トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ2・6・8を併せ持つトライタイプ268の特徴や違いをわかりやすく紹介します。
268の特徴
トライタイプ268(268、286、628、682、826、862)はいずれも、「人を守り、困難から救い出すことに価値を置く」特徴があります。周囲の状況に敏感で、危機や不正を察知するとすぐに行動を起こします。
安全や正義を重んじながらも、状況によっては規則よりも人命や安心を優先します。困っている人を助けることに強い満足感を覚えますが、必要以上に介入しすぎてしまい、相手に負担を感じさせる場合もあります。助ける行為そのものが自己価値と直結していることが多く、自分の休息や感情は後回しになる傾向があります。
共通して、感情的な反応よりも迅速な実行力が強みです。例えば、突然のトラブルが発生したとき、感情的に混乱する前に具体的な行動を取り、現場を安定させます。また、人との信頼関係を重視しますが、その形成は「保護する・支える」という実際の行動を通じて行われることが多いです。
268(情熱的な援助者)
強い情熱と保護心を持ち、安全を確保しながら相手を支えます。率直で行動力があり、困っている人を見過ごしません。感情をあらわにしつつも、守るために必要な判断と行動を優先します。
286(保護的な奉仕者)
思いやりと力強さを併せ持ち、行動を通して助けます。感情は豊かですが、状況に応じて毅然と振る舞います。ルールを守るよりも、相手の安全や安心を優先する柔軟さがあります。
628(支援的な忠実家)
安全と信頼を何より大切にし、守りの姿勢を崩しません。自ら前に立つよりも、信頼できる人物の補佐役として行動することを好みます。危険や不正を避けるために、注意深く環境を観察します。
682(救助の守護者)
献身的で行動力があり、必要な場面では迷わず保護に回ります。感情表現は控えめですが、行動を通じて思いやりを示します。頼られると全力で応え、責任を果たします。
826(義務感ある挑戦者)
強い責任感と影響力を持ち、相手を守るために自ら動きます。実践的で行動重視、状況を支配下に置こうとします。守るべき相手のためなら困難にも立ち向かいます。
862(支援的な正義使)
正義感と保護心が強く、不正や危険を見逃しません。行動は冷静かつ戦略的で、支援を通じて信頼を築きます。支配的に見えることもありますが、根底には相手を守ろうとする意図があります。
違い
コア2(268, 286):愛情や感情的つながりを基盤に行動します。相手の感情に寄り添いながら保護します。
コア6(628, 682):安全と信頼を重視し、補佐役として支えることに安定を感じます。慎重さが際立ちます。
コア8(826, 862):力と影響力を中心に据え、状況を主導して守ります。行動は迅速で実践的です。
268全体をまとめると、「感情と行動を通じて人を守ることに長けた、迅速かつ頼れる保護者タイプ」といえます。
参考資料:
関連記事:生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性が高いのはSO2, SX6, SO8だと思います。SO6もある程度近いかもしれませんが、SO6は上記の268よりも感情的にクールな印象も受ける内容です。(リンクに載せていないタイプは、下記のページ先から探してください)
リンク先(外部サイト:サイト管理人のNoteに飛びます)