トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ3・6・9を併せ持つトライタイプ369の特徴や違いをわかりやすく紹介します。
369の特徴
トライタイプ369(369、396、639、693、936、963)は、いずれも「周囲に適応して調和を保つこと」を最優先にする傾向があります。
人間関係の安定や安心感を求め、衝突や混乱を避けるために、自分の振る舞いや意見を状況に合わせて変える柔軟性があります。穏やかで温和な印象を与える一方で、自分の本音や欲求を後回しにしやすく、自己の輪郭があいまいになりやすい特徴があります。
彼らは、感情よりも安定と平和を優先し、人との絆を深めることに価値を置きます。例えば、職場で意見の食い違いがあっても、その場の雰囲気を壊さないように発言を和らげたり、相手に合わせた提案をすることが多いです。
全体的に、他者から受け入れられていると感じられる環境で最も力を発揮します。
369(慎重な達成者)
タイプ3の達成志向を基盤としながらも、6と9の慎重さと調和志向を併せ持ちます。周囲の期待に応えるために自己表現を調整し、対立を避けつつ成果を追求します。例えば、成果報告の場では、自分の貢献を強調するよりも、チーム全体の功績としてまとめることがあります。
396(調和的な成功者)
成功と評価を求めるタイプ3に、9の平和志向が加わり、環境に自然に溶け込む力があります。疑念や不信を避け、全員が心地よい状態を維持することに努めます。例えば、新しい企画を進める際も、全員の意見を丁寧に聞き取り、対立を最小限に抑えて進行します。
639(安全志向の忠実家)
タイプ6を核とし、3と9の柔軟性を持つため、安定と信頼を最優先に行動します。危険や混乱を避け、状況に応じて役割を変えることができます。例えば、緊急時には冷静な調整役として動き、平常時には周囲の人を支えるサポーターとして振る舞います。
693(平和を愛する守護者)
安全を求めるタイプ6に、9の穏やかさが加わり、衝突を避けて周囲の安定を守ることに力を注ぎます。例えば、意見が対立している場面では、自分の立場を強く主張せず、双方が納得できる妥協案を探ります。
936(調停的な平和主義者)
タイプ9を中心に、3と6の要素を持つため、バランスと調和を重んじつつ状況に応じて姿を変える柔軟性があります。例えば、職場でのプロジェクトでは、最初は聞き役に徹し、必要なときだけ意見を出して全体をまとめます。
963(適応的な調和者)
平和志向のタイプ9に、6の慎重さと3の適応力が加わり、環境に溶け込みながら調和を維持します。例えば、グループ活動では、周囲の意見を尊重しつつ、自分の意見は場の雰囲気に沿う形で提示します。
違い
コア3(369, 396):成功や評価を求め、調和を保ちながら成果を追求します。
コア6(639, 693):安全と信頼を重視し、危険や混乱を避ける行動を取ります。
コア9(936, 963):平和と安定を最優先にし、環境に合わせて柔軟に振る舞います。
369全体をまとめると、「柔軟で穏やかに人間関係を整え、安定した環境を保つ人たち」と言えます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性が高いのはタイプ9、特にSX9やSO9だと思います。他にはSP3, SP6, SP9も近いかもしれません。逆に記述的な類似性と言う意味では、SO3, SX6, SO6はそれほど似ていません。SX3はこれらよりは369に似ているかもしれませんが、どちらかというとタイプ2に似て見えるタイプです。
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