アレクサンドル・デュマ - フランスの有名作家。
フレンドリーで、いつも明るく、楽観的な人です。自分の意見を他人に押し付けません。自分の本心は隠すほうです。
いつも安定して温かく、思いやりがあり、微笑んでいます。人に何かを頼んだり、求めたりするのが苦手で、自分の努力で自分のニーズを満たそうとします。
自然や芸術への繊細な感性を持っています。一度経験した情感を記憶し、再現できます。だからこそイヴァン・アイヴァゾフスキーは、海が見えない窓しかない、暗赤色の壁の部屋で、海の景色を描くことができました。
あらゆる生の在り方を尊びます。喜びを愛し、それを与える方法を知っています。彼らは愛の芸術家なのです。
他者が快適に過ごせることを大切にしており、思いやりがあって気遣いできます。
他者の気持ちを探り、変化させるために、彼らは非常に素早く、意識的に感情的な反応を見せます。このタイプの人がジョークを言う目的の多くはこのためです。また、もしもジョークが相応しくなさそうだと感じた際は、すぐにやめます。
常に感情的創造性があり、パートナーを活性化させる最も効果的な選択肢を模索します。特別な熱意をもって、大切な人の気分をコントロールします。
人と口論するのが苦手で、はっきり「ノー」と言えないタイプです。不適切な人間関係を整理するのも苦手です。
SEIには、どんなに人間関係が悪化しても、醜い争いを始めるのではなく、ただドアをバタンと閉めて消えてしまうような人が向いています。そしてSEIの双対であるILEこそがまさにこのようなタイプです。
SEIのニックネームになっている偉大なフランスの小説家デュマが、多くの愛人の中からイダ・フェリエを選んだ理由もこれです。彼女は、他の愛人よりも長くゆったりとしたリードで彼を繋いでいました。
人々のニーズや動機のメカニズムを見抜き、人を動かしたり、説得したりするのを楽しみます。
しかし、誰に、何について説得すべきかを知るためには、双対ILEの助けを必要としています。ILEは人やアイデア、プロジェクトの秘める潜在的な可能性の洞察力に優れた人々です。
必要とされるまで、あまり自分には意識を向けないでほしいと思うほうです。たとえ最前線を走る時であっても、あるいはそれを後ろから追いかける時であっても、目立ちたがりません。競争が好きではありません。SEIがイニシアチブを発揮しようとするのは、「自分の領域」の中だけです。
イニシアチブを取ること・主導することと、実働すること。ILE-SEIという双対関係において、実際に手を動かすのはSEIだけだとしても、主導権を握るのはILE側になることが多いです。
これはオーギュスト・マケと、アレクサンドル・デュマの間にも見られることです。三銃士やモンテ・クリスト伯、その他様々な小説を実際に書き上げたのはSEIであるデュマですが、デュマが執筆する前の段階で、マケがほとんどの草稿を書いていたことが知られています。
健康状態が悪くなると、人目を忍んで休もうとします。気分が落ち込むと、持ち前の人を操作する力も失ってしまいます。こういう状態の時に、あえて人とコミュニケーションをとる意義はないと感じます。