トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ4・6・8を併せ持つトライタイプ468の特徴や違いをわかりやすく紹介します。
468の特徴
トライタイプ468(468、486、648、684、846、864)は、いずれも「隠された真実を見抜き、率直に伝える」特徴があります。感情、思考、本能の各センターに強い反応性を持つため、物事への関わり方が直感的かつ即時的です。不誠実やごまかしに敏感で、周囲が見過ごす問題や矛盾を鋭く察知します。こうした性質から、周囲にとっては頼もしい告発者である一方、感情的・攻撃的と見られることもあります。
彼らは、危険の兆しや潜在的なトラブルを察すると、注意喚起や改善提案をためらいません。例えば、職場での規則の形骸化や人間関係の不調和を見抜き、はっきりと指摘することがあります。使命感が強く、特に「不正をただす」「誤解されている人を守る」といった場面で力を発揮します。ただし、懸念や批判に意識が集中しすぎると、周囲との関係や本来の目的を見失うことがあります。
全体的に、感情の起伏が激しく、反応も早い傾向があります。相手の表情や言葉の裏に隠れた感情を見抜く能力が高い反面、過敏すぎて衝動的に行動してしまうこともあります。
468(率直な真実の語り手)
直観と洞察力が鋭く、危険や不正を見抜くことに長けています。特に感情的な緊張や不安が高まると、迅速に反応し、相手に真実を突きつけます。例えば、会議中に誰も触れない問題点をその場で指摘し、議論を方向転換させることがあります。
486(衝動的な改革者)
率直さと粘り強さを併せ持ち、理不尽さに対しては妥協しません。瞬発力が高く、危機や対立の場面で即座に行動します。例えば、不公平な判断が下された場で、ためらわず異議を唱えることがあります。
648(警戒心の強い挑戦者)
周囲を常に観察し、潜在的な脅威や不正行為を見逃しません。行動は慎重ですが、必要と判断すれば一気に強硬な態度を取ります。例えば、信頼できない人物が重要な役割を担っていると気づいたとき、裏付けを取った上で責任者に報告します。
684(情熱的な改革推進者)
情熱と反骨心が際立ち、理不尽や不正への反発が行動の原動力になります。正義感が強く、状況を変えるためには対立も辞さない姿勢を見せます。例えば、制度の不備が人に害を与えていると分かれば、改善案を積極的に提案し、賛同者を募ります。
846(断固とした告発者)
統率力があり、間違いを正すためは直接的な方法を取ります。状況把握と判断が早く、迅速な介入を行います。例えば、チーム内の不正が発覚した場合、全員の前で事実を明らかにし、解決に向けて動きます。
864(堅実な守護者)
冷静な観察力と現実的な判断力を持ち、真実を守るために行動します。強い忠誠心があり、信頼する人や組織を守るために立ち上がります。例えば、外部からの不当な批判に対して、事実を提示して反論します。
違い
コア4(468, 486):感情的な真実を重視し、矛盾や不正に強く反応します。
コア6(648, 684):安全と信頼を守ることが中心で、危険の兆しに敏感です。
コア8(846, 864):権威や権力構造に挑み、直接的な行動で状況を変えます。
468全体をまとめると、「隠された危険や不正を見抜き、それを率直に明らかにする人たち」といえます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性がやや高いのはSX4, SX6, SO6, SO8だと思います。また、自分自身をタイプ1(SO1に特に共感を持つタイプ)、タイプ5(SO5に特に共感を持つタイプ)の中には468と似た特徴を持つ人がいるかもしれません。タイプ6とタイプ8で迷う場合SX6、タイプ1、タイプ5、タイプ6で迷う場合SO6の内容にも共感を感じるかもしれません。(リンクに載せていないタイプは、下記のページ先から探してください)
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