LIIは、あらゆる事象の中に基本的な自然法則やパターンを見つけ、それを整理しようとします。このタイプの人々は、知識が豊富で多くの関心を持っていますが、そのことをあまり目立たせたり、注目を集めたりするのは好みません。
LIIは本質的に非常に精密で細かいことに気を使います。この傾向は思考方法だけでなく、周囲との関わり方にも現れます。LIIの中には奇跡や運を信じる人はほとんどおらず、目標を立てた場合、自分の努力や計画に基づいて物事を進めます。一貫性、信頼性、約束を守る力――これらはこのタイプの特徴です。
LIIの欠点は、対人関係において感情的な配慮が足りない点です。そのため、他人を感情的に評価する際に、不安や悲しみを感じることがあります。特に慣れない状況ではこの傾向が強くなります。LIIは他人を観察し、その集団で何が受け入れられ、何が好まれ、何が拒絶されるかを理解しようとします。しかし、LIIは他人や新しい社会的状況に必ずしも適応できるわけではなく、場違いに明るく振る舞ったり、逆に暗くなったりすることがあります。
また、LIIは感情の微妙な違いを識別するのが苦手なため、他人を「良い」か「悪い」か、「親切」か「冷たい」か、「味方」か「敵」かといった単純な判断で捉えてしまうことがあります。さらに、LIIは頑固で説得しにくいと見なされることがありますが、これは非常に強い意志を持っているためです。彼らは不誠実や虚偽を許さず、大切な原則については、岩のように揺るぎない態度を取ることがあります。
出典:
タチヤナ・プロコフィエワ氏とマリーナ・クズミナ氏によって執筆された「9月1日―スクール・サイコロジスト」紙向けの寄稿記事シリーズ「新時代の心理学」より抜粋。