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ソシオニクス SEI(ISFp)by T. Prokofieva and M. Kuzmina

2025年5月11日日曜日

SEI ソシオニクス

SEI(ISFp)by T. Prokofieva and M. Kuzmina

SEIは、調和や妥協が得意で、人とうまく折り合いをつけるタイプです。彼の人生のモットーは、「自分の人生を楽しみながら、他人の楽しみを邪魔しないこと」です。

このタイプの人は、心地よい家庭環境を作るのが上手で、そこで心も体もくつろぐ時間をとても大切にしています。SEIの家には便利なものがそろっていて、インテリアや配置もバランスよく整えられています。こうした特徴は、彼が「感覚の働き(感覚機能 Si)」を基本にしていることから来ています。この機能によって、日常生活の快適さや身体的な心地よさに対してとても敏感なのです。また、SEIは生まれつきデザインのセンスがあり、色や形、大きさといった視覚的な情報を細かく感じ取ります。そのため、美的センスにも優れ、空間や物を自然に美しく整えることができます。

友人たちと話すときには、SEIはユーモアや面白い話を交えて場を明るくし、みんなを笑顔にするムードメーカーになります。これは「感情の倫理 Fe(感情を読み取り、扱う力)」を創造機能として持っているからです。SEIの豊かな感情表現は、どんなに気分が沈んでいる人にも温かさを伝え、笑顔を引き出す力があります。

一方で、SEIにはいくつかの弱点もあります。例えば、大きな決断をしたり、戦略的に考えたりするのがあまり得意ではありません粘り強さや持久力、先を見通す力が足りないため、長期的なプロジェクトに取り組むのは苦手な傾向があります。SEIは「今この瞬間を楽しむこと」を重視しているため、将来の計画を立てるのが難しいのです。これは、「時間の直観 Ni」や「行動の論理 Te」といった機能が弱いためで、計画的に物事を考えるのが得意ではないことが関係しています。また、SEIは「重要ではないちょっとしたことに、つい多くの時間を使ってしまう」傾向もあります。これも、目先の心地よさや楽しさを優先しがちな性質からくるものです。


出典:
タチヤナ・プロコフィエワ氏とマリーナ・クズミナ氏によって執筆された「9月1日―スクール・サイコロジスト」紙向けの寄稿記事シリーズ「新時代の心理学」より抜粋。

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