トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ2・7・9を併せ持つトライタイプ279の特徴や違いをわかりやすく紹介します。
279の特徴
トライタイプ279(279、297、729、792、927、972)はいずれも、前向きな姿勢で人との調和を保つことを重視する傾向があります。
人間関係において衝突や不和を避け、周囲が快適に過ごせる雰囲気づくりを好みます。優しさや思いやりが強く、相手の良い面に注目しようとするため、否定的な感情や状況を長く引きずることを嫌います。感情よりも平和や楽しさを優先し、場を和ませるためにユーモアや柔らかな態度を用いることが多いです。
ただし、対立を避けるあまり、本来向き合うべき課題から目を逸らすことがある点も特徴です。
279(陽気な援助者)
人を助けることに喜びを感じ、明るく社交的です。ユーモアを交えながら関係を築き、感情的な痛みや不和を避けようとします。困っている人を支えつつ、自分の感情よりも相手の安心感や場の調和を優先します。
297(穏やかな奉仕者)
優しさと平和志向が際立ち、落ち着いた態度で人に接します。感情的な衝突を避け、穏やかさを保ちながら支援します。楽観的でありながらも現実的で、安心できる関係を築くことを重視します。
729(優しい楽天家)
自由と楽しさを大切にしつつ、人との関係でも温かさを保ちます。創造的で柔軟、悲しみや制限を嫌い、調和の取れた状況を求めます。気軽な交流を好み、安心感を与える行動をとります。
792(調和的な冒険者)
活動的でありながら、穏やかな雰囲気を大切にします。楽しさと平和の両方を追求し、対立や孤立を避けます。場の空気を読みながら、安心感のある人間関係を築きます。
927(養育的な平和主義者)
平和と安定を第一に考え、人を支えることに喜びを感じます。肯定的な雰囲気を保つことに強いこだわりがあり、否定的な感情をあまり表に出しません。柔らかく前向きな態度で人間関係を維持します。
972(前向きな調和者)
創造的で陽気、そして温厚な人柄を持ちます。悲しみや不安を隠しつつ、場の調和と楽しさを保つことに力を注ぎます。柔軟で社交的な関わり方を好みます。
違い
コア2(279, 297):奉仕心と人情が中心で、相手のために前向きな雰囲気をつくります。
コア7(729, 792):自由や楽しさを優先し、創造性と柔軟さが際立ちます。
コア9(927, 972):平和と安定を重視し、穏やかさと受容性が目立ちます。
279グループ全体としては、「柔らかく前向きな関わりで人間関係を調和させる平和志向の人たち」といえます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性が高いのはSX9、SO9だと思います。279とは異なりますが、279検討者のうち「こんなにポジティブじゃない」という人の一部は、SO4の内容に共感できるかもしれません。(リンクに載せていないタイプは、下記のページ先から探してください)
- SP2(自己保存)★カウンタータイプ
- SX2(セクシャル)
- SO2(ソーシャル)
- SO2(ソーシャル)
- SO4(ソーシャル)
- SP7(自己保存)
- SX7(セクシャル)
- SO7(ソーシャル)★カウンタータイプ
- SP9(自己保存)
- SX9(セクシャル)
- SO9(ソーシャル)★カウンタータイプ