IEIは夢見がちでロマンチックな性格の人々です。未来のことを考えたり、過去を振り返ったりすることが多いです。IEIは、ソファで本を読んだり、田舎に行って自然の中で過ごしたりするのが好きです。しかし、自然には予期しない出来事もあります。雨や雪、風などがあり、時には不快な驚きが待っています。そのため、IEIは「旅行」を、多くの場合、空想の中で楽しむことが多いです。
IEIは時間に対して鋭い直観(第1機能 Ni)を持っており、そのため神秘的なものや迷信、予知夢や前兆を信じやすい傾向があります。また、感情に敏感で(創造機能 Fe)、会話相手の隠れた気持ちを感じ取り、その人の心の微妙な動きに気づくことができます。
ただし、IEIは必ずしもこの感情を良い方向に活かすわけではありません。感情が高ぶりすぎて、情緒不安定になったり、衝動的に行動することもあります。例えば、他の人を温かく支える代わりに、自分の感情を利用して人を操ったり、気まぐれで傷つきやすい態度を取ることがあります。感情が高まると、「何もうまくいかない」「思い通りにならない」と感じてヒステリックになることもあります。これは、IEIが現実的な感覚や論理的な思考に弱いからです。そのため、このタイプは感覚的な困難や現実的な試練には向いていません。
時間の直観(Ni)の強い影響を受けるIEIは、幻想や夢、想像の世界に浸りがちで、長期的な計画を論理的に進めることが苦手です。例えば、家のリフォームを何年もかけて準備している一方で、朝に家具を動かし始めても、昼食時にはその作業を放棄してしまうことがよくあります。
出典:
タチヤナ・プロコフィエワ氏とマリーナ・クズミナ氏によって執筆された「9月1日―スクール・サイコロジスト」紙向けの寄稿記事シリーズ「新時代の心理学」より抜粋。