どちらかというと、タイプ7が「自分はタイプ2かもしれない」と思う方が、その逆よりも多いかもしれません。どちらも感情的な所や、芝居がかった言動をするところがあるため、この2つのタイプはよく混同されます。また、どちらのタイプも社交的で、人と一緒にいることを好みますが、対人関係のスタイルは明確に異なっています。
タイプ概要
タイプ2 | タイプ7 | |
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囚われ | プライド | 貪欲 |
根源的恐れ | あるがままの自分では愛されず、求められない | 必要なものを奪われてしまって 痛みに囚われること |
根源的欲求 | 愛されていると感じること | 幸福で、満足していて、充足していること |
超自我の声 | 人から愛され、その人たちと親しければ大丈夫だ | 必要なものを手に入れたら大丈夫だ |
共通点
タイプ2とタイプ7は下記の点が共通しています。
- 感情表現が豊か。
- 他者の気を引くために芝居がかった言動をするところがある。
相違点
タイプ4とタイプ7は下記の点が異なっています。
タイプ2 | タイプ7 |
---|---|
友好的、大げさなところはあるが、表現される感情は安定している | ポジティブかネガティブかに関わらず、幅広い感情をよく表現する。また感情がコロコロ変わる |
人助けをするのは、他人にとって重要な存在でありたい、人々と親密な関係を築きたいと願っているから | 人助けをするのは、その人と一緒に遊びたいから(例:貧しい友人と一緒に遊ぶために食事代をおごる、というような手助け) |
「自分は必要とされている」という実感を得るために、干渉しすぎたり、世話を焼きすぎたりすることがある | 他人の人生にあまり関与しようとしない |
自分に依存されるのも、実はまんざらでもない | 自分に依存する人が嫌い(リソースを奪われたり、自由を束縛されるから) |
人に執着する(友人とは、感情的な意味での投資対象のようなものなので、極力手放したくない、人間関係を絶ち切るのが苦手) | 人に執着しない(上手くいかない時は比較的あっさり関係を終わらせる) |
感情や親密さを他者と共有することで活力を得る | 面白い可能性や構想で頭をいっぱいにすることで活力を得る |
ユングのタイプ論との関係
ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ2は外向的感情に、タイプ7は外向的感覚に近いとされています。
参考: