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はじめに
V. MegedとA. Ovcharovによって提案されたソシオニクスのサブタイプです。
不活性機能(モデルAの第1機能、第4機能、第6機能、第7機能)に集中する傾向のある人と、接触機能(第2機能、第3機能、第5機能、第8機能)に集中する傾向がある人がいるという前提に基づいたサブタイプです。
接触サブタイプは、モデルAの接触機能(第2機能、第3機能、第5機能、第8機能)の強化に対応しています。第2機能は創造機能、第3機能は役割機能、第5機能は暗示機能、第8機能は実証機能とも呼ばれます。
不活性サブタイプは、モデルAの不活性機能(第1機能、第4機能、第6機能、第7機能)の強化に対応しています。第1機能は主導機能、第4機能は脆弱機能、第6機能は動員機能、第7機能は無視機能とも呼ばれます。
接触・不活性サブタイプ(Sociotype.com)
接触・不活性サブタイプを提唱したV. MegedとA. Ovcharovは接触サブタイプと不活性サブタイプのどちらかに分かれるという説明を行っていましたが、ソシオニクスの有名タイプ診断サイトSociotype.com(https://www.sociotype.com/tests)では、「不活性サブタイプ」「接触サブタイプ」「サブタイプなし」の3種類があるものとして結果に出力されます。
- EII-0:サブタイプなし
- EII-1Fiや、EII-2Fiや、EII-3Fi:不活性サブタイプ
- EII-1Neや、EII-2Neや、EII-3Ne:接触サブタイプ
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不活性サブタイプとは(例:EII-1Fi)
不活性サブタイプ:モデルAの左側、言い換えるとソシオニクスの第1機能、第4機能、第6機能、第7機能が強調されているサブタイプです。Sociotype.comの判定結果「サブタイプなし」と比べて、この4機能が良くも悪くも目立つことになります。その代わり、第2機能、第3機能、第5機能、第8機能は良くも悪くも目立たなくなります。
ソシオニクスの第1機能、第4機能、第6機能、第7機能は、環境からの情報を統合しない機能であり、人それぞれの生まれついての長所と短所の核心を構成する機能です。人は自分の第1機能、第4機能、第6機能、第7機能では、他者からの指導を求めない傾向があります。この4機能が強調される不活性サブタイプの場合、そうした姿勢がより強調されることになります。
接触サブタイプとは(例:EII-2Ne)
接触サブタイプ:モデルAの右側、言い換えるとソシオニクスの第2機能、第3機能、第5機能、第8機能が強調されているサブタイプ。サブタイプがない人と比べて、この4機能が良くも悪くも目立つことになる。その代わり、第1機能、第4機能、第6機能、第7機能は良くも悪くも目立たなくなる。
ソシオニクスの第2機能、第3機能、第5機能、第8機能は、進んで環境に接触し、環境から新しい経験を得て統合・改善されていく機能である。
サブタイプの数字の意味
sociotype.comでは、サブタイプの強さを数字で表しています。
ほとんどの人が-0(サブタイプなし)か、-1(少しだけサブタイプあり)になります。-3(強くサブタイプあり)は非常に稀です。
サブタイプがない場合、典型的なタイプの特徴に近いです。
1:弱いサブタイプ
2:中程度のサブタイプ
3:強いサブタイプ
多いのは0か1で、人口分布は正規分布になります。3はとてもレアな結果(5%未満)です。
Sociotype.comの結果が「0:識別できるほどのサブタイプなし」の場合、典型的なタイプの特徴に近くなります。
このような、サブタイプの強弱を数字で表すというのはSociotype.com 独自アイデアであり、一般的には単にEII-FiやEII-Ne(またはFi-EIIやNe-EII)などの形で記述することが多いです。
第1機能と第2機能の違い
EII-Neの第2機能 Neと、IEE-Fiの第1機能 Neとはいくつかの観点で区別されています。
サブタイプ別の説明
下記は、V. MegedとA. Ovcharovによるサブタイプ別の説明です。
類似タイプ一覧
一部のタイプには、下記のような情報があります。
強化された 機能 |
防護された 機能 |
弱化された 機能 |
傷付き安い 機能 |
類似した クアドラ・クラブ |
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---|---|---|---|---|---|
Ne-LII (Ne-INTj) | Ne, Fe | Ni, Fi | Ti, Si | Te, Se | ベータNF (EIE, IEI) |
Ti-LII (Ti-INTj) | Ti, Si | Te, Se | Ne, Fe | Ni, Fi | デルタST (LSE, SLI) |
Ne-EII (Ne-INFj) | Ne, Te | Ni, Ti | Fi, Si | Fe, Se | ガンマNT (LIE, ILI) |
Fi-EII (Fi-INFj) | Fi, Si | Fe, Se | Ne, Te | Ni, Ti | アルファSF (ESE, SEI) |
Ni-IEI (Ni-INFp) | Ni, Ti, | Ne, Te | Fe, Se | Fi, Si | アルファNT (ILE, LII) |
Fe-IEI (Fe-INFp) | Fe, Se | Fi, Si | Ni, Ti | Ne, Te | ガンマSF (SEE, ESI) |
Ni-ILI (Ni-INTp) | Ni, Fi | Ne, Fe | Te, Se | Ti, Si | デルタNF (IEE, EII) |
Te-ILI (Te-INTp) | Te, Se | Ti, Si | Ni, Fi | Ne, Fe | ベータST (SLE, LSI) |
Ne-ILE (Ne-ENTp) | Ne, Fe | Ni, Fi | Ti, Si | Te, Se | ベータNF (EIE, IEI) |
Ti-ILE (Ti-ENTp) | Ti, Si | Te, Se | Ne, Fe | Ni, Fi | デルタST (LSE, SLI) |
Ne-IEE (Ne-ENFp) | Ne, Te | Ni, Ti | Fi, Si | Fe, Se | ガンマNT (LIE, ILI) |
Fi-IEE (Fi-ENFp) | Fi, Si | Fe, Se | Ne, Te | Ni, Ti | アルファSF (ESE, SEI) |
Fi-ESI (Fi-ISFj) | Fi, Ni | Fe, Ne | Se, Te | Si, Ti | ベータNF (EIE, IEI) |
Se-ESI (Se-ISFj) | Se, Te | Si, Ti | Fi, Ni | Fe, Ne | デルタST (LSE, SLI) |