トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ2・5・8を併せ持つトライタイプ258の特徴や違いをわかりやすく紹介します。
258の特徴
トライタイプ258(258、285、528、582、825、852)はいずれも、知識と実行力を組み合わせて人を守ることに長けている特徴があります。観察力と判断力を駆使し、状況を分析したうえで必要な支援や指示を行います。感情的な共感だけでなく、具体的で役立つ解決策を提示することを重視します。人や組織の安全・安定を保とうとする意識が強く、主導的な役割を担うことが多いです。頼られると応じますが、自分の資源や時間を慎重に管理する傾向があります。
このグループは外向性と内向性の両方の面を持ち、親しみやすさと警戒心が同居します。状況に応じて距離を取ったり、積極的に介入したりしますが、いずれの場合も相手を守る意図があります。拒絶されることを避けたい気持ちが強く、そのための戦略を自然に立てられる人が多いです。
258(戦略的支援者)
支援意欲と分析力を兼ね備え、相手を保護しながら導くことを好みます。温かく接する一方、必要に応じて厳しい判断も下します。例えば、困っている同僚に助言をする際、感情的な励ましと同時に、実行可能な計画を提示します。
285(頼れる保護者)
人への思いやりを土台にしながら、力強く支えることを重視します。控えめな場面もありますが、必要なときには迅速に主導権を握ります。例えば、チーム内で問題が起きたとき、冷静に状況を整理し、全員にとって安全な解決策を実行します。
528(社交的な分析者)
知識を軸に行動しつつ、人との交流にも積極的です。情報を集めて整理し、それをわかりやすく伝えることが得意です。例えば、新しい制度を導入する際、資料を作成し、関係者に順序立てて説明します。
582(勇敢な案内役)
理論と実践の両方に強く、必要なときには前に出て指揮を執ります。周囲の人を守る姿勢が強く、孤立を避けようとします。例えば、新しいメンバーを迎えたとき、その人が不安なく過ごせるよう具体的な行動指針を示します。
825(慎重な守護者)
力強さと洞察力を持ち、人や環境を守ることに情熱を注ぎます。内向的な面もあり、必要なときにのみ前に出ます。例えば、家族や仲間が不利益を被りそうなとき、事前にリスクを分析し、介入のタイミングを見極めます。
852(知的な統率者)
戦略性と落ち着きが際立ち、知識を背景に物事をまとめます。支配欲と保護欲が同居し、感情に流されにくいです。例えば、組織内で対立が起きたとき、感情的な衝突を避けながら、全体の方向性を整理して提示します。
違い
コア2(258, 285):支援と保護の姿勢が中心で、対人関係での温かさが目立ちます。
コア5(528, 582):知識や分析を重視し、論理的に支援を行います。
コア8(825, 852):力と主導権を中心に、必要に応じて環境を守るための介入を行います。
258全体をまとめると、「状況を見極め、知識と行動力で人を守る戦略家たち」といえます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性がやや高いのはSO8だと思います。SO2やSX5、SO5もやや近いかもしれません。また、258とは異なりますがSX3にもある程度類似性があるように思えます。(リンクに載せていないタイプは、下記のページ先から探してください)
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