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ソシオニクス SLE(ESTp)by Filatova

2021年10月28日木曜日

Filatova SLE ソシオニクス

ソシオニクス SLE(ESTp)の特徴 by Filatova

SLEの説明 by Filatova

SLEといえば世界に対する直接的な力です。彼らは、必要な力のバランスを計算し、効率よく望みの実現に必要な方向に力をそそぎます。こうしてSLEは様々な物事を征服していきます。

強力な機能

Se - 先導機能(第1機能)

SLEに例示される基本的な資質:意志の強さ、活動への抑えきれない欲求、スポーツ的な調子と毅然とした態度。

彼らは活動的な人間であり、熟考するという生き方は彼らと全く相いれないものです。SLEは自分の目標を達成するためにどんな手段でも試みますが、その手段は儀礼的(つまり官僚的)な規制によって妨げられることはありません。

SLEは闘争の中で決して相手に主導権を譲ることはありません。必要なら行動するのにベストなタイミングを待ち、目の前のチャンスを逃すことはありません。彼らの影響力は彼らのパワーに支配されています。回りくどい奇策など考えていないことも多いです。圧力をかけながら行動する彼らは、共通の目的を持つ集団に自分の身をゆだねるのではなく、自分から積極的にリーダーシップをとり、リーダーとしての責任をすべて負いながら成功を目指します。

目標を持った活動を行う集団を指揮するSLEは、融通が利かず、厳格なリーダーになります。このような場合、彼らの興味は他人の心情よりも完全に仕事の成否に向いているため、必要なら躊躇いなく指摘したり罰したり怒らせたりすることができます。望みの成果をあげるための最短経路を模索し、確実に目標を達成できるようにします。

原則としてSLEは生まれながらのリーダーであり、あらゆる規模の仕事の組織者です。仮に未知の環境や活動領域であっても、遅かれ早かれ彼らが主導権を握ることになります。基準に満たないような成果物や、完成度が低い成果物が提出された日には、SLEはどこまでも個人的な干渉をしながら仕事を徹底的に管理しようとします。

エネルギッシュで野心的なSLEは、人それぞれの重要性とは社会における地位、つまり人生における自分の居場所を獲得する能力によって決まると考えています。社会的なヒエラルキーの中で適切な場所に到達できないような人を見下すこともあるかもしれません。一方で、社会的に権威のある人には尊敬の念を抱きます。

SLEは決して諦めず、他人が自分を征服することも許しません。もし屈辱的な状況に追い込まれたら、SLEは確実に準備を整えて復讐を果たそうとします。


Ti - 創造機能(第2機能)

闘争で勝利を収めるために、SLEは自分自身を方向付ける主要な方向を選択し、異なる状況をつなぐ重要な接点を認識することができます。

SLEは、全タイプ中、最も冷静な現実主義者です。彼らの感覚的な認識は、完全な情報に基づいた論理的な分析と組み合わされます。そのおかげでSLEは世界の現実的なイメージを頭の中で正確に再現することができるタイプです。

状況を論理的に、そして感覚的に解釈し、様々な出来事の影響をチェックします。盲目的な思い込みに陥ることはありません。仕事を始めるときには、あらゆる可能性を検討し、必要な情報を集め、周囲の意見も参考にしながら、最終的には自分で判断します。

SLEは仕事を整理する最善の方法を理解しており、また、他人が自分の望む基準で行動できなどしないことも完全に理解しています。そのため、SLEは自分の責任の範囲内のことだけでなく、周囲の人々の問題も自分で解決していこうとします。たとえSLEの(時には細かすぎる)監視が人を苛立たせたとしても、それと同時にその人はSLEという「不動の壁」に守られていると感じて安心することができるのです。

すべての活動において、SLEは迅速に、かつ知覚可能な見リターンがあることを重視しています。SLEは建築やロケットの打ち上げ、戦略的な成功、あるいは贈り物へのお礼や賃貸マンションの取得、機械の完成など、可能な限り具体的で物質的な形での仕事の成果を見たいと願うタイプです。

脆弱な機能

Fi - 脆弱機能(第4機能)

他人の気分や態度を読み取る能力が必要とされる場面で、SLEは内心ドキドキしています。人の中にあるビジネス上の悩みを理解することはできても、涙を流して共感を求めている人を感情的に慰めることはできません。こうした場合、SLEは権威的な口調で「すぐに行動しろ!これをこうして、こうすればいいんだ!」と論理的な指示を出すことがあります。このように、個人的な心の葛藤を考慮しなければならないような領域、すなわちSLEにとって弱い関係の倫理の領域では、強い機能を不適切に使用してしまいます。

SLEは嵐のような活動期間の後、ある種の(時には非常に強い)抑鬱の犠牲者になるかもしれません。これは本来自分がやらなければならない仕事に加えて、他人の仕事にまで手を出そうとした結果、一時的に疲労感に襲われ、モチベーションが低下してしまうためです。このような時期には仕事も急に上手くいかなくなってしまいます。しかしSLEはこの状態を他人に隠そうとします。そのため常に感情的にガードされ、「鎧に鎖でつながれている」ような印象を与えます。SLEは仕事に臨む際の情緒的な態度も一定ではありません。具体的または社会的な障害に遭遇すると、抑えきれないほどの怒りに駆られることもあります。SLEの特徴は、彼らの感性を刺激するような感情的な熱を排除したフォーマルなビジネス活動にあります。

SLEは他人から見ると調子がいいように見えるので、親しい人はこのタイプの人に同情は不要だと考えがちです。しかし、これは錯覚です。SLEは人の感情表現に疎く、自分の感情に縛られているため、外見的には「鉄の人間」の仮面をかぶることができますが、その堅牢さは内面的には存在しません。特にこのタイプの女性は、身近な人が自分の人生に関心を持ってくれず、参加してくれないことに苦しんでいます。SLEは自分の独立性、毅然とした態度、頑固さ、そして自分の意志が、「他人からの暖かい同情など必要としていない人間」だというような印象を作り出してしまっているという事実に苦々しい思いをすることがあります。

Ne - 役割機能(第3機能)

SLEは、人や現象の隠された可能性を吟味することが苦手です。そのため補足的な情報源を利用し、可能な限りあらゆる方法で関係する必要のある人々について調べようとします。

SLEは自分の弱点を理解した上で、推測ではなく具体的に入手できる情報を利用し、さらに論理的に他者を評価することを好みます(つまり自分の得意な機能に従ってなんとかしようとします)。そのためSLEは真摯な観察に基づいてではなく、人の行動の実際的な特徴によって人を判断する傾向があり、他者に対する判断は二元的なことも多いです。

しかしSLE自身は「混沌とした困難な状況を瞬時に整理できる鋭い人」という印象を他者に与えたいと考えています。こうした側面があるため、SLEは自然にリーダー的な立場を目指すことが多くなります。

職場と家庭でのSLE

リーダーとしてのSLEの能力はここまでに説明した通りです。

基本的に彼らの行動の結果には明確な解決策の実行を目指すような性質があり、すべてが計算されつくされたもののように見えることがあります。

感覚的な指向があり、不安定な状況下でも柔軟に対応できる戦術を身につける能力にも長けています。こういった才能は、ビジネスの世界で輝きます。SLEは、一つの仕事をシステマティックにこなす人とは対照的に、一つの仕事の広い範囲のプロセスを思い浮かべ、複数の作業をマルチタスクでこなすことができます。

彼らは単に個人的な利益ではなく、グループの利益を即座に守り、追求しているような印象を人に与えます。SLEは集団で行動するとき、部下が物質的な意味でも心理的な意味でも安心できる状態を作り出すことを個人的な義務として考えています。彼らはより小さい部分を綿密に追跡することで、生産工程全体の正確な調整を行います。したがって、もしある従業員が頻繁に職務を怠るならば、SLEはその従業員の無能さから生じる被害が最小限になるようにします。つまり彼らは自分の力に従属するグループに誇りを持っており、グループに害を及ぼす利己的な個人はすぐに解雇します。

SLEは生産現場だけでなく、家庭内においても優れたまとめ人です。彼らは家庭の経済を管理する方法を知っており、どこで、どの物を買えばよいかを知っており、日常生活に必要な最も安くて高品質な製品を見事に選ぶことができます。その時々に必要なものを無駄なく確保することができるのです。仕事と同じように、家庭も彼らのコントロール下にしっかりと置かれることになります。したがってSLEは自分の利益と対立する利益を求めている家族に対して不寛容に見える態度を取ることもあります。

SLEは家庭内で自分が出した命令に対して、他の家族がそれに従い、すぐに行動することを望みます。命令を拒む人とは衝突する危険性もあります。しかし同時に、SLEは親しい人の義務を自分で引き受けることもあります。もし家庭内の誰かが危機的状況に直面した場合、SLEはその親しい人が困難な状況から抜け出すために、可能な限りのことを(時には不可能なことさえ)しようとします。

機能の概要

  1. SLEの基本的な資質として、意欲的なプレッシャー、抑えきれないほどの活動への欲求、競争的な態度、毅然とした態度などが挙げられます。SLEにとって、勝利は最も重要です。快適さを作り出す方法を知っていて、私生活でどんなものでも便利にすることができます。衣装選びのセンスがあります。

  2. 一次的な目標と二次的な目標を区別し、使い捨て可能な戦力を正確に編成することのできる人々です。あらゆる規模の集まりの主催者です。彼らの仕事の焦点は「ラージスケール」で、細部には興味がありません。

  3. 新しいものについて理解するのが苦手です。新しい可能性に気づかず、実践で証明された道を好むほうです。非合理的なものはすべて拒否します。非合理的なものは、何らかの推測のきっかけになることもあるものですが、SLEはそれよりも間違いなく信頼できるアイデアに固執するタイプです。

  4. 誰とでも心理的に近い距離で付き合うことができるほうですが、人間関係の中で人と人との間のニュアンスや雰囲気を感じ取ることは難しいです。個人的な感情を隠そうとするところがあるため、他の人には「鎧を着ている」ように見えてしまいます。自分の感情や気分の表れを理解することが得意ではありません。そのため「大声を出して相手を怒らせた」という事実があっても、それを考慮せずに行動してしまうことがあります。

職業

SLEは科学、芸術、医学など、あらゆる分野の、あらゆる規模の組織における優れたまとめ人であり管理者です。あらゆる主要な組織、軍務、営業などで能力を発揮できます。また、スポーツに必要な資質も持っています。


出典:
  • http://wikisocion.net/en/index.php?title=Socionics_Type_Descriptions_by_Filatova
  • ソシオニクス・タイプ診断

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