タイプ7とタイプ8はどちらも自己主張型または攻撃型に分類されるタイプです。そのためこの2つのタイプにはお互いに似ている部分があります。
どちらのタイプも、「自分の人生にはこれが欲しい」というものを追求するパワフルさのある個性の持ち主ですが、どうやって欲しいものを手に入れようとするかという部分が異なっています。
タイプ概要
タイプ7 | タイプ8 | |
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囚われ | 貪欲 | 欲望 |
根源的恐れ | 必要なものを奪われてしまって 痛みに囚われること |
人に傷つけられてコントロールされること、侵害されること |
根源的欲求 | 幸福で、満足していて、充足していること | 自分自身を守ること、自分の人生の方向を自分で決めること |
超自我の声 | 必要なものを手に入れたら大丈夫だ | 強くて、自分がいる状況をコントロールしていれば大丈夫だ |
共通点
タイプ7とタイプ8は下記の点が共通しています。
- ホーナイの自己主張型に属するタイプ
- 欲しいものを得るためのパワフルさがある
相違点
タイプ7とタイプ8は下記の点が異なっています。
タイプ7 | タイプ8 |
---|---|
様々な経験をすること、多様であること | 様々な経験をするよりも、自分が楽しめる強烈な体験をすることに関心 |
様々な経験をするために手段として、金やモノを重視する。自分が権力を持つことに、あまり興味がない(権力を維持するために必要になる仕事は、自分の自由を侵害するものだと考える傾向があるため) | 自分の独立性を維持するための手段として、また、周囲の人々に自分の優位性を主張するための手段として、権力を重視する |
聡明で素早い頭脳を持っているが、計画、構想、興味などで先走ってしまうこともあるため、地に足をつけてプロジェクトを進めることが苦手 | 「直感」に従って決断を下す。現実的な問題を扱うことを好んでおり、たまに感情的になることはありますが、ほとんどの場合は浮わついた所がなく、地に足がついている。 |
自分のことを理想主義的な楽観主義者だと思う | 自分のことを堅実な現実主義者だと思う |
ユングのタイプ論との関係
ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ7は外向的感覚に、タイプ8は内向的感覚に近いとされています。
参考: