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サイコソフィア セクスタ4(VEFL, LFEV, LEFV, VFEL)

2021年8月17日火曜日

サイコソフィア


Sexta4

機能1,4(結果の側面) LとV
機能2,3(プロセスの側面)FとE

このセクスタは、建設的な方法で人間としての自分自身と向き合いながら、環境の構造をデザインし、ヒエラルキーを作り、アイデアを実現することに意識を向けています。

既存の分野を磨き上げ、発展させることに集中する一方で、新しく興味深い取り組みを始めることも怠りません。


このセクスタは、第3セクスタと同じような目標を持っています。懸命な努力によって地位や富、快適さを手に入れたいと考えており、それを達成するためなら悪行に手を染めることも厭いません。

彼らはポジティブな感情を好みますが、どちらかというと控え目な感情表現をするタイプです。


VEFL(トルストイ)

1V

VEFLは、人と人を結び付け、コミュニティにポジティブな感情的ムードを作りたいという願望を持っています。そのため、様々なパーティやお祝いを主催します。

愛と平和についての哲学的な考えを持っており、愛する人との深い結びつきを求め、自分の婚約者に対して感情面のルールに同意するよう要求します


彼らは非常に思いやりがあり、日常の様々なことに対して利他的なほうですが、時の彼らの思いやりは、相手に対する肥大した過保護さとして表れることがあります。

困難なことがあってもVEFLはあまりめげません。彼らはトラブルへの抵抗力が強い人々です。


2E

VEFLは、自分が注目の的になることを夢見ています。

周りの人々を上手く喜ばせることで、自分のそばに人を集めます。恋愛における嵐のような予測不可能な感情を、他人の感情をコントロールするための最も繊細なツールとして使用することもあります。

VEFLは感情を正確にコントロールすることができます。


彼らを失望させるのは非常に危険です。VEFLは他人に対して厳しい態度をとることもできる人ですが、彼らは、価値がないと判断した人のことを、厳しい態度をとってもいい相手だと見なすことがあるためです。


3F

VEFLは、物質的な面には強いこだわりがあります。服の趣味が洗練されており、自分の趣味に他人も従うべきだと考えているようなところがあります。

非常にきれい好きで、一般的には「ちゃんと掃除している」と見なされるような家であっても我慢できなかったり(例:ほんの少しホコリが残っているのが気になる)、それ以外でもカフェのコックやウェイターに対して苦情を言ったりと(例:品質に満足できなかった物を返品したがる)、他人に細心の注意を払うよう要求するタイプです。


VEFLはスポーツを好みます。そして恋愛では、パートナーの肉体的な側面をとても評価します。


4L

VEFLは、論理には全く無頓着です。自分の欲求や価値観に反していなければ、自分にとって合理的と思われる議論を喜んで受け入れます。

聞くだけ聞いて、自分のやり方でやってみる」というのが彼らの典型的な原則です。


LFEV(ベルティエ)

1L

LFEVの特徴は、確立されたルールに対して非常に敬意を払った態度をとるという点です。

「それが当たり前だ」、「規範を逸脱することは許されない」、「本当にこんなことをやってもいいと思っているのか?」といった言葉がLFEVのよく使う言葉です。

ルール、アルゴリズム、メソッドに従うことにおいて、LFEVは他の追随を許さない存在です。

このタイプには「与えられたタスクを極めて慎重に、細部まで徹底的に作業し、僅かな綻びも見逃さずに処理する」という方面で素晴らしいパフォーマンスを発揮する人が多いのも、決して偶然ではありません。


2F

LFEVは物質的な世界だけに美を見出し、それを楽しみます。彼らにとって肉体労働は不自然でも恥ずかしいことでもありません。他の仕事と同じように、非常に慎重かつ正確に仕事します。

LFEVは基本的にはきっちりした人が多いですが、時折見せるだらしなさは、彼にとって外観の美しさよりも利便性の方がはるかに重要であるという考えがあるせいです。

その場その場で色々なものをぱっと修理してしまうことができる人も多いです。家庭の問題や「人生の節目」というものを非常に重要視する傾向があります。


3E

LFEVは、コミュニケーションをとる際、しばしば暗く、よそよそしい表情をすることが多く、心の中は非常に悲観的です。

この悲観的な気持ちを自分の中で抑えようとすることが多いのですが、ときには抑えきれずに感情を爆発させ、他人に恨み言をぶつけてしまうこともあります。

LFEVは、まるで喜びというものを知らない人のように見えることがありますが、それはどうやって喜んだらいいのか、わからないせいです。


4V

LFEVは非常に従順な人です。個人的な気まぐれではなく、確立されたルールにしっかり対応していたり、上からの指示や決定をとても重要視します

彼らは自分を超える人をサポートするために110%を力を発揮します。それが世界のあるべき姿だと考えているからです。

そこに個人的な目標や成果は関係ありません。


また、他の人がすでに一度やったことのあることを、自分が再び試してみることも有意義だと考える傾向があります。そうすることで多くのことが学べると信じているからです。


彼らは通常、あまり目立ちたがらないほうなので、控え目な服装をすることが多いです。そうしたほうが不必要な注目を避けて、人生を円滑に進めることができると考えているからです。


LEFV(アウグスティヌス)

1L

LEFVは、周囲の世界を知的に、論理的に、そして哲学的に理解する傾向が非常に強いタイプです。

知識への渇望はこのタイプの主な特徴の一つであり、新しい知識や珍しい知識には特に目がありません。また、このタイプは哲学に非常に興味を持っており、世界の秩序に関する哲学的な概念を構築する傾向があります。

もし高い知的レベルを持つLEFVであれば、理論的な科学の世界で非常に上手くやっていくことができます。


2E

LEFVタイプは、いわゆる情熱的で「一緒にいると楽しい人」です。ユーモアのセンスも皮肉のセンスもあり、非常に洗練された美意識を持つ人が多いです。また、映画や絵画など、複雑さ、珍しさを感じられるような芸術に対する興味が強いのも特徴です。

しかし、それと同時にこのタイプの人は自分の外の世界からもたらされる様々な困難に直面して弱気になってしまったり、自分が「黒い羊 [1] 」のように感じてしまって、憂鬱にふさぎ込んでしまう傾向もあります。


3F

LEFVにとって、物質的な側面は困難さや痛みの原因になることが多く、彼らは生涯にわたってそれと闘っています。こうした闘争は、厳しいライフスタイルを自分に課そうとする傾向や、絶え間ない激しい運動、さまざまなフィットネスや体のトレーニングの方法に手を出す傾向、個人の健康への大きな注意という形で表れます(真冬にあえて半袖で生活してみるなど)。

LEFVにとって、これらの取り組みを計画立てて効率よく行うことは、必ずしも簡単なことではありません。ある種の身体的な弱さを克服できないことに対して非常に深い悲しみに暮れてしまったり、自分がどれだけ仕事をできているか適切に判断できずに、仕事中毒になる傾向があります。この悲惨な例としてはオーウェルの『動物農場』に登場する働き者の馬ボクサーがあげられます:「わしがもっと働けばいいんだ!」 [2]


4V

LEFVの際立った特徴は、誰かとコミュニケーションをとる際、相手のことを簡単に信用してしまう点です。

LEFVはどこか「相手を怒らせてしまうのではないか」と非常に恐れているように見えることもあります。そして、相手の意志や要望を簡単に信頼し、受け入れてしまいます。


彼らはどことなく「保護を必要とする優しく脆弱な存在」という印象を人に与えます。

彼らの持つ世界観は、時に非常に悲しいものであることがあります。「ちっぽけな自分と比べると、世界は圧倒的に強すぎる。それに抗うことはほとんど無意味であり、自分にできることは、ただ強者である世界に従い、調和的に統合することだけだ」というような世界観です。

アウグスティヌスの唱えた「人が救われるか地獄に落ちるかはあらかじめ神によって決定されている。その運命はどんな努力によっても覆せない」とする学説には、こうしたLEFVの世界観がよく表現されています。


VFEL(トワルドフスキー)

1V

VFELは、あらゆるものを支配し、コントロールしようとする傾向があります。こうした傾向は、物理的な世界で特に顕著になります。

自分の所有物に対して「これは自分の所有物だ」と強く意識するタイプで、管理者やマネージャーといった役割に向いている人々です。

自分の正しさを確信し、自分が正しいことを主張し、他人にそれを認めさせる能力が高い人が多いです。


2F

VFELは冷静な現実主義者であり、物質的な世界に住み、欲求とニーズに完全に没頭しています。

これは、肉体労働が嫌いではないというよりむしろ好きな傾向として表れたり、スポーツや軍事史、武術に興味を持ったりといった形で表れます。


物質的な世界では、非常に重要ではあるものの、他の人々にはなかなかできないような、非常に厳しい決断を下して問題を解決することもあります。

例えば、とあるロシアのファンタジー小説に登場するキャラクター [3] は、抵抗を続ける敵勢力を制圧するために、ダムを決壊させて敵の領地を水没させるという非情な決断を下しましたが、これはVFELのこうした側面を理解する上で、わかりやすい例だと言えます。

VFELのこうした特徴を全て踏まえてみると、彼らはある意味、非常に利他的なタイプであると言えるかもしれません。


3E

VFELの特徴は、感情表現に対して非常に冷たく控えめな態度をとることです。彼らに言わせれば、どれだけ熱意があろうとも、それだけでは問題を解決することはできません。

他人の激しすぎる感情を抑制するために、わざと辛辣な態度をとることがあります(彼らが行う抑制によって、他人の感情的な行動をかなり急激に止めさせることもあります)。


4L

VFELは、抽象的な理論の話には無関心であることが多いです。

そうしたものは現実の生活からは非常に遠く、そんなことに頭を使う位なら、目の前で起きている問題を解決するために頭を使うべきだと考えているからです。


しかしながら、彼らは新しい情報を吸収する能力が非常に高いことが多いです。様々な新しい情報を吸収し、自分の知識体系を更新することができる人々です。


出典:


訳注

  1. ^ 悪い意味で集団に馴染めない人のこと。ほとんどの羊が持つ白い羊毛は高値で売れるが、たまにいる黒い羊の毛は商品価値が低いことから生まれた慣用句。
  2. ^ 動物農場は全体主義・スターリン主義を批判する文学。共産主義の指導層を信じて従順に従う理想的な労働者の比喩として、ボクサーという名前の一頭の馬が登場する。指導層の比喩である豚たちから散々都合よくこき使われてもそれを疑うことなく、年老いて働けなくなるまで理想を信じて懸命に働き続けたにも関わらず、最終的に食肉工場に送られて屠殺されてしまう
  3. ^ Отблески Этерныという作品の登場人物Рокэ Алва。

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