目次[非表示]
- 1.Caroline Myssとは
- 2.一覧
- 2.1.アドレナリン中毒者
- 2.2.擁護者
- 2.3.錬金術師
- 2.4.天使(妖精/ゴッドマザー)
- 2.5.アーティスト
- 2.6.アスリート
- 2.7.復讐者
- 2.8.乞食
- 2.9.暴君
- 2.10.子供
- 2.11.孤児
- 2.12.傷ついた子供
- 2.13.魔法の子/無垢の子
- 2.14.自然の子供
- 2.15.永遠の子供
- 2.16.神の子
- 2.17.ピエロ
- 2.18.コンパニオン
- 2.19.乙女
- 2.20.デストロイヤー
- 2.21.探偵
- 2.22.ドンファン
- 2.23.エンジニア
- 2.24.エクソシスト
- 2.25.父
- 2.26.ファム・ファタール
- 2.27.騎士
- 2.28.王
- 2.29.プレイヤー
- 2.30.神
- 2.31.女神
- 2.32.ゴシップ
- 2.33.賢者
- 2.34.ヒーラー
- 2.35.傷ついたヒーラー
- 2.36.快楽主義者
- 2.37.ヒーロー/ヒロイン
- 2.38.裁判官
- 2.39.解放者(リベレーター)
- 2.40.恋人
- 2.41.殉職者
- 2.42.調停人
- 2.43.メンター
- 2.44.メシア
- 2.45.ミダス王
- 2.46.僧侶・修道女
- 2.47.母
- 2.48.神秘主義者
- 2.49.大使
- 2.50.パイオニア
- 2.51.詩人
- 2.52.司祭
- 2.53.王子
- 2.54.娼婦
- 2.55.女王
- 2.56.反逆者
- 2.57.救世主
- 2.58.妨害者
- 2.59.サマリア人
- 2.60.筆記者
- 2.61.探求者
- 2.62.召使い
- 2.63.シェイプシフター
- 2.64.奴隷
- 2.65.ストーリーテラー
- 2.66.プレイボーイ
- 2.67.学生
- 2.68.教師
- 2.69.盗賊
- 2.70.トリックスター
- 2.71.吸血鬼
- 2.72.サクリファイス(犠牲者・生贄)
- 2.73.純潔の乙女
- 2.74.ビジョナリー
- 2.75.戦士
Caroline Myssとは
ニューヨークタイムズのベストセラー作家であり、人間の意識、精神性と神秘主義、健康、エネルギー医学、医学的直観に関する分野に造詣の深い、国際的に有名な講演者。2003年に独自の教育機関であるCMED(Caroline Myss Education)を設立。
象徴言語、神話、元型の研究を行い、それを踏まえて「人が生まれてくる前に魂が交わした契約であり、神話的な言語を反映している12種類の元型的なパターンの複合体」である「神聖な契約」について示した書籍「SACRED CONTRACTS」などを執筆している。
日本語での来歴紹介はこちら(外部サイト)
一覧
アドレナリン中毒者
童話
記述なし
神話
- ソーマ(中毒の神、植物とそこから得られる有毒な飲み物)(ヒンドゥー教神話)
- タンタロス(ゼウス神の息子)(古代ギリシャ神話)
擁護者
弁護士、被告側弁護士、議員、ロビイスト、環境保護論者とも
童話
- 長靴をはいた猫
神話
- ダビデ王(旧約聖書、ユダヤ教)
- ハクイム(裁判官、仲裁人)(イスラム教以前のアラビア南部の神々)
錬金術師
魔法使い、魔術師、科学者、発明家とも
童話
- ルンペルシュティルツヒェン(がたがたの竹馬こぞう)
神話
- マーリン(アーサー王伝説)
- セゼール(魔術師、アイルランドの初代女王)(アイルランド神話)
- テスカトリポカ(アステカ神話)
- パラケルスス(錬金術師)
- ヘルメス・トリスメギストス(錬金術師の神)(エメラルドタブレット)
- シモン(サマリヤの魔術師シモン・マグス)(新約聖書、使徒行伝8、9~24節)
- スヨラック(Suyolak, あらゆる病気の医学的治療法を知る魔術師)(ロマ神話)
天使(妖精/ゴッドマザー)
妖精、ゴッドマザーとも
童話
- オズの魔法使いの登場人物「南の良い魔女グリンダ」
神話
- アンジリス(火の神アグニの子孫で、人間の生贄を管理する天使)(ヒンドゥー教神話)
- ウリエル(旧約聖書)
- ガブリエル(新約聖書)
- シジル(天の巻物を管理する天使)(イスラム神話)
- アテナ(オデュッセウスを助ける女神)(古代ギリシャ神話)
- 天使(日本で一般的に「天使」と聞いてイメージされる存在。神の使者で人類を助ける存在)(日本)
- ルシファー(邪悪な堕天使)(キリスト教)
- イブリース(キリスト教における敵対者・妨害者を意味する「サタン」に相当する存在)(イスラム教)
- ファラヴァハル(古代の守護天使、死者の魂の導き手)(ゾロアスター教)(ゾロアスター教の魂の導き手という意味で類似するものに「ダエーナー」という存在がある。死者の意識が擬人化した存在だと言われており、15歳前後の少女の姿をとる。生前に善行に励んだ死者のダエーナーは美しく、悪行を重ねた死者のダエーナーは醜い。こちらは元型「アニマ」に近い印象を受ける)
- オンブリ(主にガボン族を守護する先祖の霊)(中央アフリカ神話)
アーティスト
職人、工芸家、彫刻家、織工師とも
童話
- ピノキオの「ゼペット」
神話
- ガラテア(彫刻家、ピグマリオンの像に命を吹き込んだ)(古代ギリシャ神話)
- ヘパイストス(鍛冶屋の神、すべての職人と商人の守護神)(古代ギリシャ神話)
- 神農(農業のやり方を人々に教えた神)(中国神話)
- Basa-Jaun(木の精、金属の鍛え方を教えた)(バスク民話)
- サラスヴァディ(芸術の女神)(ヒンドゥー教神話)
- プタハ(創造神、職人の神)(古代エジプト神話)
- アンバット(英雄神、人々に陶器の作り方を教えた)(メラネシア神話)
- イシュザロー(水の女神、織物の発明者)(マヤ神話)
- ヒロ(英雄、人々に文字を教えた)(ポリネシア神話)
アスリート
オリンピアンとも
童話
- ウサギとハリネズミ
神話
- アタランテ(古代ギリシャ神話)
- ニケ(勝利の女神)(古代ギリシャ神話)
- アキレス(イリアスに登場する英雄)(古代ギリシャ神話)
- スメルトリオス(戦いの神)(ガリア神話)
- サムソン(ナザレの巨人、旧約聖書の裁判官)(旧約聖書、理13:1~16:31)
復讐者
何かを奪われて復讐に駆られる復讐者。復讐の天使、救済者、メシアとも
童話
記述なし
神話
- フューリーまたはエリニュエス(復讐の女神)(古代ローマおよび古代ギリシャ神話)
- バステト(古代エジプト神話)(原文ではバステトとなっているが、どちらかというとセクメトのほうが復讐の女神にふさわしいのではないかと感じる)
- ドゥルガー(ヒンドゥー教)
- カーリー(ヒンドゥー教)
乞食
困窮者とも
童話
記述なし
神話
- ラザロ(金持ちとラザロより)(新約聖書、ルカ16、22-23、キリスト教)
- オデュッセウス(トロイから戻った際、乞食に身をやつした)(古代ギリシャ神話)
- 藍采和(読みは「らんさいか」。ぼろきれに身を包み、酔った乞食に扮した八仙の一人)(道教)
暴君
臆病者とも
童話
- 「ハンスと豆の木」における巨人
神話
記述なし
子供
子供元型の中には複数の亜種がある。
孤児、傷ついた子、魔法の/無垢の子供、自然の子供、神の子、永遠の少年
すべての精神には、すべての子供の側面が同時に存在しており、通常はこれらの側面のうちの1つが支配的になる。
童話、神話:記述無し
孤児
童話
- 白雪姫
- シンデレラ
- バンビ
- 人魚姫
神話
- ロムルスとレムス(テベレ川に捨てられた双子が雌狼に助けられて育ち、後にローマの建国者となる)(古代ローマ神話)
- モーゼ(預言者、奴隷となっていたイスラエル人をエジプトからカナンに導いた)(旧約聖書)
- デーン人ハヴェロック(ハヴェロックの父が奸臣によって弑逆されたあと、奸臣が奴隷に対してハヴェロックを海で溺れさせるように命令するが、海に向かう道中、眠るハヴェロックの口からもれる明るい光と十字の痣を見た奴隷は、この子供ハヴェロックこそが正式な王位継承者であることを知り、こっそり逃がす。そして奴隷は奸臣に「ハヴェロックを海で溺れさせてきた」と報告する)(中世イギリスのロマンス文学・白雪姫のパターンに類似)
傷ついた子供
童話
記述なし
神話
- アマゾネス(弓を使いやすいように、子供の頃に右胸を切除したという伝説がある神話上の女性戦士)(古代ギリシャ神話)
魔法の子/無垢の子
童話
- 長くつ下のピッピ
- 不思議の国のアリス
- 鏡の国のアリス
神話
- マーリン(偽の託宣である「生まれつき父のいない子供を生贄にしろ」という託宣に従って生贄にされそうになった子供時代のマーリンは、鼻で笑いながら託宣の嘘を暴き、ブリテンの未来を予言する)
自然の子供
童話
記述なし
神話
- ペルセポネ(豊穣の神デメテルの娘であり、ハデスにさらわれて結婚する。四季の誕生に関係する神話)(古代ギリシャ神話)
- アッシジのフランチェスコ(イタリアのカトリック修道士、説教師、フランシスコ修道会の創設者。鳥や狼と話したとされており、自然環境保護や動物愛護に関連する聖人だとされている)(キリスト教の聖人)
永遠の子供
童話
- ピーターパン
神話
- キューピッド(銀の卵から生まれたとされる少年神)(古代ローマ神話)
- ハルポクラテース(子供のホルスという意味で、指を口にくわえた裸の少年の姿をしている。冬の太陽や芽生えを神格化したもの) (古代エジプト神話)
- ハルポクラテス(ハルポクラテースがギリシャ神話にとりこまれたもの。指をくわえている姿を見たギリシャ・ローマ詩人が誤って「沈黙」を意味する神だと捉え、そのまま沈黙・秘密を司る神になった)(古代ギリシャ神話)
神の子
童話
記述なし
神話
- ホルス(イシスとオシリスの子、太陽神)(古代エジプト神話)
- ゴータマ・シッダールタ(仏教)
- プラハの幼子イエス(王冠をかぶった王服を着た子供時代のイエスの像、17世紀のもの)(キリスト教)
- デモフォン(エレウシス王ケレオスの子。冥界に連れ去られた娘ペルセポネの一件の後、ハデスの肩を持ったゼウスに恨みを持ったデメテルはオリンポスを去る。そして老婆に身をやつし、放浪先でデモフォンの乳母になる。そこでデモフォンを不死にするための儀式をしていたが、その儀式を見た実母が驚いて騒いだので、デメテルは怒り、儀式を中断して去ってしまう)(古代ギリシャ神話)
- バーラ・クリシュナ(直訳すると「子供のクリシュナ」という意味になる)(ヒンドゥー教神話)
- 水天宮(日本神話)(原文では「海の神の子」とだけ説明されているが、水天宮自体は神名ではなく神社の名前であり、水と子供を守護するとされている。水天宮に祭られることの多い神として多いのが天之御中主神や安徳天皇などだが、おそらく「安徳天皇」のことをさして「神の子」としているのだと思われる)
ピエロ
宮廷道化師、道化師、コメディアン、愚者とも
童話
記述なし
神話
- ムラ・ナスルディン(間抜けで幸せな聖職者。イスラムの寓話によく登場する。例えば問題のありかがわからないまま、見当はずれのところで必死に右往左往する愚かな人物の寓話である「暗がりで鍵を無くしたけど、暗がりだと探しにくいので全く別の明るい場所で鍵を探そうとする話」など)(エジプト、イラン、トルコのスーフィズムの神話に登場する人物)(類似のパターンで「剣を落として舟を刻む」という呂氏春秋の故事を連想させられる)
- ダゴネット卿(アーサー王の宮廷道化師)(アーサー王伝説)
- ハオカー(悲しい時は笑い、嬉しい時は泣くという、さかさまの振る舞いをする雷の精霊)(アメリカインディアンのスー族の神話)
- コヨーテ(失敗から学ぶことのない愚か者として、反面教師的に登場する。コヨーテは元型トリックスターの代表的な例としても扱われる)(北アメリカの先住民の神話)
コンパニオン
友人、相棒、右腕、仲間とも
童話
記述なし
神話
- ダモンとフィンティアス(走れメロスの元ネタになった話。ピタゴラス派の教団員の友情譚)
- エンキドゥ(ギルガメッシュ叙事詩)
- エリス(戦争の女神であり、戦争の神であるマルスの伴侶)(古代ギリシャ神話)
- ニケ(勝利の女神、知恵と戦争の女神アテナの従者)(古代ギリシャ神話)
乙女
姫とも
童話
記述なし
神話
- 木花咲耶姫(日本神話)
- イオ(ゼウスの妻であるヘラに使える女神官であったが、ゼウスに愛を向けられたせいでヘラの嫉妬の怒りを買い、散々な目に会う)(古代ギリシャ神話)
- アイジャルック(月の輝きという意味の名前。「クトルン」とも。モンゴルのカイドゥ王の娘。非常に強く、自分と闘って勝った男と結婚するが、負ければ千頭の馬を寄越せといって数多の求婚者を打ち負かし、一万頭以上の馬を手に入れる)(マルコポーロの東方見聞録)
デストロイヤー
アッティラ、マッドプロフェッサー/サイエンティスト、シリアルキラー、コラプター(腐敗・堕落した者)とも
童話
記述なし
神話
- アンラマンユ(ゾロアスター教)
- カルキ(ヴィシュヌの化身。白馬に乗り、悪を亡ぼし、世界を一新する)
- フューリィまたはエリニュエス(復讐の女神)(古代ローマおよび古代ギリシャ神話)
- 黙示録の四騎士(戦争、疫病、飢饉、死の象徴)(キリスト教)
探偵
スパイ、二重スパイ、探知犬、秘密を嗅ぎまわる人物、シャーロック・ホームズ、私立探偵、プロファイラーとも 戦士、犯罪者も参照
童話
記述なし
神話
- シノン(トロイア戦争で、ギリシャ軍の潜む木馬をトロイアに引き入れるために、わざと捕虜になって嘘の情報を伝えた男)(古代ギリシャ神話)
ドンファン
女たらし、誘惑者とも
童話
記述なし
神話
- サテュロス(古代ギリシャ神話)
- プリアーポス(庭園の神)(古代ローマ・ギリシャ神話)
- アカ・マナフ(官能的な欲望を擬人化したもの)(ゾロアスター教)
エンジニア
建築家、ビルダー、プランナーとも
童話
記述なし
神話
- 聖エレン(北ウェールズ首長エウダフの娘。魔法で国中に道を張り巡らせ、兵士が国を守る助けをしたとされる)(ウェールズ神話)
- アメンホテプ(後に建築の神として崇められた建築家)(古代エジプト神話)
- ダイダロスとイカロス(ミノタウロスの迷宮を作り、自分と息子のイカルスのために人工の翼を作ったクレタ島の有名な建築家・技術者)(古代ギリシャ神話)
エクソシスト
シャーマンとも
童話
記述なし
神話
- 鍾馗(疫病を払うとされる神)(道教・日本にも伝わっている)
父
家長、プロデューサーとも。ほとんどの古代文明の父なる神は創造主や家長であり、天に関係していることが多い。
童話
記述なし
神話
- ゼウス(古代ギリシャ神話)
- インドラ(インド神話)
- ブラフマー(インド神話)
- 玉皇大帝(道教の最高神)
- イザナギ(日本神話)
- ラー(古代エジプト神話)
- プタハ(宇宙の創造神。鍛冶や彫刻の神)(古代エジプト神話)
- オロルン(天の主ともよばれる、ナイジェリアのヨルバ民族の神話の最高神)
ファム・ファタール
童話
記述なし
神話
- キルケ(杖で男性を動物に変えることができる)(古代ギリシャ神話)
- ポティファルの妻ズレイカ(夫であるポティファルの奴隷であるヨセフを誘惑しようとするが失敗し、逆上してヨセフに冤罪をかけて投獄する)(旧約聖書)
- タパイル(死の女神ミルの4人の娘であり泉の妖精)(ポリネシア神話)
- ローレライ(古代ゲルマン神話)
騎士
「戦士」「救世主」も参照
童話
- プリンセスヴァリアント(Prince Valiant in the Days of King Arthur、1937年作成のアメリカンコミック)
神話
- アーサー王と円卓の騎士(ランスロット、ガウェイン、ケイ、ギャラハッド、ダマス、パーシヴァルなど)
- ファビアン(昔の恋人である魔法使いによって森の精霊に姿を変えられた善良な騎士)(チェコの民話)
王
皇帝、支配者、指導者、首長とも
童話
記述なし
神話
- プリアモス(トロイ最後の王)(古代ギリシャ神話)
- シラ(空気を擬人化したものであり、天候にも関連する神。人を、そして宇宙全体を動かす力そのものだとされている)(イヌイット神話)
- チーフ・シアトル(シアトルの語源にもなった、ネイティブアメリカンのスクアミシュ族とドゥワミッシュ族の偉大な長であり、聖なる祈祷師でもある人物)
- ハイレ・セラシエ1世(ラスタファリ運動という宗教的思想運動において、聖書における唯一神ヤハの化身、もしくはそれ自身だと解釈されているエチオピア帝国の皇帝)
プレイヤー
童話
記述なし
神話
- オデュッセウス(恐れることなく困難な冒険に向かった英雄)(ホメロスの「オデュッセイア」)
- クナワビ(ネイティブアメリカンのパイユート族のコヨーテ神。世界に暗闇と病気をもたらす神話に関係する。一種の冒険譚でもある)
神
「ヒーロー」も参照
童話
記述なし
神話
この元型は、主に男神(全知全能の神、慈悲深い神から破壊的な性質の強い神までを含む)と関連する。
- ヤハウェ(旧約聖書)
- アッラー(イスラム教)
- ワカン・タンカ(ネイティブアメリカンのスー族の神話における創造主)
- ゼウス(古代ギリシャ神話)
- ポセイドン(古代ギリシャ神話)
- ハデス(古代ギリシャ神話)
- ラー(古代エジプト神話)
- オシリス(古代エジプト神話)
- プタハ(古代エジプト神話)
- バアル(主人や地主を意味する。カナン地域で信仰されていた嵐と豊穣の神)
- エンリル(メソポタミア神話)
- ドゥムジ(メソポタミア神話)
- マルドゥーク(メソポタミア神話)
- イシュタル(女神、メソポタミア神話)
- ケツァルコアトル(アステカ神話)
- テスカポリトカ(アステカ神話)
- オシュン(最高位の神であり、河や豊穣、そして人類の創生に関わる女神、アフリカ、ヨルバ族の神)
- オロクン(海の神であり、誠実な者には食べ物が湧き出るスプーンを与え、強欲な者には、強欲な者をひとりでに打ち据える魔法の鞭を与えるという神話がある。アフリカ、ヨルバ族の神)
女神
「ヒロイン」も参照
童話
記述なし
神話
女性の神々(全知全能、慈悲深い神から破壊的な性質の強い神までを含む)
- アテネ(古代ギリシャ神話)
- アルテミス(古代ギリシャ神話)
- アフロディーテ(古代ギリシャ神話)
- デメテル(古代ギリシャ神話)
- ヘラ(古代ギリシャ神話)
- ペルセポネ(古代ギリシャ神話)
- ソフィア(グノーシスにおける神の女性的な側面の象徴)
- ターラー(多羅菩薩とも。どれだけ修行しても救いきれない衆生の苦しみを想って悲しんだ観音菩薩の涙から生まれたとされる)(チベット仏教)
- 観音菩薩(女性的な側面を持つという説もある)(東アジア大乗仏教)
- 天照大御神(日本神話)
- シャクティ(母なる神のエネルギーを擬人化したもの)(ヒンドゥー教)
- ブランウェン(ブリテンの王の妹で、海神スィールの娘。アイルランド王に嫁ぐが、その婚姻を良しとしなかったブリテン側のブラウェンの異母兄弟によるアイルランド王に対する嫌がらせをきっかけに、ブリテンとアイルランド双方にとって破滅的な戦争が起こることになる)(マビノギ四枝・スィールの娘ブランウェン)
- オシュン(最高位の神であり、河や豊穣、そして人類の創生に関わる女神、アフリカ、ヨルバ族の神)
- 潘金蓮(欲深な絶世の美女・悪女)(水滸伝、金瓶梅)
- フリッグ(オーディンの妻、バルドルの母。愛と結婚と豊穣の女神)(北欧神話)
- トゥラン(愛と健康と豊穣の女神)(エトルリア神話)
ゴシップ
クロスリンカー(クロスリンカー:何かと何かを結合させる人)とも。
童話
記述なし
神話
- ラタトスク(世界樹ユグドラシルに住むリス。ユグドラシルの梢に住む鷲フレースヴェルグと、ユグドラシルの根元に住む毒竜ニーズヘッグの間で、お互いに対する悪口を中継してフレースヴェルグとニーズヘッグの間の喧嘩を煽っている)(北欧神話)
賢者
説教者とも
童話
記述なし
神話
- マルパ(チベット仏教四大宗派の一つであるカギュ派の宗祖のひとり。同じく宗祖であるミラレパの師。チベットで最も偉大なヨガ行者になるために、ミラレパに苛烈な試練を課す)(チベット仏教)
ヒーラー
傷ついたヒーラー、直感的なヒーラー、介護者、看護師、介護者、セラピスト、アナリスト、コンサルタントとも
童話
記述なし
神話
- ハニナ・ベン・ドーサ(非常に優れた癒しの奇跡の才能を持ったユダヤ人学者)(ユダヤ教)
- ニンカラク(治癒と豊穣の女神)(バビロニア・シュメールの神話)
- 熊の精霊(ベアスピリット、ベアメディシンウーマン。偉大なヒーラーだとされる)(ネイティブアメリカ、ポーニー族の神話)
- ムクル(命を与える雨を降らせ、病気を治し、老人を支えるとされる創造神)(アフリカ、ナミビアの神話)
傷ついたヒーラー
童話
記述なし
神話
- アスクレピオス(死人まで生き返らせるほどの医療を生み出してしまったのでゼウスによって殺害される。英雄。死後、医学と治癒の神となる)(古代ギリシャ神話)
- ガルーダ(毒蛇を退治するとされる神鳥であり、そこから転じて毒蛇が司る病を平癒する医療の神としても扱われる。母親とともに、毒蛇ナーガ一族の奴隷として酷使されていたという神話がある)(インド神話)
- メディトリーナ(ワインと健康の女神)(古代ローマ神話)
- バイシャジャグル、薬師如来(医療、医薬を司る如来。日本では薬師如来と呼ばれる)
快楽主義者
シェフとも
童話
記述なし
神話
- オシュン(最高位の神であり、河や豊穣、そして人類の創生に関わる女神、アフリカ、ヨルバ族の神)
- ベビオン(誕生に関する女神であり、冥界の女神でもある)(アイルランド神話)
- ケティシュ(カデシュとも。神聖なエクスタシーと性的快楽を象徴する豊饒の女神)(カナンの宗教および古代エジプト神話))
- ベス(舞踊と戦闘の神。子守の神、音楽の神、生殖の神、戦闘の神としての側面を持つ。邪気を払い、妊婦や新生児を守護する)(古代エジプト神話)
ヒーロー/ヒロイン
「騎士」「戦士」も参照。
童話
記述なし
神話
- オデュッセウス(古代ギリシャ神話)
- アルジュナ(ヒンドゥー神話)
- 藤原秀郷(俵藤太とも。百足退治伝説のある英雄)(日本「俵藤太物語」)
- セインディ(太陽を盗む神話がある。トリックスターとしての側面と英雄としての側面を持つ)(ネイティブアメリカン、カイオワ族の神話)
- ポール・バニヤン(巨人のきこり)(アメリカやカナダの民話)
- テセウス(ミノタウロス退治の英雄)(古代ギリシャ神話)
- ベルナルド・デル・カルピオ(中世スペインの半神話的な英雄)
裁判官
評論家、審査官、審査官、調停人、仲裁人とも
童話
記述なし
神話
- スカン(神と人の魂の両方を裁く創造神)(ネイティブアメリカンのダコタ・スー族の神話)
- 閻魔大王(ヒンドゥー教および仏教)
- ハデス(古代ギリシャ神話)
- トート(全ての人間の名前と行動を記録する神であり、死者の審判にも携わる)(古代エジプト神話)
- 三尸(「さんし」と読む。人の体内に住んでおり、人が眠っている間、その人が働いた悪行を天帝に報告する役目を負っている三匹の虫)(道教)
解放者(リベレーター)
童話
- ネズミの相談(猫対策について話し合っていたネズミたちが、「猫の首に鈴をつけれよう」と思い浮かんだものの、それを実行するネズミが誰もいなくて結局実現できなかったという話。教訓としては「どんなに素晴らしい計画を思いついても、実行者のいなければ意味がない」という意味になるが、英語の慣用句で「bell the cat(猫に鈴をつける)」と言った場合、「他の人のために進んで困難に立ち向かう」を意味する。元型リベレーターの説明としては元の童話の「素晴らしいけど実現不可能な計画を立てる人」という意味ではなく、慣用句の方の「皆が尻込みするような困難に立ち向かう人」の意味のほうを指しているのだと考えられる)
神話
- ディオニュソス(ワイン、喜び、ブドウ、豊穣、エクスタシーの神、名前の意味は「解放者」という意味である)(古代ギリシャ神話)
- エロス(貪欲な愛の神。こちらも名前に「解放者」という意味をもつ)(古代ギリシャ神話)
恋人
童話
- かえるの王さま
- 美女と野獣
神話
- エンディミオン(月の女神セレネが恋をした美男子。神であるため不老不死であるセレネは、老いていく彼を見ていることに耐えられず、ゼウスに頼んでエンディミオンを不老不死にしてもらう。そのおかげでエンディミオンは不老不死になったが、その代償として永久に目覚めることのない眠りにつくことになる)(古代ギリシャ神話)
- 蓮子(日本神話)(本記事の参考文献では「Hasu-Ko(日本神話)」と説明されている。英語サイトや書籍「Japanese Mythology A to Z」を見ると、確かに「蓮の子供と書いてHasu-Ko」だと説明しているものが散見されるが、その中の出典を見る限り、この「蓮子」というのは日本の落語「牡丹灯籠」の「お露」、およびその翻案元である中国の怪奇小説「剪燈新話」の一節「牡丹燈記」の「金蓮」のことではないかと思われる。幽霊と男の悲恋譚 )
- フレイア(愛と豊穣の女神)(北欧神話)
- グィネヴィア(アーサー王の妻だがランスロットと恋に落ちる)(アーサー王伝説)
殉職者
童話
記述なし
神話
- イエス・キリストの使徒たち(キリスト教)
- マンスール・アル・ハラージ (ペルシャの神秘主義者、詩人、スーフィズムの教師。自分の中に神が存在するという考えをもっていたが、それが冒涜的だと受け取られて処刑された)(イスラム教、スーフィズム)
調停人
大使、外交官、仲介者とも
童話
記述なし
神話
- トート(知恵の神としての側面があり、非常に博識で他の神々や人間に教えを授けることがある。太陽神ラーに子供を産むことを禁じられた天空の女神ヌトからの相談を受けたトートが、太陰暦を生み出して太陽を司るラーの管理できない時間である閏日を創り出し、その間にヌトに子供を産ませたという神話がある)(古代エジプト神話)
- ジェネタスカ(正義の女神。高い中立性と正義感を持った神)(ネイティブアメリカン、イロコイ族の神話)
- ミトラ(ミトラの起源はイランの契約と約束の神「ミスラ」だとされている)(ミトラ教)
メンター
師匠、助言者、家庭教師とも
童話
記述なし
神話
- クリシュナ(アルジュナの精神的な指導者)(ヒンドゥー教)
- ケイローン(アスクレピオス、テセウス、アキレスの師であるケンタウロスの賢者)(古代ギリシャ神話)
- ニンスン(ニンが女性、スンが野牛という意味。ギルガメッシュの母。ギルガメッシュの夢を解釈するなどといった助言を行う)(ギルガメッシュ叙事詩)
メシア
救世主、贖罪者とも
童話
記述なし
神話
- メシア(ヘブライ語で「油をそそがれた」という意味であり、古代では祭司や王が就任の際に油を塗られたことに由来する。理想的な統治者という意味合いが生まれた後、さらに救済者という意味に繋がった言葉)
- イエス・キリスト
- アダム・カドモン(ヘブライ語で「原初の人間」「超越者」という意味であり、カバラのイサク・ルリアの解釈では「人間の心が考えることができる神の最も完璧な現れ」だとされている)
- アル・マハディ(イスラムの終末論的救世主。神の導きという意味合いを含む)
- 弥勒菩薩(名前に「慈しみ」という意味合いを含む。遠い未来で、多くの人々を救済するとされている)(仏教)
- カルキ(ヴィシュヌの化身。白馬に乗り、悪を亡ぼし、世界を一新する)(ヒンドゥー教)
- 湯王(殷の時代、湯王が桑林の地で舞を踊る「桑林の舞」という儀式を行って雨乞いした)(中国神話)
ミダス王
クロイソス、ケチなやつ、とも
(クロイソス:現在では「大金持ち」の代名詞ともなっている、現在のトルコにあったリュディア王国の最後の王。膨大な富を持っていたが、数々の不幸に襲われる)
童話
記述なし
神話
- ミダス(手に触れるものすべてが黄金になる力を与えられた王)(古代ギリシャ神話)
- ククス(邪悪な亡者。死後も自分の家に彷徨い出て、財産の相続を妨害する)(アルバニアの民話)
僧侶・修道女
童話
記述なし
神話
- 修道士タック(ロビンフットの登場人物である陽気な修道士)
- ネンニウス(ウェールズの歴史を書いた修道士)
- 聖ベルナデット(幼い頃に聖母マリアの幻影を見た19世紀の聖人・修道女、不治の病を治癒する)
母
母なる自然など
童話
- ハバードおばさん(マザーグース)
神話
「母」は通常、あらゆる宗教や神話の中で、以下のような神の母として登場する。
- ラクシュミ(ヒンドゥー教)
- ドゥルガー(ヒンドゥー教)
- カーリー(ヒンドゥー教)
- サラ(アブラハムの妻)(ユダヤ教)
- ナオミ(エリメレクの妻)(ユダヤ教、ルツ記)
- キュベレー(大地母神、死と再生の女神)(古代ギリシャ神話)
- デメテル(古代ギリシャ神話)
- イシス(古代エジプト神話)
- テルース(大地母神、ギリシャ神話のガイアに相当する)(ローマ神話)
- シワコアトル(出産に関連する大地母神、農業の神としての側面や、戦士としての側面もある)(アステカ神話)
神秘主義者
聖職志願者、修道士、修道女、アンカライト(宗教的な隠者。教会の一室など、特定の場所に居続けることを誓う点が通常の隠者とは異なる)、隠者とも
童話
記述なし
神話
- 荘子
- 王維(隠遁傾向の強い、唐の時代の詩人)
- ボーディダルマ(達磨とも。インド人の僧で、中国禅宗の開祖だといわれている)
- バスラのラビア(イスラム教スンニ派の聖人、スーフィーの神秘主義者)
- マンスール・アル・ハラージ (ペルシャの神秘主義者、詩人、スーフィズムの教師。自分の中に神が存在するという考えをもっていたが、それが冒涜的だと受け取られて処刑された)(イスラム教、スーフィズム)
- ミラレパ(チベット仏教四大宗派の一つであるカギュ派の宗祖のひとり。マルパの弟子)
- ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(中世ドイツのベネディクト会系女子修道院長であり、神秘家でもある)
- イブン・アラビー(中世イスラムの思想家、スーフィズムの巨匠)
- ナフマニデス(中世カタルーニャのユダヤ人学者。哲学者、医師、カバリスト、聖書評論家である)
- アブラハム・アブラフィア(スペインのサラゴサで生まれたユダヤ人カバラ学者)
- マイスター・エックハルト(中世ドイツのキリスト教神学者、神秘主義者)
- アビラの聖テレサ(スペインのローマ・カトリック教会の神秘家。修道院改革に尽力)
- 盤珪永琢(ばんけい ようたく、と読む。江戸時代前期の臨済宗の僧)
- ウィリアム・ロウ(イングランド教会の司祭、ドイツの神秘主義者ヤーコプ・ベーメに傾倒する)
- ラビ・イスラエル・ベン・エリエゼル(ハシディズムの創始者)
- ラーマクリシュナ・パラマハンサ(パラマハンサは聖者という意味。ラーマクリシュナ・ミッションの宗祖)
- シュリー・ラマナ・マハルシ(アートマン、日本語で真我と呼ばれる、「意識の最も深い内側にある個の根源」の探求について説いた南インドのヒンドゥー教の聖者)
- アーナンダマイー・マー(ヨガの第一人者、インドの聖人)
- パドリーニョ・セバスティアン(アマゾンのシャーマン)
- ヴサマズル・クレド・ムトワ(南アフリカのズールー族のシャーマン)
- ペマ・チョドロン(アメリカ系のチベット仏教僧)
大使
ネットワーカー、ヘラルド(古代ギリシアの伝令)、ランナー、ジャーナリスト、コミュニケーターとも
童話
記述なし
神話
ほとんどの文化には、神と人の間を取り持つ神の使者が存在する。
- 大天使ラファエル(ユダヤ教)
- 大天使ガブリエル(キリスト教)
- ジブリール(天使ガブリエルのアラビア語名。イスラム教)
- マタリスヴァン(人間に火をもたらしたとされる神。インドのヴェーダ神話、ヒンドゥー教)
- 鷲(ネイティブアメリカンの神話)
- コヨーテ(ネイティブアメリカンの神話)
- イリス(虹の女神、ゼウスの伝令)(古代ギリシャ神話)
- ヘルメス(古代ギリシャ神話)
- メルクリウス(商人や旅人の守護神、ヘルメスと同一視される)(ローマ神話)
- スラオシャ(聴取と従順を守護する神、もしくは天使とされる存在)(ゾロアスター教)
- ヌスク(天の宮廷でエンリルの伝令役を務める、祈祷時に熾す火の神)(アッシリア神話)
- ニラ(蛇と同一視される神)(シュメール神話)
- パイナル(ウィツィロポチトリの伝令神)(アステカ神話)
- サヴァリ(ポリネシア神話)
- 句芒(こうぼう、と読む。伏羲の補佐をする神)(中国神話)
- ナラダ(インドネシア、ジャワ島に伝わる神話)
- グナー(女神フリッグに仕える女神であり、フリッグの使いとして各地に赴く)(北欧神話)
- ヘルモッド(オーディンの子。バルドルが死んだ際に、オーディンの使いとして冥界に赴き、冥界の女王ヘラにバルドルを生き返らせるための身代金を差し出す。なお、ロキの妨害のためにこの試みは失敗する)(北欧神話)
パイオニア
探検家、入植者、巡礼者、発明家とも
童話
記述なし
神話
- ナナウル(タヒチのキイという王の息子。人口増加を続けるタヒチを救うために入植地を探す冒険に出かけ、ハワイを見つけ出す)(ハワイの伝説)
- 達磨(インドから中国に渡り、禅を教える)
- ハガル(アブラハムの妻サラに仕える女奴隷。イシュマエルの母。荒野を彷徨う伝説がある)(旧約聖書)
詩人
童話
記述なし
神話
- ダビデ王(イスラエルの統治者、多くの詩篇の作者とされる)(旧約聖書、ユダヤ教)
- オルフェウス(冥界下りの英雄。ケルベロスさえもなだめる竪琴の名手である吟遊詩人)(古代ギリシャ神話)
- ブラギ(詩の神。諸説あるが、詩の蜜酒に関する神話があるオーディンが一時的に名乗った名だとする説もある)(北欧神話)
- フィン・マックール(フィアナ騎士団の騎士団長。優れた詩人としての伝説が残っている)(ケルト神話)
司祭
巫女、牧師、ラビ(ユダヤ人の集会の精神的指導者)、リバイバリスト(キリスト教におけるリバイバルの指導者、説教者。リバイバルは信仰復興という意味で、敬虔な信者の増加と教会の成長を伴う信仰運動とされる)
童話
記述なし
神話
- エルアザル(イスラエルの最初の大祭司だとされる司祭)(旧約聖書)
- ピュティア(デルフォイのアポロン神殿にて、トランス状態になって神託を得る巫女。ピュティアは神職名)(古代ギリシャ神話)
- アポテキル(稲妻の神であり、同時に月神の司祭でもある神)(インカ神話)
- ウンガン(ハイチのブードゥーの男性司祭のこと。ちなみに女性司祭はマンボと呼ぶ。ディズニー映画「プリンセスと魔法のキス」に登場する陽気なブードゥー・クィーン、ママ・オーディはおそらくマンボであろう)(ブードゥー教)
- イシュカラ(愛の女神イシュタルの巫女)(バビロニア神話)
- ココペリ(雨をもたらす豊穣の精霊)(ネイティブアメリカン、ズニ族やホピ族、ナバホ族の神話)
- ウトナピシュティム(すべての生命を一掃する巨大な洪水に備えて、生命の保存者と呼ばれる巨大な船を作るように命じられる。大洪水とノアの箱舟に類似する神話)(ギルガメッシュ叙事詩、メソポタミア神話)
- ジウスドラ(こちらも大洪水とノアの箱舟に類似する神託を受けたという神話が残っている)(シュメール神話)
王子
童話
記述なし
神話
- ラーマ(イクシュヴァーク王朝の王子。インドの理想的な君主像とされている。叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公)(ヒンドゥー教)
- 聖徳太子(厩戸皇子とも。日本の文化的英雄。観音菩薩の生まれ変わりという信仰がある)
- ショチピリ(「花の貴公子」という意味がある。豊穣、ゲーム、ダンス、花、歌の神。幻覚性植物との関連性もある)(アステカ神話)
- バアル・ゼブル(嵐と慈雨の神バアルの尊称「バアル王子」という意味になる。カナンのペリシテ人の神。豊穣神でもあり、儀式には性的な側面がある。カナンに入植してきたヘブライ人はこれを邪神とした)
娼婦
童話
記述なし
神話
- オチュン(最高位の神であり、河や豊穣、そして人類の創生に関わる女神、アフリカ、ヨルバ族の神。聖なる娼婦と呼ばれることがある)
- 神聖娼婦(世界各地に存在する、宗教上の儀式として性交渉を行った巫女)
女王
童話
- 白雪姫と7人の小人たち
神話
- マリア(イエスの母、「天の女王」と呼ばれる)
- メイヴ(美しく好戦的なコナハトの女王。トリックスターとしての側面もある)(ケルト神話)
- 摩利支天(マリシテン、サンスクリット語で「陽炎、威光」を意味する。仏教の守護神である天部の神であり、太陽を神格化した日天の妃であるとされる)(仏教)
- グィネヴィア(アーサー王の妃)
反逆者
無政府主義者、革命的、政治的動機による抗議者、不適合者、海賊とも
童話
- ハンスと豆の木
- ピーターラビット
神話
- ルシファー(神から「アダムを拝礼しろ」と言われたが、その命令を拒んだため神の怒りを買い、堕天した)(キリスト教)
- イブリース(ルシファーに関する上記の話と類似した話がある)(イスラム教)
救世主
童話
記述なし
神話
- ビダダリ(魔法の知識を使って英雄を危険な状況から救い出し、その英雄と結婚した美しい精霊。メレー語で「天使」を意味する)(ジャワ島の神話)
- ランスロット(アーサー王の妃グィネヴィアを助ける)
- ベンディゲイドブラン(嫁ぎ先のアイルランドで奴隷以下の扱いを受けていた自身の妹ブランウェンを救おうとする、ブリテンの王にして巨人)(マビノギ四枝・スィールの娘ブランウェン)
妨害者
童話
記述なし
神話
- ロキ(狡猾でいたずら好きの神。英雄としての側面とトリックスターとしての側面を持つ)(北欧神話)
- エリス/ディスコルディア(不和と争いの女神、トロイア戦争を引き起こしたとされる。エリスはギリシャ神話での呼び方であり、ディスコルディアはローマ神話での呼び方)
- バマパナ(不和をもたらす神。英雄としての側面とトリックスターとしての側面を持つ)(アボリジニの神話)
- 蛇(人を騙し、しばしば不老不死になることを阻む)(旧約聖書やギルガメッシュ叙事詩など、世界各地の様々な神話)
サマリア人
童話
記述なし
神話
- ニンリル(天、地、空気、穀物を司る女神で、不幸な人々に同情を示す)(シュメール神話)
- パルジファル(聖槍によって聖杯王アンフォルタスの傷を癒す)(ワーグナーの楽曲「パルジファル」)
筆記者
コピー機、秘書、会計士 – ジャーナリストとも
童話
記述なし
神話
- エズラ(筆記者エズラと呼ばれる大司祭にして律法の書記官)(旧約聖書)
- イムホテップ(最初に作られたピラミッドとされるジェセル王のピラミッドを建築した神官。内科医としても優れており、後に神格化されてギリシャ神話のアスクレピオスと同一視される)(古代エジプト神話)
- トート(トキの姿をした知恵の神。書記の守護者とされる)(古代エジプト神話)
探求者
放浪者、遊牧民とも
童話
記述なし
神話
- アルジュナ(たびたび放浪する神話が残っている)(ヒンドゥー教神話)
- ゴータマ・シッダールタ(修行のために各地を放浪したという伝承が残っている)(仏教)
召使い
童話
- シンデレラ
神話
- ラム・ダス[リチャード・アルパート](1931年生まれ。米国の心理学教授、作家、スピリチュアルティーチャー、。LSDの研究を行った他、ヨガや瞑想の普及にも務める)
- ラマ・スールヤ・ダス (1950年生まれ。アメリカ人。チベット仏教のラマ僧)
- オバデヤ(ヘブライ語で「神のしもべ」を意味する預言者)(旧約聖書)
- ガニメデス(水瓶座の元になった美少年。ゼウスに気に入られて連れ去られ、ゼウスの給仕係にさせられる)
- シャールヴィ(トール神の従者のひとり)(北欧神話)
シェイプシフター
トリックスターも参照
hape(姿形)+shift(変化する)。変身するもののことを総称してシェイプシフターと呼ぶ。ウェアウルフなどの獣人や日本の民話に登場する人を化かす化け狐の他、不本意な変身(例えばカエルの王子様)もシェイプシフターに含まれる。
童話
記述なし
神話
神や神話上の人物の多くは、変身能力を持っており、元型シェイプシフターであると同時に元型トリックスターとして見ることができる。
- テスカトリポカ(名前は「煙を吐く鏡」という意味。夜や魔術、不和、戦争といった様々な概念を司る重要な神。ジャガーに変身することができる)
- エスツァナットレーヒ(名前は「姿を変える女」という意味。様々な年齢の女性に姿を変える。四季、およびそれに関連して死と再生を司る神である)(ネイティブアメリカン、ナバホ族の神話)
奴隷
童話
- オズの魔法使いの登場人物「空飛ぶ猿」
神話
- エウリュクレイア(オデュッセイアに登場する高級奴隷であり、オイデュプスの乳母。オイデュプスがトロイア戦争後の遭難の旅から帰還した際、オイデュプスが変装していたにもかかわらず最初に正体に気付く)(古代ギリシャ神話)
- クネヒト・ループレヒト(「黒いサンタクロース」と呼ばれることのある、聖ニコラウスの従者。聖ニコラウスはサンタクロースの原型であり、いい子供には聖ニコラウスがキャンディなどの子供の喜ぶプレゼントを贈るが、悪い子供にはクネヒト・ループレヒトが石炭や懲罰としての鞭打ち用の小枝などの子供にとって嬉しくないプレゼントを贈る)(ドイツの民話)
- シーシュポス(ゼウスが河の神の娘を誘拐したとき、その娘の行方を河の神に告げ口した人間。その罰としてゼウスはシーシュポスの元に死の神タナトスを送りこむが、シーシュポスは言葉巧みにタナトスを騙して拘束してしまう。その後さらに別の神の手によって冥界に連行されたシーシュポスは、冥界の神ハデスの妻ペルセポネも騙し、冥界から逃げ出してしまう。その後、最終的には力ずくで冥界に連れ戻されるが、幾度も神を欺いた罰として巨大な岩を山頂まで無限に押し上げ続けなくてはならない苦行を課される)(古代ギリシャ神話)
ストーリーテラー
童話
- 千一夜物語のシェヘラザード
神話
- ホメロス(オデュッセイア、イリアスの作者)(古代ギリシャ神話)
- ブレーズ(生まれてすぐのマーリンに洗礼を施した神父であり、幼少のマーリンの教師や、アーサー王の宮廷におけるキリスト教の書記兼通訳を務める。背が高く、痩せこけており、身なりに気を使わず、不可解な性格をしているが、非常に広大な知識を持つ人物だとされる)(アーサー王伝説にキリスト教的な側面を最初に与えた、ロベール・ド・ボロンという12世紀後半から13世紀初期のフランスの詩人による作品「魔術師マーリン」に登場する人物)
- タミュリス(トラキアの音楽家、吟遊詩人。文芸を司るムーサという女神たちに対する不敬のため、盲目になる)(古代ギリシャ神話)
プレイボーイ
悪名高いハートブレイカー、快楽を求める悪戯者、うそつき、とも
童話
- 千一夜物語のシャフリヤール王
神話
記述なし
学生
弟子、信者、後継者、、見習いとも
童話
記述なし
神話
- ダルヴィーシュ(イスラム神秘主義であるスーフィーの修道僧)
- フンシ(ハイチのブードゥーの女性司祭マンボが儀式をする際、助手をする資格のある信者)
- テレマコス(オデュッセウスの息子。英語「メンター」の語源となったメントールという人物に師事する)(古代ギリシャ神話)
- メディア(女神ヘカテーに仕える巫女であり、ヘカテーから魔術の手ほどきを受ける)(古代ギリシャ神話)
- アナンダ(ブッダの高名な弟子のひとり)(仏教)
- 聖シモン・ペテロ(イエス・キリストの最初の使徒であり、カトリック教会では「使徒の頭」だとされている)(新約聖書)
- アブー・バクル(預言者であるムハンマドの親友であり、ムハンマドの近親を除くと最初の入信者だとされる人物)(イスラム教)
教師
トレーナー、コーチ、メンターとも
童話
記述なし
神話
- ソクラテス(プラトンなど、数々の弟子を持つ)
- 漁夫王(カーボネック城の王であり、本名はペラム王。聖槍ロンギヌスで足に癒えない傷をつけられ、歩き回ることができなくなったので日がな一日釣りをしている。パーシヴァルの師でもある。パーシヴァルが齎した聖杯によって最終的には足の傷を癒される)(アーサー王伝説)
- ケイローン(アスクレピオス、テセウス、アキレスの師であるケンタウロスの賢者)(古代ギリシャ神話)
- ダンヴァンタリ(アーユルヴェーダの神。神々の医師であり、人間のためのすべての治療法の起源であり、教師であるとされる)(ヒンドゥー教)
盗賊
詐欺師、トリックスター、ロビンフッドとも
童話
記述なし
神話
- ワタリガラス(月と太陽の起源神話にて、天空の支配者から月と太陽を盗み、空に置いたとされる)(ネイティブアメリカンの神話)。
- プロメテウス(神々から聖なる火を盗んで人間に分け与えた英雄)(古代ギリシャ神話)
- アウトリュコス(オデュッセウスの祖父。盗みと偽誓の名手であり、白い獣を黒く、黒い獣を白くしたり、角のある獣から角を盗んで、それを角のない獣に取り付けることができたとされる)(古代ギリシャ神話)
- ディスマス(イエスと共に十字架に欠けられた二人の罪人のうちの一人で、処刑の際、自らの罪を悔い改め、イエスには何の罪もないことを主張した)
トリックスター
パック(いたずら好きの妖精)、挑発する者、扇動する者とも
童話
- 「赤ずきん」のオオカミ
- 「酸っぱい葡萄」のキツネ
神話
- カウル(トリックスターである神。三兄弟の末っ子であるが、カウルが母親の腹の中にいる際、一番上の兄に堕胎させられそうになったため、母親の胎内で5年過ごし、縄に姿を変えて生まれる。その後、二番目の兄がカウルを保護したため、生き残ることができた。非常に強力な神であるとされており、高波と戦って波を打ち負かし、波の高さを低くしたという神話や、元々は巨大な獣だった犬をカウルが打ち負かしたため、犬の大きさが現在の一般的な犬のサイズにまで縮んだとする神話がある)(ポリネシア神話)
- アオカケス(スズメ目カラス科に分類される鳥類。キツネやコヨーテと同様、トリックスター的な役割を持つとされている。ゴシップ好きで騒々しく、傲慢で自分勝手であり、虚言をいうとされる。また、家のそばでアオカケスを見かけた場合、それは誰かが家の者に嫉妬して不幸が起きるよう祈っていることを示していると考えられていた)(ネイティブアメリカンの神話)
- スパイダーウーマン(蜘蛛女。悪い子供を食べるとされている)(ネイティブアメリカンの神話)
- セト神(古代エジプト神話)
- エシュ(神託の使者であり、邪悪な者を罰する。多面的な側面を持つ神であり、慈悲深く保護的な側面や復讐者としての側面、男性を悪事に駆り立てる側面などを持つヨルバ族の神)
原文に記載されているのはこれだけだが、これ以外にも数多くのトリックスターに該当する神はいると思われる(北欧神話のロキなど)。
吸血鬼
童話
記述なし
神話
- ヴラド3世ドラキュラ(ヴラド・ツェペシュ)(ワラキア公。ブラムストーカーの『ドラキュラ』のモデル)
- ラン・スィル (お産の時に死亡した女性が吸血鬼になったもの。新生児や子供に害をなすとされる。同じ地域の類似した吸血鬼に「ポンティアナック」という、こちらは母親だけではなく子供も死産だった場合になる女性吸血鬼がいる)(マレーシアの民話)
サクリファイス(犠牲者・生贄)
童話
記述なし
神話
- イサク(アブラハムの愛息子。神の試練としてイサクを生贄に捧げるように言われたアブラハムは、それに従って彼を生贄に捧げようとするが、寸前の所で神の御使いが現れてそれを止めさせる)(旧約聖書)
- ヘラクレス(エジプトのブーシーリス王につかまり、豊作を祈願するための生贄にされそうになったが、自身を縛りつける鎖を粉砕し、その勢いのままエジプト軍を壊滅状態にまで追いやる)(古代ギリシャ神話)
純潔の乙女
童話
記述なし
神話
- アテナ・パルテノス(「処女神アテナ」という意味。パルテノスは「処女」を意味するギリシャ語)(古代ギリシャ神話)
- ヘスティア(ギリシャ神話の炉の女神で、ローマ神話のウェスタと同一神。処女神。ギリシャ神話の処女神のカテゴリーには、アテナ、ヘスティアの他にアルテミスも該当する)(古代ギリシャ神話)
ビジョナリー
夢想家、予言者、先見者-ガイド、錬金術師とも
童話
記述なし
神話
- 古代ユダヤの予言者(イザヤ、エレミヤ、エゼキエルなど)(権力を持った国家指導者を糾弾する役割を担うことが多い)(旧約聖書)
- ムハンマド(イスラム教)
- バハー・ウッラー(「バハー・ウッラー」というのは尊称で「神の栄光」という意味。本名はミールザー・ホセイン・アリー。バハイ教の創始者)
- カサンドラ(トロイ王家の娘。アポロ神が彼女を誘惑しようとして予言の能力を与えたが、彼女がアポロの求愛を拒否したため、アポロは彼女の予言を誰も信じなくなる呪いをかけた。その後トロイの木馬を見破る予言もしているが、無視されてしまう)(古代ギリシャ神話)
戦士
兵士、犯罪者、アマゾネス、傭兵、幸運の兵士、ガンマン、侍とも
童話
記述なし
神話
- ビーマ(マハーバーラタの英雄。「恐ろしき者」という意味。風神ヴァーユの息子で、英雄アルジュナの弟。怪力の持ち主であり、後に軍神になる)(ヒンドゥー教神話)
- オヤ(戦士、火・風・雷・ニジェール川の女神、ヨルバ族の神)
- アンダルタ(「強大な雌熊」を意味する、戦争と豊穣の女神)(ケルト神話)
- ポポカテペトル(「煙を吐く山」を意味する。アステカ神話におけるロマンス譚。あるときイスタシワトルという王女が、戦士ポポカテペトルと恋に落ちる。それを知った父王が「ポポカテペトルが戦争から戻ってきたら二人を結婚させてやろう」と約束する。実はこの時、王はポポカテペトルが生きて帰ってくるとは思っていなかったが、その予想に反してポポカテペトルは戦いに勝利し、生き残ることができた。しかしポポカテペトルが帰還する前に「ポポカテペトルが戦死した」という偽の情報が王女の耳に入ってしまい、彼女は悲しみのあまり死んでしまう。せっかく生きて帰ってきたのに王女が死んでしまっていたことを知ったポポカテペトルが彼女のそばに跪くと、神々が二人を雪で覆い、山に変えた。こうして生まれたのがポポカテペトル山とイスタシワトル山という実在する山である)(アステカ神話)
- ブリュンヒルデ(戦女神ヴァルキュリアの一人。実在した西ゴート王女ブルンヒルドが元となっていると考えられている)(二ーベルゲンの指輪、および北欧・ゲルマンの英雄譚)
- アリョーシャ・ポポーヴィチ(怪物トゥガーリンを倒した英雄。明るい性格だが、ずるがしこく、機転が利き、他者を騙したり嘲笑したりするというトリックスター的な性質も強い)(ロシアの民間伝承)
- ドゥルガー(「近づきがたい者」という意味の女神。非常に美しいが、非常に恐るべき戦士でもある。シヴァをはじめ他のデーヴァ神族の神々から様々な武具を授けられ、それを使って魔神であるアスラ神族を壊滅に追いやり、アスラ神族の首領マヒシャを打ち破る。マヒシャはブラフマーから「女性以外には殺されない」という力を授かっており、デーヴァ神族の地位を狙うと同時に自分を崇拝するよう人々に圧力をかけていたとされる)