トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ4・7・9を併せ持つトライタイプ479の特徴や違いをわかりやすく紹介します。
479の特徴
トライタイプ479(479、749、947、794、974、497)はいずれも、「柔らかな雰囲気と直感力で周囲を和ませながら理想を追求する」特徴があります。創造的で感受性が高く、美や調和を大切にします。
争いを避け、場を落ち着かせることが得意ですが、自分の本音や葛藤を見せることには慎重な傾向があります。例えば、人間関係の緊張を感じたとき、直接的に意見をぶつけるよりも、和らげる言葉や雰囲気づくりで解決を図ります。
479(叙情的な平和志向者)
感受性と理想主義が強く、柔らかな交流を好みます。人の感情に寄り添いながらも明るい側面を保とうとする傾向があります。例えば、緊張した場面で冗談や優しい言葉を挟み、場を和ませます。
749(流動的な探求者)
自由さと柔軟さを持ち、未来志向で新しい可能性を探します。複数の選択肢を提示し、周囲の意見を取り入れながら物事を進めることが得意です。例えば、新しい企画で柔軟な案を出しながら形にしていきます。
947(静穏な美意識者)
平和と静けさを重んじ、過度な刺激や対立を避けます。落ち着いた雰囲気を作り出し、人や環境を和らげる力があります。例えば、慌ただしい職場で静かに整頓や落ち着いた会話を心がけます。
794(調和的な理想家)
軽やかな発想力と理想追求のバランスを持ちます。励ましと現実的な助言の両方ができるのが特徴です。例えば、困っている人に希望を持たせつつ、次にすべき具体的な行動を示します。
974(直感的な安定志向者)
直感と想像力が豊かで、安定を重視します。状況を敏感に察知し、安心できる方法を探す傾向があります。例えば、旅行計画で冒険性と快適さを兼ね備えたプランを考えます。
497(感性豊かな調停者)
感受性と穏やかさを兼ね備え、人の間を取り持つのが得意です。物事の美しさや意味を探しつつ、人間関係を円滑に保つ力があります。例えば、意見が対立している場面で双方の意見を尊重し、共通点を見出します。
違い
コア4(479, 497):美意識や感情の深みを重視。繊細さを守りながら関わります。
コア7(749, 794):軽やかさと未来志向が強く、新しい可能性を追求します。
コア9(947, 974):安定感と調和を最優先。対立や過度な刺激を避けます。
479全体をまとめると、「柔らかな雰囲気と直感力で、周囲を安心させながら理想や美を追求する人たち」といえます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性が高いのはSO4だと思います。記述の類似性・相違性という点だけからいうと、全体的に、タイプ4、タイプ7、タイプ9のどの生得本能でもこのトライタイプになりうるのではないかという気がします。
「悲観主義を楽観主義で覆い隠す」ことに対するフラストレーションをしばしば感じる場合はタイプ4がコア、生まれてこのかた、そういうフラストレーションを感じたことがない場合はタイプ9がコアかもしれません。
記述の一致度というと、内容が激しすぎて乖離しているものの、本文中にある通りSX4のような人々の中にもこのトライタイプの人がいる可能性があります。SX4かつ479の場合、本記事とはかなり違う印象を受ける人物になるかもしれません。SX4は生得本能の全27タイプ中でもトップクラスに苛烈な人物として説明されているタイプで、一般的に最も苛烈なイメージを持たれていそうなSX6やSX8よりさらに苛烈に見えるほどなので、この479の記述とはかなりイメージが違うかもしれません。上記の記事中に、「自己中心的な側面やナルシシズムが強く出ることがあります」という記述がありますが、この特徴が前面に出たらSX4の記述に近くなるのかもしれません。
リンク先(外部サイト:サイト管理人のNoteに飛びます)
- SP4(自己保存)★カウンタータイプ
- SX4(セクシャル)
- SO4(ソーシャル)
- SP7(自己保存)
- SX7(セクシャル)
- SO7(ソーシャル)★カウンタータイプ
- SP9(自己保存)
- SX9(セクシャル)
- SO9(ソーシャル)★カウンタータイプ