トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ1・2・7を併せ持つトライタイプ127の特徴や違いを紹介します。なお、この記事の内容はキャサリン氏の記述をそのまま翻訳したものではなく、サイト管理人なりにまとめた情報です。より正確な原典の情報を必要とする方は、参考文献のリンク先をご覧ください。
127の特徴
トライタイプ127(127、172、217、271、712、721)はいずれも、「楽しさと目的意識を結びつけ、人を成長させる支援をする」傾向があります。人と関わることを好み、単なる娯楽ではなく、学びや成長につながる活動を重視します。他者の可能性を引き出し、前向きな雰囲気を作ることに長けており、学びや経験を共有する場面で力を発揮します。秩序や道徳観を持ちつつも、柔軟で創造的なアプローチをとるため、教育や指導の場に向いています。ただし、ポジティブさを保つことに意識が偏ると、ネガティブな感情を避けすぎたり、理想像に固執して現実とのギャップに気づきにくくなることがあります。
127(倫理的な探求者)
倫理観と好奇心を兼ね備え、規律を守りながら新しい方法を探ります。几帳面で責任感がありつつ、遊び心をもって教えることが得意です。例えば、学習の場で厳しさとユーモアを交互に取り入れ、理解しやすい環境を作ります。
172(熱意ある改革者)
基本的な姿勢は127に近いですが、冒険心や新しい挑戦への意欲がより強く出やすいです。堅実さと好奇心のバランスを保ちながら、未知の方法や教材を試す傾向があります。例えば、従来の学習法に加え、体験型の活動を積極的に取り入れます。
217(創造的な援助者)
温かさと創意工夫を備え、他者への支援を中心に活動します。支える相手に合わせて方法を変える柔軟性があり、規律や原則を保ちつつ楽しさを加えることが得意です。例えば、支援が必要な相手に対し、励ましと具体的な改善策をセットで提示します。
271(ダイナミックな援助者)
217と似ていますが、楽しさや交流をより重視します。相手を鼓舞し、活動の場を明るくすることに力を注ぎます。例えば、グループ活動で場を盛り上げながらも、全員が役割を果たせるよう配慮します。
712(自由な責任感のある冒険者)
新しい経験を求めつつ、目的や責任を忘れない姿勢が特徴です。自発的に行動し、学びや支援を楽しいものに変える発想力があります。例えば、新しい学習プロジェクトを立ち上げ、自ら率先して関わります。
721(志高い冒険者)
712に近い性質を持ちますが、他者との信頼関係や倫理的側面により重点を置きます。冒険心を保ちながらも、相手に安心感を与える行動を選びます。例えば、新しい企画を進める際も、周囲と十分に話し合って進行します。
違い
コア1(127, 172):倫理観と規律を重視し、楽しさと原則を両立させます。172はより冒険的な傾向があります。
コア2(217, 271):思いやりと支援が中心。271は交流や明るさをより重視します。
コア7(712, 721):多様性と新しい経験を求めつつ責任感を持ちます。721は人間関係への配慮が強まります。
127全体をまとめると、「前向きなエネルギーで人を導き、学びや成長を楽しい経験に変える人たち」といえます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性がやや高いのはSO7だと思います。SP1もやや近いかもしれません。(リンクに載せていないタイプは、下記のページ先から探してください)
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