LSEは、物事の本質や重要な課題を見分けるのが得意で、何が本質か否かをきちんと区別できます。ビジネス感覚に優れ、整理整頓されていて、一貫性を大切にします。
慌ただしかったり、急かされたりする状況や、そこからくる緊張や苛立ちは苦手です。自分の力を現実的かつ客観的にとらえる傾向があり、その力に見合った仕事や役割を選ぼうとします。
創造機能としての感覚(Si)が働くことで、LSEは洗練された美的センスを持ち、自分の手で美しいものを生み出すことができます。このタイプの人々は、自分の体に合っていて、実用的で機能的な服やアクセサリーを好みます。美しさと使いやすさをうまく両立させることが、彼らの成功の秘訣です。
一方で、LSEは予測できる安定した状況を好みすぎる傾向があります。これは直観の働きが弱いためで、変化の多い現代に対して消極的になりがちです。そのため、保守的で先を見通す力に欠けると批判されることもあります。また、倫理機能が弱いため、人との関わりが必要な新しい状況では、自信を持ちにくいところがあります。
このタイプは外向タイプではありますが、新しい友人を作ったり、新しい人間関係を築くことにはあまり積極的ではありません。
「古い友人は新しい友人に勝る」という考え方を大切にしている人です。たとえ家庭に不満があっても、LSEが別れを選んで一人で新しい生活を始めることはめったにありません。
出典:
タチヤナ・プロコフィエワ氏とマリーナ・クズミナ氏によって執筆された「9月1日―スクール・サイコロジスト」紙向けの寄稿記事シリーズ「新時代の心理学」より抜粋。