タイプ6とタイプ7は、どちらがメインタイプでどちらがウイングなのかを見間違えた場合、誤認が発生する可能性があります(6w7と7w6)。どちらも不安に駆り立てられるタイプですが、タイプ6とタイプ7では不安の対処法が異なっています。
タイプ概要
タイプ6 | タイプ7 | |
---|---|---|
囚われ | 恐れ | 貪欲 |
根源的恐れ | 支えや導きがなく、自力で生存できないこと | 必要なものを奪われてしまって 痛みに囚われること |
根源的欲求 | 安全と支えを見つけること | 幸福で、満足していて、充足していること |
超自我の声 | 期待されることをすれば大丈夫だ | 必要なものを手に入れたら大丈夫だ |
共通点
タイプ6とタイプ7は下記の点が共通しています。
- ヘッドセンターに属するタイプ
相違点
タイプ6とタイプ7は下記の点が異なっています。
タイプ6 | タイプ7 |
---|---|
自分の不安が元になって、悩みこんだり、ますます不安になったりする。場合によっては、あえて不安を感じるものに近づいて不安を克服しようとすることもある | 不安をできるかぎり抑圧し、全てを明るい状態に保とうとする |
不安を感じると自分の将来について悲観的で否定的な見通しをしてしまう | 非常に楽観的。不安を感じると、楽しい気晴らしを探そうとする |
不安を感じるほどに義務感も増していく。全ての義務を果たそうとする。義務から目を背けて逃げるということを自分自身に許せなくなる | 期待されすぎることに苦痛を感じる、自発的 |
「この行動以外してはいけない」という感覚がある。タイプ7的な「自由に動き回りたい」という感覚が薄っぺらくて無責任に見える | 「自由に動き回りたい」という感覚がある。タイプ6的な「この行動以外してはいけない」という感覚は、窮屈で退屈なものだと感じる |
構造とガイドラインを求める | 構造にもガイドラインにも抵抗を感じる |
ユングのタイプ論との関係
ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ6は内向的感情に、タイプ7は外向的感覚に近いとされています。
参考: