ソシオニクスでは、タイプ自体の二分法(例えばILEが外向的、直観的、論理的、非合理的であるとする二分法)以外に、モデルAの機能自体にも二分法があります。本記事ではモデルA機能二分法のひとつ、受容と生成について解説します。
受容 / 生成
受容(第1機能、第3機能、第5機能、第7機能)
受容機能は各ブロックで「最初に来る」機能であり、モデルAの奇数番号の機能(第1機能、第3機能、第5機能、第7機能)が該当します。受容機能は、自我ブロックとイドブロックではモデルAの左側にありますが、超自我ブロックと超イドブロックでは右側にあることに注意してください。
元々、ソシオニクスの生みの親であるオーシュラは、受容機能のことを「現実の全体像を把握することに焦点を当てた機能である」と提案していました。
周囲の世界を認知し、ブロックの中で最初に外部からの情報を受け取る機能です。需要機能の役割は、現実のモデルを手に入れることであり、その目標は周りで起こっていることを理解することです。
生成(第2機能、第4機能、第6機能、第8機能)
生成機能は「2番目に来る」機能であり、モデルAの偶数番号の機能(第2機能、第4機能、第6機能、第8機能)が該当します。生成機能は、自我ブロックとイドブロックではモデルAの右側にありますが、超自我ブロックと超イドブロックでは左側にあることに注意してください。
元々、ソシオニクスの生みの親であるオーシュラは、生成機能のことを「受容機能によって得られた現実の断面に合わせて、ある種の「新しい」生成物を作り出す機能である」と提案していました。
生成機能は現実を変える機能です。受容機能の後に続くモデルであり、目の前に提示された問題の解決策を見つけ出すために機能します。生成機能は受容機能のように単に現実を反映するのではなく、歪んだ、想像上の世界の絵を生成します。