SLEは空想にふけったり、夢を見て時間を無駄にすることはありません。現実的で、具体的な行動を取るタイプです。野心的で意志が強く、明確な目的を持って行動します。リーダーとしての資質を生まれつき備えており、重要な問題については責任を持って決定を下します。論理的な思考とそれに基づく議論を大切にします。
SLEの非合理的な面は、気分や状態により活動のレベルが変わるところに表れます。朝、機嫌が良ければ、どんな書類にもサインし、サボっている人にも合格を与えることがありますが、逆に機嫌が悪いと、注意が必要です。こうした人は他人に厳しく接することが多いと言われています。それでも、危機的な状況で助けを求められた場合、無駄な話や口先だけのアドバイスをせず、具体的な行動で助けようとします(強い 感覚機能 Se )。これが彼らの最も大きな長所です。
一方、SLEの欠点は、自分の厳しい言葉や行動が将来どう影響するかを予測するのが苦手なところです(弱い 可能性の直観 Ne )。そのため、問題が突然発生し、まるで雪崩のように膨らんでいくように感じることがあります。その場合、SLEは耐え、強くあろうとします。また、人間関係の微妙なニュアンスを理解するのが苦手なこともあります。強い 意志の感覚(Se)が、弱い 倫理機能( Fi )を補っているため、時には「戦車」のように見えることがあります。SLEは、他人の意見や弱さを押し通して突き進むことがあり、まるで突進する羊のように感じられることもあります。
なお、この「無敵の巨大戦車」という印象は、感覚機能と論理機能が、倫理機能よりも強く働くSe-SEEにも見られることがあります。