IEEは、生まれながらの心理学者のような素質を持ち、相談役や仲介役としても向いているタイプです。たいていはとても活発で個性的で、他のどのタイプよりもユニークな存在です。考え方は型にはまらず、自由で独創的です。
第一機能に直観(Ne)を持つIEEは、相手の悩みや願望の本質をすぐに見抜く力があります。この力が感情を読み取る能力と結びつくことで、場の雰囲気を読み、思いやりのある対応ができるようになります。IEEは会話の中で、相手が自分でも気づいていないような長所や才能を見つけ出すことがあります。コンピュータやテクノロジーの分野でも、独創的なアイデアを生み出す発明家や発見者として活躍することがあります。
人との関わりにおいてIEEが持つ能力も際立っています。彼らは魅力的で温かく、思いやりのある雰囲気を持っています。さまざまな人と自然に友達になります。IEEの友人たちは、IEEが人の気持ちや個性を深く理解してくれることに感謝しています。もし、元配偶者や元同僚と今も良い関係を保っている人がいたら、その人はIEEかもしれません。
IEEの弱点は、細かい作業や計画通りに物事を進めるのが苦手なことです。じっと座って集中するような事務作業や、正確さを求められるタスクにも向いていません。卒業論文や会計報告書など、重要な書類の提出を先延ばしにしがちです。これは、ソシオニクスで言う「意志の感覚 Se 」が弱いため、自分を管理したり、物事をやり遂げるのが難しいからです。
また、IEEのオープンな性格や人懐っこさが裏目に出て、相手を信じすぎてトラブルや誤解を招くこともあります。それでも、目標を達成しようとするときは、非常に強い意志と決断力を見せることがあります。ただし、その過程で感情的になってきつい言動をしてしまい、後から後悔し、関係を修復しようとすることもあります。