概要
公明正大で行動に一貫性があります。悪意に敏感で、他人を「友好的な人」と「敵対的な人」にはっきり分けます。
自分の所属するグループ内でコミュニケーションをとるときは、他人の行為に対して道徳的な評価をします。
自分のテリトリー内は、整理整頓されていて清潔である状態を維持しようとします。一方的な利害関係しかないような友情や愛は認めません。
判断を下す際には、事の重大性を心の中で考慮します。積極的に自分や愛する人を攻撃から守ります。
復讐を決心した場合、最大のダメージを与えることが出来る弱点を見つけることができます。油断しません。
日常生活(家事など)をきちんと行います。この際、自分のテリトリーにあるものはすべて利用します。
外見的にはバランスが取れていて、他人から見ると、まるで感情がないように見えることがあります。不正や偏見を指摘されると、激しく反応します。他人とは物理的な距離を必要としているため、一人の人間と長時間一緒にいることを好みません。
自分の家にあまりよく知らない人を招待するのは、彼らにとって大きなストレスになります。普段の生活パターンをほとんど変えません。
「はい」や「いいえ」を言えないような、曖昧な状況が嫌いです。口ばかりで行動しない人が言う「約束」を信用しません。
イベントが近づくほど興奮します。今日のことだけに集中して、明日のことは明日考えようとするタイプです。慣れない仕事には不安になります。
詳細な説明
ESIは、他人がコミュニケーションの中でどのような振る舞いを見せるかを見ています。友好的なふりをした人間にだまされることはありません。
周囲の人の行動を批判的に評価しますが、率直に意見を表明するのは気分を害したときだけです。自分の主観的な評価に固執するため、他者がESIを説得して意見を変えさせるのは非常に難しいことです。
人前では、冷淡で感情的でない人物の仮面をかぶっています。初対面で、人を「内輪の人」と「他人」の2つのカテゴリーにはっきり分けます。
他人は彼らにとって、存在しないに等しいような存在ですが、内輪の人には強く執着します。よく知らない人には厳しく妥協を許しませんが、内輪の人にはかなり寛容です。
心理的な距離を管理し、最初に人を遠ざけ、次に人を近づけることによって、誰かに対する自分の態度を示します。
人に十分な圧力をかけるために必要な力の大きさを見極めることができます。臨界点に達するまで言いたいことがあっても黙っています。必要に応じて自分自身や身近な人をすぐに守ることが出来ます。
自分に害をなす相手に対して、次第にプレッシャーをかけながら学習させる方法を心得ています。相手が混乱したり、相手の闘志がなくなったと感じるまでは手を休めません。
彼らにとっては肉体的な勝利よりも精神的な勝利の方が重要です。自分を不当に扱ったり、意見を押し付けられること、威嚇や挑発をを許しません。
彼らの抵抗の強さは、通常、自分に向けられた攻撃の度合いに比例します。
◆◆◆
ESIは、何らかの方法で裏付けられた事実に基づかない、曖昧で独創的なアイデアや洞察の集合体に意味を見出すことは困難であると考えます。予測不可能で曖昧な状況下では不安を感じます。
人を観察するとき、その人と自分の能力を比較します。
「私はあの人と同じことができるだろうか?」
人を理想化しすぎるか、逆に人の能力を完全に否定してしまいます。
自分の才能や能力をひけらかす人は信用しません。他人に賛辞を贈ることは少ないですが、話していて人から賛辞を贈られるのは嬉しく感じます。
才能はあっても自己中心的で慢心している人を甘やかしたりはしません。努力の裏付けのない能力は認めません。自分から注目を集めるような行動をとったり、仕事のために自己アピールするのは難しいことですが、心の底では自分の長所が注目され、評価されるのを待っています。
様々な角度から状況を分析し、一義的な結論に到達しようとします。規範、既成のルール、試された行動様式に依存します。常識と合理的な自己利益の観点からすべてを評価します。
環境から要求されたことは無理をしてでも実行します。そして他人にも同じことを要求します。人と物理的に距離を保つ必要性があります。自分を苛立たせる人とは距離を置きます。
大勢の人ごみを避けます。
◆◆◆
ESIが心からリラックスして落ち着けるのは、具体的な成果を出すために激しい仕事をした後です。手間のかかる仕事は、後でやらずに済むように手早く済ませます。
現実的な活動に自分を引き込んでくれる人を好みます。日常生活では実用的な人です。自分のスペースにあるものは何でも使い道があると考えます。機能的で美しいものが好きです。
有益で、最小限の努力で活用できたり維持できるものは、すべて評価します。仕事と余暇のための快適な環境を作り出せます。
新しい職場がより良いものであれば転職しますが、新しい状況に適応するために、習慣になっている生活様式を捨てるのは困難です。このような移行や再編の際に経験する不快感は、本人にとって非常にストレスであり、恐怖ですらあるものです。
ESIは、時間がない状況下で活性化します。迅速な決定と解決を志向しています。それができない場合、彼らは苛立ちます。些細なことをいちいち指摘されると、内心反発します。
重要な目標やプロジェクトには迅速に動員されます。準備に時間をかければかけるほど、不安や心配が大きくなり、結果も振るわなくなるため、あまり時間がない方がプラスに作用します。
ESIは内面的には不安を抱えています。自分や身内を脅かす危険や悪い結果について考えます。運命の気まぐれから守られているという感覚を得るために、哲学的で神秘的な推論方法を探します。
不意打ちを食らわないようにするために、常に不測の事態に備えます。過去の失敗やショックだった出来事をよく覚えており、そこから未来への教訓を得ます。
◆◆◆
人の感情の状態を鋭敏に察知します。しかし、相手の機嫌を直したり、悩みを解消したりすることはできないことが多いです。その代わり相手の機嫌に合わせます。
深刻な場面には毅然とした態度で臨みます。友人といる時は陽気で明るく、冷笑的な皮肉も言います。明るくエネルギッシュな人、人をリラックスさせ、緊張を和らげ、気分を良くさせる方法を知っている人、将来に自信を持っている人を好みます。
ESIは、重荷になるようなマイナス思考からの気晴らしと、定期的な感情解放を必要としています。彼らは人生のドラマやネガティブな感情の爆発を避けようとします。
こういったものが、精神と幸福に大きな影響を与えることを、彼らはあまりにもよく理解しています。
しかし時には対立を意図的に加速させ、状況をドラマチックに演出し、問題の解決と和解を早めようとすることもあります。
ESIは、何か具体的な仕事がなければ、のんびりと過ごすことができません。怠惰と仕事がない状態は彼らにプレッシャーを与えます。
常に自分ができることを探しています。ESIにとっては仕事が百薬の長です。
他人の前で、だらしなく魅力に欠ける姿を見せたり、体調の悪い姿を見せるのを嫌がります。病気になったら、すぐに治療を受けます。
体調を崩している人、病気の人、不安になっている人、依存心の強い人、いじめの標的にされやすそうな弱い人に同情します。具体的な行動で彼らを助け、危機を乗り越えさせ、有害な習慣を克服させることを無意識に望んでいます。清潔で健康的なライフスタイルを好みます。
生理的に受け付けない人、不健康なことばかりしている人には我慢できません。
コミュニケーションの仕方
ESIのような人は、どのビジネスでも必要とされている人材だと思われます。
彼らが様々なビジネスで必要とされる理由は、まず第一に、重大な欠点を見逃さず、指摘できるからという理由があげられます。彼らは「論理的でなければならない」という意識と自制心が強いです。それゆえ、あらゆる側面から状況を分析しようとします。
また、彼らは感情を伴わずにすべてを客観的に理解したいと思っています。人が倫理的な規範を破っていないかという点をよく見ています。周囲の人の行動に対して道徳的な評価を下します。マイナス評価で人や物事を評価するほうです。時にはネガティブな倫理的アドバイスをすることもありますが、これは具体的にどのようなものかというと「正直なところ、あなたがその人のことをどう思っているか話してみて下さい」というように、他者にネガティブな感情を素直に表現するよう促すという形で行われます。
◆◆◆
倫理的な要素が強化されている場合、コミュニケーションに不自然な遊び心や気負い、無理な笑いが出てきます。微妙な空気になるような冗談を言ったり、ガツガツした誘い方をする人に敏感です(女性のESIの場合)。
話しかけられたら必ず何かしら答えようとします。行列に並んでいる最中や、混んだ交通機関で小競り合いをすることも多いですが、これは彼ら自身の意思ではなく、周囲の人からの侮辱的な圧力から身を守るためです。
時々、彼らは悪ふざけで人々のユーモアのセンスを試そうとする傾向があります(こうした場合、彼らは真面目な顔で、咄嗟の感情的な反応を必要とするような情報を伝えることで試そうとします)。アメリカの作家サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」の主人公を思い出せば、ESIのこのような特性について理解しやすいかと思われます。
行動の特徴
ESIの行動面における最も特徴的な点は、自分や大切な人を積極的に守ろうとする点です。ESIがある人を自分の保護下に置いた場合、その人に長期的な保護を約束します。
そして保護している人のために交渉に行き、その人の利益を守ろうとします。ESIが強烈に腹を立てた場合、積極的に、周りの目を気にせず反撃に出ます。誰かに復讐する際は、敵の中で最も弱い場所を的確に見つけ出します。イタリアの有名な映画「La Piovra」では、Corrado Cattaniがマフィアに対してこのように行動しています。
復讐に燃えるESIは、この映画の登場人物であるCattaniのように、自責の念と使命感に駆られて生きていくことになります(そのためアルコールの力を借りてストレスを解消する傾向があります)。
◆◆◆
彼らは仕事に全力で没頭することを好みます。イエスともノーとも言えないような曖昧な状況に耐え続けるのは難しいです。
そのような状況下では、焦って一度に全てに手を出そうとするか、その逆に何も出来ないまま延々悩み続けてしまいます。
ESIは待つことが苦手です。予想される重要なイベントが近づけば近づくほど、緊張と興奮で一杯になります。頻繁に掃除する方ではありませんが、する時は丁寧に掃除します(女性の場合)。
彼らがもし掃除をしようと決めたら、一日に数回は床を拭くことさえあります。そしてどんなに夜遅くまでかかったとしても、皿洗いをしてテーブルを片付けて、一切合切をきれいにし終わるまでは、決して寝ようとしません。
彼らは「なにもしないでゆっくりする」というような休日の過ごし方ができません。労働を最終的な結果ではなく、費やした努力の量をみて評価しようとします。
外見
ESIは、特徴的な鋭い顔つきと表情で見分けることができます。彼らの顔には警戒心や他人からのプレッシャーに抵抗するような雰囲気が表れています。こうした特徴は、アメリカの女優Jane Fondaを見るとわかりやすいです。
ESIは考え事をしているとき、目を凝らして物や人をじっと見ることがあります。同時にその顔には、自分が陥った状況の見通しが立たないことに対する困惑が反映されている。
ESIは人を見つめるほうですが、そうやって見られていた人がESIの方を振り返ると、さっと目をそらします。
◆◆◆
長時間、一つの姿勢でいることができます。ESIの唇は通常、薄くなく、ふくらみがあるほうですが、口はしっかり閉じられています。顔は滑らかで、骨ばった頬骨はありません。
倫理的なサブタイプの場合、顔の表情には不満や批判的な態度、時には怒りを表しているような雰囲気があります。
ESIは全体的に痩せてスラッとしている人が多いです。脚も長く、バレエ選手(例:ロシアのバレエ選手Maya Plisetskaya)のようです。肩幅は広く、彫像のような風格があります。
ESIの服は厳格さがあってエレガントです。外出時や客を迎えるときはほとんどの場合、フォーマルな要素の強い服装をします。服には決して乱れがありません。常にきちんとして、シャツの裾がだらしなく出ているようなことはありません。フォークロア的な要素(民族衣装や民俗的工芸品の意匠やデザインを取り入れた被服やスタイル)を好む傾向があります。
仕事
部下として
強み
人と人との関係に精通しています。良心的で、義務感が強く、時間を守ることができます。事前に万端の準備を整えます。丁寧に、そして一貫性をもって仕事をします。
義理人情に厚い人です。秩序を作るための努力と時間を惜しみません。興味のない仕事でも、必要な仕事は無理してでもやることができます。経済的な分野に優れていて、合理的な財政管理の方法を知っており、借金をしないように心がけています。強い自制心と自己管理能力を持っています。
必要であれば、自分自身や愛する人をしっかりと、そして積極的に守り抜きます。自分の習慣や愛着の対象がコロコロ変わることはありません。
乱雑さや不注意には我慢できない方で、実績のある仕事のやり方に従おうとします。
人が困っているときには、自分から進んで様々な手助けをしに行きます。家族を大切にします。遅刻はしないほうです。どんな仕事でも時間をかけて一定のパフォーマンスでこなす傾向があります。プライベートでも勤勉なほうです。
問題のある領域
不正や非倫理的な行為に対して過敏すぎるところがあります。感受性が強く、善にも悪にも同じように反応します。他人の欠点をよく見抜き、鋭い非難を投げかけることがありますが、これは言葉ではなく、口調や表情で示すことが多いです。
人を「友好的な人」と 「赤の他人」に分ける傾向があります。裏切りは許しません。疑り深い性格で、曖昧な状況を嫌い、めまぐるしく変化するような環境を好みません。
人の能力を見極めるのが苦手で、誰に対しても同じように高いモラルを求めてしまう傾向があります。誰かに自分の資質を評価されることは嫌いです。
というのも、自分自身に対してあまり自信がない時が多いためです。そうした自身のなさを隠そうとして攻撃性を見せることがあります。
以下のことは期待できません。
- 人生に対して常に前向きな姿勢を持つこと。
- 不道徳な行為を見て見ぬふりすること。
- 信念や何かに対する評価を柔軟に変化させること。
- あまり一般的ではないユニークな問題解決方法を受け入れること。
適職
人との交流が必要とされる分野に適性があります。またそれ以外にも、医療やヘルスケア(特に応用分野である歯科、マッサージ、看護師、鍼灸師、理学療法士、診療放射線技師、臨床検査技師)、マーケティング、サービス(お金や物質的価値の管理)、サービス業の会計業務、出納係など、集中力と注意力が必要とされる仕事にも適性があります。
組織のトップとして
真面目で落ち着きのある人ですが、内心ではいつも、他人に負の感情を向けられるのではないかと警戒しています。
ESIにとっての倫理基準とは、プロクルーステースのベッド [1]です。ESIは、一般的に受け入れられている行動規範に反している人に対して批判的です。
ただし、ある人に対する否定的な態度は、相手側がはっきりとESIに対して敵意を示すまでは表に出てきません。そのような場合には、効果的に相手の弱点を攻撃しながら抵抗し、自分の立場や信念を守り通します。外敵の侵入から自分の内的世界を「守る」能力が、組織のトップとしてのESIの行動スタイルにも反映されます。
◆◆◆
モラライザー(道徳について説く人)
このタイプのリーダーは、人に対して批判的な態度をとることがあります。それはどういった状況かというと、人々が「しっかりと確立された規範」に従わない場合です。
彼らは、全ての人はこうした規範に従わなければならないと考えています。一方で、人々がESIの考える道徳的規準に一致していて、正しく義務を果たしていると判断した場合、ESIは公正な評価を行います。そして人々の信頼を得て、問題点を掘り下げ、倫理的な側面からの有益なアドバイスをすることができます。
ESIは他人に対してだけではなく、自分に対しても批判的です。自分の能力に対しては非常に厳しく評価します(そのため、しばしば彼らは自分のことを過小評価します)。そして「能力が低い」自分では責任を全うできないのではないかと考えて、自分ひとりで全責任を負うことを避けて、誰かと責任を共有することを好む傾向が生じます。
危機的な状況に繋がるようなリスクのある行動には注意を払い、状況が急激に変化するのを防ごうとします。困難な状況に直面した際、問題解決のための代替手段の選択に長い間躊躇することがあります。
◆◆◆
ESIは、価値観が厳密に定義されていて、立場ごとの関係性も明確な、階層的な組織のリーダーの素質を持っています。こうした組織のリーダーをする際、彼らは既存の感情的な繋がりの安定性を確保しようとします。
また、「非公式なリーダー」の役割をこなすのは、このタイプの人にとってさらに簡単なことです。チームの人々に対して義務感を呼び覚ましたり、仕事を行う上での規範を率先して守ったり、組織の権威を傷つけないような振る舞いをしたり、愛国心を示すなどによって、自然にチーム全体を活性化させることができます。
自信のある事柄については、粘り強く毅然とした態度で臨みます。自分の役割を放棄することなく、自分の利益と組織の利益の両方を妥協せずに守り抜きます。
ESIのビジネススタイルは多種多様ですが、危機的な状況を回避するための予防策を講じつつ、結果を予測することを意識しているという点では共通しています。
タイムリーな行動ができるかどうかは、彼らにとって心の平安と自信を維持するための重要な要素になります。予期せぬ事態が発生した場合、意志と集中力を結集して、断固とした行動をとることができます。
確信のある事柄については、忍耐力と堅実さを示す。ポジションを放棄することはなく、自分の利益とチームの利益を妥協せずに守ります。
主な特徴
- 戦術的な問題を解決することに意識が向きます。上下関係がはっきりしている集団のリーダーとしての素質があります。
- ビジネスコンタクトを確立する方法は、個人的な要素に焦点を当てています。このタイプの人にとって客観的な基準は形式的に使用するだけのものです。
- 慎重に行動するスタイルから、強い意志をもって初志貫徹するようなスタイルまで、様々な形でビジネスを行うことができます。
- 部下や同僚とのコミュニケーションは、価値観を共有することに基づいています。
- 彼らは自分自身に対して妥協を許しません。チームの結束力を高めることで、高い成果をあげ、安定した状態を維持します。
- 倫理的かつ専門的な基準に対する理解に基づいて行動します。
- 動機と目的:高潔な動機と実益を結びつけようとします。そして名声よりも「高潔な動機と結びついた実益」の実現を優先します。
- 法に対する態度:法律の範囲内で事業活動を行います。
- 戦略:倫理観を非常に重視します。自分の利益とチームの利益を妥協せずに守り抜きます。
労働条件
ESIを駆り立てる動機は、自分自身と愛する人のために高いレベルの幸福を達成することです。
このタイプの人は、良心的で信頼できる人で、家族にきちんとした収入を与えるのに必要な分だけ、きちんと働くことができます。十分な報酬が得られるのであれば、どんなに難しい仕事でも任せることができます(そして報酬に見合う分だけのパフォーマンスを発揮してくれます)。
しかし十分な報酬がない場合は、かならずしもこうなるとは限りません。彼らは様々な口実を見つけては仕事を断るようになるでしょう。
これは彼らが「不用意に」仕事をするくらいなら、全く仕事を引き受けない方が良心的であるという考えを持っているためです。
◆◆◆
定期的にこのタイプの他人は「生活」、特に「彼らの周りの人々」に対して不満を持っている際に、道徳的な意味でネガティブな状態を発生させることがあります。
このような場合、口で言ってそれをやめさせようとしても無駄です。こうした状態を改善するためには、彼らの気がまぎれるような、集中力を必要とする仕事を与えると効果的です。
このタイプの人々はルーチンワークをこなすのが得意な人ですが、作業を行う際に必要となる技術について、必ずしも十分に理解しているわけではありません。また、自分が行っている仕事の必要性自体に大きな疑問を抱いていることもあります。
したがって、今後の仕事の流れを陽気な口調で説明し、作業中は常になぜ急いでやる必要があるかを話して聞かせれば「私たちが今それを作らなければ、仕事が失敗してしまいます。なぜなら...」)、彼らは仕事に集中して、心の中で抱えている仕事の意義に関する悩みを乗り越えることができます。
また、早く仕事が終わった場合、具体的にどういった利益があるのかを説明するのも効果的です。
自己改善のための推奨事項
あなたの最大の強みは、どんな個人の行動に対しても、しっかりとした倫理的判断を下すことができることです。
あなたは人々の態度における良識の欠如、不誠実さ、不公正さといったものを容認しません。そして責任感と道徳的基準を大切にしています。
良心と倫理の問題においては、自分にも他人にも厳しい人です。あなたは相手の問題を掘り下げたり、興味深い話題を見つけることによって、相手からの信頼を得ることができます。
人を理解するために、話を聞き、助言を与えることができます。人が自分に対してどのような関わり方をしているか、人が自分にどのような評価をしているかを、めったに間違えることなく見極めることができます。
◆◆◆
落ち着きがあり、意志が強く、決断力のある人です。必要であれば、自分自身や身近な人のために立ち上がることができます。
勤勉で、骨身を惜しまず家庭を維持するための課題、仕事、雑用をこなします。
短期的な目標を設定し、それに向かって積極的、持続的、そして直接的な行動をとります。自分のスタンスを守り、妥協せず率直に欠点や欠陥を批判します。
そうした誠実さ、毅然とした態度、真面目さが、他の人々から尊敬され、高く評価されることに繋がります。
◆◆◆
人生において何をすべきかわからない時は、曖昧で混乱した状況を避けようとするかもしれません。こうした状況では自制と忍耐を示すことが難しいかもしれません。
あなたは自分にとって重要な問題が解決するのを長く待つのは好きではありません。できるだけ短い時間で有益な結果を得ることは、あなたにとって非常に重要なことです。
他の人があなたの望みを実現するために手助けしてくれるよう、他の人々の利益を考慮するようにしましょう。
他人が自然に持ち合わせていない能力を要求したり、あるいは他人の持つ個人的な欠点や、ある種の資質の欠如に焦点を当て過ぎないようにしてください。周囲の人の欠点にもっと寛容になるようにしましょう。
◆◆◆
また、あなたは目に見えない現象の原因を把握することが得意ではありません。間違った結論や決断に飛びつかないようにするために、経験豊富で賢明な洞察力のある人々の助言を考慮するようにしてください。
心を解放し、あなた自身の創造性と想像力を発揮できるように努めてください。さまざまな種類のトピックに関する多様な文献を読んでみましょう。そうすることで、あなたの視野が広がり、より包括的で寛容な世界観が身につくはずです。
自分の中の枠に囚われすぎないようにしてください。また、いろいろな人とコミュニケーションをとるようにしましょう。そうすれば、自分の能力にもっと自信が持てるようになります。
◆◆◆
あなたが直面しているもうひとつの問題は、誰かと交流する際に、リラックスした自由な雰囲気を作ることができないことです。あなたは多くの人がいると疲れてしまいます。仕事では、独立して、他の人とは別々に仕事をすることを好むかもしれません。
打算的で、役に立つか立たないかでしか物事を見れない人だと思われないようにするために、自分にとって有益だと思う人だけにコミュニケーションを制限するのはやめましょう。もっと自然な感情表現を心がけ、自分の中の制限を克服してみましょう。
慇懃で控えめすぎるか、馴れ馴れしすぎるかという両極端なコミュニケーションをするのは止めましょう。世の中にはじっと見られると不安になる人がいます。なので、なるべく人を直視しないようにしましょう。
笑顔でいることを心がけ、前向きな姿勢を忘れないでください。褒めるべき時には、人を褒めるようにしましょう。笑顔と優しい言葉によってコミュニケーションの緊張をほぐし、望ましい距離を保つことで、お互いに思いやりのある友好的な関係を築けるということを忘れないでください。
モデルGの機能
機能図
モデルGによる機能の説明
+:肯定主義的。ポジティブな要素を最大化したいという欲求、物事の「いい面」に目を向ける。
-:否定主義的。ネガティブな要素を最小化したいという欲求、物事の「悪い面」に目を向ける。
モデルGの機能ごとの役割の詳細についてはこちらを参照。
① 管理機能 -R(-Fi)
- モデルAでの位置:第1機能
- 次元:4次元性
人がどのようにコミュニケーションをとるかをよく見ています。見せかけの親しみやすさには騙されません。他人の行動を批判的に評価しますが、実際に誰かに苦言を呈するのは、よほど気分を害したときだけです。
最初の出会いで、人を「友好的な人」と「赤の他人」のカテゴリーにはっきり分けてしまいます。そして「赤の他人」のことは意識の外に追いやり、身内や友人にはとても愛着を持ち、責任を感じます。彼は自分の中にある人間の倫理的評価に忠実です。彼を説得するのは非常に難しいです。また他人と妥協することも難しいです。
自分の仲間には非常に寛大です。彼は心理的な距離感に精通しています。時には、人を遠ざけ、時には、自分に近づけます。このようにして、他の人が彼のことをどのように扱うかを明確に把握しようとします。
② 創造機能 +S(+Si)
- モデルAでの位置:第8機能
- 次元:4次元性
何か作業をするために座らなければならないという場合でもない限り、ただゆっくりするために「座っている」ということができません。怠けていると気が滅入ってしまいます。そのため彼は常に何かすることを探しています。彼は他の人を治療するような分野の仕事に向いています。
不潔な姿、身だしなみできていない時の姿、健康状態が悪い時の姿を人に見せたくないという思いが強いタイプです。対症療法ではなく根本的な治療法を試そうとします。だらしない体をしている人、不健康な習慣を持つ人には耐えられません。
③ 役割機能 -L(-Ti)
- モデルAでの位置:第3機能
- 次元:2次元性
あらゆる側面から状況を分析し、客観的で曖昧さのない結論を出そうとします。公の場では、ドライで無表情な人の仮面をかぶります。確立された規範や実績のある行動方法に依存しています。
常識的で合理的かつ利己主義的な観点からすべてを評価します。その場ごとのルールにきちんと従おうとします。そして他人にもそうすることを求めます。
他者とは物理的な距離を必要としています。迷惑をかけてくるような人からは距離を置きます。人混みを避けます。
④ ランチャー機能 +T(+Ni)
- モデルAでの位置:第6機能
- 次元:2次元性
せっかちです。お役所仕事や、なかなか進展しないイベントを嫌います。時間制限があるほうが、やる気がわくほうです。ささいなことでいちいち人から慰められるのは嫌がりますが、大きな問題に直面した時に慰められると元気になります。
何かを念入りに準備すればするほど興奮しすぎてしまって結果が悪くなるので、彼にはあまり長時間の準備期間を与えないほうがいいです。内面的な問題を抱えています。自分や愛する人を脅かすあらゆる種類の危険を心配しています。
宗教的、哲学的、神秘的な方法によって運命について理解を深めることで、運命の荒波から身を守りたいと考えています。彼は不意打ちを許さず、常に不測の事態に備えています。過去の失敗やショックだった出来事をよく覚えていて、そこから教訓を得ようとします。
⑤ 実証機能 -F(-Se)
- モデルAでの位置:第2機能
- 次元:3次元性
相手に与える影響の強さを正確に計算することができます。相手に合わせるのではなく、自分のやり方に相手のほうが合わせるよう圧力をかけます。爆発する一歩手前まで自分をコントロールし続けます。
自分や愛する人のために戦うことができます。他人から何かを強要されたり、理不尽な圧力をかけられることを許しません。相手がしてきた攻撃と同じだけ反撃します。加害者を「教育」するにはどうすべきかということをよく知っています。相手が混乱して気力を失うまで、彼はずっと加害者に圧力をかけ続けます。彼にとっては、肉体的な勝利よりも精神的な勝利の方が重要です。
ESIは、自分に対して無礼な扱いをすることによって強引に意見を押し通そうという人を許しません。威圧や挑発では、ESIの意見を変えることはできません。
⑥ 操作機能 +P(+Te)
- モデルAでの位置:第5機能
- 次元:1次元性
苦労して有益な仕事をやりとげた後は、心の底からリラックスできます。自分をなんらかのビジネスに巻き込んでくれるような人を好みます。
家事など、日常生活に関する事柄を上手くこなします。自分のテリトリーにある道具は全て利用します。機能美を追求したデザインを非常に好みます。役に立つもの、メンテナンスに手間がかからないものを大切にします。快適な環境だと仕事のパフォーマンスが上がります。手間のかかる作業はなるべく早く終わらせようとします。
仕事や生活の変化はストレスになります。新しい条件に適応しなければいけない時の不快感は、恐れを感じるほどに耐え難いものです。
⑦ ブレーキ機能 -I(-Ne)
- モデルAでの位置:第4機能
- 次元:1次元性
自分が知っている事実や理論に基づかない、ユニークで曖昧、かつ雑然としていて山のようにあるアイデアや推測を理解するのは苦手です。また、何が起きているのかわからない状況で、状況を整理することも苦手です。
「彼がやったことと同じことを自分は出来るだろうか」と考えながら、自分と他人の能力を比較します。他人の評価が、自分と他人の能力の相対評価に基づいているため、時には、その人を理想化しすぎてしまったり、逆にその人の中にある能力の存在を完全に否定してしまうこともあります。
自慢話が多く能力をひけらかす人を信用しません。才能があっても、自分勝手で自己中心的か人はちやほやしません。仕事に役に立たない能力は「能力」として認めません。注目されたり、人から評価されたいという思いはありますが、自分をアピールすることはできません。
他人を褒めることは少ないですが、自分への褒め言葉は喜んで受け入れます。
⑧ 統制機能 +E(+Fe)
- モデルAでの位置:第7機能
- 次元:3次元性
人の感情の状態をよく感じとることができます。そして、なぜ不機嫌になったのか理由を聞こうとします。しかし彼は自分で自分の機嫌をとることはあまり得意ではありません。
他人の気分に合わせて行動します。深刻な問題が起こっている時は、わざとらしいほどにフォーマルな態度をとりますが、友人の間では自然な明るさがあり、機転の利いた皮肉を言うこともあります。緊張をほぐしてくれたり、気分を盛り上げてくれたり、将来に自信を持たせてくれたりするような、メンタルが強くて楽しい人が好きです。
重荷になっている考えや感情を忘れて楽しめるような気晴らしを必要としています。波瀾万丈な人生や、悲壮的な気分に酔うようなことは避けようとします。こうしたことが、どれほど大きな影響を精神や健康に与えるか、ということを知っているからです。ただし、対立を早期解決するのに役立つのであれば、状況をドラマチックに演出してみせることがあります。
サブタイプ
不活性・接触サブタイプ
Fi-ISFj (Fi-ESI)
デリケートでセンシティブなほうです。人を見る目があり、頼りになる友人です。自分から人に歩み寄ることが出来ます。ソフトで接しやすいため、SEIに似ていることもあります。このサブタイプの人々は、多くの場合まとめ役よりも実行役に向いています。他の人からどう見られているか、どう評価されているかを気に掛けます。
気配りができ、思いやりがあり、敏感です。小さい子供と一緒に楽しむことが出来ます。応用美術や文化活動で自己実現できます。
見た目は地味なほうです。流行を追いかけることはほとんどなく、自由なスタイルを好みます。
Se-ISFj (Se-ESI)
義務感が強く、非常に活発で忍耐強い人です。小さなサークルの中での拡張主義が特徴です。人から同意を得られない時は、攻撃的になることがあります。
争いになった場合、自分から和解を求めることはありません。管理者的な役割に惹かれます。中規模グループの管理者となって、規律と秩序を保ち、非がある人に制裁を加えたりすることがあります。
率直でぶっきらぼうな人が多いです。厳しい表情をすることで、自分の態度を示すことがあります。ビジネスライクで目的意識が高い人です。違法な構造を生み出そうとする人がいたら、すぐに見抜くことが出来るため、しっかり反撃することが出来ます。
服装は一流のスタイルを好みます。明るい色調の服を好む場合もありますが、派手な色調は好みません。
DCNHサブタイプ
ESIドミナント
二分法:接触 / 完了 / 接続
強化された機能:TeSe(またはSeTe)+ Fe
- 人生の逆境によって強化された模範となる人物に例えられることがあるサブタイプ。
- 厳格で断定的な人。
- どんな仕事でも、やり始めたら夢中で取り組める。
- 何か問題が起きた場合は、すぐに解決策を探し出そうとする。
- コストを節約し、無駄がないようにする意識が強い。
- 最優先事項は、健康、安全、環境の美化。欲求不満や怒りを、掃除や整理整頓といった活動で発散することがよくある。
- 事務能力と家事の能力がどちらもそれなりに高い。掃除や料理など、日常生活に必要なことはきちんとこなせる。
- 相手からの具体的な反応をもとに、相手の気持ちや好意の度合いを推定する。
- 他者を思いやる気持ちが強く、表現力豊か。愛する人や友人との会話のひとときが好きで、冗談を言ったりして積極的に会話を盛り上げる。
- 困っている人への様々な支援をして、手助けをしたいと感じる。
- のびのびとパーティやレクリエーションを楽しめる。
- 隣人や同僚との助け合いをベースにした共同事業を組織化できる。
- グループ内での自分の役割と責任を明確化しようとする。
- 自分から率先してアプローチして、人間関係を深めていくことが出来る一方で、実用性のなくなった関係は自分から切ってしまうこともある。
- 人それぞれの能力を考慮するのは苦手。そのせいで思いがけない事態に直面してしまい、それまでに持っていた関係性の見方が崩壊してしまうことがある。
- 実績がある人の言葉だけを信用する。
- 自分にあまり自信がないため、人からの評価に直面しなければならないような状況を嫌がる。
- 全ての人は、いちいち自分の長所を自慢せずに、黙って自分の社会的地位に応じた行動をとるべきだと考えている。
- 粘り強く取り組んで、徐々に実行できるような、具体的な目標を必要としている。そういった目標を立てて、自分の人生の標にしようとする。
- 予想外の問題が起きないよう、いつも注意しているが、必ずしもそれが成功するとは限らない。先行きが見通せない状況になると、かなりイライラしてしまう。
- 一度決定した計画が頻繁に変更されるのは耐え難い。
- 重要な問題の場合、受け身で待っているだけなのは非常に苦痛に感じる。
- 人から攻撃されたり、コントロールされないようにするために、自分が攻撃的になって見せることがある。
- 定期的に、自分の心の内の感情を解放する必要がある。
- ふさわしい相手を見つけた場合、大きな犠牲を厭わずに、誠実な伴侶としての道を選ぶことがある。パートナーに高い生活水準を提供しようとする。家庭内では、家族をリードし、守護するポジションにおさまることが多い(それが自分の果たすべき役割のように感じられるため)。パートナーにも自分と同じくらいの献身性を求める。
ESIクリエイター
二分法:接触 / 開始 / 無視
強化された機能:FeNe(またはNeFe)+ Se
- 内向的ではあるものの、観察力と機知に富んでおり、通常、舞台や人前で話すことを恐れない。
- 現実的な物事に関心を持って取り組む。通常は一度にいくつかのタスクを並行してこなし、それぞれを質的にきちんと終わらせるところまで片づけるが、必要であれば工夫を凝らしてより素早くタスクを処理できる。この力のおかげで、新しい場所でもすぐに馴染み、上手くやっていくことが出来る。
- 言葉ではなく、人との心理的な距離を縮める行動を取ることで、共感を表す。
- 人を見る目がある。表情や仕草を読み取り、不誠実な態度や行動の変化から、何か問題があるのではないかと察することができる。これは直観ではなく経験からくる洞察なので、一度不審に思った場合、ごまかしがきかなくなる。
- 楽しい会話をして、人々をその場に馴染ませることができる。
- 締め切りに遅れそうな人がいたら手助けする。
- 冗談を言ったり、ツッコミを入れたり、予想外のリアクションを起こしてみて、それについてワイワイ話し合うのが好き。
- 子供たちが必要としていることを理解する力に優れている。また、子供の能力を高めることに力を注いでいるため、自信に欠ける子供が自信を持てるようになることも少なくない。
- 「創造性は高いが、不平不満や喧嘩が多いチーム」のリーダーに向いている。
- 意見が異なる者同士の分断が進み、争いにならないよう働きかける。
- できるだけ寛容であろうと努めているため、誰かに否定的なことを感じても、必ずしもそれを表に出さない。それでも心の中では批判して、長い間覚えている。もしも表に出す場合は、相手の犯した過ちや悪行を次々に暴露して精神的にスッキリしようとする。
- 極限状態でも自分を見失わない。
- 自分のほうが弱いと感じている状況では、妥協することもあるものの、基本的な事柄では決して折れない。
- やろうと思えば、ここぞというタイミングで敵の一番弱い所をつき、恥をかかせたり笑いものにしたりすることができる。
- どうでもいいことにこだわり過ぎるオタクや、役に立たないことばかり考えている夢想家は嫌い。このサブタイプの人は、こういう人を批判するのではなく、なぜこの残念な人たちがそうなってしまったのかを理解しようとする。
- 横柄な人や厚かましい人も嫌い。
- 自分に同情的な人々を理想化してしまう。
- 自分にとって価値ある多くの人々との関係を維持しようとする。
- 人から褒められたいと思ってはいるものの、その気持ちをあからさまに表に出したくはない。
- 自宅かそれ以外の場所か、あるいは屋内か屋外かに関わらず、独創的な装飾やアレンジメントを追求する。
- 手芸やデザイン、景観美化、針仕事やガーデニングに興味を持ちやすい。
- 明るくオリジナリティのある服装を好む。
ESIノーマライザー
二分法:距離 / 完了 / 無視
強化された機能:TiSi(またはSiTi)+ Fi
- 古き良き時代の道徳観を持つ善男善女に例えられることがあるサブタイプ。
- 相手の目や表情を分析して、相手の感じていることを把握することで、相手の失礼にならないよう気を付けている。
- 何事も事前に準備し、怠け心や無気力を自分で克服して、一貫して丁寧に仕事をする。
- 実績があり、きちんと確立されている作業方法を遵守する。
- 一度確立した習慣と愛情は長続きする。
- 指示書を吟味し、丁寧に書類作成を行う。
- モラルに対する意識がかなり高く、不正や非倫理的な行動を嫌悪している。
- 人を「良い人」「悪い人」「中間の人」に分けて考える傾向がある。「中間の人」は、普段特に接点がない他人だけが対象となる。
- とても感受性が鋭い。善には善を、悪には悪を返す。
- 他人の欠点にはよく気が付くものの、必要以上にそこに触れたりはしない。
- 良心的な人。強制されて良心的にふるまっているのではなく、自分自身が良心的でありたいと願ってそうしている。
- 時間をきちんと守る。予定よりも早めに到着することもある。
- ひとつの仕事を最初から最後までやるのが最も精神的に楽に感じる。
- 他の人々は、自分の勤勉さや高いプロ意識に気付いていないと感じてしまうことがよくある。
- 仕事とプライベートの切り分けができる。
- 義務感は強いが、チームや外的な目的のために、自分自身の利益を犠牲にすることはない。
- 家族を大切にし、親族と過ごす時間を大切にする。
- 人と人との関係を感じ取ることが得意。
- 人のネガティブな部分が心底我慢できなくなった時に初めて、それについて話し合おうとする。それで問題が解決しなさそうな場合は、相手との関係を完全に断ち切ってしまうことも多い。
- 逆境の中であっても、互いに支えられるような真の友情を高く評価する。
- 美的センスがある人が多い。不潔であったり、雑然としていることを嫌う。
- 自分のエリアの秩序を維持するための時間と労力を惜しまない。
- 効率的に自分の資産を管理できる。借金をする必要性が生じることはほとんどない。
- 教育の手腕に恵まれている。
ESIハーモナイザー
二分法:距離 / 開始 / 接続
強化された機能:NiFi(またはFiNi)+ Si
- 自然保護論者に例えられることがあるサブタイプ。
- 控え目な性格で、過度に目立つことは嫌う。
- 自分の周りが平穏であることに高い価値を感じる。
- 生活と人間関係の両方において、何よりも快適さを高く評価する。
- 人に迷惑をかけることも、かけられることもない生活(つまり独り暮らし)を好む。
- 内面的な気分と、見た目(外見、身だしなみ)とがリンクしている。
- 感受性が高く、神経質なところがある。
- 陽気な人の前では陽気になり、暗い雰囲気の中では深刻になる。その場の状況に応じて感情状態が変動する。
- このサブタイプの人が「人や物ごとのことをどう感じているのか」というのは、言葉ではなく態度や口調に現れやすい。
- ただ美しいだけではなく、あるいはただ機能的であるだけでもなく、美しさと機能性の両方を満たしていることを重視する。
- 具体性の高い仕事や、具体的な価値を生み出せる仕事を好む。
- あまりよく知らない人には警戒心を持って接するが、それでも彼らを受け入れることは出来る。
- 急な来客は苦手。それでも客が望む場合は、きちんとした持て成しをする。
- 初対面の人には「どこか相手を警戒し、不信感を抱いているかのような近寄りがたさ」を感じさせることが多いが、実際に近づいてみるとそうでもないことがすぐにわかる。慣れてくるとリラックスして奔放な振る舞いを見せるようにもなる。
- 時間を守ろうとする意識がとても強い。進捗の遅れを敏感に感じ取るほう。締め切りに間に合わないかもしれない不安感から、どんなことをしてでも期限内に終わらせようとする。
- 仕事が終わった後は、ゆったりとした時間をすごす。
- 仕事の責任を他人と分担する傾向がある。
- 非常に慎重で疑り深いものの、失敗も恐れているため、今動かなければ悪影響が出ると感じれば、躊躇いなく提案に応じる。
- 一度立てた目標を変更することが多い。肝心な時に、無謀な行動に走ることもあるが、後悔することも多い。
- 過去の出来事と、現在起こっている出来事を結びつけて考える。
- それまでに出会った人々についての多くの事実や印象が、記憶の中に堆積している。
- 自分の過ちを正当化し、苦しみや悲しみに浸ることに時間を費やす傾向がある。
- 外の世界の暗い出来事とは切り離された、清潔でよく手入れされた自分の家や空間を作り出そうとする。
- 馴染みのない環境や、人が少ない環境が苦手で、可能であれば離れようとする。何かに脅かされる恐れがあると、なかなか新しい環境に適応できない。
- 自分の家が自分の砦という感覚があるため、不用意に自分のテリトリーから離れたがらない。長時間、自分のテリトリーの中に籠っていても苦痛ではないどころか、快適さを感じる。
- 自分のテリトリーを脅かされた場合、突然怒りや抵抗を見せる。
- 自分の身の回りの具体的な出来事や問題にはきちんと取り組むものの、自分に直接関係のない物事にまで首を突っ込むほど自分は暇ではないという感覚がある。
- https://wikisocion.net/en/index.php?title=ESI_Profile_by_Gulenko
- https://wikisocion.net/en/index.php?title=ESI_subtypes
- https://rykovodstvo.ru/exspl/11834/index.html?page=30
- http://ru.laser.ru/socion/references/gulenko/school/portraits/
- http://zanoza.socioland.ru/wiki/Система_подтипов_DCNH
- https://socioniks.net/article/?id=331
- Psychological Types: Why Are People So Different?: 64 Portraits in Socionics. How each of the 16 Jungian types varies in 4 main ways
訳注
- ^ プロクルーステースのベッド:ベッドのサイズに合うように人の手足を切り落としたり、関節が外れるくらい強引に体を伸ばしたりする神話より、「基準を人に合わせるのではなく、基準に(かなり無理矢理)人を合わせる」という意味
関連記事
- グレンコによって提唱されている新しいソシオニクスのモデルです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- グレンコによって提唱されているサブタイプ理論です。詳しくは下記をご覧ください。
①「タイプ、DCNHサブタイプ、アクセント」
②「DCNHサブタイプとは」
ENTp
|
ISFp
|
ESFj
|
INTj
|
ESTp
|
INFp
|
ENFj
|
ISTj
|
ESFp
|
INTp
|
ENTj
|
ISFj
|
ENFp
|
ISTp
|
ESTj
|
INFj
|