トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ1・3・5を併せ持つトライタイプ135の特徴や違いをわかりやすく紹介します。
135の特徴
トライタイプ135(135、153、351、315、531、513)はいずれも、精密さと効率を重視し、論理的に物事を進める特徴があります。
感情表現は控えめで、冷静さを保ちながら課題を分析し、最適な方法で解決しようとします。
集中力が高く、単独で作業することを好みますが、これは他人に任せるよりも自分で正確に仕上げたいという意識から来ています。細部への注意が強く、計画立案やシステム構築、精密作業に適性があります。技術、科学、医療、研究などの専門性が高い分野で力を発揮しやすい一方、基準や手順へのこだわりが強く、柔軟な対応が苦手な面もあります。
135(精密な規律者)
正確さと効率を両立させることを重視します。倫理観が強く、作業手順や品質管理を徹底します。例えば、技術的な問題に取り組む際、全工程を記録し、改善点を洗い出してから実行します。
153(知的な改革者)
規律と知性を兼ね備え、専門性の高い分野で力を発揮します。冷静さと集中力があり、科学的手法を好みます。例えば、研究データを整理するとき、統計処理や理論的裏付けを重視します。
351(完璧主義の達成者)
成果と評価を重視しつつ、正確な手順を守ります。合理的で計画性があり、失敗を避けるための準備を怠りません。例えば、プロジェクト管理において進捗を数値化して評価する方法を導入します。
315(体系的な野心家)
効率的に成果を出すための方法を追求します。外科医や精密機械技術者のように、繊細な作業を好みます。例えば、製品の品質検査で測定手順を自ら改良し、精度を高めます。
531(科学的な観察者)
知識の蓄積と独立性を重視し、理論的分析を得意とします。感情的状況よりも、データや事実を扱う場面で力を発揮します。例えば、新しい装置の設計図を読み解き、改良案を提示します。
513(論理的な探究者)
秩序立った環境を作り、効率を高めるために行動します。冷静沈着で、理論的裏付けのない判断を避けます。例えば、業務の流れを分析して作業マニュアルを整備します。
違い
コア1(135, 153):規律や正確さを第一に考え、基準を守ることに熱心です。
コア3(351, 315):成果や達成を重視し、結果を出すために効率的に行動します。
コア5(531, 513):知識や分析力が中心で、深く理解してから行動します。
135全体をまとめると、「冷静で集中力が高く、精密さで成果を支える人たち」といえます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性が高いのはSP3やSO5だと思います。SO1やSO3(特にSO3の自己イメージ)も上記の135と類似しているかもしれません。135とは異なりますが、一部のSO6は、この135の記事に共感するかもしれません。(リンクに載せていないタイプは、下記のページ先から探してください)
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