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エニアグラム タイプ6とタイプ8の違い

2021年6月30日水曜日

エニアグラム タイプ6 タイプ8

タイプ6とタイプ8の違い

健全度が平均~不健全ではどちらもアグレッシブな面があるタイプであるため、似たタイプであると言えます。特に健全度レベル6のタイプ6(権威主義の反逆者)とタイプ8(対立的な敵対者)は、よく似ています。単にアグレッシブなところがあるかどうかではなく、なぜそういった態度をとっているのかという動機に着する必要があります。

タイプ6は自分の内なる恐れと他人の両方に対して反応しながら、健全度を上下に揺れ動かし続けています。それに対してタイプ8は強固な自我と強靭な意志を持っています。

タイプ概要


タイプ6 タイプ8
囚われ 恐れ 欲望
根源的恐れ 支えや導きがなく、自力で生存できないこと 人に傷つけられてコントロールされること、侵害されること
根源的欲求 安全と支えを見つけること 自分自身を守ること、自分の人生の方向を自分で決めること
超自我の声 期待されることをすれば大丈夫だ 強くて、自分がいる状況をコントロールしていれば大丈夫だ

共通点

タイプ6とタイプ8は下記の点が共通しています。

  • (健全度レベル6)アグレッシブなところがある(威嚇的な態度や反抗的な態度をとったり、他人を威嚇しようとしたり、短気さ、脅迫的な気性、暴力的な恫喝行為、他者に対する憎しみなど)

相違点

タイプ6とタイプ8は下記の点が異なっています。

タイプ6 タイプ8
自分の内なる恐れと他人の両方に対して反応する。それによって健全度が揺れ動いている 強固な自我と強靭な意志を持っている、自分が望むものを手に入れるまで他人に圧力をかけ続ける
「人に好かれたい」「人に恩を売っておきたい」という気持ちがある 「人に好かれたい」「人に恩を売っておきたい」という気持ちがない
他の人に保護を求める 他の人の忠節に対する見返りに保護を与えたりパトロンになったりする
優柔不断さや依存心を悪化させ続けた結果、健全度レベル6になる 自分が欲しいものを手に入れるために、他者へ対立的な圧力をかけ続けた結果、健全度レベル6になる
(健全度レベル6)アグレッシブになる理由は、もうこれ以上誰からも乱暴に扱われたくないから (健全度レベル6)アグレッシブになる理由は、他者をさらに追い詰めるため
自分が圧力をかけられ続けたら、防衛的な部分が崩壊して最終的には屈服してしまう 自分が圧力をかけられ続けたら、大人しくなるどころかむしろ反撃しようとする
(健全度レベル6)非合理的で、不安に駆られて衝動的に暴力をふるう危険性がある (健全度レベル6)合理的で、一挙手一投足全ての成功、失敗の可能性を計算しながら行動する
(不健全)自分の中の恐怖に負けて、自滅的になる (不健全)自分へのダメージも顧みず、冷酷に、無慈悲に攻撃する(敵と共倒れになることも厭わない)

ユングのタイプ論との関係

ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ6は内向的感情に、タイプ8は外向的直観に近いとされています。


参考:

ソシオニクス・タイプ診断

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