トライタイプとは、エニアグラムの基本タイプやサブタイプ(ウイング・生得本能・本能のサブタイプ)をさらに掘り下げる際に役立つモデルです。本記事では、タイプ1・2・5を併せ持つトライタイプ125の特徴や違いをわかりやすく紹介します。
125の特徴
トライタイプ125(125、152、215、251、512、521)はいずれも、「知識を使って人を助ける」ことを好む特徴があります。
勉強熱心で、正確さや手順を大切にし、物事を整理してから行動します。感情で動くよりも、筋道を立てて判断するほうを好みます。人の役に立つことに強い関心がありますが、自分の気持ちや体の休養は後回しになりがちです。
例えば、仕事やボランティアで疲れていても、頼まれたら断れずに最後までやり通すことがあります。人との距離はやや慎重で、親しくなるまでに時間がかかる傾向があります。
125(思慮深い改革者)
正しいことや公正さを大事にし、静かに人を支えます。内向的で、間違えることを恐れるため、書類や作業の細かい部分まで丁寧に確認します。例えば、相談に乗るときも事実をよく調べてから意見を述べます。
152(奉仕的な規律者)
真面目さと知識の多さが目立ちます。アドバイスをする際は感情よりも論理を優先します。例えば、困っている人に対して、励ますだけでなく、行動手順や優先順位を具体的に示します。
251(秩序を愛する援助者)
誰かを助けたい気持ちが強く、几帳面で勉強熱心です。知識を集めて整理し、それを相手の成長に役立てます。例えば、後輩に仕事を教えるとき、全体の流れを図にして渡すなど、体系立てた教え方をします。
215(実践的な協力者)
秩序と奉仕心を合わせ持ち、役立つ支援を具体的に行います。感情と論理のバランスを取りながら助言します。例えば、家族や同僚に助言するとき、感情的に励ますだけでなく、次に何をすればいいか提案します。
521(友好的な観察者)
知識を活かしながら、安全で安定した状況を保とうとします。人当たりがよく、相手の行動や環境をよく観察します。例えば、職場で問題を見つけたら、相手を責めるのではなく改善案を静かに提示します。
512(献身的な研究者)
強い倫理観と知識を持ち、裏方として支えることが多いです。几帳面で、人に役立つ改善策を細かく考えます。例えば、職場の手順書を整理し、誰でもわかりやすいように書き直すなどの行動をします。
違い
コア1(125, 152):正しさや規律を守ることが第一。間違いを正すことに熱心です。
コア2(251, 215):人との関係や助け合いを重視。相手のために学び続けます。
コア5(521, 512):知識や分析力が中心。物事を深く理解してから行動します。
125全体をまとめると、「静かだが粘り強く、知識で人や組織を支える人たち」といえます。
参考資料:
生得本能について
サイト管理人の所見だと、記述の類似性が比較的高いのはSP1やSO5だと思います。125とは異なるタイプですが、SP3やSO6はこの記述の印象にやや近いかもしれません。(リンクに載せていないタイプは、下記のページ先から探してください)
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