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エニアグラム タイプ4とタイプ8の違い

2021年7月11日日曜日

エニアグラム タイプ4 タイプ8

タイプ4とタイプ8の違い

タイプ4とタイプ8が共通して避けたいと感じる状況や特徴を整理し、それぞれの内面的な違いを明確にしました。特に、タイプ4が受け入れがたいと感じるネガティブな要素に焦点を当てています。

なお本記事はドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの情報を参考にしてサイト管理人独自の観点から整理したものであり、正確な原典を知りたい方にはオススメできない記事です。ご注意下さい。他のタイプの比較:「エニアグラム 全タイプ比較

無力さや弱さが明らかになる場面

  • タイプ4: 自分の感情が制御できず、惨めな姿をさらしてしまう状況に耐えられません。表面的には泣き崩れたり、引きこもったりして逃避しますが、内心では「私は価値がない」と自己否定の嵐に飲み込まれます。特に、他者の前で感情が暴走し、自分の繊細さをさらけ出してしまったとき、深い自己嫌悪に陥ります。
  • タイプ8: 自分の力が及ばず、主導権を失うことが最大の屈辱です。表面では怒りを爆発させ、威圧的な態度を取りますが、内心では「弱い自分などありえない」と激しい自己嫌悪に苦しみます。例えば、公の場で失敗し、他者から見下されると、怒りが抑えきれず攻撃的になります。

他者に支配され、従わざるを得ない状況

  • タイプ4: 自分の意志を押し殺され、他者の決定に従わざるを得ないと強いストレスを感じます。表面上は従うふりをしますが、内心では「自分らしさが踏みにじられた」と反発し、孤独感を深めます。例えば、自分の意見が全く尊重されない場面では、心の中で憤りを募らせます。
  • タイプ8: 誰かに支配されることを何よりも嫌い、従わざるを得ない状況に直面すると激しく抵抗します。表向きには反論や反発を強めますが、内面では「私が負けたなどありえない」と怒りを燃やします。例えば、強制的な指示を受け入れざるを得ないとき、相手を打ち負かそうと策略を練り始めます。

感情をコントロールできなくなる瞬間

  • タイプ4: 自分の感情があふれ出し、抑えられなくなる状況を恐れます。表面的には泣き叫んだり、塞ぎ込んだりしますが、内心では「こんな自分は見たくない」と強い嫌悪感に襲われます。例えば、失恋などで感情が制御不能になったとき、極端に自己を否定し、深く落ち込みます。
  • タイプ8: 感情に振り回される自分を許せず、衝動的になってしまうことを強く嫌います。表面では怒りを爆発させて周囲を威圧しますが、内心では「感情に流されるなんてありえない」と苛立ちを感じます。例えば、挑発されて思わず感情的に反応したとき、自己を取り戻すためにさらに攻撃的になります。

親との関係における位置づけ

共通する要素

養育者とのつながりが性格形成に与える影響

  • タイプ4とタイプ8はいずれも、幼少期に関わった養育者との関係が人格の形成に大きく影響します。タイプ4は感情的なつながりを通じて自己を確立しようとし、タイプ8は力や信念の土台を築く糧とします。

感情的な影響に対する敏感さ

  • どちらのタイプも、幼少期の経験から生じた感情が深く刻まれます。タイプ4は愛情や共感の不足に敏感に反応し、タイプ8は支配や傷つくことへの恐れを意識するようになり、これがその後の行動に反映されます。

自己防衛の形成

  • 養育者との関係を通じて、両者は独自の防衛機制を発達させます。タイプ4は内面的な逃避や感受性の強化によって自分を守り、タイプ8は強さや自立を追求することで防衛の姿勢を取ります。

異なる点

養育者との関係の取り方

  • タイプ4: 養育者と完全に一体化することはなく、一定の距離を保ちつつも感情的な影響を受け続けます。親との関係を内省の対象とし、そこから自己の独自性を見出そうとします。
  • タイプ8: 養育者とある程度の結びつきを持ちながらも、その役割を補完する形で自己を形成します。愛情やサポートを受けることはあっても、依存を避け、自らの力を優先する姿勢を強めます。

支配への向き合い方

  • タイプ4: 養育者の支配的な態度に直面すると、内面的な反発や孤立を強めます。感情を内に閉じ込め、自分らしさを表現することで支配からの解放を図ろうとします。
  • タイプ8: 誰かに支配されることを強く拒絶し、むしろ自らが支配的な立場に立とうとします。外部の権威に対抗し、自分自身の主導権を確立しようとする傾向があります。

感情の扱い方とその影響

  • タイプ4: 養育者との関係で生じた感情を深く抱え込み、それを自己認識や創造性の源泉とします。自らの傷つきやすさを受け入れ、それを自己の一部として大切にします。
  • タイプ8: 養育者との関わりの中で感じた弱さや恐れを抑え込み、強さを前面に出すことで対処します。感情を表に出さず、自立と支配へのこだわりを強める結果となります。

タイプ4とタイプ8は、幼少期の養育者との関係が性格に深く影響を与える点や感情の敏感さという共通点を持ちます。しかし、タイプ4は感情を受け入れて内面を重視するのに対し、タイプ8は感情を抑え込み、外へ向けた力を重視します。この違いは、それぞれが世界や他者とどのように関わるかという基本的な姿勢に大きく影響を与えています。

参考資料

ソシオニクス・タイプ診断

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