感じやすい。そのためどちらかというと1F-3よりも他人からサポートされたり、アドバイスされることを好む傾向がある
1F-4
4Fに似た1F。最も受動的で気取らない1F。
概要で紹介した特徴のうち、「本人の意識の上では、あまり物質的な側面には注意が向いていない。」「一度欲求が叶えば、興味関心の方向が第2機能の側面(例えばFLEVの場合、L)にうつりかわることが多い。」という特徴が比較的強く表れやすいサブタイプ。
1F-2と違って、1F-4はあまりスポーツなどのアクティブな活動を好まない傾向がある。
また1F-3と違って、自分の外見や生活習慣に対してかなり無頓着で、部屋を綺麗に維持し続けたり、身体的ケアを的確に行ったり、美味しい料理を作ったりといった物質的な側面の活動を面倒だと感じ、最低レベルの快適さだけで満足してしまう。
第1機能がF(I+ You-)でありながら、他人に物質的な側面を代行してもらうことにも抵抗を感じない(例えば出来合いの弁当を買ってきて食事を済ませるなど)。
こうした非アクティブなライフスタイルや物質的な側面への関心の低さから、4Fに間違えられることがある。
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- 1F-4と4Fの違い:
4Fは他人の日常的な習慣や好みを簡単に受け入れるのに対して、1Fは自分のやり方や好みを重視する。
1F-4は、自分のやり方や好みを無理やり変えられそうになると、全力で逆らう。
1F-4は、エネルギー消費量の少ない方法で、自分が必要としているもの全てを手に入れようとする(1F-4のニーズは、1F-3などと比べるとずっとささやかなことが多い)。