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機能の次元とは
ソシオニクスにおいて「次元」とは、「強い機能」と「弱い機能」の違いの原因になる要素である。
全ての機能は、4種類のパラメータ「経験」「規範」「状況」「時間」の一部・または全部を持っているとされており、各機能はこのパラメータを考慮して情報を処理する。
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高次元性機能とは
高次元性機能とは、モデルAで「強い」機能だとされる第1機能、第2機能、第7機能、第8機能の4種類の機能のことである。
第1機能と第8機能は4次元性機能であり、第2機能と第7機能は3次元性機能である。
モデルAに従ってみた場合、各機能の次元性とパラメータは下記の通りである。
次元 | 機能の位置 | パラメータ |
---|---|---|
4次元性 | 1, 8 | 経験, 規範, 状況, 時間 |
3次元性 | 2, 7 | 経験, 規範, 状況 |
2次元性 | 3, 6 | 経験, 規範 |
1次元性 | 4, 5 | 経験 |
- 4次元機能(機能1, 8)
- 3次元機能(機能2, 7)
- 2次元機能(機能3, 6)
- 1次元機能(機能4, 5)
時間の直観Niと時間パラメータの違い
V.D.イェルマークは、時間パラメータとは、「過去、現在、未来の特定の瞬間に、機能による情報の処理を「バインド」するパラメーターとしての時間軸上のポイント」だと定義している。
A.V.ブカロフは「グローバル性、あるいは時間のベクトル」と呼んでいる。
時間パラメータは、時間の直観 Niとは別物である。この二つを混同しないようにする必要がある。
◆◆◆
- 側面(アスペクト)としてのNiは、変化に関する情報である。
- 情報要素としてのNiは、イベントの時間的な変化の認識する力に関係する(「昨日、30分家を出るのが遅かったので、会社に遅刻しそうになった」と聞いて、「普段と昨日を比較すると昨日のほうが30分遅い」「まず『家を出発する』というイベントの後で『出社する』というイベントが起こる」といった時間的な相関関係を理解する力)
- 情報要素としてのNiは、時間的な語彙を理解し、時間的な概念を使った発言をする力に関係する(「1時間過ぎた」「昨日は〇〇した」の「1時間」や「昨日」という概念を理解し、言葉としてその概念を操る力)
⇒ Ni自体は16種類のタイプ全てが持っているものであるため、Niの「時間」は全ての人が使えるものである。
◆◆◆
- 「情報処理の質、力または次元である」とされる。
⇒ 1次元から4次元までの情報を知覚するプロセスについて考えた場合、下記のような流れになる。
-
1次元:情報に接触し、何らかの形で自分の感覚が生じる(経験)
↓
2次元:自分の感覚(自分の感じたこと)を何らかのパターンと同一視する(規範)
↓
3次元:現在の状況を評価し、その評価結果にあわせて調整する(状況)
↓
4次元:連続的に変化していること、動き続けていることを確認する(時間)
つまり、ソシオニクスにおいて「時間パラメータについて話す」とは、「情報処理のプロセスを測定することについて話す」「情報がどのように処理されるかについて話す」のと同じ意味である。
3次元と4次元の違い
3次元と4次元の違いは、映画に例えて説明されることがある。
- 映画のワンシーンのスナップショットのようなもの。
- 細部まで写っているため、ある瞬間の様子は克明に把握できる。
- そのシーンの前後の情報は存在しない(スナップショットなので)。
- フィルムが動き続けている映写機の映像のようなもの。
- 連続体として映像を見ている状態(映画館で一般客として1秒間に240枚のフレームからなる映画を見ていたとして、1/240秒しか表示されない特定の1枚のフレームだけを切り出して認識するのが不可能であるのと同じように、4次元機能による情報処理は嫌でも複数のフレームを連続体として認識して処理してしまう)。
◆◆◆
3次元性である第2機能の処理を「衝動的」、4次元性である第1機能の処理を「連続的」と表現することがあるが、それは上記の性質の違いに由来するものである。
仮に1コマのフレーム(=シチュエーション)を見せられて、「この状況で、あなたならどう行動しますか」と聞かれた場合、次元数によって情報処理は変わる。したがって3次元性機能と4次元性機能では同じフレームを見ても処理結果が変わってくる。
◆◆◆
- 対象のフレームで提示された情報を処理し、そのフレームについての判断を下す。
- 対象のフレームで提示された情報、先行する全てのフレームの情報、後続する可能性のあるフレームの情報を処理し、判断を下す。
4次元性の判定
実際に4次元性機能を特定しようとする場合、4次元性の特徴を知る必要がある。
- すべてが常に変化していることを理解している。
- 常に変化していることを理解しているからこそ、明確な答えをズバリ提示するのに拒否感が出やすい(曖昧な答えになりやすい)
- 「現時点ではこれが最善だ」という形の回答は提示できる。
- 現時点での最善の回答が今後最善ではなくなる可能性があること、他の回答が最善になる可能性があることを理解している(また、そう思っていることを暗に伝えようとする)
「現時点での」最善であることを意識している4次元性機能
主観的に見た場合、3次元性は「状況を把握し尽くす」のに対して、4次元性は「『今現在の』状況を把握し尽くす」という違いがある。
「我々はソシオニクスの4次元性について詳細に研究をしています。そして、音声として発生する、4次元性の特徴を示唆する指標をいくつか特定しました。ソシオニクスのタイプが明瞭で、自分のタイプの動きを自分でトレースできる人、自分の各機能を区別できる人、自分の思考を常にモニターできる人についてのみ、この研究のサンプルとして活用できます。しかし、このような理想的なサンプルになれる人はほとんど存在しません。今の時点でソシオニクスを学ぼうとする人に提供できる次元性と音声に関する研究結果はこれだけです」
⇒ この具体例では、オブジェクト、つまり「機能の次元」というオブジェクトの性質(プロパティ)について話している(オブジェクトとプロパティの操作はTeの側面に属する)。(これがTeになるのは直感的にはわかりにくいかもしれないが、ソシオニクスでは物事のメカニズムはTeの範疇に入る:関連記事「情報要素」)
「今の時点で」というフレーズは、発言者がオブジェクトのさらなる研究を想定しており、その事実と、「まだ完全には把握し尽くしていない」という事実に注意を向けていることを示している(さらにいえば、「完全に把握し尽くす」という静的な概念自体が、仮想的なゴール・到達できないゴールであると認識している)。
4次元性機能は常に動き続けるため、ある瞬間の「最善の回答」と、次の瞬間の「最善の回答」が等しくなることはない。
また、オブジェクトの特性に対する認識の変化も常に起こり続けるため、1つの認識や理解に固執することは、4次元性機能にとっては望ましくないことである(それでも現時点での最善の結果を伝えるためには、ある1つの認識や理解を提示しなければならないというジレンマがある)。
◆◆◆
「あなたは日常生活でどんなツールを使うことがありますか?仕事のために使うツールを、どのように選びますか?具体例を挙げて教えてください」
「日常的に使う道具といえば、ミシンですね。これはずっと使い続けています。
キーウに引っ越してきたばかりの頃はミシンを持っていなかったんです。でも裁縫自体はやっていました。家には昔手に入れた「トゥーラ(参考外部サイトリンク:こういうやつ)」という多機能裁縫マシンがありました。お金がなかった頃、中古屋で見かけて買ったものです。これは下糸の張りに問題があったのですが、当時の私にとっては問題ではありませんでした。他の機械を知らなかったからです。確かに海外製にはもっといい裁縫マシンがあることは知っていたんですが、それを買うお金なんてなかったので、結局これを使うしかなかったんですよね。
そんな時、ご近所さんから古い電動チャイカ(参考外部サイトリンク:こういうやつ)を譲っていただきました。これはトゥーラよりもずっと綺麗に、しっかり縫うことができる良いものだったので、トゥーラの代わりにこれを使うようになりました。トゥーラの下糸の張りに問題があったことを、この時初めて知りました。ただ、それでも針はよく折れますし、厚い布は上手く縫うことができませんでした。
それからしばらく譲ってもらったチャイカを使っていました。問題があるとはいえ、最低限のことはできるからです。輸入品は高いですし、それを買うために夫にお金を負担してもらうのも気が引けたからです。それでも数年前に夫が「お金がかかってもいいから、良いミシンを買おう」と提案してくれました。そのおかげで、今では輸入品の高性能なミシンを使っています(これは本当に高かったです)。
このミシンは期待以上のものでした。合金製で、手入れもずっと楽ですし、針も一度も折れたことがありません。どんなものでも、機械がすべて楽々と縫ってくれます。
古いタイプライターでもそうですが、新しいものに買い替えると、『昔はどれだけ苦労していたか』を実感します。昔は様々な技術やコツがなければ上手くいかなかったことを、今では機械が代わりにやってくれるようになった感じです。おかげでどんどん楽になっていくのを感じます。技術の進歩に感謝ですね」
⇒ ここで注目するポイントは、回答者とミシンの関係の全てを語っている点である。ミシンをめぐる物語は、ミシンの特性を比較し、評価を与えながら時間軸に沿って展開していることがわかる。
回答者は、経済状況や、新しい物を譲り受けたといった状況に依存して選択(どの道具を使うかの選択)を行っている。しかも条件が許すほど、より良い選択を行っている。この点は状況パラメータの表れだと解釈できる(状況に応じて最適解を選ぶパラメータ)。
さらに、この回答者の場合、それぞれの状況と最適解の選択の物語が、変化していく時間(時間パラメータ)というプリズムを通して語られている。
◆◆◆
「あなたは日常生活でどんなツールを使うことがありますか?仕事のために使うツールを、どのように選びますか?具体例を挙げて教えてください」
「私は日常生活で、やるべき仕事に適した道具を使うように心がけています。同時に、あまりにも高価だったり何かに特化した特殊な道具を使いこなす必要がある仕事には手を出さないようにしています。私は専門性と汎用性の間にある最も合理的な妥協点を探しています。
日常生活の中では、予想しないようなタスクが発生することが結構あるため、どちらかというと汎用性のほうに傾いています(なるべく様々なことに対処できるよう、浅く広く道具をそろえておきたいのです)。
ドリルとか、丸鋸とかを個別に揃えようとすると、それが中国製でなかったとしてもかなりの費用が掛かってしまいます。だから一つのマシンに様々な機能がついている、安価な国産マシン(付け替え可能な電動ドリルとか、ノコギリがセットになったマシン)を買いました。もちろん専門工具に比べれば一つ一つの性能もオプションも劣りますが、家庭で使うには十分です」
⇒ 具体例2-2は、特定の状況での最適な選択という状況判断の場が強調された回答である。
具体例2-1(4次元性Te)と2-2(3次元性Te)を比較すると、2-2では状況の変化のニュアンスがないこと、アプローチの一般化が見られることがわかる。
「『今現在の』状況を把握し尽くし、『今現在の』最適解を導き出す(今現在の最適解が別のタイミングでは最適解ではないことを理解している)」4次元性機能の認識と、「状況を把握し尽くし、最適解を導き出す」3次元性機能の違いが表れている。
グローバル性とは
ブカロフが定義しているように、時間パラメータには「グローバル性」という性質がある。
第1機能のグローバル性は、人が4次元のプリズムを通して、動いている生命の「フィルム」全体を見るという事実に現れている。人は精神的な視線でそれを覆い、さらなる発展の行く末を理解する。
ある人が「これは自分の道だ」と感じたり、ただ理解したりするのも、このグローバル性という特性によるものである。
◆◆◆
「自分自身に質問してみるといいと思います。『自分にとって、自分とは一体どんな意味があるのか』という質問です。自分は自分自身に何を求めているのか、自分の人生において、何に取り組めばいいのか。こういった考えは時とともに変化していくため、その時々の人生のステージによって答えが変わってきます。つまり『自分』という概念が変わっていくのです。
誰かとの相性を考えるとき、私は『同じ家で暮らしている様子、一緒に朝食をとっている様子、一緒にパンを買いに行く様子、何かを話し合っている様子、機嫌がいい時、悪い時、病気の時、様々な日常を一緒に過ごしている様子』を想像します。スッとそのイメージが湧いてきて、そのイメージがリアルに感じられるのであれば、その人と共に暮らすことができるということです。
そしてもし、もっと『熱』をこめて誰かのことを考えたときに、『仕事のキャリアを築きながら、一緒に子供を育て、あらゆる困難に辛抱強く耐えている」図が思い浮かんだとしたら、それはその人が運命の人だということです」
⇒ 第1機能のグローバル性は、内省の範囲のグローバル性という形で表れる(つまり自分自身に限定した話ではなく、人類全体、人間一般の話という形になる)。
◆◆◆
「一般的に、同情とは他人の気持ちを共有することとは本質的に異なると思います。私たちが他の人と同じように感じるとき、私たちは同情をせず、むしろその人の気持ちを共有します(ロシア語では共感と同情が同じ単語)。例えば、相手と同じ理由で喜んだり悲しんだりするのです(この理由は様々だと思います)。
相手の気持ちを共有することは、相手に向けたものではないかもしれません。一方、「同情」は対象的です。相手は、同情する側の人には何も関係ない問題を抱えているのかもしれません。
人にシンパシーを感じるとき、私たちは人の痛みを深く感じているのです。
しかし、それは相手が感じている痛みとは全く別の痛みであることを理解しなければなりません。自分が感じている痛みは、相手に関連した、他人の痛みによって引き起こされた痛みです。そしてこのことが、その人を助け、支えるのです。相手が一人ではないこと、私たちが相手を気にかけていることを伝え、少なくとも部分的には、相手が痛みから解放されるように私たちが努力する機会を与えてくれるものだと言えます。
人に共感することはいつでも可能です。しかし時にはそれが難しいこともあります。
相手やその行動に対する拒絶感から、共感が非常に薄れてしまうことがあります。私は、攻撃的な人に共感するのは心理的にとても難しいと感じます。たとえその攻撃性が内面の痛みから来るものだとしても。しかし、これは私自身の問題です。
どうしようもなくなった人に、とても共感してしまいます。そして、人生で大きな打撃を受けながらも、それを表に出さないように、崩れないように、持ちこたえようとしている人、それと同時に「壊れかけている」人、この巨大な内なる緊張が今にも破綻しそうな人に、さらに強い共感を覚えます。
そして私にとって一番共感を感じるのが難しい人は、必死に他人の共感を得ようとして、自分がいかに不幸な人間かを喧伝しようとする人です」
◆◆◆
第1機能のグローバル性は、全情報が第1機能の側面(アスペクト)のプリズムを通して、屈折するという点に現れる。
人は第1機能を通して世界を見るのである。第1機能は、オーケストラの指揮者のように全機能の「音」を調和させ、ひとつの交響曲に仕上げる。
◆◆◆
下記は例として、第1機能Teと他の機能の「調和」の認識の感覚についてのコメントである。
TeとFe
「なぜLSEは喜んで仕事をすることができると思いますか?他の人であればウンザリするような仕事でも、LSEは喜んで取り組みます。以前あるLSEに『トイレ掃除だって楽しくやれる』と言われたことがあります。彼の言う通り、実際に彼はそうなのだろうと思います。
重要なのは、LSEはTeに従って行動し、適切なエネルギーを作り出して維持することができるという点だと思います。適切な行動は、エネルギーを減らすのではなく、むしろ増加させます。第1機能によって、人は世界との正しいエネルギー相互作用に出入りすることができます。
私は心の中で『エネルギーが足りない』と感じた時は、絶対に何もしないようにしています。適切なエネルギー状態になるまで待つか、自分の状態がそうなるよう働きかけるかのどちらかです。頭の中でポジティブな結果をイメージすることによって、自然に適切なエネルギー状態になるようにするのです。適切なエネルギー状態でない時に何かをやっても、結果が出にくいことは確かです。だから人が不愉快な思いをしながら重労働をしなければならないような状況は、とても残念に思います」
◆◆◆
他の組み合わせのポイントは次の通り。
TeとFi
「世のため人のために、愛情をこめて仕事をすること。そうすれば仕事から満足感を得ることができます」
TeとNi
「どんなビジネスにも、タイミングがあります。時間通りに仕事をする必要があります。その仕事が必要とする時間はきちんと確保されなければなりません。そうでない仕事は不十分な結果に終わってしまい、役に立つことはありません。ビジネスは、人を成長させ、より良い方向に変えていくものです」
TeとNe
「課題は創造的であるべきです。人間の可能性と物事の可能性両方がわかるようなものでなければなりません(ここでは、Teのよりグローバルな認識としているので、「形」として結果を出せるような課題が望ましいです)」
TeとSi
「出力される結果の形やプロポーションは美しい物でなければなりません。ビジネスをするためには快適な条件が必要だという認識を持ちます」
TeとSe
「かけた力の大きさと、結果が釣り合っていなければなりません。見返りとして得られるエネルギーや力を上回る力を費やしてはいけません。問題を解決するにあたって、境界線(どのオブジェクトが誰のものかという所有権・支配圏の境界線)が重要になるという認識を持ちます」
TeとTi
「問題は、宇宙の法則と調和していなければなりません。秩序と一貫性を破綻させないことが、むしろ創造性と柔軟性に繋がります」
◆◆◆
「上記のすべてが、有用な活動としてのTeの価値そのものと相まって条件を作成します。この条件を遵守することで、第1機能Teが十全な形で発揮されるのです」
機能別 4次元性の現れ方
第8機能の場合、個人的・無意識的なバイタルリングとしての特性の影響を受けるため、意識しないうちに自動で機能することになる。
◆◆◆
Fi:エネルギーの状態とその変化を常に感じ取ること(この場合のエネルギーとは、自分と人、あるいはその他の客体との間に生じる引力、または斥力を意味する。客体は人以外の生物であることもあるし、無生物であることもある。Fiは関係の倫理である)。
Fe:どのような形で感情が表現されているかを常に追跡する。
Si:流動的な形、色、味、その他の感覚情報を常に認識する。
Se:ボーダーと境界の構成と変化に影響を与える力場を常に追跡する(この場合のボーダーというのは、「縄張り」や「自分の命令・意志の影響を及ぼせる範囲」と「他人の影響力の範囲」の境界を意味する)。
Ti:因果関係の法則に関する事実と行動を常に認識する。
Te:客体の世界の事実と行動を常に認識する。
Ni:変化やイベントの流れを常に認識する。
Ne:意味と可能性の間の関係を常に追跡する。
参考文献中でそう書かれているわけではないが、おそらくNiとは時間的な概念を指しているシニフィエをテーマとした情報要素なのだと思う。
シニフィエというのは、シニフィアンとあわせて言語哲学の用語。
海(ウミ・umi)という音(記号表現)がシニフィアン、海というシニフィアンに結び付いている「海のイメージ、概念」(記号内容)がシニフィエである。
Niがイメージやパターン(原因と結果、繰り返し、元型的なテーマと例)に関係するのはNiが時間的なシニフィエを操るものだからではないだろうか。
時間的な意味でシニフィエの内容が動的(時間的なシニフィアンに紐付くシニフィエの流動性を認識している)のが4次元性Ni、シニフィエが静的(シニフィアンとシニフィエが固定的で変化しない)のが3次元性以下のNiなのかもしれない。