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カリナウスカスの輪とは
Igor Kalinauskasによるソシオニクスのモデル。wikisocion上に存在するGrigory Reininによるタイプの説明は、このモデルに基づいている。
タイプ別・機能一覧
機能の番号 |
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1 | -1 | 2 | -2 | 3 | -3 | 4 | -4 | |
アルファ |
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ILE | Ne |
Ni |
Ti |
Te |
Fe |
Fi |
Si |
Se |
SEI | Si |
Se |
Fe |
Fi |
Ti |
Te |
Ne |
Ni |
ESE | Fe |
Fi |
Si |
Se |
Ne |
Ni |
Ti |
Te |
LII | Ti |
Te |
Ne |
Ni |
Si |
Se |
Fe |
Fi |
ベータ |
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SLE | Se |
Si |
Ti |
Te |
Fe |
Fi |
Ni |
Ne |
IEI | Ni |
Ne |
Fe |
Fi |
Ti |
Te |
Se |
Si |
EIE | Fe |
Fi |
Ni |
Ne |
Se |
Si |
Ti |
Te |
LSI | Ti |
Te |
Se |
Si |
Ni |
Ne |
Fe |
Fi |
ガンマ |
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SEE | Se |
Si |
Fi |
Fe |
Te |
Ti |
Ni |
Ne |
ILI | Ni |
Ne |
Te |
Ti |
Fi |
Fe |
Se |
Si |
LIE | Te |
Ti |
Ni |
Ne |
Se |
Si |
Fi |
Fe |
ESI | Fi |
Fe |
Se |
Si |
Ni |
Ne |
Te |
Ti |
デルタ |
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IEE | Ne |
Ni |
Fi |
Fe |
Te |
Ti |
Si |
Se |
SLI | Si |
Se |
Te |
Ti |
Fi |
Fe |
Ne |
Ni |
LSE | Te |
Ti |
Si |
Se |
Ne |
Ni |
Fi |
Fe |
EII | Fi |
Fe |
Ne |
Ni |
Si |
Se |
Te |
Ti |
機能
第 1機能:良いもの
- 非常に保守的で、何かを変更することは難しい。
- ここでの権威は自分自身であり、自分の正しさに強い自信がある。
- 人にとって重要に感じる領域。
- その人の存在原理を規定する(存在原理はタイプによって異なる。例えばここにTiが割り当てられるLIIとLSIの場合、「我思う、ゆえに我あり」となるが、他のタイプの場合「我は行動する、ゆえに我あり」となったりする)
- 外部から攻撃されたり、疑問を呈されたりした場合、攻撃的な反応を見せる。
- 外部からのフィードバックは無視される。変化の必要性があっても見て見ぬふりをしたりして、極力、変化しないようにしたがる。
第-1機能:悪いもの
- この領域を無視する。
- 人に不安を与える領域。
- 人が知覚せず、気付いていない現実の一部。自分の意識に入らないようにしている。
- 人の心理的な空間を大幅に制限している。
- この領域の何かが表れた場合、人は「客観的に見て悪いものだ」と認識する。
第 2機能:必要
- リスク(物理的・精神的リスク)を恐れずに取ることが出来る領域。
- 何が「リスク」かはタイプによって異なる(物理的なリスクの場合もあれば、精神的なリスクの場合もある)。
- 自分の能力や創造性を発揮するために必要な条件や手段。
- この領域に基づいて何かを創造することもあれば、破壊することもある(採用できる戦略の幅が広い)。
- 合理的で、極めて鋭い解決策を選択できる。
- 可能性の領域(「私に出来ることは何か」)
第-2機能:不必要
- 保守的な形で表れる。
- 人が努力して遵守している、疑う余地のない規範・パターンに関係する。
- 自分が遵守している規範から逸脱する他者に悩まされる。
第 3機能:問題
- 通常、人が多くの注意を払っている領域。
- 自己評価に関わる。
- 元々は親や尊敬する大人からの評価が内面化されたもの(つまり超自我的なもの)。
- 人はここでの評価を通して、社会からエネルギーを受け取る。
- 自分自身に対して良い評価をしている場合(「私は良い人間だ」)、さらなる成果を達成するためのエネルギーが得られるが、逆に悪い評価をしている場合(「私は悪い人間だ」)、様々な神経症や心身症を引き起こすこともある。
- はっきり白黒つけたがる。状況を出来る限り単純化したがる。
- この領域に関わるユーモアや冗談を上手く理解できず、不快に感じる。
- 人はこの領域に関して「自分は安全だ・自分は間違っていない・全てが順調だ」と感じたいと願っているが、それ故に人と争いになりやすい。
- 他者からの承認を求める。
第-3機能:問題解決
- 第3機能の問題がどのような形で解決されるかを規定する。
- 自尊心の保護手段。
第 4機能:欲求(暗示)
- 暗示的な機能。
- 外部の影響にオープンな領域。多かれ少なかれ外部からの影響を受けやすい。
- 他人に集中している領域。
- 自分の見解よりも外部からの情報を信頼しており、無批判に受け入れる(「私が病気かどうか、自分ではよくわかりません。他の人が教えてくれるはずです」「私が一体誰を好きなのか、自分のことながら自分ではよくわかりません。むしろ他の人のほうが詳しいくらいだと思います」)。
- あからさまな誤情報ですら受け入れてしまうことがある。
- 「こうすれば上手くいく」というスキームを持っていることはあるが、そこから少しでも外れると途端に上手く出来なくなってしまう。
第-4機能:恐れ
- 不信を感じる機能。
- 第4機能(欲求・暗示)に対して、こちらは「私は欲しくない」の領域である。
- 触れると不快になる領域であり、あまり精通していない。
- 職業選択や進路選択に大きな影響を与える(「これだけはやりたくない」という意味で)。
参考: