トーマス・ヘンリー・ハクスリー - 英国の有名な生物学者、比較解剖学者。
トム・ソーヤー - ハクスリー以外のIEEのニックネーム。マーク・トウェインの小説の主人公。
情熱的で熱狂的です。非常にスピリチュアルで、芸術的な人物です。事前に準備をするのではなく、持ち前の即興力を頼りにしながら、問題にすぐ対応します。
彼らは、新しくてエキサイティングな何かが始まる時、つまり自分や他者の才能を発揮できる状況を好みます。こういう時は、彼らでも予想出来ないような何かが起こるかもしれないからです。
ドン・ファン(プレイボーイ)な面があります。出会った人々が持つ様々な才能や美徳を評価し、自分が観察したことを、ためらうことなく、熱意を持って伝えます [1]。このタイプの人がプレイボーイだとかドンファンだと言われる理由は、そんな彼らの感情的演出に誤解してしまう人が続出してしまうからです。
実際には、彼らは感情面においてはかなり保守的で、自分の友人で構成された狭いグループに深く愛着を持っています。そんな友人たちの意見はIEEにとって大きな重みがあるため、IEEの気分や行動、知識もまた、彼らの友人の意見に強く左右されています。
もしも本当の意味でプレイボーイなIEEであるならば、彼らはそれを隠さず大っぴらにします(ドン・ファン:スペインの伝説的な浮気者キャラクターであり、多くの女性との間で浮き名を流しています)。
感受性豊かな人です。彼らの話し方はしばしばロマンチックで、笑顔は魅力的ですが、それ以上なかなか関係が進展しないことが非常に多いです。
IEEのモットーは「全てに対する感情的な力と、何者からも束縛されることのないセクシャルな自由」です。
控え目で、人との調和を重視するほうです。通常、野心的ではありません。そうしたことに力を費やすよりも、友人たちとの交流を楽しんだり、自分の興味を追求したがります。
SEEとは違って、表立って支配者として振る舞うよりも、裏から状況を支配するような存在になりたがります。彼らの影響力は、他の人々が才能や能力を発揮することに向けられています。
科学者的です。自分の知的な能力に対する他者からの評価に敏感です。しばしば高い学識を持つこと、科学的な評価や賞を獲得しようと努力します。そうしたことによって、彼らは自分の能力や資格に自信を持って仕事に取り組めるようになるからです。
他人から自分の大切にしているアイデアを批判されたり、自分や自分の友人の才能を否定されると、かなりイライラします。そのため彼らは、自分と考え方や価値観が似ている人との付き合いを好みます。
気分に左右されやすい人です。将来の計画、自己評価、世界に対する考え方、そういったもの全てが、気分によって左右されます。
挑戦的な計画が失望と悲しみに変わってしまったとしても、面白そうなニュースや賞賛、または予想もしていなかったような興味深い機会があれば、すぐに彼らの気分は高まります。
退屈のあまり病気になることさえあります。
利他的です。他の人々が個人的な問題を抱えていれば、それを解決するために手を差し伸べることができる人です。
IEEにとっての最大の喜びは、他者が絶望的だと感じている状況から抜け出す手段を見つけ出すことです。
誰に対しても友好的で親切に接することができます。また、自分が真剣に向き合っている人には真の努力を惜しまずそそいで、期待されている以上のこと、約束した以上のことをしようとします。
訳注
- ^ ニックネームにもなっているハクスリーは、ダーウィンの進化論に惚れ込み、ダーウィンの熱烈な支持者になった(ダーウィンの番犬と揶揄されることもある)。そういう性質から、IEEのニックネームに「ハクスリー」の名がつけられている。