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エニアグラム タイプ7とタイプ9の違い

2021年6月23日水曜日

エニアグラム タイプ7 タイプ9

タイプ7とタイプ9の違い

一見するとそこまで誤認が発生しやすいようには見えませんが、自分の外の世界との向き合い方が似ているタイプなので、両者が混同される場合もあります。

タイプ7は、非常に活発で外向的でエネルギッシュなタイプです。外界から刺激を受けることで「自分は確かにここに存在している」という感覚(自己意識)を維持しているタイプです。自己意識を維持するため、また不安から逃れるために、自分の内面世界を抑圧できるほどの激しい刺激を常に求めています

タイプ9は内向的なタイプではあるのですが、一見するとあまり内向的に見えないことも多いです。彼らは自分の内なる世界に他者を取り込み、理想化します。そうやって取り込んだ「理想化された他者」と対話をする時に感じた感情によって自己意識を維持します(妊婦がお腹の中の子供に語り掛けることで「母親」としてのアイデンティティを獲得するのに似ています)。タイプ9の内面は心の奥で守られているため、情緒的に乱れたりすることはあまりありません

タイプ7とタイプ9は、刺激を求めるか、平穏を求めるかという部分の違いが大きいです。

タイプ概要


タイプ7 タイプ9
囚われ 貪欲 怠惰
根源的恐れ 必要なものを奪われてしまって
痛みに囚われること
喪失と分離
消滅させられること
根源的欲求 幸福で、満足していて、充足していること 内面の安定
心の平和の維持
超自我の声 必要なものを手に入れたら大丈夫だ まわりの人が大丈夫なら、
自分も大丈夫だ

共通点

タイプ7とタイプ9は下記の点が共通しています。

  • 忙しそうにしていることが多い(意外かもしれませんがタイプ9は主観的に見て苦ではない用事をしながら忙しく動き回ることで、不安から目を背けることがあるタイプです)
  • 陽気さがある

相違点

タイプ7とタイプ9は下記の点が異なっています。

タイプ7 タイプ9
能動的 受動的
外向的 内向的(ただしあまり内向的に見えないことも多い)
エネルギーレベルが高い エネルギーレベルが低い
感情表現の幅が広く、すぐにコロコロ変わる 感情表現は穏やか
とにかく刺激を求める 激しすぎる刺激は避けたがる
感情が揺さぶられるようなものを好む 穏やかな感情状態のままで居続けたい
健全度が悪化するほど人に厳しくなり、物質主義に陥る 健全度が悪化するほど受動的で無関心になる

ユングのタイプ論との関係

ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ7は外向的感覚に、タイプ9は内向的感覚に近いとされています。


参考:
Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery (English Edition)
Understanding the Enneagram: The Practical Guide to Personality Types
新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

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