edit

ソシオニクス モデルA機能二分法:大胆と慎重

2023年12月17日日曜日

ソシオニクス 機能二分法

モデルA機能二分法:大胆と慎重

はじめに

ソシオニクスでは、タイプ自体の二分法(例えばILEが外向的、直観的、論理的、非合理的であるとする二分法)以外に、モデルAの機能自体にも二分法があります。本記事ではモデルA機能二分法のひとつ、大胆と慎重について解説します。



大胆 / 慎重

外向タイプの場合、すべての外向性の情報要素が「大胆」機能であり、すべての内向性の情報要素が「慎重」機能です。

内向タイプの場合、すべての内向性の情報要素が「大胆」機能であり、すべての外向性の情報要素が「慎重」機能です。

外向タイプの場合、外向性の方向のほうがより快適であり、内向タイプの場合、内向性の方向の方がより快適に感じられるため、機能二分法が「弱い」機能であっても、それが「大胆」機能である場合は、相当な自信をもって使用されることがあります(その自信が単なる見せかけであるか、それとも子供っぽい単純な使い方であるかは、ここでは問いません)。

この機能の分法は、機能の強さを表す一側面だと言えるかもしれません。


大胆(第1機能、第3機能、第6機能、第8機能)

大胆な機能は、慎重な機能よりも自由に使用されることがあります。

時には控え目な機能」が、「尊重される機能」よりも頻繁に使用されることさえあります(例:役割機能と暗示機能など)。


機能二分法「大胆」は別名「外部(不変)」機能とも言われます。この機能は「メンタルリングの受容機能」と「バイタルリングの生成機能」でもあります。

「外部(不変)」機能には、特定の情報要素の側面を世界の不変的な本質の一部と見なし、それをそのままの形で保とうとする傾向がみられます。

外部の変化は避けられないものとして捉えられますが、何かを認識する上で、そこに生じた外部の変化そのものを、その何かが持つ「特徴」として拾い上げることはありません。


慎重(第2機能、第4機能、第5機能、第7機能)

「慎重」機能は非常に注意深く使用されます。たとえ機能二分法が「強い」機能であっても、それが「慎重」機能である創造機能には、注意深さ(例:批判に対する敏感さ)が見られます

「慎重」機能の性質は、特に脆弱機能に当てはまります。人は脆弱機能を使用する際は非常に慎重になります [1]


機能二分法「慎重」は別名「内部 (変動) 」機能とも言われます。この機能は「メンタルリングの生成機能」と「バイタルリングの受容機能」でもあります。

この機能は、何かを認識する際、まず最初に「変化されるべき要素」に目を向け、それをその何かが持つ「特徴」として認識する傾向があります。

これらの機能は、積極的に世界に影響を及ぼそうとするか、または受動的に変化を期待しています


出典:


訳注

  1. ^ これとは別に、脆弱機能の符号がマイナスになるタイプ(ILE, SEI, EIE, LSI, SEE, ILI, LSE, EIIの8タイプ)は脆弱機能の使用に伴う「痛み」が特に強いタイプだという説がある。逆にプラスになるタイプの場合(ESE, LII, SLE, IEI, LIE, ESI, IEE, SLIの8タイプ)、「痛み」が弱いため、慎重さ・注意深さも弱まる可能性がある。関連記事「機能の符号とタイピング時の注意点 1次元性機能の符号 第4機能の符号


関連記事

ソシオニクス・タイプ診断

  カテゴリー
EIE (32) EII (38) ESE (31) ESI (36) IEE (38) IEI (32) ILE (31) ILI (36) LIE (36) LII (31) LSE (38) LSI (32) SEE (36) SEI (31) SLE (32) SLI (38) アマトリカ (3) クアドラ (35) サイコソフィア (32) タイピング指標 (4) タイプ関係 (24) テンポリスティック (1) トライタイプ (29) 機能 (11) 機能二分法 (7) 次元 (5) 情報要素 (13) 診断リンク (12) 二分法 (29) 認知スタイル (4)

最新の記事

ソシオニクス ESI(ISFj)by Beskova

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ