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エニアグラム タイプ7とタイプ9の違い

2021年6月23日水曜日

エニアグラム タイプ7 タイプ9

タイプ7とタイプ9の違い

タイプ7とタイプ9が共通して苦手とする状況や特徴、そしてそれぞれの違いについて整理しました。

なお本記事はドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの情報を参考にしてサイト管理人独自の観点から整理したものであり、正確な原典を知りたい方にはオススメできない記事です。ご注意下さい。他のタイプの比較:「エニアグラム 全タイプ比較

自由を奪われ、現実と向き合わざるを得ない状況

  • タイプ7: 例えば、単調で退屈な作業を強制され、抜け出せない状況になることが耐えられません。表面的には「こんなの無意味だ」と不満を口にしますが、内心では自由を失うことへの恐怖に駆られています。「このままでは自分を見失ってしまう」と焦燥感が募り、楽しみを求めて衝動的な行動を取ることもあります。深層では、不安や苦痛を直視するのを避けようとし、何か楽しいことを探し続けることで現実から逃れようとします。
  • タイプ9: 同じ状況では、表向きは穏やかに耐え、「仕方がない」と受け入れる姿勢を見せます。しかし、内心では平穏が壊れることへの不安が膨らみ、「この現実を認めたら自分が壊れてしまう」と無力感に襲われます。深層では、抑えていた感情があふれそうになり、何も感じないことで安全を確保しようとします。その結果、動く気力を失い、心の中に閉じこもってしまうことがよくあります。

感情のコントロールができなくなる状況

  • タイプ7: 例えば、計画が思い通りに進まず、問題が次々に押し寄せると感情が暴走します。表面的には「なんとかなるさ」と楽観的に振る舞いますが、内心では「このままでは耐えられない」と強い不安を感じています。深層では、自分の混乱を認めることを恐れ、「もっと動き続ければ気にしなくて済む」と衝動的な行動を繰り返し、現実を忘れようとします。
  • タイプ9: 混乱の中でも表面上は冷静を装い、「気にするほどのことではない」とやり過ごそうとします。しかし、内心では抑えていた感情が溢れそうになり、「自分が悪いのでは」と自己否定が強まります。深層では、調和が崩れることを極度に恐れ、「何もしなければ状況は悪化しない」と感情を押し殺します。しかし、その結果として怒りや悲しみが心の奥底で溜まり続け、次第に生気を失ってしまうこともあります。

他人に支配され、自分を見失う状況

  • タイプ7: 例えば、厳格なルールを押し付けられ、自分のやり方を否定されることが大きなストレスになります。表面的には「自分のやり方でやる」と反発しますが、内心では「このままでは自分が消えてしまう」と強い危機感を抱きます。深層では、支配されることへの恐怖が暴走し、「とにかく逃げなければ」と考え、結果として衝動的な行動に走ることがあります。
  • タイプ9: 同じ状況では、表向きは「別に構わない」と従順に振る舞います。しかし、内心では「自分がいてもいなくても変わらないのでは」と無力感が広がります。深層では、周囲との一体感を失うことを恐れ、「何も抵抗しなければ安全だ」と考え、自己を消し去るような形で現実から距離を取ることがあります。その結果、感情が麻痺し、何も感じなくなってしまうこともあります。

親との関係における位置づけ

共通点

幼少期の影響の大きさ

  • タイプ7とタイプ9は、幼少期に親との関係から強い影響を受けます。タイプ7は親を通じて自由や楽しさを学び、タイプ9は親との調和や一体感を土台に自己を形成します。

感情的な結びつきの重要性

  • どちらのタイプも、親との感情的なつながりが、行動や自己認識に影響を与えます。タイプ7は親との関係を通じて感情の高まりや刺激を求め、タイプ9は親との安定した絆の中で安心感を得ます。

適応としての防衛反応

  • 親との関係の中で生じる不安や葛藤に対処するため、それぞれ異なる適応の仕方を身につけます。タイプ7は不安を回避するために活動的に振る舞い、タイプ9は平和を維持するために自己の感情を抑える傾向があります。

相違点

親との向き合い方

  • タイプ7: 親との関係を楽しさや刺激の源と考えますが、束縛や制約を感じると距離を取ろうとします。親の期待に応えるよりも、自分の自由を優先することが多いです。
  • タイプ9: 親との深いつながりを求め、関係の調和を大切にします。親の感情や問題を自分のものとして受け入れることが多く、関係性を壊さないよう配慮します。

親からの自立

  • タイプ7: 親から学びながらも、早い段階で自立を目指します。外の世界での経験や自己探求を重視し、親に依存することは少なく、自分自身の道を切り開くことを好みます。
  • タイプ9: 親との結びつきを大切にし、独立よりも一体感を優先する傾向があります。親との関係が途切れることに不安を感じやすく、完全に自立するよりも関係性の中で安心感を得ようとします。

親との関係が感情に与える影響

  • タイプ7: 親との関係で生じた不安や制約を、新しい体験や外向的な活動によって解消しようとします。感情を内に溜め込むのではなく、外へ発散することで処理します。
  • タイプ9: 親との関係から生じる葛藤や不安を自分の内側に抑え込み、表に出さないことで平穏を保とうとします。感情よりも周囲との調和を優先する姿勢が強く見られます。

タイプ7とタイプ9は、親との関係が自己形成に深く関与し、感情的なつながりや適応の仕方に共通点があります。しかし、タイプ7は親との関係を刺激や楽しさの場としながらも自立を重視し、タイプ9は親との一体感を基盤に調和を求める点で違いがあります。こうした違いは、両者が他者や環境とどのように関わるか、また感情をどのように扱うかに大きな影響を与えています。

参考資料

ソシオニクス・タイプ診断

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