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wikisocionより
MBTIやソシオニクスと同様に、エニアグラムは(完全にそこから派生した理論であるとは言えないものの)ユングの類型論に大きく影響を受けています。
西側諸国の人がソシオニクスに興味を持つ場合、まず最初にMBTIやエニアグラムに興味を持ち、その後ソシオニクスに興味を持つようになるのが最も一般的です。
エニアグラムが他の類型論と異なるのは、エニアグラムが「ストレスレベル、達成感、心理的な健全度によって、特定のタイプの人の心理がどのように変化するか」に強く着目している点にあります。
MBTIとは違って、エニアグラムではタイプ間関係やその表れ方、発達に関する概念はかなり発達しており一貫性があります。
エニアグラムのタイプとソシオニクスのタイプに相関性があるかどうかという点については様々な見解があります。
ソシオニクスのタイプ別に多いエニアグラムのタイプを見た場合、かなりタイプが絞られるだろうという見解がある一方で、それとは逆の見解もあります。
またソシオニクスとエニアグラムは互いに全く独立したシステムであり、両者のタイプには相関関係がないと考える人もいます。
タイプ1
- 一部の合理タイプ。
- 特にIJ。
- 特にLSI、LSE。
タイプ2
- ESEはタイプ2であることが多い。
- EIE、SEI、IEE、IEIは(ひょっとしたらEIIも)タイプ2が多い。
- Feに自信を持つ全てのソシオタイプ。
タイプ3
- タイプ3のモチベーションの観点から見た場合、一部のEIEはタイプ3と最もよく一致する。
- 他の多くのソシオタイプにも、エニアグラムがタイプ3になる人はいる(特に LIE, LSE, ILE, SLE, IEE)。
タイプ4
- 最もよく見られるのはIEI。
- 一部のEIE、ILI。
- Niに焦点をあてる傾向のあるタイプ。
タイプ5
- 多いのはILIとLII。
- ILE、EII、IEI、SLIもタイプ5と関わりが深い可能性がある。
タイプ6
- 特にESI。
- Fiを尊重するクアドラ(つまりガンマ・クアドラとデルタ・クアドラ)。
- タイプ6は大きく分けて「恐怖症」と「対抗恐怖症」の2つのバリエーションが存在するため、多くのソシオタイプが、このどちらかのバリエーションと親和性がある可能性がある。(対抗恐怖:恐怖を感じれば感じるほど、あえて自分からその対象に近づくことで恐怖を克服したり、「自分は大丈夫だ」ということを確認して安心しようとする心理状態)
タイプ7
- ソシオニクスのEp気質。
- SLE, ILE, IEE, SEE。
タイプ8
- TeとSeが強く発達しているタイプ。
- 特にLIE, LIE, LSE, SLE。
- LSI, SLI, SEEもタイプ8が多い可能性がある。
タイプ9
- 最も一般的なのはSEI。
- IEIとEIIにも多く見られる可能性がある。
- 基本的にSeやTeよりも符号が+のFeが優先される。
その他文献より
下記のユングとエニアの関係は、エニアグラム専門家ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの書籍上の情報との間で一部ズレが見られる。
下記はソシオニクス・MBTI・エニアグラム・ユングの関係。
ソシオ | MBTI | エニア | ユング | ||
---|---|---|---|---|---|
Fi | FiSe | ESI | ISF_ | 1 | 内向感情 |
FiNe | EII | INF_ | |||
Fe | FeSi | ESE | ESFJ | 2 | 外向感情 |
FeNi | EIE | ENFJ | |||
Te | TeSi | LSE | ESTJ | 3 | 外向思考 |
TeNi | LIE | ENTJ | |||
Ti | TiSe | LSI | IST_ | 5 | 内向思考 |
TiNe | LII | INT_ | |||
Ni | NiFe | IEI | INF_ | 4 | 内向直観 |
NiTe | ILI | INT_ | 6 | ||
Ne | NeTi | ILE | ENTP | 7 | 外向直観 |
NeFi | IEE | ENFP | |||
Se | SeTi | SLE | ESTP | 8 | 外向感覚 |
SeFi | SEE | ESFP | |||
Si | SiTe | SLI | IST_ | 9 | 内向感覚 |
SiFe | SEI | ISF_ |