トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ1・4・6を併せ持つトライタイプ146の特徴や違いを紹介します。なお、この記事の内容はキャサリン氏の記述をそのまま翻訳したものではなく、サイト管理人なりにまとめた情報です。より正確な原典の情報を必要とする方は、参考文献のリンク先をご覧ください。
146の特徴
トライタイプ146(146、164、416、461、614、641)はいずれも、「正しさと意味を求めながら、深く物事を探究する」傾向があります。倫理や価値観に強い関心を持ち、誠実さや責任感を大切にします。直観的で洞察力があり、感情と理性の両方を使って判断します。多くの場合、自分の中の理想像と照らし合わせながら行動し、誤りや不正を避けようとします。そのため、慎重で批判的になりやすく、柔軟さに欠ける場面もあります。
人との関わりでは、相手の成長や理解を助けることを重視します。特に、自分が信じる価値や知識を相手に伝え、それを活かしてもらうことに喜びを感じます。一方で、自分にも他人にも高い基準を課すため、過度の自己批判や不安を抱くことがあります。周囲からは、冷静で真面目、そして少し堅い印象を持たれることが多いです。
146(哲学的な改革者)
道徳的信念と深い探究心を併せ持ちます。抽象的なテーマにも関心を寄せ、意味や価値を見出そうとします。感情を表す際にも理性的で、事実や根拠を重視します。例えば、社会問題に関する議論では、自分の意見を感情的に述べるだけでなく、関連する情報や背景を整理して提示します。
164(理想主義的な助言者)
秩序と美意識を重んじ、周囲をより良くしようとします。情緒的な感受性が高く、相手の感情に寄り添いながらも、現実的な改善策を提示します。例えば、職場の課題を話し合う際、解決案と同時にその背景や影響も説明します。
416(慎重な調停者)
人間関係の安定と正しさを両立させようとします。批判や衝突を避けたい気持ちが強く、意見を述べる前に状況をよく観察します。例えば、会議での発言前に、他の人の意見や反応を確認してから、自分の見解を加えます。
461(批判的な理想探求者)
細部への注意力が高く、誤りや不一致を見つけやすいです。正確さを求めるあまり、他者の発言や行動にも厳しくなることがあります。例えば、友人が計画を立てる際に情報不足を感じた場合、追加調査を提案します。
614(責任感の強い分析者)
忠実さと義務感を持ち、秩序を守りながら課題解決に取り組みます。不安を感じやすく、事前に備えを整えようとします。例えば、イベントの準備では予備案を複数用意し、想定外の事態にも対応できるようにします。
641(完璧を追求する批評家)
精度や洗練度を重視し、常により良い方法を探します。物事の細部まで確認し、ためらわず修正や改善の提案をします。例えば、文書作成において誤字脱字だけでなく文章構造の改善も指摘します。
違い
コア1(146, 164):正義感や道徳性を重視し、誤りを正そうとします。
コア4(416, 461):自己表現や感情の深さを大切にし、独自の価値観で物事を判断します。
コア6(614, 641):安全や信頼を求め、状況を慎重に分析します。
146全体をまとめると、「高い倫理観と深い洞察力で、人や社会に意義ある変化をもたらそうとする人たち」といえます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性がやや高いのはSP6だと思います。SP1、SO1、SO4、SO6も近いかもしれません。146とは異なりますがSP3にもある程度の類似性があるかもしれません。
「優柔不断で、物事に確信を持てず、様々なシーンで人に合わせすぎる場合や自己タイピングでタイプ9と迷う場合」はSP6、「周囲への落胆経験や苛立ちが多い場合や自己タイピングでタイプ1や5と迷う場合」はSO1やSO6の内容に、より共感を覚えるかもしれません。
「周囲の人々の情報の正確性・不正確性に対する鈍感さ、無頓着さ」に苛立つ経験が多いならSO6、「周囲の人がちょっとした苦痛に対してすぐに不平不満をこぼしたり、感情的に不安定になったりすること・周囲の人の精神的キャパシティの無さ」に対して苛立つ経験が多いなら、SO4のほうにより共感を覚えるかもしれません。(リンクに載せていないタイプは、下記のページ先から探してください)
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