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ソシオニクス 活性化関係:IEE(ENFp)−LSE(ESTj) by Stratiyevskaya

2024年11月2日土曜日

IEE LSE Stratiyevskaya ソシオニクス

ソシオニクス 活性化関係:IEE(ENFp)−LSE(ESTj) by Stratiyevskaya

活性化関係

このペアの場合、二分法「戦術」「否定主義」「外向性」のタイプの間でやりとりが行われます。どちらも積極的に助け合おうとする外交的な人々です。どちらも人間関係を重視しますが、さまざまな戦略を駆使して自分の望む状況を作り出そうとします。

LSEはNe(機会の直観)の側面によって活性化します。LSEはIEEを、ユニークで、前例にとらわれず、才能があり、多面的な性格を持つ人物であり、素晴らしい独創性を持つ人物に囲まれていると感じます。

IEEはTe(行動の論理)の側面によって活性化します。IEEにとって、LSEは現実の様々な問題を解決することができる、実務力の高い人物だと感じます。つまり、強くて、勇敢で、高貴で、並外れた知性と優れたセンスを持ち、自分を効果的に表現する方法を熟知している人物です。

活性化ペアは互いに失望しているのでしょうか?いいえ、こうした好印象は長く続きます。この段階では、お互いに「相手は素晴らしい資質を持っているのに、その資質の本来あるべき使い方ができていない」と少し苛立ちを感じるだけです。

しばらくして、LSEはIEEが自分のことをからかっているように感じ始めます。IEEは頭を回転させて、密かに陰謀を企てているように感じられるのです。LSEがこのように感じる理由はなぜでしょうか。一方、IEEはLSEの厳しい率直さ、つまり状況に合わせて物事に柔軟に対処するのではなく、ただひたすら率直すぎる説明をして、関係の本質にまで踏み込んで理解しようとするLSEの癖に困惑し、動揺し始めます。観察力が鋭く、知的傲慢さを持つ非常に率直なLSEに、IEEは怖がり始めます。IEEはLSEの存在を次第に不快に感じ始めます。LSEによって感じるストレスと厳しくなる管理にますます疲れ果てて、LSEの存在を重荷に感じ始めます。この時点で、IEEはLSEとの間で生じたこのような状況から「抜け出して」、他の誰かとより「お近づきになりたい」と思うでしょう。自分の配偶者(LSE)の代わりになる誰かがいてほしいと考え始め、(そして無意識のうちに、LSEとの現在の関係から逃れる手段や、異なる人間関係や状況を模索し始める)。

次に何が起こるかは、約11年間にわたって活性化関係を継続していた、とても優しくて知的な夫婦の例から推測可能です。彼(LSE)は建設技術者であり、数多くの特許を持つ発明者です。彼女(IEE)は数か国語に精通する言語学者であり、半年ごとに新しい趣味を始める多才な人物です。

彼らの出会いはとてもロマンチックなものでした。二人は同じ社交パーティに参加していました。IEEは「舞踏会の女王」で、自分の伴奏で何曲か歌を歌いました。LSEはすぐに彼女に惹かれてしまったことに気付き、彼女を抱きしめて連れ去りました。

一見すると、この二人はとても裕福なカップルです。それぞれが自分の役割を見つけ、自分の行動モデルを発展させていました。IEEはどれだけいたずらしても絶対に捕まらない無邪気な子供を演じ、LSEは二人の年齢差がそれほど大きくなかったにもかかわらず(たった10歳差です)、IEEに対して知恵に満ちた父親のように接していました

明るくて落ち着きがなく、非常に社交的なIEEと、社交的ではなく、厳格で「家庭に留まる」LSEの二人は、一体どうやって仲良くなったのでしょうか。

仕事から帰ると、ほとんど毎晩LSEは同じ光景を目にします。様々な客が彼らの部屋にやってきて、あてもなくうろついているのです。IEEの友人や知人は絶えず目まぐるしく変化し、その中にはお気に入りになる者もいれば、まるで最初から存在しなかったかのように姿を消す者もいます。家の中は見知らぬ人々でいっぱいで、子供たちもおり、親が目を離しているため、彼らは自由に家の中をうろついています。外国人の中には、部屋の隅でよくわからない言語を話している者もいれば、LSEの寝室のドアに絵を描いている芸術家、ピアノを弾いているミュージシャン、ギターを弾く「吟遊詩人」もいます。LSEが食事をしようと台所に行くと、すでにIEEの陽気な仲間たちがいて、彼には居場所がありません。この群衆の中には妻(IEE)もいますが、彼女はLSEとは別の「新進気鋭の才能」との会話に夢中になっていて、LSEの言うことには無関心です。要するに、LSEはIEEにとって「新進気鋭の才能」の一人でしかなく、おそらくここにいない方がマシだと常に思い知らされるのです。LSEは自分のオフィスに入って、そこで座り、仕事に集中しようとしながら、客が帰るのを待ちます。しかし、全員が帰るわけではなく、中には地下鉄の終電に乗り遅れる人もいますし、単にこの家が居心地が良いという理由で一晩泊まる人もいます。こうした人々は、その夜、別の部屋に案内されます。

しかし、驚くべき「自宅が知らない人々の集まりになっている状態」から解放される日もありました。LSEが仕事から帰ると、子供が家で一人きりでいることに気づきます。これは妻(IEE)が観光客のグループと3日間か4日間のハイキングに行くと言って外出するたびに起きていました。それでもこの頃はまだ、LSEは家で平穏に暮らしていました。正確に言うと、友人たちがすでに知っていた事実をLSEが知るまではそうでした。実際には妻はハイキングに出かけていたのではなく、ただ次の「お気に入りの男性」が住んでいる別の部屋に、彼女の楽しみが移っただけだったのです(この「お気に入りの男性」が住む家は、事前に「秘儀に参加した」すべての人に伝えられていました)。

こうしてLSEは「寝取られ男」(イタリアの喜劇では「老いた愚か者」)の夫役を提案されたわけですが、LSEはこの役を受け入れたくなかったので、二人の婚姻関係は、かなり平凡な形で解消されました。離婚を申請した後、妻(IEE)は定期的に彼らの家に訪れていた外国人の一人と結婚しました

そうしてIEEが去った後、とても寂しく、家庭の温かさに飢えたLSEは、出来る限り早く娘に会いたいという口実でIEEの後を追いかけました。


出典:

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