8w9が9w8に間違われることがありますが、この2つのタイプの間で誤認が発生することはめったにありません。
タイプ9と、タイプ9に隣り合うタイプ(タイプ1とタイプ8)を見分ける最も簡単な方法は、「争いごとに巻き込まれたくない」と思っているかどうかという点に着目することです(タイプ9はこうした願望が強いタイプですが、タイプ9と違って、タイプ1もタイプ8も、必要なら積極的に他者と議論したり争ったりします)。
タイプ概要
タイプ8 | タイプ9 | |
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囚われ | 欲望 | 怠惰 |
根源的恐れ | 人に傷つけられてコントロールされること、侵害されること | 喪失と分離、消滅させられること |
根源的欲求 | 自分自身を守ること、自分の人生の方向を自分で決めること | 内面の安定、心の平和の維持 |
超自我の声 | 強くて、自分がいる状況をコントロールしていれば大丈夫だ | まわりの人が大丈夫なら、自分も大丈夫だ |
共通点
タイプ8とタイプ9は下記の点が共通しています。
- ガッツセンター
相違点
タイプ8とタイプ9は下記の点が異なっています。
タイプ8 | タイプ9 |
---|---|
はっきりと自己主張する。自分の主張を通すためなら、争いに巻き込まれることも厭わない。対立や討論を好むタイプ8は多いが、これは「相手が本当にその問題に関心を持っている」いうことが実感できて活力を得られるからだと言われている | いかなる種類の争いも好まない。平穏を維持するために最大限相手に譲歩する |
(健全度が悪化するにつれて)怒りっぽく、攻撃的で横暴になっていく | (健全度が悪化するにつれて)やる気をなくし、受動的で、抑うつ的になっていく |
ユングのタイプ論との関係
ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ8は外向的直観に、タイプ9は内向的感覚に近いとされています。
参考: