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ソシオニクス SEE(ESFp)by Filatova

2021年11月1日月曜日

Filatova SEE ソシオニクス

ソシオニクス SEE(ESFp)の特徴 by Filatova

SEEは自分の影響力拡大に対する強い意欲を持っており、権威と栄光を求めています。この目標を実現するためには、他者の弱点を操り、自らが負けないようにするために他者のほうが有利なフィールドを避けることによって、他者をコントロールする方法を学ぶ必要があります。

強力な機能

Se - 先導機能(第1機能)

SEEは強靭な個人です。不屈の精神で目標に挑み、どんな犠牲を払ってもそれを達成しようとします。彼らは成功と勝利のみを求めています。

いつもリーダーになるような人です。野心的で自身に満ち溢れています。彼らがどんなグループであっても注目の的になるのも不思議ではありません。人をリードしたい、コントロールしたいという強い欲求を持っており、その影響で他の人と競争になったり、ライバル関係になったりします。しかしSEEは人間関係に含まれるニュアンスを巧みに察知し、他人が自分に向ける雰囲気を上手に察知します。もし相手が、自分を遠ざけたり自分に対抗できるだけの能力を持っていることを察した場合、SEEはその人に迷惑をかけないようにします。しかしもし相手がたるんでいると感じたときには、相手に迫り、不謹慎な態度をとることもあります。理由もなく争いをすることはありませんが、目標を達成するためであれば、不愉快なことをほのめかすような外交的態度をとってみせることもあります。対立が生じた場合、彼らは自分の主義主張や考えをはっきり表現します。

常に、そして何事においても、SEEは自分の優位性を他人に示そうとします。不当な扱いを受ければ、それを覆す方法を見つけ出します。そして自分の面目を失わないように、あるいは逆に勝者に見えるようにして、自分を他人に示そうとします。自分の弱みを決して見せません。SEEは困難な状況に直面しても、立ち止まったり逃げまどったりはしません。彼らはそうした場合、より強い力で反発し、困難を乗り越えるために奮起します。

エネルギッシュで騒々しさのあるSEEは、一人でより広いスペースを占用しようとしているような印象を受けます。SEEは他人から見た場合、Seの影の機能をはっきり発達させているような印象を受ける人々です。

彼らは鮮やかで派手な服を好みます。「日常の灰色」よりも「より良いものから贅沢なもの」に見えるようにしようとします。他人から注目されることが彼の喜びなのです。


Fi - 創造機能(第2機能)

SEEは人々の気持ちや欲望を巧みに操ります。注目を浴びるのが好きで、自分のアイデアで人々を魅了します。彼らは簡単に喧嘩をしますが、それと同じくらい簡単に和解します(まるで遊びのようですらあります)。SEEにとって重要なのは、自分に対する他人の評価を維持し、それが落ちないようにし、才能と排他性を見せつけることです。彼らは素晴らしい俳優であり、教養もあり、優れた外交的立ち回りができます。

他人の気持ちをよく察し、自分が力になること、共感していることを示して困難な状況にある仲間をサポートします。積極的に陽気な面を見せることにより、他人に行動を促そうとします。挫折したり泣き言をこぼすことはありません。

SEEは、怒りに満ちた憤りから騒々しい熱意まで、明るく激しい感情の幅を持つような人々です。強い感情を伴うような状況に自分が関わっていることに気づくと、すぐ行動を起こします(例えば助ける、共感する、戦う、非難する等々)。どのような形で行動していたとしても、彼らは自分の正しさに絶対の自信を持っています。

異性に対してはイニシアチブを発揮します。相手から拒絶されることはショックではありますが、それでも彼らは恐れずにチャレンジしようとします。感情を揺さぶられ、興奮させられるような状況を好むため、若いうちは特に、男女関係での落ち着きに欠けています。嫉妬しやすく、パートナーを疑い、ちょっとした浮気も許しません。

SEEの持ち前の明るい主情主義(※感情・情緒・感覚・欲望を知性や理性や意志よりも重視する主義)は芸術への愛という形に繋がることもあります。SEEは特に音楽と歌を好みます。その才能を遺憾なく発揮して作曲することもあります。

脆弱な機能

Ti - 脆弱機能(第4機能)

この機能の弱さは、SEEの活動がしばしば混沌とした性質を持っているという事実に現れています。たとえSEEが豊富な知識を持っていたとしても、それを十分に活用できないことがあります。彼らの感情論は論理よりも優先されることが多いです。彼らの博識さは、稲妻の閃きのように現れますが、一つのテーマで長くそれを続けることはありません。

外向的な感覚タイプであり、外に向かって活動したいという欲求が制御できないほどの運動量となって現れます。そのため考える前に行動してしまう傾向があります。

彼ら自身、論理的な思考が得意ではないことを理解しているため、SEEはビジネスにおいて人脈やコネクションを重視することで、その点を補っています。様々な状況における行動の明確なステレオタイプを見つけ出すことで備えようとします。

SEEにとっては、自分の仕事の成果が目で見てわかる形で示されることが非常に重要です。彼らは自分の努力に見合った報酬を得たいと考えています。この場合の報酬とは、コミュニティにおける承認(つまり社会的地位)および/または承認の重要な証拠(すなわちアパート、車、最新のガジェット、エレガントで一流の最新ファッションなど)を意味します。

Ne - 役割機能(第3機能)

SEEは全ての注意を感覚的な領域に集中しているため、人、出来事、物事の外見的な表現を解釈することは得意ですが、その秘密の意味を理解することは得意ではありません。よく感じ取るものの、深く理解することは苦手なのです。

このためSEEは他人や周囲の環境、さらには自分自身を正しく評価することが難しく、人生における自分の本当の居場所を見つけるのに苦労します。それでもSEEは、現状を正しく理解できて、しかも繊細で気配りのできる人間になろうとします。

また、時間の感覚が弱いため、事前に正確な活動計画を立てるのは難しいです。待つということが苦手なせっかちな人です。

職場と家庭でのSEE

管理職に就いている場合、SEEは自分の長所である活発な性格と他人を操る能力を最大限に活用します。彼らは常に提示された目標を達成しようとします。この場合、彼らは自発的な圧力や、得られそうな利益を見せて誘惑することによって行動しようとするかもしれません。

戦術的な性質を持つタスクを成功させるのが最も得意です。素早く状況を把握し、簡単に操作方法を変えることができますが、その一方で遠くの展望をイメージするのは苦手です。特に、自分の論理的能力の低さ、行動のランダムさ、決断する際の思慮の浅さなどを指摘された場合、彼らはその批判を激しく受け止め、否定的に反応します。特に自分の論理的な能力の低さや、行動のランダムさ、判断の甘さなどが議論の対象となる時はなおさらです。場合によっては、過剰な批判をする同僚を追い出そうとすることもあります。

SEEが小さなグループを率いる場合、彼らの何かと騒がしく賑やかなリーダーシップのスタイルは、緊張した関係につながる可能性があります。大規模なグループを率いる場合、そのグループに合理的で先見の明のあるメンバーがいて、SEEに論理的な影響を与え、彼らの活動の突発性を遠くからスムーズに進むよう支援できるかどうかが重要です。こうしたメンバーはSEEにとって非常に有用な存在だと言えます。

家庭では、SEEは基本的にリーダー/独裁者の役割を果たし、その場その場で誰が何をすべきかを取り仕切ろうとします。家族で過ごす休日は、SEEの情熱を呼び覚まします。その熱気は職場にも及ぶことがあります(この場合、彼らのデスクの空きスペースは常に最新の娯楽で狭くなっていることでしょう)。彼らは色々な行事の準備をするのが好きで、美味しいものも大好きです。自分のことだけでなく、家族のことも熱心に考えています。SEEは素晴らしく、聡明で、有能な人々です。

SEEは動物やペットを大切にする傾向が強く、家族の一員として迎え入れます。

機能の概要

  1. エネルギッシュで強靭な人々です。不屈の精神で目標に挑み、どんな犠牲を払ってもそれを達成しようとします。強い意志の持ち主です。自分の健康や親しい人の健康を上手く気遣います。家庭での美意識や食事など、全てが健康的な価値観の一般原則から成り立っています。

  2. 人を友人と他人、立場が上の人と下の人に分けて認識します。上下関係があるヒエラルキーでは、できるだけ高い地位を得ようとします。巧みに他人と接し、目標を達成するために人を簡単に操ることができます。

  3. システム、構造、客観的な法則といったものはSEEの苦手な分野です。問題について深く徹底的に考えることに苦手意識があります。非常にエネルギッシュな人ですが、時々、混沌として、混乱した方法で行動してしまいます。

  4. 様々な物事の本質を見抜くことのできる人物を演じようとします。自分のそうした能力を過大評価する傾向があります。衝動的な行動をとりがちで、長時間空想に耽るような時間の使い方は出来ません。遠い将来の見通しを理解しようとしないことが多いです。SEEは「本物の現実」に強く結びついています。

職業

SEEは、政治活動、(できるだけ高い階級の)軍務、法学、芸術活動、教育、商業、秘書など、あらゆるレベルの人々と接する必要のある職業で見事なパフォーマンスを発揮します。このタイプの人々は、科学的な活動、特に理論的な分野の選択には注意が必要となります。


出典:
  • http://wikisocion.net/en/index.php?title=Socionics_Type_Descriptions_by_Filatova
  • ソシオニクス・タイプ診断

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