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ソシオニクス SLE(ESTp)by Grigory Reinin

2022年4月28日木曜日

Grigory Reinin SLE ソシオニクス

ソシオニクス SLE(ESTp)の特徴 by-Grigory-Reinin

カリナウスカスの輪

Grigory Reininは、現在のソシオニクスで一般的なモデルAではなく、カリナウスカスの輪というモデルを使用している。そのため機能の配置がモデルAとは異なっている。


機能 #1 – 客観的感覚 (Se)

存在の原則:「我は行動する、ゆえに我は存在する」

彼らの人生の原則は、外部の形態の不変性、すなわち自分の外見(見た目・容姿)と行動に対する自信です。


SLEの行動を批判する人は、SLEの攻撃性を誘発してしまうかもしれません

また、このタイプの人々は文字通りの仕事人間です。


◆◆◆


このタイプの人々は、じっとしていることができません。状況的にじっとしていないといけない場合でさえ活動的です。


ソシオニクスの有識者の間には「SLEが友達と一緒にいるとき、10分間だけでも静かにしていられるだろうか。もしそれができるSLEがいたら、病気か気絶しているかのどっちかだ」というジョークがあります。

働く時は、自分のすべてを仕事に捧げます。決してエネルギーを惜しみません。


意志が強く、他人を従わせることができる権力者タイプです。


◆◆◆


また、ヒエラルキーや指揮命令系統がはっきりした環境(軍隊など)で働く場合は、自分を無理やりにでもその環境に適応させることもできます。進んで責任を取ろうとするほうなので、管理職としてかけがえのない存在となります。

しかし、そのあまりの鈍感さと素直さゆえに、トップに立つことはほとんどありません。


しかしILEと同様に、人類の歴史上、本当に危険な時期に、SLEが台頭すること [1] に注目すべきです(例:ウィンストン・チャーチル、マーガレット・サッチャー)。

SLEは信頼できる人々です。もし活動が停滞しているのを見つければ、それを打開するために創造性を発揮するでしょう。


かなり「強い」人で、同じ縄張りに二人のSEEが共存できないように、二人のSLEもまた共存できません。どちらもイニシアチブをとりたがるタイプなので、これは当たり前のことです。

厳密に定義されたヒエラルキーでの関係(軍隊など)や、師弟関係においてのみ、一時的に少しだけ仲良くなる可能性があります


機能 #-1 – 主観的感覚 (Si)

SLEの場合、無視する領域にあるのは「健康」です。


健康問題において彼らは「農民の姿勢」を持っています。

農民の姿勢とは、「自分の畝で倒れるまで畑を耕す」です。熱心に活動しすぎて病気になってしまった時でも、人から世話を焼かれたり、面倒を看られたりされるのを嫌がります


リゾート地や病院で休養をとるのは、すっかり燃え尽きてしまってからでいいと考えます。


◆◆◆


このタイプの人々は、「人は不死身ではないし、無限のエネルギーがあるわけでもない」というのを肝に銘じておく必要があります。


ただし仕事から完全に離れてはいけません。その辺りをうまくコントロールできるようにならないといけませんが、すべての人にそれが可能というわけではありません。


◆◆◆


好き嫌いや、食への拘りはあまりないほうです。

高品質な食材である必要はありませんが、新鮮で十分な量があること、美しい盛り付けであることは望みます。


機能 #2 – 主観的論理 (Ti)

Tiが創造的な領域にあるため、オブジェクト、状況、事象を様々な角度や様々な立場から考察・説明する能力があります。


SLEはここで保守的ではありません

ILEの場合、アイデアを出しても、それを実際に実行に移すことはほとんどありませんが、同じ創造機能を持つSLEは、アイデアを思いつき、それを実現しようとします。つまりSLEはアイデアに対して実現化するチャンスを与えます。


例えば、セルゲイ・コロリョフ(SLE)とコンスタンチン・ツィオルコフスキー(ILE)は、人類が宇宙へ行くことを夢見ていました。そしてコロレフは、想像もつかないような過酷な条件下でこの夢を叶え、彼なりに幸せになりました。


機能 #-2 – 客観的論理 (Te)

外界の論理は、規範・標準(スタンダード)の領域にあります。

このタイプの人々は、創造性とは無関係に自動的に実行される、ある種の自明な規範・標準のセットを持っています。この分野において、SLEは意思決定を下すのに時間を浪費することを好みません


機能 #3 – 客観的倫理 (Fe)

SLEの自尊心の原則:「人が私を必要としている。だから私は善良だ」

SLEが自分自身をどう思うかは、他人からの評価に依存しています。人がどんな時に、どんな場面で、この第3の機能を通じて肯定的なフィードバックを得るかという問題は、非常に興味深い問題です。SLEの場合、「他の人々がSLEのことを必要だと思っている」という実感を得られさえすれば、いつでもエネルギーを得ることができます。


SLEにとって人間関係とは、自分の方に矢印が向いている関係、すなわち自分が相手から必要とされている関係です。ILEとSLEは個人的な利益と公的な利益が一致しやすいタイプですが、この一致は偶然ではありません。悪意を持った「友人」が、SLEのこの性質を利用しようと企むこともしばしばあります。


◆◆◆


SLEは、「人から必要とされたい」というニーズを抱えています。このニーズが満たされないと、彼らは病んでしまいます。そしてそれを癒すために、彼らは持ち前の莫大なエネルギーのすべてを費やし、状況を深刻に悪化させてしまいます。


機能 #-3 – 主観的倫理 (Fi)

SLEは、人や物に対する態度を変化させることで問題を解決します。彼らが解決策を決めるにあたって最も重視することは、確実性、明確性があることです。


ILEが対外的な人間関係で問題に直面した場合、何とかして物事を円滑に進めようとします。しかしSLEの場合、もっと決定的な行動を取ろうとします。SLEは、先が見えない緊張状態を続けるよりも、面倒な人を避ける方が楽だと感じるタイプです。


ILEにせよSLEにせよ完璧な対応をしているとは言い難いですが、彼らの好む解決策でも目標は達成することは出来ます。どちらも複雑な状況は解きほぐされ、問題が解消します。SLEの場合、「相手と関係が無くなれば問題もなくなる」という根本的な解決策を好みます


機能 #4 – 主観的直観 (Ni)

「すべてが調和し、美しくあってほしい。私が気持ちよくなるようなことをしてほしい」


SLEは内面的な調和が必要だと感じていますが、自力ではそれに対処できません。心の状態を切り替えるためには、外からの働きかけが必要です。

そのため、気分転換のためにアルコールや、その他の不健康な手段に頼る危険性があります。口喧嘩をすることもあります。


◆◆◆


このタイプの人々は、指導的な立場に立ったり、あるいは指導的な立場の人と接触することが多いです。それを踏まえると、この暗示という機能の位置にNiが来るのは非常に興味深いことです。

SLEは自分で自分の気分や感情をコントロールするのが苦手で、予測出来ないところがあるため、周囲の人に付き合いにくさを感じさせるタイプです。


機能 #-4 – 客観的直観 (Ne)

SLEは、外的の状況の整合性に対して恐れを感じます。状況の完全性、すなわち「最初から最後まで、全てがわかっている状況」を無意識のうちに拒絶する [2] のです(これは、そうした状況に対する嫌悪感として表れます)。SLEには独特の時間的なビジョンがあります。


「スケジュールに従わなければならないとはどういうことだ。24時間働きたい気分の時はどうしろっていうんだ。なぜスケジュールの枠を押しつけようとするんだ。他の人がどう働くかなんて知ったことではない。自分が働きたいと思う限り、働き続けたいんだ」


◆◆◆


SLEの才能が最も輝くのが、「事態の流れが急変した時」「緊急時に、急に決断を下さなければならない時」「スケジュールから逸脱した時」「急に戦術を変えなければならなくなった時」であることは言うまでもありません。

SLEはマルチタスクが得意です [3]。瞬時にタスクを切り替えながら、複数の状況を監督することが出来ます。


有名人

  • ゲオルギー・ジューコフ
  • オリバー・クロムウェル
  • リヒャルト・ワーグナー


訳注

  1. ^ SLEは二分法「結果(インボリューション)」タイプであるが、インボリューションタイプは社会の危機的状況で権力を握りやすい傾向があるとされる。関連記事「社会的進歩リング
  2. ^ SLEと真逆の、「最初から最後まですべてが分かっている状態が最も快適」だと感じるタイプはSEISLIである。
  3. ^ 二分法「結果」タイプは一般的にマルチタスクが得意だとされる。


出典:
 ※有名人は省略しているため、詳しくは出典を参照。


ENTp 
ISFp 
ESFj 
INTj 
ESTp 
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ESTj 
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